箕面市立図書館 > 図書館の活動 > 箕面・世界子どもの本アカデミー賞 > 平成25年度(2013年度)オーサービジット(作家訪問)
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2013年度箕面・世界子どもの本アカデミー賞受賞作家ノミネート作家のみなさんを
お招きして、箕面市内の小・中学校でオーサービジットを開催しました。
大好きな本の作家から直接おはなしを聞くことができる、とても貴重な楽しい時間です。
多くのかたに協力いただき、子どもと本との出会いの輪が広がっています。
お越しいただいた作家のかたを来ていただいた順番にお知らせしていきます。
平成25年12月17日火曜日西南小学校に来てくださったのは、絵本賞「としょかんねずみ」を翻訳された渡辺鉄太さんです。普段はオーストラリアにお住まいで、日本に来られた際に強行スケジュールの中、お越しいただきました。
西南小学校の1年生128人と、2年生88人にそれぞれ「としょかんねずみ」の読み聞かせや、お住まいのオーストラリアのことなどをお持ちいただいた写真を見ながら紹介してくださいました。
子どもたちは目をキラキラさせて渡辺さんのおはなしに聞き入り、あっという間に時間が過ぎていきました。まだ小さい子どもたちですが、翻訳家という仕事の話にも興味を持って聞いていました。
3,4時間目のビジットが終わると、2年生のクラスで一緒に給食を食べていただき、給食後も子どもたちに囲まれ大人気の渡辺さんでした。
「としょかんねずみ」のシリーズ3冊と色紙、オーストラリアの写真も小学校にいただきました。
とても和やかで楽しいビジットとなりました。
平成26年(2014年)1月24日(金曜日)、1月30日(木曜日)に箕面市の学校に来てくださったのは、「黒い本」で作品賞を受賞された緑川聖司さんです。
24日の南小学校では、5年生73人が、緑川さんの話を聞いて、南小の七不思議を作るワークショップを行いました。
作業中は、緑川さんに積極的に物語を見てもらうグループ、話し合いが白熱するグループがたくさん見られました。
30日の午前中は、豊川北小学校4年生77人と、豊川北小の10不思議を作るワークショップを行いました。緑川さんが各グループを回り、どうやったらもっと怖くなるかなどアドバイスをしてくださいました。授業の直前の休み時間には、学校図書館で4年生以外の生徒とも交流されました。
午後からは、第六中学校2年生166人が冬休みに書いてきた怖い物語を添削していただき、良かった作品をいくつか、みんなの前で講評していただきました。
また、作品の中から優秀賞を4人、最優秀賞1人を、コメントをつけて表彰されました。
どの学校でも生徒たちが話を作るときに気を付けてほしい、とおっしゃっていたのが「読んだ人を傷つけてしまうような書きかたをしないこと」でした。
緑川さんからいただいたアドバイスを心に留めて、これからもいろいろなお話作りを楽しんでください。
平成26年1月29日水曜日、豊川南小学校に来てくださったのは、主演男優賞にノミネートされた「ブックスパイ(秘密図書委員)・ヨム!」の作者である杉山亮さんです。
豊川南小学校では、5年生147人と6年生142人それぞれの学年ごとに、手あそびとストーリーテリングを実演してくださいました。一学年につき2つの語りを聞かせてくださったストーリーテリングでは、杉山亮さんが現在お住まいである、山梨県の小淵沢が舞台になっているなど、臨場感のある内容に子どもたちは惹きつけられていました。
5年生に実演をされた2時間目終了後には、控室に詰めかけた子どもたちからサイン攻めにあう杉山亮さんの姿が見られました。
杉山亮さんがオーサービジットに来てくださるようになり、今年で4年目。箕面市内の公立小学校・中学校への訪問も残すはあと1校になりました。来年度のオーサービジットにも期待が高まります。
平成26年2月25日火曜日、箕面小学校と北小学校に来てくださったのは、主演男優賞にノミネートされた「かめきちのおまかせ自由研究」の作者、村上しいこさんです。
箕面小学校は3年生の76名に、絵本「おおあたりぃ~」「だいすきひゃっかい」を読まれました。
次々に登場する、意外なおおあたりに、子どもたちは驚いたり喜んだりとても盛り上がりました。
また、作品の登場人物「かめきち」の名前がどうやって決まったのかというお話もされました。
名前が決まるまで一週間かかることもあるそうです。
本が完成する前の状態も見せてくださいました。
村上さんは本を書かれるとき、読んだ人が「登場人物と友だちになりたい」「近くにいたら面白そう」と思える子を書かれるそうです。
次に北小学校では、1年生と一緒に給食を食べていただきました。
みんなで仲良く給食を食べた後は、1年生のみなさんからすてきな歌のプレゼントがありました。
1、2、3年生131人に読んでくださったのは、「おおあたりぃ~」「まだだよまだだよ」「だいすきひゃっかい」の絵本です。
村上さんは、「人はできることとできないこと、得意なことと不得意なことがあるけれど、自分が好きなことは必ず何かの役に立つので、途中であきらめないでほしい。友だちとはたくさん笑って怒ってけんかしたら仲直りして、友だちをたくさん作ってください」とお話しされました。
箕面小学校、北小学校では村上さんからの宿題は、今日おうちに帰ったら誰かに「だっこ」してあげること、してもらうことです。
とてもあたたかい気持ちになったビジットでした。
平成26年2月27日木曜日、今年度最後のオーサービジットで彩都の丘学園に来てくださったのは、主演女優賞・ヤングアダルト賞にノミネートされた「菜の子先生がやってきた!」・「ふたつの月の物語」の作者富安陽子さんです。
彩都の丘学園の4年生、5年生、7年生98人に、本の原稿についてのお話や、「わがはいはのっぺらぼう」の読み聞かせなどをしていただきました。
富安さんは、4年続けて箕面の小中学校にビジットしていただいています。富安さんのお子さんが小さい頃のお話や、おばあちゃんがよくしてくれたという妖怪のお話など、いつも楽しいお話をしてくださり、あっという間に時間が過ぎていきます。彩都の丘学園の皆さんも、富安さんのお話に惹きこまれて、とても楽しいビジットとなりました。
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