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更新日:2018年4月10日

校長から

平成30年度

『チームとどろみ』として

 私は、この4月1日より、とどろみの森学園の校長を拝命いたしました橋本 敏(はしもと さとし)と申します。よろしくお願いいたします。私たち教職員は、学校目標である「学ぶ力、認め合う心、輝く未来を創造する学校」を基本に、子どもたち一人ひとりの学ぶ意欲を高め、豊かな心を育み、夢や志をもって人生を切り拓く力を育てていくため、ご家庭との連携を密にし、「チームとどろみ」として子どもたちの教育に全力であたっていきます。どうかご協力とご支援をよろしくお願いいたします。

 

平成29年度

ー巣立ちの時を迎えー(3月1日)

校長 前田勝治

例年にない、寒く長い冬が終わりの気配を見せています。朝、登校してくる子どもたちに降り注ぐ太陽の陽射しは、春の到来を感じさせてくれます。このまま一気に春本番を迎えたいですが、「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、本格的な春の訪れはもうしばらく時間がかかりそうです。

2月に、冬季オリンピックがピョンチャン(韓国)で開催されました。フィギュアスケートの羽生選手やスピードスケートの小平選手など、見事に金メダルを獲得した選手もいれば、スキージャンプの葛西選手のようにメダルに届かなかった選手もいました。選手たちは、本番を迎えるまでの間に、けがをしたり記録が伸びずに悩んだりと、多くの困難があったと思います。競技終了直後の選手たちの表情を見ていると、まず最後までやり終えた安堵感が表れ、その直後に自分の順位からくる喜びや悔しさといった感情が表れていたように見えました。応援する者は順位だけに目が行きがちですが、ゴール直後の選手の表情も見逃せない瞬間なのだと思いました。これは、日々子どもたちと接する私たち教職員に子どもたちの頑張り・成長を結果だけではなく、そこに至るまでのさまざまな場面での表情や行動を掴むことを忘れてはならないことを教えてくれました。子どもを見守る大人の“まなざし”の大切さを、あらためて感じさせてくれたオリンピックでした。

さて、まもなく本学園でも、一年で最も大きな行事である『卒業式』を迎えます。教職員、在校生、保護者のみなさまが見守る中、9年間の思い出を胸に45名の卒業生が巣立って行きます。これまで、止々呂美・森町地域の中で成長してきた9年生ですが、これからはより広くより大きな社会へ踏み出します。荒波にもまれながらも、力強く自分の道を歩んでいってほしいです。旅立ちの日、卒業証書を受け取る一人ひとりの表情を見守りながら、まだ見ぬ新しい世界への門出を祝したいと思います。

保護者のみなさま、地域のみなさま、一年間陰に日向に子どもたちを支え、本学園の教育活動にご理解ご協力を賜り、大変感謝しております。今年度は、開校10周年式典を開催し、とどろみの森学園の新しいスタートを切ることができました。今後とも、子どもたちが「学ぶ力」を身につけ「認め合う心」を育み、本学園が地域の中で「輝く未来を創造する学校」となるよう努めてまいりますので、ご支援の程、よろしくお願いいたします。

ー冬から春にー(2月1日)

校長 前田勝治

先週、日本列島は猛烈な寒波に見舞われ、土曜日にはとどろみの森学園周辺は、一面の銀世界となりました。路線バスも運休となり、大雪の影響を受けたかたも多かったのではないでしょうか。この寒波の襲来に合わせてインフルエンザも全国的に流行し、本学園でも学級休業が相次いでいます。一年の中で最も寒い大寒の時期とはいえ、例年にない寒さに少し戸惑いを覚えます。

さて、まもなく2月3日の「節分」を迎えますが、「節分」が立春の前日をさすようになったのは江戸時代からだそうです。それ以前は、季節の始まりである“立春”“立夏”“立秋”“立冬”の前日をそれぞれ「節分」と呼んだそうです。つまり「節分」は一年に4回あったのです。その中でも厳しい冬を乗り越えた“立春”が最も人々に尊ばれたため、「節分」=“立春”の前日、となったようです。邪気を祓うために行われる豆まきは、昔は豆ではなく、麦やお米を使っていた地域もあったようです。それが、収穫量が多く、まいたときにはじける音が好まれたため、今では豆をまく習慣が受け継がれているそうです。数え年の数だけ食べますので、大人のかたにはなかなか大変な伝統行事でもありますね。

新年を迎えてはや一か月が経ちますが、日の出の時刻が日に日に早くなっています。また、日没の時刻も遅くなっており、明るい陽射しや空の青さが目にしみる日も増えてきました。日々の暮らしに追われる毎日ですが、季節は着実に一歩一歩進み、平成29年度もあと二か月となりました。各学年それぞれ、一年の総括を行うとともに、次の学年への、また新たな社会への旅立ちの準備を始めています。お子さまが安心して次のステップへ歩んでいけるよう、ご家庭で時には背中を押し、時には見守り、育んでいただきますようよろしくお願いいたします。そして、やがて訪れる春を迎えるため、心と体の準備をはじめていきましょう。

 

ー輝く未来を創造する学校に!ー(1月9日)

新年あけましておめでとうございます。平成30年(2018年)が、子どもたちにとって、また保護者のみなさまや地域のみなさまにとって、良き年となるよう心からお祈り申し上げます。

比較的天候に恵まれた年末年始だったので、ご家族で初詣にお出かけになられたり、故郷に帰省されたりして、ゆっくりお過ごしになられたことと思います。私も、今年は風邪もひかずのんびりとした時間を楽しみました。少し本を読み、家族といっしょに過ごす時間も増え、日常の煩雑さを忘れて時の流れをゆっくり味わいました。

さて、17日間の冬休みが終わり、今日から3学期が始まりました。3学期は1,2学期にくらべて短いですが、1年の締めくくりの大事な期間であるとともに、次の段階へ進んでいく準備期間でもあります。新1年生を迎える体験入学の準備、合同ブロック修了式、そして卒業式など、大きな節目を迎える重要な行事もたくさんあります。これらの行事を経て、一人ひとりの子どもたちが、次の学年、次の社会に向けて、心身の成長を見せてくれることを期待しています。特に4年生、7年生、9年生は次のブロック、次の社会へはばたく時を迎えますが、中でも9年生は、自分の力で進路を選択し、切り拓いていく自立の時を迎えます。「15の春」には、輝く未来が待ち受けていますので、勇気をもって飛び立ってほしいです。

今年の十二支は「戌(いぬ)」です。戌(いぬ)は、草木が枯れる状態を表すようですが、その枯れた大地から新しい命が力強く芽吹くことも同時に表しているようです。昨年の酉(とり)年が“収穫の年”で、今年の戌年は“収穫後の段階”にあたるそうです。とどろみの森学園の子どもたちは、2017年に学習、運動そして新しい友だちなど、たくさんの実りある“収穫”をしたことと思います。2018年は、その“収穫”したものを活かして自分の力を伸ばし、仲間との絆をより一層深めてくれることを願っています。

本学園では、『学ぶ力認め合う心輝く未来を創造する学校』という学校教育目標のもと、子どもたち一人ひとりの学ぶ力を高め、ほか者を思いやる心を育み、豊かな個性・創造力を発揮できる学校をめざしています。そのために私たち教職員は、子どもたちが悩み、迷い、戸惑っている時には常に寄り添い、一緒に歩んで行きます。保護者のみなさまや地域のみなさまには、1,2学期同様、3学期も引き続き本学園の教育活動へのご理解ご協力をよろしくお願いたします。

校長前田勝治

 

 

ー時を刻み、歴史を重ねー(11月30日)

11月10日(金曜日)、開校10周年記念式典を無事終えることができました。保護者のみなさま、地域のみなさまには、さまざまな場面でご協力いただき、お礼申し上げます。主催者挨拶、来賓祝辞、7年生・9年生のメッセージをはじめ、3年生の合唱や4年生のお祝いのことば・歌、1・2・5・6・8年生による壁面飾りなど、全校児童生徒が関わった心温まる式典となりました。中でも、第一回卒業生の岩田桃楠さんによる記念公演(津軽三味線)は、先輩から後輩へとどろみの森学園の未来を託す思いが伝わってくる素晴らしい演奏でした。また、初代PTA会長兼春蘭会(同窓会)会長の傘谷さんが紹介してくださった懐かしい映像に、旧校から続く本学園の歴史の重みを強く感じました。

さて、開校10周年記念事業の一環として、PTAより柱時計が学校に贈呈されました。正面玄関入ってすぐの廊下に、アンティーク調の振り子時計が飾られています。毎正時に、時を知らせる音を奏でています。ちょうど良い音量で、児童生徒はもちろん、学校を訪れたかた々にも、心地よい響きを届けています。とどろみの森学園に、新しいシンボルがまた一つ増えました。

この柱時計は、これから10年、20年、50年、一秒一秒時を刻みながら、子どもたちの成長を見守り続けてくれることでしょう。そして、巣立っていく子どもたちが、再び学園を訪れた時に、温かく迎えてくれることでしょう。

明日から12月、「師走」です。平成29年も、保護者のみなさまや地域のみなさまには、大変お世話になりました。まもなく止々呂美地区に厳しい冬がやってきます。“冬来たりなば、春遠からじ”というように、来たる平成30年が保護者や地域のみなさまにとって、温かく、今年以上に素晴らしい一年となりますよう願っております。

校長前田勝治

 

 

ー開校10周年を迎えー(10月31日)

 

運動会が終わり、例年なら秋本番を迎える10月ですが、今年はすっきりとした秋晴れの日が少なかったうえ、箕面市に大きな影響を及ぼした台風が2つもやってきました。本学園は、止々呂美・森町地域の避難所となっており、台風21号が接近した時には避難されてきたかたもおられました。今年はもう台風の影響はないかと思いますが、30年ほど前に11月に日本に上陸した台風もあったように記憶しています。自然の力、変化には驚かされますが、普段から災害時への備えをしておくことが大切であると、あらためて思いました。。

さて、明日から11月になります。11月10日(金曜日)には、『開校10周年記念式典』を予定しています。平成20年4月、自然豊かで歴史と伝統のある止々呂美の地に児童生徒数64名で開校した本学園ですが、年々児童生徒数が増え、今では625名の子どもたちが通う学校となりました。5年前に第一期増築校舎が建設され、現在第二期増築校舎の工事が行われていますが、活気あふれる地域の学校として、今後ますます発展することを願っています。

記念式典は二部構成で、第一部は「記念行事」、第二部は「祝賀行事」となっております。「祝賀行事」では、開校時9年生だった岩田桃楠さんをお招きし、津軽三味線の公演を行う予定にしております。岩田さんは、現在津軽三味線のプロとして日本全国で公演を行うだけでなく、海外でも演奏活動を行われています。本学園の卒業生で、国際的な活躍をされている岩田さんより、在校生、教職員にどのようなメッセージをいただけるのか、今から楽しみにしています。

保護者のみなさまには、先日、記念式典の案内プリントをお子さまを通して配付いたしましたが、平日の午前中の開催ではございますが、ご来校いただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。

校長前田勝治

 

ー「秋」の訪れとともにー(9月29日)

朝晩の涼しさや虫の声は秋らしさを感じますが、日中はまだまだ残暑を感じる9月でした。今週で9月が終わり、いよいよ秋本番を迎えます。これから始まる10月は、一年で一番過ごしやすい季節です。スポーツ、読書、食欲・・・。どの秋が一番に感じられるでしょうか。私たち人間は、この心地よく過ごせる秋の間に心身ともに充実した状態をつくり、寒い冬を乗り切るためさまざまな準備を行います。最近、夏と冬が長く、春と秋が短く感じられますが、それは私だけでしょうか。地球温暖化の影響なのかもしれませんが、それでも日本の秋は、美しい自然の彩が心を癒してくれます。豊かな実りが身体を丈夫にしてくれます。これからの約二か月は、大いに秋を満喫したいものです。

さて、明日はとどろみの森学園に秋の訪れを告げる『第44回とどろみの森学園運動会』が開催されます。夏休み中から練習を始め、約一か月間児童生徒はクラスで、学年で、ブロックで、縦割りで、頑張ってきました。ここ数日の練習で、どの演技・競技も充実した仕上がりを見せてくれています。一人ひとりの活躍はもちろんですが、全校児童生徒625人の心が一つになる、そんな瞬間を保護者のみなさまや地域のみなさまに、ぜひ観ていただきたいと思います。今年の運動会のスローガンは、

全力!

真紅の炎を胸に秘め

純白の翼ではばたけ!

です。1年生から9年生まで9学年がいっしょに参加する運動会は、本学園の大きな特長です。施設一体型小中一貫校ならではの運動会をご観覧いただき、児童生徒に温かいご声援をお願いいたします。

校長前田勝治

 

ー実りある2学期にー(8月28日)

38日間の夏休みが終わり、今日から2学期が始まりました。長い休みの間にいろんな体験や感動に触れ、子どもたちは一段と成長した姿を見せてくれました。9月30日(土曜日)には運動会も予定されており、明日から演技や競技の練習も始まります。まだまだ暑い日が続きますが、暑さに負けずに学習に行事に取り組んでもらいたいです。

2学期は、夏から秋、そして冬へと三つの季節が移り変わって行きます。とどろみの森学園でも、それぞれの季節に合った行事や取組を予定しています。夏の終わりの運動会、秋真っ只中の遠足・校外学習、冬の風物詩になっているマラソン大会など、子どもたちが主体的に活動し、仲間と協力して一つのことを成し遂げる体験を通して、多くのことを学ぶ2学期となります。一つのことを成し遂げるには、すべてが上手くいくことばかりではないと思います。時には失敗することもあるでしょう。iPS細胞の発見をされ、ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥さんは、順調に進まない時も、とにかく前に進むことを貫くことで、新たな発見や予想もしない成果が生まれ、新しいことに挑戦するエネルギーになったと語っておられます。「誰もやらないなら俺がやる」という心意気で研究を積み重ねられたそうです。子どもたちにも、学習や体験活動だけでなく、何か一つでもこれに全力投球できた、自分はこれができるようになった、というものを残してほしいです。

本学園の教育目標は、『学ぶ力認め合う心輝く未来を創造する学校』です。自ら進んで学ぼうとする力や、互いに認め合う心をはぐくむために必要なのは、基本的な生活習慣の確立と心から安心できる生活環境です。学校・家庭・地域の大人が連携し、子どもたちの学校生活・家庭生活・地域での生活をしっかり見守り、心身ともに健康な子どもたちの成長をサポートしていけたらと思っています。

保護者のみなさま、地域のみなさま、1学期同様2学期も、どうぞよろしくお願いいたします。

校長前田勝治

 

ー願いと出会いを大切に・・・ー(6月30日)

先週は梅雨らしい空模様となり、傘が必要な日が何日もありました。今の季節を代表する花である紫陽花が、桃、紫、水色など、美しい色彩で私たちの心を和ませてくれています。今年は梅雨明けが早まり、猛暑の夏となる予報も聞きますが、1学期終業式の日に大雨に見舞われ、学校が臨時休校になったことが過去にありますので、子どもたちが安心して安全に学校生活を送ることができるように、大雨の情報に気をつけてまいります。

さて、来週の金曜日は1年に一度の出会いを願う七夕の日。本学園では、地域のかたのご厚意によりいただく笹に子どもたちの願いが飾られた笹飾りを、数か所に設置いたします。子どもたちの夢や希望を大切にし、いつか叶えることができるよう、とどろみの森学園は子どもたちを大切に育んでいきたいと思います。

1学期もあと3週間となりました。宿泊学習、遠足・校外学習、文化フェスタなど、それぞれの学年でさまざまな取り組みを進めてきました。これらの行事を通しての活動や、さまざまな出会いを通して、子どもたちは多くの心の栄養を蓄え、ひとまわり大きく成長した姿が見られました。1学期間の頑張ったこと、これからもっと頑張りたいことなどを振り返り、2学期のさらなる飛躍に向けて、夏休みを有意義に過ごしで欲しいと思います。

保護者のみなさまや地域のみなさまには1学期の間、本学園の教育活動を支えていただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

校長前田勝治

ーつながりを大切にー(6月1日)

5月26日(金曜日)から28日(日曜日)まで、修学旅行の引率で沖縄を訪問しました。南国の陽射しに迎えられ、民泊体験と平和学習を中心に、子どもたちは沖縄で多くのことを学んできました。

本学園は、開校時から毎年伊江島での民泊体験をプログラムに組み込み、今年でちょうど10回目の訪問となりました。沖縄本島から約30分の船旅ですが、伊江港に近づくと手作りの横断幕と大漁旗で民家のみなさんが出迎えてくださり、子どもたちも驚きと感動の混じった笑顔で島に降り立ちました。開村式では、10回目の訪問を記念して伊江島観光協会から、感謝状と琉球ガラスの盾・花瓶を贈呈されるなど、とても温かく迎えていただきました。子どもたちはそれぞれの民家さんで1泊し、貴重な体験・経験を積むことができました。翌日の別れの時に、子どもたちと民家さんが名残り惜しそうに話をしていた姿がとても印象的でした。一年一年の小さな積み重ねが、伊江島のみなさんととどろみの森学園の子どもたちの心とこの10年間強く結びつけてきたのだと思いました。

古い歴史と豊かな自然にめぐまれたとどろみの森学園では、さまざまな特色ある教育活動に取り組んでいます。教職員による指導はもちろんですが、外部から講師をお招きして、子どもたちにより深い学びを体感してもらえるよう工夫したり、校外での活動を組み込んだりして、子どもたちの成長に合わせて効果的に学習を進めています。5年生の田植え体験では、止々呂美地区の水田で地元のかたの指導を受けています。里山体験やクラフトづくりでは森町北にあるNPO法人とどろみの森クラブのみなさんに、余野川観察では大阪府池田土木事務所のみなさんに支えていただきながら、子どもたちの学びは深まっています。また、10日後に開催予定の文化フェスタでは、7年生の和太鼓指導でらいとぴあ21の職員のかたにもお世話になっています。

開校10年目の節目を迎える本学園ですが、遠い伊江島のみなさんとのつながり、地域や諸団体のみなさんとのつながり、そして子どもたちどうしのつながりを大切にして、「輝く未来を創造する学校」をめざしていきます。

校長前田勝治

ーあいさつは心のことばー(5月1日)

風薫る5月になりました。朝晩に肌寒さを感じる日もありますが、日中は初夏のような暖かさに包まれる日が多くなっています。止々呂美・森町の山々は鮮やかな緑に染まり、児童玄関につばめの巣がいくつもできる季節となりました。一年でもっとも過ごしやすいこの時期、子どもたちは運動場で遊んだり、農園やビオトープで生き物の観察をしたり、屋外で元気よく活動しています。また、5月には各学年で遠足や宿泊行事が予定されており、事前学習や準備をすでに始めている学年もあります。ご家庭で準備していただくものもありますので、学年だよりやしおりなどが配付されましたら必ずご確認ください。

新しい学年・学級での生活も3週間が過ぎました。この間に多くの行事があり、子どもたちに疲れやストレスが見られる頃だと思います。明後日からの5連休で心身の調子を整え、“早寝・早起き・朝ごはん”など、規則正しい生活を送れるようご家庭でもご協力をお願いいたします。

さて、毎朝校門に立って子どもたちを迎えていると、笑顔で元気よくあいさつをしてくれます。立ち止まって、しっかりお辞儀をしてあいさつをしてくれる子どももいます。児童生徒会のメンバーは、手づくりのポスターを手に、校門前であいさつ運動を頑張ってくれています。心をこめてあいさつをすると必ず相手に気持ちが伝わります。そして相手からも心のこもったあいさつが返ってきます。「おはようございます」、「ありがとうございました」、「しつれいします」、「すみません」など、たったひとこと、小さなひとことで、互いの心が通じ合うのです。あいさつはこれまでも、そしてこれからも人間社会で人と人とがつながるための大切なものでありつづけると思います。

とどろみの森学園では、学園に集う人みんなが心のこもったあいさつを交わし、互いに認め合う関係をはぐくむ心温まる学校づくりを今後も継続していきます。ご家庭でも、あいさつの大切さをお子さまにお話しいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

校長前田勝治

ー出会いを大切にー(4月8日)

4月7日に第10回とどろみの森学園入学式が行われ、真新しいランドセルに期待をいっぱい詰め込んだ、96名の新入生が本学園に仲間入りをしました。子どもたちにとっては初めての小学校との出会いの日でした。桜満開のこの季節、たくさんの出会いがあります。子どもたちと教職員との出会い、保護者のみなさまと教職員との出会い、新しい友だちとの出会い、そして新しい学習との出会いなど、数えきれない出会いがこのとどろみの森学園でくりひろげられています。ひとつでも欠かすことのできないこの出会いを大切にし、子どもたちが成長していく中で、どれもが素晴らしい出会いであったと思えるように、全教職員がひとつにまとまり、教育活動に取り組んでまいります。

~すべては子どもたちのために~

とどろみの森学園の子どもたちが、社会にはばたくその時まで、大切に育んでいきます。

『学ぶ力認め合う心輝く未来を創造する学校』

今年度の学校教育目標は昨年度に続き、『学ぶ力認め合う心輝く未来を創造する学校』です。子どもたち一人ひとりの“学ぶ力”=「自主的に学ぼうとする力」を伸ばし、互いに尊重し合える“認め合う心”を育み、大いなる可能性を秘めた子どもたちの未来を、子どもたちが自ら創造する力を身につけることのできる学校をめざします。保護者のみなさま、地域のみなさまのご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

校長前田勝治

平成28年度

別れは次の出会いへの通過点(3月3日)

明日から3月です。まだまだ寒い日が続いていますが、春はもうそこまで来ているようです。通勤途中、家々から伸びた梅の木の枝に、赤や白など小さな花が見かけられるようになりました。あと少しで鶯の鳴き声も聞こえるかなと思いながら駅まで歩いています。

春は別れと出会いの季節です。特に3月は別れの行事が多く、本学園でも「縦割り解散式」や「卒業式」が予定されています。別れは次の出会いへの通過点ですが、子どもたちにとって、ともに過ごした仲間や先生たちとの別れはやはり寂しいものだと思います。しかし、その寂しさを忘れさせてくれる次の出会いが4月にあります。9年生は本学園を巣立ち、新しい社会で新しい出会いを迎えます。1年生から8年生はそれぞれ進級し、クラス替えで初めていっしょになる仲間との出会いや、転入生、新しい担任の先生との出会いも待っています。この別れと出会いの経験の中で、喜び、悲しみ、期待、不安といった感情が心の中に渦巻き、その気持ちを整理して乗り越えていくことが、人としての成長につながっていきます。これからの一か月で、子どもたちは一回り大きく成長してくれるだろうと楽しみにしています。

さて、この一年を振り返ってみて、年度の始めに立てた目標はたち成できたでしょうか。特別なことに取り組んだり、たち成したりすることは素晴らしいことです。しかし、“普通のことを普通にできる”、“当たり前のことを当たり前に行う”ことは、もっと評価されて良いと思います。目立たず、注目を浴びることはないかもしれませんが、社会の一員として生活していく上で、とても大切なことではないでしょうか。学校でも、挨拶をする、返事をする、仲間を助ける、授業中私語をしない、忘れ物をしない、掃除を丁寧にする、給食を残さず食べるなど々“普通のこと”“当たり前のこと”を今一度振り返りながら修了式を迎えます。

保護者のみなさま、地域のみなさま、一年間陰に日向に子どもたちを支え、本学園の教育活動にご理解ご協力を賜り、大変感謝しております。今後とも、子どもたちが「学ぶ力」を身につけ「認め合う心」を育み、本学園が地域の中で「輝く未来を創造する学校」となるよう努めてまいりますので、ご支援の程、よろしくお願いいたします。

校長前田勝治

故きを温ねて新しきを知る(2月1日)

穏やかなお正月でスタートした2017年でしたが、1月中旬からの大寒波により、とどろみの森学園にも大雪が降り、それに合わせたようにインフルエンザの波が押し寄せました。1年から6年までの14学級中、最大9学級が同時に休業するという事態になりました。私の教師生活の中でもこれほど流行したことはなかったです。今年のインフルエンザウイルスはよほど強いものだったのでしょう。今週には落ち着きを取り戻せると思います。

さて、もうすぐ2月3日がやってきます。『節分』です。日本では豆まきといわしを食べる習慣が今も残っていますが、みなさんのご家庭ではどのようにお過ごしでしょうか。玄関で鬼役のかたに思いっきり豆を投げているでしょうか。「福はうち」と叫んで家の中に豆をまいているでしょうか。小骨の多いいわしを家族みんなで食べているでしょうか。季節感あふれる伝統行事や風習は、これからの日本社会を支える子どもたちに、大人がきちんと残し、伝えていかなければならないと思います。

核家族化、情報化(ICT化)、国際化が急速に進んできた日本では、いにしえの人々が育み守ってきたものをどんどん忘れていっているように思えます。豊かな自然も、開発の名のもとにどんどん消失しています。今から2500年ほど前に、中国の思想家孔子という人物がいました。その孔子の教えをまとめた『論語』の中に、「故きを温ねて新しきを知る」ということばがあります。よく四字熟語で“温故知新(おんこちしん)”といいますが、新しいものを生み出すには、それまでに培ってきたものを財産として活用することが重要であるという意味です。学問や芸術の分野では、先人が発見発明したものを土台に、新しいものが生み出されています。また、医療の分野でも、先人の研究成果が必ず基礎になっています。日常生活でも、先人が食していたもの、着ていたもの、身につけていたもの、住んでいた家屋などが基盤になり、社会の変化や科学技術の進歩に合わせて人間が改良してきました。発展や進歩は、伝統や歴史、もともと具わっていた自然環境をないがしろにすることではないはずです。子どもたちには、今に受け継がれる日本の良き伝統、自然に少しでもふれてほしいと思います。

故きを温ねて新しきを知る・・・子どもたちの身近にいる教職員や保護者のかた々・地域のかた々がまずもって大切にしなければならないことではないでしょうか。

校長前田勝治

すべては子どもたちのために(1月10日)

新年明けましておめでとうございます。平成29年(2017年)が、保護者や地域のみなさまにとって、また子どもたちにとって良き年となりますよう心からお祈り申し上げます。

年末年始は穏やかな天候が続き、ご家族でゆっくり過ごされたことと思います。私は29日に軽い風邪を引いてしまい、すっきりしないまま正月を迎えました。ようやく4日頃から体調も回復しましたので、新学期を迎える準備を始めました。「病は気から」といいますが、「気力は健康な身体から」を実感した新年のスタートでした。

さて、例年より少し長い冬休みが終わり、今日から3学期が始まりました。3学期は2か月程ですが、1年の締めくくりの大事な期間であるとともに、次の段階へ進んでいく準備期間でもあります。学習のまとめや体力の向上、友だちとの関係や次の学年・ブロックを意識した行事など、子どもたち一人ひとり多くのことに取り組む3学期です。特に4年生、7年生、9年生は大きな節目を迎えますが、中でも9年生は人生で初めて、自分の力で進路を選択し、切り拓いていく2か月でもあります。「15春」のハードルの向こうには、輝く未来が待ち受けていますので、勇気をもって飛び越えていってほしいです。

さて、今年の十二支は“酉(とり)”です。“酉(とり)”年は、学問や商売で成果が得られる年と言われています。新年を迎えて子どもたち一人ひとり、新たな目標を持ってくれていると思います。その目標をたち成するためは、自分を甘やかさず、自分を律する厳しさが不可欠となります。しかし、義務教育段階の子どもたちにとって、この姿勢を継続することはたいへん難しいことです。そこで、子どもたちの身近にいる大人、つまり保護者や地域のみなさま、そして私たち教職員が、“転ばぬ先の杖”ではなく、“転んだときに一緒に立ち止まる”存在になる必要があります。子どもたちが自力で立ち上がり、再び目標に向かって歩み始める気持ちを支えていくのが大人の役割であり、責任だと思います。「すべては子どもたちのために」という思いで大人がスクラムを組むことが重要です。

本校では、『学ぶ力認め合う心輝く未来を創造する学校』という学校教育目標のもと、子どもたち一人ひとりの学ぶ力を最大限伸ばし、思いやりの心を育み、豊かな創造力を大いに発揮できる学校となるよう努めています。そのためにも、子どもたちが悩み、迷い、戸惑っている時に“一緒に立ち止まる”ことをより一層大切にしていきます。保護者や地域のみなさまには1,2学期同様、3学期も引き続き学校の教育活動へのご理解ご協力をよろしくお願いします。

校長前田勝治

「師走」を迎えました(12月1日)

止々呂美の山々が美しい姿を見せています。秋の深まりとともに木々の葉が色づき、森町地区センターから学校まで歩いていますと、自然のアトリエに感動することもしばしばあります。子どもたちは、いっしょに登校する仲間との楽しい会話に花が咲いており、朝の素晴らしい風景をあまり見ていなしかもしれないなと思っていました。しかし、今月の上旬だったと思いますが、登校時間頃に森町南かた面にきれいな虹が出ていました。その時は、登校してきた子どもたちが「校長先生、虹があったよ」「虹がでているよ、ほら、先生」と教えてくれました。登校の途中で拾ったどんぐりや赤く色づいた落ち葉をプレゼントしてくれる子どもたちもいます。子どもたちは、移りゆく季節を感じとり、それぞれに興味を引くものに目を向けていることを、あらためて教えてもらいました。

明日から12月、「師走」です。平成28年(2016年)も、あとひと月となりました。今年は熊本地震、鳥取地震、そして先日の福島での地震・津波など、広い範囲で自然災害が起こりました。一かたで、リオ・オリンピック、リオ・パラリンピックも行われ、世界中がアスリートの活躍に勇気と感動を与えてもらいました。また、各ご家庭でも、それぞれにいろいろなことがあったのではないでしょうか。大人にとっての一年は、毎年の繰り返しという部分も多いですが、子どもたちには同じ繰り返しはありません。毎年毎年違っており、それぞれの一年で間違いなく成長していきます。なわとびが上手になったり、一輪車に乗れるようになったり、英語のスピーチが上たちしたり、一人ひとり成長の軌跡を見せてくれます。その成長を確かめ、次の目標を考え、心の整理を行う大切な時期をこれから迎えます。特に9年生にとっては、自分の力で自分の人生を切り拓く第一歩を踏み出す時が来ました。ご家庭でもお子様とこの一年をいっしょに振り返る時間をとっていただき、お子様の成長や頑張ったことを、直接ことばで伝えていただくようお願いいたします。

来年度、増築工事のお知らせ

とどろみの森学園では、開校以来児童生徒数が年々増加しており、現在548名が在籍しております。今後も増加傾向は続き、最大時には1,000名を超える在籍者数が見込まれており、現在の教室数では対応できなくなります。そのため、平成29年度中に小グラウンドに新校舎の増築工事が行われ、平成30年度から使用する予定となっていることをお知らせいたします。

校長前田勝治

『Oneforall,Allforone』(11月2日)

朝、登校してくる子どもたちが「寒い」と言って門を通過する日が何度かありました。晩秋を迎え、朝晩の冷え込みが冬の到来を予感させます。近年、気候を表すことばで「暑い」、「寒い」という言いかたはよくしますが、「暖かい」「涼しい」ということばがあまり聞かれなくなったように感じます。地球温暖化の影響で、春と秋が短くなってきているのかもしれませんね。

さて、秋から冬にかけてテレビ中継や話題によく登場するスポーツの一つに『ラグビー』があります。体力・判断力・団結力など、人間のあらゆる能力を使って競技するスポーツです。日本では、サッカー、野球、バスケットボールなどの球技のかたが人気がありますが、30年前には大学の日本選手権で国立競技場が超満員になるほど人気がありました。昨年、ワールドカップ・イングランド大会があり、日本代表が世界トップクラスの南アフリカ共和国代表に勝利し、再びラグビーが注目されています。“五郎丸ポーズ”がブームになりました。また、今年のリオ・オリンピックでも7人制ラグビーが取り入れられ、日本代表男子は堂々の4位になったことも記憶に新しいと思います。

ラグビーは1チーム15人で行います。ポジションごとに役割があり、速く走ることが求められるポジション、高くジャンプすることが重要なポジション、相手選手を力で押し込むことが求められるポジション、味かた選手にボールをパスすることが重要なポジション、五郎丸選手のように正確なキックをしなければならないポジション・・・15人それぞれが持っている能力の違いを活かし、最適なポジションにつき、一人ひとりが責任を果たすことでトライ(点数)に結びつきます。そして自分の動き・体を犠牲にしてもボールを味かたにつなぎ、一人の選手がミスをしても、残りの14人でカバーし合うのがラグビーなのです。ラグビー精神を表すことばとしてよく使われるのが、『Oneforall,Allforone』<一人はみんなのために、みんなは一人のために>です。まるで、家庭や学校・職場で大事にしていることが、そのまま競技となっているようなスポーツです。だから、観ている観客に感動を与えるのだと思います。

一日一日寒さが増してくる11月ですが、心と体に温かさ(暖かさ)を感じる機会を多く持つためにも、毎日『Oneforall,Allforone』を実践してみませんか。

校長前田勝治

 

なせば為る成さねばならぬ何事も(9月30日)

運動会が終わり、とどろみの森学園にもようやく秋が訪れました。朝晩の涼しさだけでなく、学校での生活も、遠足・校外学習の取り組みや7年生以上の学年での中間テストなど、秋が深まりつつある雰囲気が漂ってきました。

平成28年度(2016年度)も前半が終わりました。年度当初に立てた目標に向かって順調に歩めている子どもたち…軌道修正を図っている子どもたち…今年度もまだ半年残っています。目標に向かって新たな気持ちで取り組んでほしいです。

江戸時代、米沢藩(今の山形県)第9代藩主の上杉鷹山(うえすぎようざん)は、アメリカ大統領に知られるほどの有名人で、困窮していた米沢藩を救済した人物として有名です。その上杉鷹山が残した数々の名言の中で、最も有名なものが『なせば為る成さねばならぬ何事も成らぬは人のなさぬなりけり』という言葉です。「物事をなしとげようと強く思い、実行に移せば多くのことはできてしまうものである。物事をなしとげられないのは、強い気持ちを持って実行しないからである」という意味のようです。

私たちは、日常生活の中でいつも目標や願いを心に持って暮らしています。しかし、なかなか満足できる結果があらわれてこないのが現実です。投げやりな気持ちになったり、諦めてしまうこともあります。しかし、上杉鷹山は、強い気持ちと粘り強い行動を続ける勇気があれば、必ず結果に表れ、目標はたち成でき、願いが成就すると教えてくれています。きっと、自分の経験をもとに述べているのだろうと思いますが、今の時代にも通用する教えではないでしょうか。

確かに、気持ちを切り替えて新しい目標に向かうことも大切なことです。しかし、本当にとことん取り組んだのか、自分ができる限界まで挑戦したのか、自問自答してみることも大切なことではないでしょうか。まだ、できることがあるかもしれません。やり残していたことを発見できるかもしれません。新しい取り組みが浮かんでくるかもしれません。

これから秋本番を迎える中、秋の夜長を利用して自分を振り返る時間を持つこともしてみたいと思います。

校長前田勝治

 

ホップ⇒ステップ(2学期)⇒ジャンプ(8月26日)

暦の上では“秋”を迎えていますが、今年も残暑がとても厳しい年になっています。奈良県では中学生が部活動中に熱中症で亡くなる事故も起きています。例年なら、朝晩の涼しさで秋の訪れを感じ始める時期ですが、今年はまだそこまで季節は進んでいないようです。夏バテが見られ始める時期なので、子どもたちだけでなく大人も健康管理に努めたいものです。

いよいよ2学期が始まりました。新しい仲間、新しい先生も迎え、子どもたちは気持ちも新たにスタートしたことでしょう。1学期は新しい環境に慣れることから始まりました。2学期は力を蓄える時です。学習目標および生活目標をしっかり持ち、目標に向かって「行動」を積み上げる過程が大切です。この積み上げなくして成長は望めません。学校・家庭・地域の大人たちが、子どもたちの「行動」を見守り、成長を実感できる2学期にしていきたいです。

~4年に一度の夏~

今年の夏休みを振り返ってみると、いろいろな出来事がありました。中でも一番記憶に残っているのはリオデジャネイロ・オリンピックではないでしょうか。日本選手は、史上最高の41個のメダルを獲得し、カヌーなど、日本選手が初めてメダルを獲得した競技もありました。笑顔、汗、真剣な眼差し、涙、そして感動・・・アスリートと呼ばれる人たちの努力に敬意を表します。

近代オリンピックが1896年に始まって今回で31回を数えますが、120年の間に、中止になったことが3度ありました。1916年のベルリン大会(ドイツ)、1940年の東京大会(日本)、1944年のロンドン大会(イギリス)です。また、1980年のモスクワ大会および1984年のロサンゼルス大会では参加しない国が多数出ました。すべて戦争・紛争が原因です。

平和登校日に戦争について、それぞれの学年で考える時間を持ちましたが、オリンピックも戦争に大きく影響を受けた歴史があったのです。スポーツを通して平和な国際社会を築くことが、オリンピックの目的の一つです。国を代表するアスリートたちが、頂点を目ざして純粋に競い合うからこそ、観ている私たちに感動や勇気を与えてくれます。オリンピックが商業主義的になったとの批判もありますが、世界中の人々に夢と感動を与え続けるスポーツイベントであってほしいです。

次の開催都市は東京です。財政面など課題は多々あるようです。しかし、多くの外国のかたに日本の良さを知ってもらう良い機会となるようなオリンピックを今から期待しています。

校長前田勝治

1学期の終盤をむかえ(7月1日)

梅雨空が続き、子どもたちが気持ちよくプールに入れない日が多くなっています。毎年のことではありますが、やはりこの時期は心がすっきりしない感じがします。しかし、日本に暮らす私たちにはこの雨がなければ、やがて来る夏に水不足となり、生活に困ってしまいます。積極的には歓迎できないですが、「まあ、仕かたない」という思いで、あと半月あまり過ごしたいと思います。

季節のかわり目をあらわす言葉に「二十四節気」があります。春分、夏至、立秋、冬至など、私たちは生活の中で24の「節目」を感じながら毎日の生活を送っています。これほど細かな変化のある国はないのではないかと思いますが、この気候が繊細な心をはぐくむ土壌になっているようです。

では、学校生活での「節目」はいつなのでしょうか。夏休み、冬休み、春休み…長期休業がその役目をは果たしています。あと3週間弱で夏休みに入りますが、残りの1学期間で、学習面、生活面の振り返りをきちんとしておいて夏休みをむかえてほしいです。できたことはさらに伸ばし、まだ不十分なところは夏休み中に挽回できるように、担任との懇談などで確認してください。

時代が変わっても、夏休みは子どもたちにとって楽しみであり貴重な時間です。今年の夏休みの過ごしかたについても、お子さまといっしょに話し合ってください。

校長前田勝治

6月23日に思いをよせて(6月1日)

5月27日(金曜日)から29日(日曜日)まで、9年生と一緒に沖縄に行ってきました。平和祈念資料館・平和の礎(いしじ)、佐喜眞美術館での平和学習、伊江島での民家宿泊体験、首里城の見学、国際通りでの班別行動など、盛り沢山な2泊3日の修学旅行でした。

突然ですが、6月23日・・・この日が何の日かご存知でしょうか。すぐに思いつくかたは少ないと思いますが、8月6日、8月9日、8月15日と並んで、日本に暮らす私たちが決して忘れてはいけない日です。太平洋戦争中、唯一地上戦があった沖縄をアメリカ軍が占領し、「沖縄戦」が終結した日が6月23日なのです。今、この日は“慰霊の日”となっています。2か月あまりの地上戦では、軍人よりも民間人の犠牲者が多く、集団自決をはじめ想像を絶する悲劇も起こりました。

沖縄にはたくさんの洞窟(=ガマ)があります。読谷村にチビチリガマという洞窟があり、沖縄戦のさなか、アメリカ軍の攻撃から身を守るため、多くの民間人や軍人が避難していました。ガマの中では、アメリカ軍による投降の呼びかけに対して人々の意見が分かれました。呼びかけにしたがって捕虜なった人、最後まで抵抗して命を落とした人、そして捕虜になる前に自ら命を絶った人も・・・集団自決という悲劇も起きました。71年前の出来事です。

6月23日に「沖縄戦」は終結しましたが、その日から新たな困難が沖縄の人たちに待っていたのです。修学旅行3日目に、宜野湾市にある佐喜眞美術館を訪問しました。佐喜眞道夫館長自ら『沖縄戦の図』(作:丸木位里・俊)を子どもたちに解説してくださり、その余韻を残しながら屋上に案内されました。屋上からすぐ下を見るとフェンスが続いており、そのフェンスの向こう側はアメリカ軍の普天間基地だと説明を受けました。実は、そのフェンスの向こう側には墓地があったのです。墓地の所有者は当然入ることができません。当たり前の日常を送れない沖縄の現実が目の前にあることに、あらためて気づかされました。

今回の修学旅行は、私にとっても日常の平和と平和の下に潜んでいる危険をあらためて考える良い機会となりました。沖縄を訪問した一人の人間として、6月23日を“特別な一日”として迎えようと思います。

校長前田勝治

自分にできること(5月2日)

4月14日午後9時26分、熊本県で震度7の地震が起こり、49名の尊い命がうばわれましたました。以後、今日まで熊本県・大分県で毎日地震が続いています。地震の影響で急病のために亡くなられたかたを含めると死者は62名になり、多くの犠牲者がでています。亡くなられたかた々のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災者のみなさまに心からお見舞い申し上げます。

21年前の1月17日、川西市の自宅で朝食をとっていた時に今までに経験したことのない大きな揺れに見舞われ、食卓のお椀が大きく動く様子に目を奪われました。次の瞬間停電となり、子どもの泣き声で我に返ったことを思い出します。阪神淡路大震災です。自宅に被害はなかったのですが、地域でガス管が破損したため、近くの小学校に避難することになりました。毛布や少しの食料を紙袋に入れて一家6人で避難しましたが、幸い夜には自宅に戻ることができたので一日だけの避難生活ですみました。しかし、ガスの供給はしばらく止まり、カセットコンロで急場を凌ごうとしたところ、震災の影響でどの店もボンベが品切れ状態でした。そのことを職場で話したら、何人もの同僚が販売している店を探し、買ってきてくれました。ガスが復旧するまで、調理や洗髪で温かいお湯を毎日使える状況になり、本当に助かりました。

今、被災地では多くの善意に支えられ、何とか暮らしを維持しているかた々が多いと思います。行政やボランティアによる生活支援も十分とは言えない中、避難所で暮らす小・中・高校生が掃除や配給の手伝いをする姿をテレビで見て、日本という国のすばらしさをあらためて実感しました。これから被災地の復旧が始まっていきますが、止々呂美に暮らす私たちに何かできることはないのか、どのような応援・支援ができるのかを考えてみませんか。そして、できることから行動に移していきませんか。一人ひとりできることは違っても、遺族や被災されたかた々の心情を思い、何かの形で応援したいという気持ちを大切に行動していくことはできるはずです。

自分にできること・・・きっとあるはずです。

校長前田勝治

『学ぶ力認め合う心輝く未来を創造する学校』(4月1日)

桜の花が満開となり、燕が巣作りを始める季節となる中、とどろみの森学園第9回入学式を昨日行いました。98名の1年生が期待に胸をふくらませて校門をくぐり、学校生活が始まりました。2年生以上の学年では10名の新しい仲間を迎え、全校児童生徒542名での新年度の出発となります。教職員の異動も多く、14名が転出・退職し、新たに18名を迎えました。私は、新校長の前田勝治(まえだかつじ)と申します。昨年度まで本校で教頭として3年間務めてまいりましたが、4月1日付で校長に就任いたしました。子どもたちの成長を、総勢60名の教職員で見守ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本校は開校9年目を迎えます。これまでに築きあげてきた伝統を基盤に、さらなる発展を図りたいと考え、学校教育目標を『学ぶ力認め合う心輝く未来を創造する学校』としました。子どもたち一人ひとりの自主的に学ぼうとする力を伸ばし、互いに尊重し合える豊かな心を育み、未知の可能性を秘めた子どもたちの未来を、子どもたちが自ら創造する力を身につけることのできる学校をめざします。

「思えば得(う)るあり学べば為(な)すあり」

幕末期に登場した長州藩(今の山口県)出身の吉田松陰(よしだしょういん)は、明治時代に活躍した伊藤博文をはじめ、多くの人々に影響を与えた人物です。彼が残した教えの中に「思えば得るあり学べば為すあり」という言葉があります。物事を学び、それについて考えることをすれば必ず得るものがあり、行うべきことが見えてくるという意味です。すぐに答えが見つからないことが日常生活の中ではたくさんあります。しかし、何のために学ぶのか、学ぶことで何が変わるのかを考えながら、学習することの積み重ねが、輝く未来を創造する子どもたちの成長の礎となります。

とどろみの森学園の子どもたちが、社会へ大きく羽ばたくその時まで、“すべては子どもたちのために”を胸に、全教職員一丸となって教育活動に取り組んでいきます。

保護者のみなさま、地域のみなさまのご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

校長前田勝治

 

学校正門

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