箕面市立図書館 > 図書館の活動 > 箕面・世界子どもの本アカデミー賞 > 令和元年度(2019年度)オーサービジット(作家訪問)
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箕面・世界子どもの本アカデミー賞の受賞作家・ノミネート作家のみなさんをお招きして、箕面市内の小・中学校でオーサービジットを実施しました。
大好きな本の作家のかたから直接おはなしを聞くことができる、とても貴重な楽しい時間です。
多くのかたに協力いただき、子どもと本との出会いの輪が広がっています。
お越しいただいた作家のかたを来ていただいた順番にお知らせしていきます。
杉山亮さんに、令和元年10月31日木曜日に西小学校(3,4年生)、11月1日金曜日に関西学院大阪千里インターナショナルスクール(4~8年生)・とどろみの森学園(2,3年生)の3校を訪問いただきました。
関西学院大阪千里インターナショナルスクールでは日本語が母語ではない子どもたちもいる中でしたが、杉山さん対子どもたちでしりとり勝負をして教室の全員で盛り上がりました。手遊びなども盛り込みながら、いつのまにか杉山さんのおはなしの世界にあっという間に引き込まれ、ものがたりに夢中になる子どものたちの様子はどの学校でも共通して見られました。
また、11月2日土曜日の授賞式終了後には会場で「第10回記念オーサービジット」を特別に行っていただきました。
杉山さんはこの取り組みが始まってから毎年欠かさず箕面市でオーサービジットを行ってくださっており、今年で10年目となります。その感謝と、箕面市立のすべての小・中学校でのオーサービジットを達成されていることを記念し、授賞式会場ではプレゼンターの児童から花束を贈呈しました。普段は子どもたちしか体験することのできないオーサービジットの雰囲気を保護者や一般来場者にも楽しんでもらえたのではないかと思います。
緑川聖司さんに、令和2年1月28日火曜日、彩都の丘学園(5年生)と萱野東小学校(4年生)の2校を訪問いただきました。
事前に子どもたちから緑川さんに聞いてみたいことを募集し、作家のお仕事そのものや、作品についてのことなど、集まったさまざまな質問を中心に時間の許す限りたくさんお話をしていただきました。
第4回箕面・世界子どもの本アカデミー賞の作品賞を受賞した『黒い本』をはじめとする本の怪談シリーズが大人気なので、こわい話をたくさん書いている作家さんはいったいどんな人なんだろうと、子どもたちは興味津々だったようです。
どうやってこわい話を思いついているのかという質問に対しては、子どもたちから挙げてもらった場所とアイテムをホワイトボードに書き出し、それを緑川さんが組み合わせて、例えば「理科室」に「人体模型」があっても普通でそんなに怖くないけれど、じゃあ「階段」に「人体模型」があったらどうだろう?「図書館」に「濡れた髪の毛」があったらどうだろう?という風に、普段から緑川さんが実践しているというこわい話を考えるときのコツを教えていただきました。
令和2年2月19日水曜日、富安陽子さんに、北小学校(1,2年生)を訪問いただきました。
ご自身の本を手に取って、貴重なラフスケッチなども見せていただきながら、おはなしにどうやって絵がついていくのか、一冊の本で原稿用紙何枚分のおはなしを書くのかなど、わかりやすく教えてくださいました。
そのあとは富安さんの絵本『タコやん』『まゆとカッパ』の読み聞かせをしていただきました。『まゆとカッパ』では主人公のまゆがカッパと相撲をとっている背後で、まゆの友達のキツネがどのような動きをしているかに注目し、絵をじっくり見ることでものがたりが無限に広がる絵本の魅力を子どもたちと一緒に楽しみました。
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