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更新日:2010年3月1日

箕面市長所信表明(平成20年9月)

平成20年(2008年)9月

箕面市長  倉田  哲郎

 

本日ここに、平成20年(2008年)第3回箕面市議会定例会が開催されるにあたり、市長就任後初の本会議におきまして、市政を担当するにあたっての私の所信の一端を 申し述べ、議員並びに市民のみなさまのご理解とご協力をいただきたいと存じます。

 

私は先の市長・市議会議員同日選挙において、議員の皆さまとともに、市民有権者の厳粛な信託を受け、栄えある第15代の箕面市長として、市政運営の重責を担うことになりました。

市長就任後、市民のみなさまはもちろんのこと、新聞・テレビなど多くの報道により、箕面市外の方々や大阪府外の方々からも声をかけられるなど、改めてその責任の重さを感じています。一方、愛するこの箕面をより一層明るく住みよいまちにする、そしてそのすばらしいまちを次世代の子どもたちに引き継ぐ、という重大な仕事に自分が大きく関われる喜び、そして、とにかく行動したいという内なる情熱を押さえきれません。まずは、行動することを旨として、走り始めている状況です。

私は、平成15年8月から平成18年1月までの約2年半の間、この箕面市に勤務させていただきました。その間、いろいろな方々と出会い、また、いろいろな仕事に取り組みました。これらの取組を通して、国の仕事とは異なる地域に密着した地方自治、住民に最も近い行政の最前線の仕事に、また、緑豊かなすばらしいこの箕面というまちに、そして、そこでいきいきと暮らす人々に限りない魅力を感じました。この、私の心に深く入り込んだ箕面に対する想いは、その後も決して消え去るものではありませんでした。

今回、私が箕面市長選に挑みましたのは、愛すべきこのまちのために自分のもてる力をすべて注ぎたい。そう思ったからです。34歳という若さとエネルギーを行動力につなげ、とにかく動いて動いて、多くの方々が、箕面に住んでいて良かった、箕面に住みたい、箕面にずっと住み続けたい、そんなまちづくりを議会のみなさま、 そして市民のみなさまと一緒に進めていく決意です。

 

それでは、私がみなさまにお約束をする箕面のまちづくりに向けた4つの基本政策について、その決意と考えを述べさせていただきます。

安心・支え合い最優先

まず1点目は、『安心・支え合い最優先』です。

 

誰もがずっと安心して暮らし続けたいと願っているはずです。その願いを実現するために、たがいに優しく支えあい、楽しく、安心して、いきいきと暮らせる。そんな地域で支えあう社会をつくっていきます。

特に、高齢化の進展が早いと言われる箕面であるからこそ、単に「高齢化」を「高齢化“問題”」などという漢字5文字で片付けるのではなく、ご高齢の方と私たち子どもや孫の世代が、一緒に暮らし、一緒に長生きを祝っていく土壌を箕面でつくり、みんながともに優しく支えあえる、そんな文化を箕面から全国に発信していきたい。

そのためには、ご高齢の方々には、いつまでも元気で、生きがいを持ち、はつらつとしていてほしい。ご高齢の方々の元気が、これからのこのまちの元気を作り出すのだと確信しています。

また、ご高齢の方から子どもまで、障害のある人もない人も、誰もが安心して楽しく生活していける優しいまちでなければいけません。病気になった時も安心できる、困った時も地域の中でともに支えあえる、そんな心の通うまちでなければなりません。また、こうした地域のみなさんの力が、防犯・防災体制の充実にもつながっていく、そんなまちづくりを進めてまいりたいと考えております。

 

これらの目標を達成するために、例えば、地元の商店や事業者のみなさま、あるいは、地域に密着した団体やグループ、地域住民のみなさまの持つチカラを活用した「ふれあい、支えあい、ご近所づきあいのネットワーク」の充実・拡大。箕面市立病院と近隣の公立病院との連携による、経営の効率化や医療サービスの充実。地域の支えあいによる災害時の要援護者への避難支援体制の充実などの具体策を進めてまいりたいと考えております。

今、いくつか掲げた以外にも、例えば、飼い主がペットと一緒に地域を見回る「わんわんパトロール」の発足・支援など、随時、幅広く、様々なアイデアを検討し、取り入れ、具体化しながら、誰もが安心して暮らせるまちをつくってまいります。

子育てしやすさ日本一

2点目は、『子育てしやすさ日本一』です。

 

今、箕面は元気なまちですが、「今だけではなく、これから先も」ずっとずっと、元気で活気あふれるまちであるためには、子どもたちや若者世代を、箕面に必死で呼び込む努力が必要だと考えます。そのために、箕面を「子育てしやすさ日本一」のまちにしたい。「子育てをするなら箕面だね」と呼ばれるまちにしたい。子育て世代が、箕面めがけて引っ越してくる、そんな箕面をつくらなければなりません。

そのためには、まずは、子どもを安心して産み育てることができる環境をつくること。そして、子育てと生活、子育てと仕事が、バランスよく両立できる環境を整備すること。こうした支援策を講じていくことが、たくさんの子どもたちの笑顔につながるはずです。

また、教育を語らずして、子育てを語ることはできません。箕面がこれまで培ってきた教育力を、ハード・ソフト両面から、さらに伸ばしていくことが重要です。子どもが多くを学び、吸収し、その可能性を未来へ限りなく広げていく、そうした大切な時期を過ごす就学環境の整備に力を入れていきたいと考えています。

 

これらの目標を達成するために、例えば、生後4カ月までの乳児のいる家庭の全戸訪問の実施。子どもの医療費助成の対象年齢の拡大。待機児ゼロをめざした保育所定員の拡大と、預かり保育・一時保育などの充実。小・中学校の施設の計画的なグレードアップなどの取り組みを進めてまいりたいと考えております。

もちろん、これだけでなく、例えば、子どもたちの確かな学びと豊かな育ちのため、学校での少人数指導体制の充実や、子どもたちの体力づくりへの支援など、子育て・教育に携わっている方々や、保護者の声などを取り入れながら、さらに幅広い施策を検討し、具体化してまいります。

緑・住みやすさ最先端

3点目は『緑、住みやすさ最先端』です。

 

「緑」と「住みやすさ」は箕面を特徴づける最大の要素です。日本第2位の大都市“大阪”の中心部から、たった10数キロという好立地にありながら、これほどまでに豊かな山、自然、緑に囲まれた良好な住宅地、それが箕面です。箕面のまちには、いたるところに豊かな緑があります。箕面のトレードマークである「緑」と「住みやすさ」を市民のみなさまと守り、そして、育てていきたい。この箕面の“良さ”を伸ばすまちづくりを進めることが、なによりも重要だと考えています。

そのためには、箕面のまちの一番の魅力である、住宅地に近接する山々とその緑の景観。住宅地を彩る樹木や生け垣、田んぼや畑、公共施設の緑や街路樹など、これらの緑や自然の恵みを今後も守り、育て、さらに活かすことが必要です。

また、地域の公園は、住民の憩いや遊びの場、コミュニティの場だけでなく、いざというときの避難の場などいろいろな役割を担っています。この公園を、ご高齢の方も、子どもたちも一緒に憩える、誰もが楽しく安心して利用できる場として再生していくことが重要です。

そして、市民活動の促進の観点からも、高齢者にやさしいまちづくりの観点からも、市内の商業活性化の観点からも、バスや鉄道など公共交通の果たす役割は今後ますます大きくなります。自家用車に頼らずに生活できる、便利で活力のあるまちづくりを進めていくことが必要です。

 

これらの目標を達成するために、例えば、市街地の緑を守るための「みどりファンド」の創設。市街地に残る農地を守るため、市民と農業者を仲介する仕組みの構築。地域での自主管理により各種イベントなどが行える公園づくり。福祉バスと路線バスの連携や一体化などの取り組みを進めてまいりたいと考えております。

また、これだけに止まらず、例えば、箕面の交通体系を大きく変化させる北大阪急行の延伸に向けた交渉や、箕面大滝などの重要な観光資源の活用、箕面駅・桜井駅周辺などの地域商業の活性化など、地域の方々のお知恵をいただきながら、さらに幅広い取り組みを展開してまいります。

みんなの市役所元気印

4点目は『みんなの市役所元気印』です。

 

どんなに素晴らしい夢を語っても、実行力がなければまったく意味がありません。政策実現に向けた実行力、堅実な財政運営、市民のみなさまとの信頼関係。市役所に必要なのは信頼感と実行力だと考えます。

市民お一人お一人のために、子どもたちの未来のために、機動力の発揮できる、時代に即応した、元気印の市役所が必要です。チーム一丸となって、信頼感と実行力を生み出す、そういう市役所と市政運営に力を入れてまいりたいと考えております。

そのためには、厳しい財政状況の下、将来に向けた「投資」と「縮減」のメリハリをつけた財政バランスの復元など、子どもたちにツケをまわさない行財政運営を進めていくことが重要です。

また、常に市民の視点に立った、市民にとって使いやすい市役所へと、サービスと職員の意識を変化させていくことが必要です。

そして、箕面の良さを生かした個性あふれるまちづくりを進めていくためにも、「地域自治の力」、これを高める工夫が求められています。地方分権と市民自治の時代を切り拓く、そういう取り組みを進めてまいります。

 

これらの目標を達成するために、例えば、信賞必罰とコスト意識を徹底し、市民のために働く、やる気・元気のある職員の育成。住民票の交付拠点の拡大など、市民サービスの向上と経営資源の最大活用のための市役所の業務の大胆な見直し。支出削減だけでなく、将来に向けた投資にも備えるため、競艇事業や広告事業などの収入増加策への取り組みなどを進めてまいりたいと考えております。

このほかにも、例えば、市民の視点に立ったわかりやすい財政状況の公開、市の遊休地を市民や地域に貸し出す基本ルールの策定など、市民自らの手による「地域自治の力」を高めるべく、アイデアを練りながら諸施策を講じてまいります。

 

以上、4つの基本政策を述べさせていただきました。

私は、この4つの基本政策に思い切って力を注いでいくことが、現在の箕面の特徴を大きく伸ばしながら、さらに次のステップへと飛躍していくために必要だと考えています。それだけでなく、この4つは、現在の厳しい社会経済環境のなかで、箕面がこれから先も安定したまちであり続けるためにも必要な方向性だと確信しています。

ただし、4つのそれぞれのなかで掲げたいくつかの具体策については、まだまだ例示に過ぎないと思っています。それは、誰であろうと一人の人間の知恵には限界があり、これから先、より多くの知恵を集めることが、より素晴らしいアイデアを生み、一層、箕面の力強い特徴を形成していくものと考えるからです。私自身、ご信任いただいた箕面市のトップリーダーとして、4つの基本政策に強い信念とこだわりを持ち、常にぶれることなく方向性を指し示し続け、かつ、自らも全力で知恵を絞っていくことを、ここに誓約させていただきます。

加えて、今後、より素晴らしい具体策を練り上げていくためにも、職員はもちろんのこと、ぜひとも、議会のみなさま方をはじめ、箕面市政に携わる幅広い関係者の方々、そして、市民のみなさまのお知恵とお力添えをいただきたい。新しい箕面の明日を、一緒につくるために、ぜひともお願い申し上げる次第でございます。

 

最後になりますが、就任後約3週間が経過しました。その間、同年代の大阪府知事とお会いし、地方分権について語り、また、今後もいろいろな場面で議論を戦わせていくという姿勢を示しました。お隣の池田市長とは、両市の課題である市立病院について、連携を強化するという方針を確認し、検討をさらに積極的に進めることになりました。本市の貴重な財源である競艇事業に関しても、上京し、また現地にも赴き、関係者と面談の上、本市の積極的な姿勢を示しました。また、北大阪急行の延伸については、就任の翌日に国土交通大臣と面談をし、強い決意を表明するとともに国の支援を要望してまいりました。また、箕面の教育力の一層の向上のためには、地域の協力を得ることが必要と考え、市民のみなさまに現状を理解していただくため、全国学力・学習状況調査の平均正答率の公表を教育委員会に求めました。そのほかにも、3週間という短い期間ながら、いろいろな関係団体、関係者のみなさまと精力的にお会いし、お話をしてきました。

「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」。これは私の好きな言葉のひとつです。行政は決して評論家であってはなりません。やるべきことはしっかりとやる。スピード感をもって、とにかく行動することが必要です。時には、緻密に検討を要する難しい事項も確かにあるでしょう。しかし、考えているだけで行動に移さなければ、そこからは何も生まれません。なんの問題解決にもなりません。何も実現しません。

 

今、目の前にある悩みを解決しながら、同時に、未来を見据えたバランスのよい市政運営を行っていくこと。総花的ではなく、メリとハリをつけた特徴ある行財政運営を行っていくこと。どれも“言うは易し”ですが、本当に実行するためには、私はもちろんのこと、市政に携わる方々が苦渋の選択を迫られる場面も想定されます。

それでも、箕面の未来のために、将来を担う子どもたちのために、今を生きるものに課せられた責務として、とにかく行動を起こさなければなりません。

 

ある本に書いてあった言葉ですが、「長い時間、岸を見失う勇気がなければ、新しい大陸を発見することはできない」というメッセージ。また、「人があまり通っていない道を歩けば、いろいろなものに爪先をぶつけることになる。それでも、新しい場所に行こうと思えば、それを甘受するしかない」というメッセージ。これらは、実は、私が市長選挙へのチャレンジを思い切るきっかけとなった言葉です。

変化のためには、ときに茨の道を進むことも必要です。この初志を失うことなく、みなさま方と真摯に議論を尽くしながら、「変えるべきは断固として変え、伸ばすべきは思い切って伸ばす」という姿勢を貫いてまいる覚悟です。

みなさまと一緒に未来に希望の持てる箕面を全力でつくってまいる覚悟でございます。ご理解とご協力をいただきますよう、なにとぞ、よろしくお願い申し上げます。

 

 

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