更新日:2014年3月31日

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平成25年第11回箕面市教育委員会定例会会議録

日時:平成25年11月11日(月曜日)午後2時30分

場所:箕面市役所本館3階委員会室

出席委員

  • 委員長 山元行博君
  • 委員長職務代理者 大橋亜由美君
  • 委員 丹澤直己君
  • 委員 中享子君
  • 委員 髙野敦子君
  • 委員(教育長) 具田利男君

付議案件説明者

  • 子ども未来創造局長 大橋修二君
  • 子ども未来創造局子育て政策統括監 木村均君
  • 生涯学習部長浜田徳美君
  • 子ども未来創造局副局長兼次長(子ども未来創造政策担当) 稲田滋君
  • 子ども未来創造局次長(施設管理担当)兼生涯学習部副理事 道上康秀君
  • 子ども未来創造局次長(学校教育・教育施策推進・教職員・教育センター担当) 兼副理事(人権教育担当)主原照昌君
  • 子ども未来創造局次長(青少年育成・幼児育成担当)兼専任参事(子ども・子育て支援新制度担当) 渡辺泰敏君
  • 子ども未来創造局次長(子育て支援・子ども家庭相談担当) 細川美智代君
  • 生涯学習部次長 斉藤堅造君
  • 子ども未来創造局次長(人権教育担当) 半沢芳寛君
  • 子ども未来創造政策課長 井口直子君
  • 施設管理課長 山口朗君
  • 学校教育課長 韮澤宣雄君
  • 子ども未来創造局専任参事(給食推進担当)兼幼児育成課参事 中出宣義君
  • 子ども未来創造局専任参事(教育施策推進担当)兼学校教育課参事石橋充久君
  • 教職員課長 北村清君
  • 教育センター参事 六車徹君
  • 学校教育課参事 射場功君
  • 青少年育成課長 一階世志明君
  • 幼児育成課長兼広域幼児育成課長 今中美穂君
  • 幼児育成課参事兼広域幼児育成課参事 堤下利美君
  • 子育て支援課長兼広域子育て支援課長 安井公一君
  • 子ども家庭相談課長 菅原かおり君
  • 生涯学習課長 阿部一郎君
  • 生涯学習部専任参事(生涯学習センター・公民館担当) 木村尚子君
  • 生涯学習部専任参事(文化財保護担当) 岩永幸博君
  • 文化スポーツ課長 前田一成君
  • 中央図書館長 大迫美恵子君

出席事務局職員

  • 子ども未来創造政策課担当主査 林下雄一君
  • 子ども未来創造政策課 松尾真恵君

議事日程

日程第1:会議録署名委員の指定
日程第2:箕面市立幼稚園民営化法人選定委員会委員任命の件
日程第3:箕面市立幼稚園民営化法人選定委員会に対する諮問の件
日程第4:箕面市教育委員会人事発令の件
日程第5:箕面市教育委員会人事発令の件
日程第6:箕面市教育委員会会議録の承認を求める件
日程第7:教育長報告

(午後2時30分開会)

 

◯委員長(山元行博君):ただ今から、平成25年第11回箕面市教育委員会定例会を開催します。議事に先立ちまして、事務局に「諸般の報告」を求めます。
(事務局報告)
◯委員長(山元行博君):ただ今の報告のとおり、本日の出席委員は6名で、本委員会は成立しました。
◯委員長(山元行博君):それでは、日程第1、「会議録署名委員の指定」を行います。本日の会議録署名委員は、箕面市教育委員会会議規則第4条第2項の規定に基づき、委員長において中委員を指定します。
◯委員長(山元行博君):次に、日程第2、報告第62号「箕面市立幼稚園民営化法人選定委員会委員任命の件」を議題といたします。議案の朗読を省略し、提案理由を子ども未来創造局幼児育成課長に求めます。
◯子ども未来創造局幼児育成課長:本件は、箕面市立保育所・幼稚園民営化法人選定委員会条例第4条の規定に基づき、箕面市立ひがし幼稚園民営化後の運営法人を選定するために設置する箕面市立幼稚園民営化法人選定委員会の委員を任命する必要が生じましたが、委員長において教育委員会会議を招集する時間的余裕がないことが明らかであるとお認めいただきましたので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項及び箕面市教育委員会教育長に対する事務委任規則第3条第1項の規定により、教育長が臨時に代理しましたので、同規則第3条第2項により報告するものです。
◯委員長(山元行博君):ご質問、ご意見をお受けいたします。
◯委員長(山元行博君):ないようですので、報告第62号を採決いたします。本件を報告どおり承認することにご異議ございませんか。
(“異議なし”の声あり)
◯委員長(山元行博君):異議なしと認めます。よって、本件は報告どおり承認されました。
◯委員長(山元行博君):次に、日程第3、報告第63号「箕面市立幼稚園民営化法人選定委員会に対する諮問の件」を議題といたします。議案の朗読を省略し、提案理由を子ども未来創造局幼児育成課長に求めます。
◯子ども未来創造局幼児育成課長:本件は、箕面市立ひがし幼稚園の民営化に係る受託法人の選定に当たり、箕面市立保育所・幼稚園民営化法人選定委員会条例第2条第2号の規定に基づき、箕面市立幼稚園民営化法人選定委員会に諮問する必要が生じましたが、委員長において教育委員会会議を招集する時間的余裕がないことが明らかであるとお認めいただきましたので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項及び箕面市教育委員会教育長に対する事務委任規則第3条第1項の規定により、教育長が臨時に代理しましたので、同規則第3条第2項により報告するものです。
◯委員長(山元行博君):ご質問、ご意見をお受けいたします。
教育長(具田利男君):この案件と報告第62号も含めてですが、昨日、第1回目の委員会を開いていただきました。今日に間に合わなかったということで、先に臨時代理をさせていただきました。この間9月議会への条例の提出、その前の6月議会若しくはこの教育委員会会議でもひがし幼稚園の民営化についていろいろ議論していただきましたが、これからは法人選定に向けたさまざまな議論に入っていきますので、今回は時間的に暇が無かったのでこのような形で手続きをして報告させていただいています。よろしくお願いいたします。
◯委員長(山元行博君):他にございませんか。
委員長職務代理者(大橋亜由美君):第1回目の会議はどういった内容だったのでしょうか。
子ども未来創造局幼児育成課長:昨日の第1回法人選定委員会では、実際に法人をどのような視点でどのようなところにポイントをおいて選定していくか、ということについて議論をいただきました。具体的には、例えば法人の特徴的な取組、財政基盤の安定性、教育理念に基づく教育方針、支援教育についてどのようにお考えなのか、そのような法人選定に係る選定基準について、各委員さんのそれぞれの立場から丁寧な議論をしていただきました。この選定の基準につきましては、12月に予定している第2回の選定委員会の中で応募条件とあわせて再度議論をいただく予定となっています。
◯委員長(山元行博君):他にございませんか。
◯委員(髙野敦子君):法人選定委員会がもう始まっているということですが、スケジュール等確認されたのであれば、今後のスケジュールをお聞かせください。
◯子ども未来創造局幼児育成課長:第1回の委員会で確認いただいた選定委員会スケジュールについて報告させていただきます。昨日、第1回の選定委員会を開催しまして、11月中旬以降にまずプレ公募といいまして、これは正式な詳細はお示しできないのですが、「箕面市の公立幼稚園を民営化していきます。今年度中に法人を選定いたします。」という情報を、例えば都道府県の私立幼稚園の担当課や、各都道府県の私立幼稚園連盟等の関係団体に情報提供していきたいと思っています。12月に第2回の選定委員会を予定していますが、第2回の選定委員会を経まして12月中旬以降にホームページで正式な公募をしていく予定です。このホームページの公募期間につきましては、良い法人に多数来ていただきたいという趣旨から、周知期間を一定長くとらせていただいていまして、予定では1月17日までを公募期間にとっていきたいと考えています。ホームページの公募期間を経て1月末に、ひがし幼稚園の現地説明会をさせていただき、立地条件や、幼稚園の建物等実際に見ていただいて、その上でお申込みを決めていただきます。1月末の現地説明会を経まして2月の上旬7日頃まで申込期間を取らせていただき、そこで申込のあった時点で2月10日以降に実際の選定に入っていく予定をしています。この選定につきましては、法人から提出された書類の審査、実際に応募法人が運営しておられる幼稚園の現地視察、法人に対するヒアリング、法人からのプレゼンテーション等を経まして、3月中旬位までには法人を決定していきたいと考えています。
◯委員長(山元行博君):他にございませんか。
◯委員長(山元行博君):それではないようですので、報告第63号を採決いたします。本件を報告どおり承認することにご異議ございませんか。
(“異議なし”の声あり)
◯委員長(山元行博君):異議なしと認めます。よって、本件は報告どおり承認されました。
◯委員長(山元行博君):次に、日程第4、議案第65号「箕面市教育委員会人事発令の件」及び、日程第5、報告第64号「箕面市教育委員会人事発令の件」は、関連案件ですので、一括して審議することといたしてよろしいか。
(“異議なし”の声あり)
◯委員長(山元行博君):異議なしと認めます。よって、一括して審議することといたします。議案の朗読を省略し、提案理由を子ども未来創造局子ども未来創造政策課長に求めます。
◯子ども未来創造局子ども未来創造政策課長:議案第65号については、分限休職に係る発令について提案するものです。報告第64号については、分限休職、退職及び新規採用について発令する必要が生じましたが、委員長において教育委員会会議を招集する時間的余裕がないことが明らかであるとお認めいただきましたので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項及び箕面市教育委員会教育長に対する事務委任規則第3条第1項の規定により、教育長が臨時に代理しましたので、同規則第3条第2項の規定により報告するものです。
◯委員長(山元行博君):ご質問、ご意見をお受けいたします。
◯委員長(山元行博君):ないようですので、議案第65号及び報告第64号を採決いたします。議案第65号を原案どおり可決し、報告第64号を報告どおり承認することにご異議ございませんか。
(“異議なし”の声あり)
◯委員長(山元行博君):異議なしと認めます。よって、議案第65号は原案どおり可決され、報告第64号は報告どおり承認されました。
◯委員長(山元行博君):次に、日程第6、報告第65号「箕面市教育委員会会議録の承認を求める件」を議題といたします。議案の朗読を省略し、提案理由を子ども未来創造局子ども未来創造政策課長に求めます。
◯子ども未来創造局子ども未来創造政策課長:本件は、去る11月11日に開催されました平成25年第11回箕面市教育委員会定例会の会議録を作成しましたので、箕面市教育委員会会議規則第4条の規定により提案するものです。
◯委員長(山元行博君):ご質問、ご意見をお受けいたします。
◯委員長(山元行博君):ないようですので、報告第65号を採決いたします。本件を報告どおり承認することにご異議ございませんか。
(“異議なし”の声あり)
◯委員長(山元行博君):異議なしと認めます。よって、本件は報告どおり承認されました。
◯委員長(山元行博君):次に、日程第7「教育長報告」を議題といたします。教育長に報告を求めます。
◯教育長(具田利男君):議案書の31ページからです。まず、33ページの教育委員会委員さんの活動報告ですが、とどろみの森学園の視察、それから体育祭、学習会であいあい園の方にも視察に行っていただきました。ここには主催事業ではないので抜けているのですが、27日の日曜日に彩都の丘学園に尾木直樹さん、あの尾木ママが来られて講演、また市長との対談もありまして、そちらにも教育委員の皆さんに行っていただきました。ちょっと教育委員さんの方でこれらも含めて何かコメント・報告がありましたらお願いしたいと思います。
◯委員長(山元行博君):ただ今、教育長の報告から、尾木直樹さんと市長の対談ということで、子育てに関する中身でシンポジウムがあったとお聞きしたのですが、参加された委員さんの中で何かご感想をということですがいかがでしょうか。
委員(髙野敦子君):私も一緒に行かせていただいたのですが、教育というか子育てについてもすごく語っておられたのですが、親子の関わり合いについて、今まで定説だと言われていたのが、例えば抱っこし過ぎたら抱っこ癖が付くから駄目ってことではなくて、脳科学的には子どもと親とのふれあい、コミュニケーションが脳科学的にもすごく大切だということが証明されているから、昔から言われていた言い伝えみたいなものも、それが正しいというものもあれば、科学の進歩で少し考え方が変わっているものもあるとおっしゃっていたことがすごく印象に残っています。その中で、読み聞かせが良い、それは昔から言われていたことでさらに良いってことが分かったということを話されていて、私も教育委員ブログの最後に読み聞かせしている絵本を紹介しているので、すごく嬉しかったです。以上です。
◯委員長(山元行博君):他にございませんか。
委員(丹澤直己君):私は24日木曜日にあいあい園に視察に行かせていただきました。私が非常に驚きましたのが、あいあい園の外に公園があるのですが、あいあい園のお子さまだけでなく一般のお子さまが一緒に遊べるような環境を整えていて、あいあい園の中の子どもだけではなくて一般の子どもたちとも交流を持つことができ、そこで子どもたちのつながりを養える場を作っているということに深く感銘を受けました。もちろん、中の施設のことに関しても、細かくクラス分けをされて、専門の慣れた先生がお子さんを常にケアされていまして、非常に整った施設、環境が子どもたちに与えられていることに嬉しく思いました。また、園長先生をはじめ諸先生がたも、保護者の立場に立ってお子さまのことを深く考え、一緒に悩んでいるという姿を見せていただき、私たち教育委員もできること、微力ではありますがあいあい園に通われている子どもたちが、他の子どもたちと一緒に交流を持てて、小学校、中学校で少しでも充実した時間を過ごせるような環境づくりに努力していきたいと思いました。
◯委員長(山元行博君):はい、ありがとうございます。
◯委員長(山元行博君):あと、私も運動会を見学させていただきました。皆さん教育委員ブログには書いているので、同じことを言っているかもしれませんが、子どもたちは整然と出来ていたことに大変驚きました。個人的には、どのような服装で行けばよいのかよく分からず、スーツ、ネクタイ、革靴で見学しましたが、まさかその格好でスウェーデンリレーに参加させられるとは思いませんでした。次回からは服装を考えて行きたいと思います。そういう感想をもった次第です。
◯教育長(具田利男君):ありがとうございます。それでは、私の活動の報告ですが、特に二つ目の豊能地区教育長協議会は急遽招集があったもので、内容の(1)にありますように、大阪府立高校の入学者選抜、高校入試において、英語資格の活用をすると大阪府が決定をされて、その説明が10月4日の大阪府都市教育長協議会でありました。そこでいろいろと意見が出たので、地区ごとに改めて府が説明をするということで、豊能地区の協議会が招集されたという経過があります。これは、高校受験において外部検定、例えば英検の2級を持っている、TOEFLの点数を持っているというかたについて、点数を一定保障しようという制度です。もし、当日の試験で何か体調が悪くても、英検の2級を持っていれば何点を保障するというような外部検定の活用ということで、府の言い方を借りますと、本来の入試制度は何も変えずにプラスアルファ、オプションで子どもの頑張りを別の視点で評価していくという説明でした。都市教育長協議会全体では課題の指摘がありまして、例えば、TOEFLですと2万円以上の受験料が必要ということで、貧富の格差を更に助長するのではないかという指摘があったり、受験料を府が補助できないのかという意見があったり、今意見の調整を都市教育長協議会でしている最中ですが、そういう動きがあったということをご報告しておきます。それから、近畿都市教育長協議会研究協議会が滋賀県であったのですが、34頁にありますように、情報交換会で発表者に箕面市が当たっていましたので、私の方で箕面市の取組、新放課後モデル事業であったり教育委員さんの公募であったり、さまざまな先進的な取組を主に六つに絞ってご報告をさせていただきました。また、第3回の市議会の定例会がございまして、一部前の教育長報告にご報告させていただいていますが、ここに書いてあるとおりです。あと35頁、36頁の学校教育関係、子育て関係それから生涯学習関係、特に、10月は秋ですのでスポーツ関係また文化の関係と活動が目白押しの1ヶ月でした。以上でございます。
◯委員長(山元行博君):はい、ありがとうございました。それでは何かご質問、ご意見等はありますでしょうか。
◯委員長(山元行博君):ないようですので、付議された案件、議案1件、報告4件は、すべて議了いたしましたが、ここで「箕面子どもステップアップ調査結果報告」について、事務局から説明を受け、さらに議論しておきたいと思います。事務局の報告をお願いいたします。
子ども未来創造局教育施策推進担当専任参事:箕面子どもステップアップ調査結果報告について、冊子をまとめましたのでご報告させていただきます。箕面子どもステップアップ調査ですが、冊子の1頁から3頁にございますように、箕面子どもステップアップ調査というのは、国調査、全国学力・学習状況調査と全国体力・運動能力、運動習慣等調査と、箕面独自調査の全てを合わせた総称でございます。今回は、このうちの国調査の全国学力・学習状況調査と全国体力の調査に箕面市独自の全学年の調査を含めました、箕面市体力・運動能力、運動習慣等調査についての報告をさせていただきます。この冊子では、まず4月24日に実施しました全国学力・学習状況調査、それから体力・運動能力、運動習慣等調査につきましては、各学校5月から6月にかけて実施いたしました。その他の調査につきましては、まだ調査が終了していませんので追って報告させていただきます。それでは調査報告の中身です。まず4頁からですが全国学力・学習状況調査の報告です。全国学力・学習状況調査は、ご存じのとおり小学校6年生と中学3年生を対象とした悉皆の調査でございます。国語A・B、算数A・B、数学A・B、それから学力調査、質問紙による学習状況調査から構成されています。それぞれ6頁、7頁に、全体の箕面市の状況、平均得点等を載せています。また8頁からは各教科の概要、課題のある問題等を右側にのせながら、小学校国語A・B、算数A・B、中学校国語A・B、小学校算数A・B、それから中学校数学A・Bという順番で載せています。生活状況調査につきましては、16頁から学習状況調査につきまして課題のあるところ、生活状況の項目についてコメント等別に記載させていただいています。続きまして20頁からですが、体力・運動能力、運動習慣等調査の結果についてです。体力調査につきましては、学年によって種目数が異なります。小学校の1・2・3年生につきましては3種目、4年生は5種目、5年生以上は8種目の調査種目となっています。23頁からは各学年の結果を載せていますが、その学年の子どもたちが前年度、昨年度の結果の偏差値と比較して分かるように経年で結果を載せています。従いまして、小学校1年につきましては昨年度のデータはございませんので、グラフは一つという形になっています。32頁、33頁につきましては、アンケートの調査と体力調査の結果の関係を記載させていただいています。特にアンケート、運動することが好きですかという質問に対して、好きと答えた子どもたちとそうでない子どもたちとの間に体力とどのような関係があるのか。また一日の運動・スポーツの実施時間や実施回数、これの多いものと少ないものに対しまして体力調査の結果に差があるかというのを示したものでございます。34頁、35頁につきましては、運動の実施時間、それから頻度、回数につきまして全国の平均と箕面市の子どもたちの平均回答を比較したものでございます。それをまとめたものが、36頁、37頁にございますのでよろしくお願いいたします。以上です。
◯委員長(山元行博君):はい、ありがとうございます。今の報告をいただきました箕面子どもステップアップ調査結果報告ですけれども、議論を少しさせていただいて、中身を深めさせていただければと思います。見ていただいて何か感想等、意見、質問等ございましたらお願いします。
委員長職務代理者(大橋亜由美君):一つ質問があるのですが、3頁の箕面市の指標と目標値ですが、目標値というのはどういう経緯でどのように決められたのでしょうか。
子ども未来創造局教育施策推進担当専任参事:目標値及び指標値につきましては、箕面子どもステップアップ調査が実施されるにあたりまして、教育委員会等で議論いただき決定してきたものでございます。その中では、主に全国学力・学習状況調査の結果を指標といたしまして、平成26年度の結果を一つの目安と考えています。ただ、26年度以降もこのステップアップ調査は続きますので、一旦、26年度で指標の内容等についても検討をする機会を設けて、また今後につなげていきたいと考えています。以上です。
委員長(山元行博君):他にございませんか。
委員(髙野敦子君):学力的には箕面市がすごくいいなという印象を受けるのですけど、体力がちょっと心配かなと思います。体力について、昔から箕面市の子どもは体力がなかったのか、ここ最近なくなってきているのかということについて教えていただけますか。
子ども未来創造局教育施策推進担当専任参事:平成20年度の全国調査におきまして、既に箕面市の体力調査の結果は平均を下回っています。それ以前につきまして調査はございませんので、いつ頃から課題が表れてきているのか明確ではありませんが、ここ何年間か継続して全国平均を目標にしなければならない状況は続いています。
◯委員長(山元行博君):他にございませんか。
委員長職務代理者(大橋亜由美君):その体力の低下という課題に対して、これまで教育委員会はどのような取組をされてきたのでしょうか。具体的にお願いいたします。
子ども未来創造局教育施策推進担当専任参事:例えば、一つには、体育の授業の指導事例集を箕面市で作成しようということで、箕面市小学校体育科授業プラン、体力アップメニューという一時間一時間の指導案、これは改訂版になるのですが、こういう形で作ってきています。また、市の取組といたしましては、縄跳び大会を実施したり、オンライン縄跳びという各学校で実施した縄跳びの記録をパソコンに入力したりして市で競い合うというような形も作っています。ボール投げにつきましても、ボールを配布し、教員向けの研修会も積極的に実施してきています。
委員長(山元行博君):他にございませんか。
委員(髙野敦子君):学校でいろいろと取り組んでいただいているのはすごくありがたいなと思うのですが、私が子育てしている中でも、やっぱり箕面市は体力ないという結果ばかりがちょっと耳に入ってきます。私もそうなのですが、何か家でできることはないのかなと思っています。ですので、学校からも、こういうことを家でやってみてくださいというような発信を是非やっていただきたいというのと、先ほど出していただいた体育の指導書を折角先生達が一生懸命作ってくださっているのであれば、その中から家でもできることというのがいくつかあると思うので、そういうのを教えていただけたら、私たちちょっと家でもやれるかなと思います。それこそ家庭と学校が一緒になって取り組むっていうことにはなるでしょうし、是非そういうのを私達にも全部じゃなくても構いませんのでいくつかいただけたらと思います。それから、私達はいつも家庭で子どもたちに体力をどうやってつけさせるかというと、公園に連れて行ってあげる、公園に連れて行って一緒に遊ぶということを真っ先に思いつくのですけど、近所ではあまり公園で小学生が走り回っている姿というのをあまり見かけないので不思議に思っています。今後、公園で子ども達が放課後も一緒に遊んでいけるような、何かそういう地域の施設も絡めて体力作りについて考えていきたいと思っています。
◯委員長(山元行博君):私も3年前に、ここに上がっている体力調査の8種目を学校に行って小学生と一緒に実際やりました。無謀にも20メートルシャトルランもやりました。結構厳しく、そう簡単にはできませんでした。教育委員さん皆でこの8種目を学校に行って子どもたちとやってみたらどうですか。結構参考になると思います。もう一つ印象に残っているのは、小学校の校長先生で元々中学校の体育の先生で野球専門の先生がボール投げの時に投げる見本を一回見せると全然違うのですね。普通に大人がこうやって投げるということを最初に見本を見せるだけで、子どもたちの投げる距離が全然違うのだということを実感しました。この体力テストをやる時に、何かもう少し子どもたちに指標となるものをつけてあげれば、箕面の子どもたちはそんなに体力落ちているというデータは出てこないのではないかと、ちょっと穿った見方をしてしまいます。一度、我々でこの8種目こなしてみましょうか、どこか学校を使わせていただいて。中学生相手だとしんどいので、小学生と一緒にできたらいいなということで、事務局も是非お願いいたします。
委員長(山元行博君):他にございませんか。
◯教育長(具田利男君):先程、事務局から縄跳びの説明をしていたのですが、これ4年目位になりますが、教育長報告の35頁に市民スポーツカーニバルふれあいフェスティバルとありまして、ここで縄跳び大会を開いています。見ていただいた委員さんもおられますが、びっくりするぐらいスピード感のある縄跳びをやっています。だから、例えばそこへ出て来る学校に体力、特に縄跳びだと、反復横跳びが強くなるのか20メートルシャトルランとか、ボール投げには無理かもしれませんけど、そういうことが上手くつながっているというデータがとれたらやっぱりやる意義が出てきますし、少し経年を見て分析もしてみたらどうかと今委員長の話を聞きながら思っていました。折角学校でそれだけ取り組んでいるので、やっていることを上手くデータとのつなぎをやってみたいなと思います。また、8種目も頑張りたいと思います。
◯委員長(山元行博君):長座体前屈という難しい種目がありますね。あの器具は学校で作っているのですか。僕が行ったところは、段ボールで多分作っておられました。例えば髙野委員さんがおっしゃるように、この長座体前屈の器具なら家で作れるので、長座体前屈ばかりやっていてもだめですが、家で出来ないことはないと思います。
子ども未来創造局教育施策推進担当専任参事:今回は業者が段ボールの機材も含めて提供をしていただいています。同じものを各学校で使用しています。
◯委員長(山元行博君):他にございませんか。
◯委員(丹澤直己君):私も8種目頑張って中学生と一緒にやっていく自信は少しあります。アメリカでよく見かけた光景なのですが、市ごとに小学生でしたら1年2年とか3、4年に分けて、マラソンと自転車競技で何キロっていうのを、それぞれの学年ごとに決めて年に1回競走するということがありました。この競走がある前には、子どもたちが自主的に自転車乗りを練習したり、マラソンを練習したりする光景がよく見られました。箕面市も非常に緑豊かで環境の良い場所ですので、ある時期になれば、小学生、中学生を対象に、学校から皆が参加するというような、市民のマラソン大会やサイクリング大会、そういったものを年に一度取り入れることによって、子どもたちは朝早く起きてマラソンをするとか、自転車乗りを少し多めにしたりとかして、日々の体力向上に役に立ってくるのではないのかなというようなアイディアも一つ今思い浮かびましたので提案させていただきます。
◯委員長(山元行博君):他にございませんか。
委員(中享子君):箕面市として、学力は秋田を目指す、全国一を目指すということ、体力は平均値に近づくようにということは分かったのですが、箕面市の子どもの体力が低下しているとは私はあまり思わないのです。子どもは皆運動することがすごく好きだと思いますし、体を動かすことも好きなので、やり方とか遊ぶ場所とかがすごく大事だと思うのです。箕面市の子どもの学力と体力とこころを向上させるということはすごく良いことだとは思うのですが、それに伴って教職員、保護者、地域のかたがたが、やっぱり一体となって、大人としてのその目指すもの、大人のルールというのをきちんと出来るようにしていくことが、子どもが向上するためには一番大切なのではないかなと思うので、そういうことをもう少し委員会でも考えて議論していきたいと思います。
◯委員長(山元行博君):そういう規律面もきちんとできれば、学力向上、体力向上につながると思っていますので、大橋委員も言っておられますので、ぜひ議論していきましょう。
◯委員長(山元行博君):他にございませんか。
委員(丹澤直己君):体力低下に関連付けて発言させていただきますと、今、等旗問題がずっと議論されているかと思うのですけれども、順位付けというのは、子どもが成長するにつれて競争心を養い、競争心が養われることによって励みにつながっていくということも非常に多くあると思います。そして、成長するにつれて生きる力につながってくるのに容易に役に立つこともあるかと思うので、スポーツの苦手な子どもたちに対してはその辺りは慎重に考え、議論していかなければいけないですが、今後この等旗問題についても教育委員として議論していきたいと思っています。
◯委員長(山元行博君):他にございませんか。
◯委員長(山元行博君):確かに、運動会で順位を付ける、競争をするということについて、議論をずっと日本全国で重ねてきたと思うのですが、特に障害を持っている子どもたちへの配慮ということは、前面に出てなかなかできなくてということもあったと思うのですが、我々で議論した中では、パラリンピックのこともありますので、障害を持った子は競争したらいけないのかということを言われてしまうと成立しませんので、そこをまた違うのではないかということで、少し話し合っていきたいなというように思っています。今、いい提案をいただいたと思っています。
◯委員長(山元行博君):他にございませんか。
◯委員長(山元行博君):それでは以上で箕面子どもステップアップ調査結果報告についての議論を終わりにしたいと思います。
◯委員長(山元行博君):各委員さんから教育行政に係ることで、何かご意見等ありますでしょうか。
◯委員長(山元行博君):ないようですので、他に、事務局から「その他、教育行政に係る報告」があれば、申出を受けますが、いかがですか。
◯委員長(山元行博君):ないようですので、以上をもちまして、本日の会議日程は、全て終了しました。
◯委員長(山元行博君):これをもちまして、平成25年第11回箕面市教育委員会定例会を閉会いたします。

(午後3時19分閉会)

以上のとおり会議の次第を記し、相違ないことをみとめたので、ここに署名する。

箕面市教育委員会
委員長 山元行博(自署)
委員 中享子(自署)

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所属課室:子ども未来創造局教育政策室 

箕面市西小路4‐6‐1

電話番号:072-724-6762

ファックス番号:072-724-6010

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