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体罰禁止の法定化は、体罰を行った保護者を罰することを目的にしたものではなく、社会全体で体罰などによらない子育てについて考えていくとともに、保護者が子育てに悩んだときに、適切な支援につながることを目的としたものです。体罰によらない子育てを推進するため、社会全体で子育て中の保護者を支えていくことが必要です。
しつけとは、子どもの人格や才能などを伸ばし、社会において自立した生活を送れるようにすることなどの目的から、子どもをサポートして社会性を育む行為であり、子どもの発達の段階に合わせた方法で行う必要があります。たとえしつけのためだと保護者が思っていても、子どもの身体に何らかの苦痛を引き起こし、または不快感を意図的にもたらす行為である場合は、体罰に該当します。
以下の例は全て体罰であり、しつけとは異なるものです。
ただし、道に飛び出しそうな子どもの手をつかむといった、子どもを保護するための行為などは体罰に該当しません。
体罰などが繰り返されると、子どもの成長・発達にさまざまな悪影響が生じる可能性があり、これは科学的にも明らかになっています。
以下のパンフレットでは、子どもとの関わりにおける具体的な工夫のポイントについても記載があります。ぜひ参考にしてみてください。
離婚や再婚が増え、今ではさまざまな家族のかたちがあります。そのなかで、パートナーの一方あるいは双方が子どもを連れて再婚したり同居生活を始めるご家庭を「ステップファミリー」といいます。
ひとり親家庭で育った子どもは、親の離婚で傷ついていたり、ひとり親との結びつきが強く、新たに親のパートナーを受け入れていくのに時間がかかる場合があります。また、生活環境や家庭内のルールの変更などのさまざまな悩みや課題を抱えやすくなりますが、一般的には十分に理解されていない状況にあります。子どもの気持ちをよく聴きながら、新しい関係を作っていきましょう。
新しい家族での生活が始まると、予想もしていなかった出来事や問題が起こって大変で疲れてしまうといったことがあるかもしれません。新しく迎えたお子さんやパートナーとどのように向き合えばよいかなど、児童相談支援センター(電話072-724-6233)へご相談ください。
「子育てがしんどい」「イライラして子どもを叩いてしまう」「子どもを怒鳴ってしまう」など子育てに悩んでいたら、児童相談支援センター(電話072-724-6233)へお電話ください。解決方法について一緒に考えます。
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