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箕面市立第二中学校 > 校長あいさつ

更新日:2024年1月5日

校長あいさつ

子どもにとってより厳しい時代なのかも            ~「大人に叱ってもらえない」「やさしさとう残酷」~

<12月22日(金曜日)学校だより「二中の窓」あいさつ>

12月1日(金曜日)夜、第2回学校協議会があり、先生たちからPTAや地域団体等の本委員の方々に学校全体および各学年でとりくんできた内容をもとに子どもたちが着実に成長している様子を報告しました。(後の記事や二中ブログに掲載しています。)

協議会の後半は、校長から教育に関する気になるテーマをもとに委員の方々で意見を出し合う時間にしています。今回は「今の時代は、若い子には酷」という記事をテーマにしました。元メジャーリーガーのイチローさんが訪問された高校でお話しされた内容が私には「本当その通り」と共感したのです。

<イチローさんの会話の一部>

今の時代、指導する側が厳しくなってきて。これは酷なこと。

高校生たちに自分たちに厳しくして自分たちでうまくなれって、酷なことなんだけど、でも今そうなっちゃっているからね。

ある時代まではね、遊んでいても勝手に監督・コーチが厳しいから全然できないやつがあるところまでは上がってこられた。やんなきゃしょうがなくなるからね。でも、今は全然できない子は上げてもらえないから。上がってこられなくなっちゃう。それ自分でやらなきゃ。なかなかこれは大変。

これはネットニュース記事の一部分なのですが、保護者や地域のみなさん、そして生徒のみなさんはどのように思われるでしょうか?ある時代までは、自分で自分を厳しく律することができない人であっても、近くに「厳しい大人」がいて、どうにか崩れないように指導し、ある程度のクオリティまで仕上げることができていました。しかし、現在は、指導したことで心が折れることや、気持ちが萎えてしまうことがないよう指導の在り方を改善しています。私たち教職員は、思春期で心が揺れ動いている子どもたちに、なんとか寄り添いながら「厳しい大人」でいたいと思っているのですが…。

このような時代だからこそ、日々の「授業づくり」と「安心感のある学校づくり」は大切だと考えています。二中の先生たちがバージョンアップしていくために、11月17日(金曜日)には授業づくりを、12月6日(水曜日)には人権総合学習について、2つの公開授業研究会を実施しました。その中で、校区(萱野保育所・かやの幼稚園・北小学校・萱野小学校・萱野北小学校)の先生方や大阪府内の先生方と二中の教育実践について意見の交流を行いました。どちらの研究会でも「生徒が主体的に、対話的に、友だちの考えに学び、自分事にしていける授業になっている」との評価をいただきました。その場でいただいた意見等を参考に、今後も、生徒一人ひとりの顔が上がり自信がもてるような教育活動を実践していきたいと思っています。

保護者のみなさま、地域のみなさま

今年も残すところわずかになりました。この一年、二中の学校運営に対し多大なるご支援とご協力を賜り、心からお礼申し上げます。令和6年(2024年)もこれまでの教育活動をより充実させていきたと思っています。何卒よろしくお願い申し上げます。

校長 俵積田武志

二中文化祭 大盛況!!

<文化祭あいさつ>

今日9月16日、準備期間を経てようやく文化祭当日にたどり着きましたね。あとはいい姿を見せるだけですね。さあ開始です。

12日(火曜日)にキリンチャレンジカップ2023でサッカー日本代表がトルコと試合がありました。試合前にキャプテンの田中 碧選手とトルコ代表のキャプテンが差別撲滅の意思を表明していました。これからの国際大会はこのような形になっていくのかなと思いました。

二中文化祭も今開会式をしています。二中としての意思表明ができないかなと考えたところ、「箕面市人権宣言」が思いうかびました。体育館にいるみなさんで一緒に読んでみたいと思います。プログラム紹介の最後を見てください。

前に来てくれたみなさんがマイクを通して読みますので、一緒に読んでください。ではお願いします。

 

箕面市人権宣言

わたしたち、みのお市民は、みどり豊かなわたしたちの街をこよなく愛しています。この街に住み、この街で暮らすすべての市民がだれひとりとして「人権」を踏みにじられ、涙をこぼすことがあってはならないと願っています。わたしたちはそのために、引きも切らずに続く「にんげんを否定する」ことがらに、しっかりと向き合いそれをなくすために行動したいと考えています。

このように、愛すること、願うこと、考えること、行動することは、みのお市民のたからかな誇りです。わたしのために・あなたのために・みんなのために、にんげんの街みのおを育てます。日本国憲法のこころ、市民の風で、ここ箕面市を「人権の街」として宣言します。

平成五年(一九九三年)十二月二十二日  箕面市

 

30年前に出されたもので、箕面市民みんなで差別やいじめなど、一緒になくしていこうという意思表明なのです。二中にいる私たちにも通じるものがありますよね。一緒に学び行動していきましょう。

今日の二中文化祭が終わったら「さらに人にやさしい二中生になっている」ことを成果として願っています。みんなでいい二中、いい箕面市をつくっていきましょう! 

保護者そして地域のみなさま、本日のご来校本当にありがとうございます。生徒のみなさん 頑張ってね!  これで終わります。

 

学期もみんなで高め合っていきましょう!
先生たちもがんばります!~始業式にて~

さあ、2学期がはじまりました!
私は、昨晩のバスケットボールのワールドカップを見ました。日本が歴史的1勝をあげました。選手が泣いてましたね。今の日本代表選手たちが世界の高い壁を駆け上がったのです。凄いことです。
以前にもみなさんにお話したと思います。いろいろなスポーツの世界大会で若者たちが大活躍をしています。あなたたちを含め、今の若者の力・頑張る姿は本当に頼もしいと思っています。

みなさん、それぞれの夏休みであったことでしょう。平常の学校生活とは少し違う体験はありましたか?むっちゃいい体験から悔しい体験、楽しい体験、悲しい体験など、きっとこの1カ月半で経験してきたと思います。その体験もあなたたちそれぞれの人生の一つです。その体験が、次のステップの良い方向となる力になってくれることを願っています。

私の長男のお話をしますね。8月10日に寮から引っ越して帰ってきました。その晩に「3年間、最後の最後まで頑張れて本当に良かった。最後に甲子園球場のアルプススタンドで部員みんなと応援できたことで、なんかスーッとした。」と自分から話してくれました。私も親として甲子園球場のアルプススタンドで応援できたことは本当に感動しました。しかし、知り合いとお話するときは、故障の期間・試合に出る出ないなどいろいろあっただけに「苦しい3年間」としか言えない自分がありました。しかし、長男の一言と表情で人生の次のステップを前向きに駆け上がろうとしていることがわかり「本当によく頑張った!」とストレートに言うことができました。親としてもホッとしました。

何が言いたいかわかるかな?何事も次のステージに上がるためには、毎日のいろいろをどのように過ごしどのように思いをもってやり切っていくかで、自分の価値を納得させていかないといけないのです。自分の価値を高めていくためには、自分が学ぶ場所、仲間が学ぶ場所を本当に大切にしてほしいのです。毎日長い時間を過ごす二中。授業で力をつけてほしい。人を思う心、人権を本当に大事にして、2学期の二中生活を一人ひとりそしてみんなが高めていってください。先生たちもがんばります。

1学期の終わりに

令和5年度(2023年度)の1学期が終わりました。校長先生はみなさんの前で授業をすることはありませんが、いろいろな人から「今年の二中生はどうですか?」とよく聞かれるんです。なんて答えると思います?

正直にいいます。4月・5月は「1年生は、個人のエネルギーの高い子・元気な子たちが多くいます。整列することも難しい。これからが心配です。」と答えていました。しかし、この4カ月で一気に二中生になってきました。7月に地域の人にお話するときは「1年生は学年集団としてはしっかりと成長しています。全学年でもっともっといい雰囲気ができる感じがします。」と答えるようになりました。

さあ夏休みです。暑いですよ!私の顔を見てください。3連休の3日間子どもの応援でグラウンドにいたらこんなになってしまいました。マスクして練習?服装?本当に考えてください。。それと体調不良で無理をして練習すると長期間の離脱あるいは一生にもなることもありますよ。しんどい時は休むも大事な時間です。

2年生はSDGs・職業・進路でCMで有名な大和大学へと、何事もしっかり取り組むことができましたね。物事を先生たちの予想以上にやり遂げるのが2年生。よく頑張っています。2学期は飛躍の時期です。夏休みは代替わりです。心の切り替えをしっかりしてくださいね。

最後に、3年生。修学旅行の2日連続の学年レクは、ザ・二中でした。みんながともに楽しむ、それはそれぞれが思いやり応援できたレクでした。1,2年にも一緒に味わってほしいくらい温かい時間が流れていました。本当に素晴らしいし、2年と2カ月でよく育ちましたね!最高でした。もう言わずもわかっていると思います。2学期・3学期は険しい山に登っていきます。学校は一人では何も成り立ちません。仲間とともにあったかい言葉をかけ合い、卒業後の進路に一緒になって頑張れるよう願っています。

昨日、喫茶in二中の2回目がありました。一昨日ひまわりが咲きました。生徒会・有志などそれぞれの温かい思いが二中には広がっています。夏休みもいろいろなことに前向きにがんばって力をつけて2学期を迎えてください。これで終わります。

 

コロナ禍の収束を願い
持続可能な新時代をつくっていきましょう!

 保護者のみなさま、地域のみなさま
 令和5年度(2023年度)が始まりました。お子さまのご入学・ご進級おめでとうございます。校長を務めさせていただきます俵積田武志(たわらつみだたけし)と申します。3年目となります。
 今年度は363名(1年生112名・2年生116名・3年生135名)の子どもたちが二中でともに学ぶことになります。二中では「学力」「生活」「仲間」の言葉を3本柱としてすべての教育活動を進めています。
授業づくりにおいては、「学ぶことは楽しい」「子どもたちが熱中する教室」をテーマに子どもたちのモチベーションを上げるためのしかけづくりを教職員がチームになって研究を進めています。また、自分を信じる力、粘り強く頑張る力、ともに頑張る力などテストで数値化することが難しい内面的なスキルいわゆる非認知能力をはぐくむことに注目して研究を進めています。これらの成果が繋がることで子どもたちの認知能力も高まっていくと考えています。今年度も教職員がチーム一丸となってすべての教育活動に取り組んでまいります。何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
地域のみなさま、平素より本校の教育活動にご支援を賜り心から感謝申し上げます。コロナ禍における生活制限が緩和されてきております。学校行事や地域行事など、子どもたが一生懸命に頑張っている姿を見ていただき、新たな時代をみなさまと一緒に築いていくことができれば嬉しく存じます。今後とも変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

生徒のみなさん
ご入学・ご進級おめでとうございます。新しいステージに立ちました。この1年で楽しい日もあれば悩む日もあると思います。勉強のこと、友だちのこと、お家のこと、中学生の年頃はいろいろなことを体中で感じる成長著しい時期です。前向きに良い成長をしてほしいと思っています。悩んだとき、困ったときは一人で抱えないで先生や仲間や家族に相談してくださいね。いろいろなことにチャレンジして成長を実感できる一年にしてほしいと願っています。先生たちはみなさんを日々支えていきたいと思っています。一緒に頑張っていきましょう!
校長 俵積田武志

令和5年(2023年)4月10日 始業式にて

 1年生のみなさん 改めて 入学おめでとうございます。
2,3年生のみなさん 進級おめでとうございます。

3学年が入っての4月の始業式はこの3年間でなかったことです。これからはオンラインではなく直接みなさんの顔を見ながらお話ができることに少し嬉しさを覚えています。

新しい年度がスタートしましたね。クラス発表もありました。個人個人で期待と不安は異なるとと思います。今日から1年間、自分でしっかりと学習活動ができるよう頑張ってほしいと願っています。

3月にWBC野球の世界大会で日本が世界一に輝きました。修了式ではMVPとなった大谷選手の言葉「この日だけ憧れるのをやめましょう。」という言葉を使ってお話をさせてもらいました。大人も子どももインパクトのある言葉だったと思います。
現在、アメリカではメジャーリグが開幕しています。今年からメジャーリグにルール改定がありました。ピッチャーもバッターも投げるまでの時間、打つか前に入るまでの時間がかなり短くなったのです。メジャーリーガーの選手たちも新しいルールの下で頑張ろうとしています。大谷選手はピッチャーとバッターの二刀流の選手なので先日両方で罰則ルールが適用されていました。そこでも大谷選手は「なんでやねん!」って怒ったりすねたりするのではなく、「少しずつ慣れていくしかないことですから」と言って審判に自分がよくなかったところを教えてもらう姿勢で聞いていました。これからこの場所でやっていくための最善の方法だと思いませんか?慣れないことでも、うーん難しいなと思うことでも、自分が良い結果を出していくためには少しずつうまくいく感覚を自分で掴んでいくしかないことを教えてくれているように感じたので、今日のお話に使わせてもらいました。

みなさんは中学生です。心も体も大人に近づく時期で、何かよくわかないことでも悩んでしまったり、イライラしたり、心が揺れることもあると思います。また、2,3年生はいつの間にか校長先生は見上げないといけない人が少数だったのが多数になっています。それほど身体も成長します。心と体の成長のバランスを崩しやすい年頃でもあります。中学生なら誰もが通る道なのです。焦らず、自暴自棄にならず、困ったら近くにいる人、先生・友だち・お家の人に相談してくださいね。一緒に考えましょう。

この1年でみなさん一人ひとりが勉強や自分が頑張りたいことに精一杯頑張ってくれる姿をみたいです。そして、それが自信となって次のステップで活躍できるような成長を期待します。

令和5年度(2023年度)入学式 式辞

 箕面市立第二中学校新入生112名のみなさんご入学おめでとう。私は、二中校長の俵積田武志と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 
 本日は穏やかな光が降り注ぐ春の良き日に、ご来賓のみなさまをお招きし、令和5年度(2023年度)本校第68回入学式を盛大に挙行できますこと、ひとえにみなさま方のあたたかいご支援のおかげと感謝申し上げます。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
 保護者のみなさま、お子さまのご入学、誠におめでとうございます。教職員一同、心よりお祝いを申し上げます 。
 さて、新入生のみなさん、私をはじめ二中の先生たちそして先輩たちはみなさんが入学してくるのをとても楽しみにしていました。みなさんは今日から二中の大切な仲間です。二中で過ごす毎日を充実したものにさせていってください。わからないことや困ったことがあれば、先生たちや先輩たちに聞いてくださいね。 

 二中は北小・萱野小・萱野北小を卒業した人たちと転入してきた人たちで学校生活を送ります。はじめは「友だちができるかな」「今まで過ごしてきたペースと何か違うな」などと慣れるまで心配することがあるかと思います。小学校で学んできた「友だちを大切にすること」「○○したい、だから勉強したい」「みんなの考えを参考にして考えたい」と自ら進んで学ぶ姿勢を継続してもらえれば、大丈夫です。 
小6の人から「二中にはいじめはありますか?」と質問をされることがあります。私は「二中にではなく、あなたたちにいじめはありますか?」と問い返します。自分の言動・仲間の言動が「良くないのでは」と思ったとき、一度立ち止まって考え、そして良い方向になるように行動に移すことが大切なのです。いじめや差別を許さない人として成長してほしいと願っています。」よろしくお願いします。

二中では、「学力」「生活」「仲間」とういう3つの言葉を大切にして教育活動を進めています。みなさんは3年後に義務教育を終え進路選択という大きな分岐点を迎えます。「将来自分が何になるのか」「どういう勉強の仕方をするべきなのか」を考えて9教科の授業に取り組んでください。先生たちはみなさん一人ひとりの個性や能力を伸ばし、自ら学び、よりよく問題解決をはかろうとする姿を育て、自ら生き方を考え、どのように仲間と生活を送るべきなのかをしっかり考えられる人を育てていきたいと思っています。そして、「ともに学び、ともに育つ」を教育の基本として、互いを認め合い、自らの選択した進路先で頑張れる人を育てていくことをめざしていきます。小学校で学んできたことをさらにステップアップさせ、社会の担い手として確かな学力を身に着けて、心豊かにたくましく生きる人を育てていきたいと思っています。しっかりついてきてくださいね。先生たちと一緒に頑張っていきましょう。 

今日はマスクを着用のしなければならない入学式ではありませんでした。ようやく、コロナ禍から抜け出そうとしています。コロナ禍以前の常識とコロナ禍で変わってきた常識、戻すべきなのか、戻さなくてもよいのか、これからはそのようなことも考えつつコロナ禍後の新しい常識ができていくことでしょう。

みなさんはSDGsという言葉を聞いたことがるかもしれません。何かを行動していくためには常に持続可能かどうかを考え、みんな一人ひとりのことを大切にして行動することが求められているのです。二中ではSDGsの考えをもとにいろいろな学習を深めています。二中を卒業し、未来の社会の立派に担っていく人たちに育ってほしいと願っています。そのために、二中での3年間を充実したものにしていきましょう。先生たちはみなさん一人ひとり大切にして教育活動に取り組んでいきます。もう一度言います。「一緒に頑張っていきましょう。」

保護者のみなさま、あらためてお子さまのご入学、心よりお祝い申し上げます。これまで大切に育ててこられたお子さまの成長の姿をご覧になり、感慨もひとしおのことでしょう。これからの3年間、みなさまの大切なお子さまをお預かりすることになります。この3年間で身体も心も大きく成長します。また、急激に成長する過程で、友だちとの関係、先生との関係や親と子の関係で悩み心が揺れる時期でもあります。お子さまの心の揺れを受け止めてよりよい成長をサポートしていくために、学校とご家庭で連携していくことが最も大切だと考えています。何卒、ご理解とご協力をお願い申し上げます。 

最後になりますが、ご多用にも関わらずご臨席くださり、ともに子どもたちの晴れ姿を見守ってくださったご来賓のみなさまに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。 

では、新入生のみなさん、これからの3年間、一日一日を大切に、いろいろなことを学びながら、力を合わせてすばらしい二中を作っていきましょう。これで私の話を終わります。 

令和5年(2023年)4月10日 

箕面市立第二中学校 校長 俵積田武志

修了式にて

 生徒のみなさん この一年 よく頑張りました!
保護者そして地域のみなさま 一年間ありがとうございました。

3月22日(水曜日)WBC(ワールド ベースボール クラシック)で日本代表が世界一に輝きました。テレビ等でも特番が組まれるなど、日本中が歓喜の渦に包みこまれました。
WBC決勝の試合前に、大谷翔平さんがチームの人たちにかけた言葉(抜粋)を紹介します。
「憧れるの、やめましょう」
「野球やっていれば誰しも聞いたことあるような人がいると思うんですけど、今日一日だけは、憧れてしまっては超えられないので。僕らは今日、超えるために、やっぱトップになるために来たんで、今日一日だけは、彼らに憧れるのは捨てて、勝つことだけを考えていきましょう」
「さあ行こう!!」
 大谷さんの言葉で日本代表チームのみなさんのモチベーションは最高潮となり、どんなピンチでもどんなチャンスでも自分の持っている力以上のものを出し切るプレイができたのだと感じました。
人にはうまくいく時とそうでない時があって当然です。その繰り返しが人生であり、経験がその人の持ち味になっていきます。仲間で過ごした経験も同じだと思います。私自身、大谷さんの言葉で心が揺さぶられ、これからも頑張ろうと奮い立たせてくれました。本当にすてきな言葉でした!

3月14日(火曜日)に67期生は二中を巣立っていきました。「マスクなし」の卒業式、コロナ禍の中学3年間、67期生はできることをしっかりとやり遂げて次のステージへと歩んでいきました。卒業生、保護者の方々、教職員の心が温まる卒業式ができました。未来に向けて心から応援したいと思います。

3月24日(金曜日)、令和4年度(2022年度)が終わります。1,2年生のみなさんはこの1年間で心も体も逞しく成長しました。4月から新たなステージに立つことになります。「失敗は成功の基!」うまくいかないときに落ち込むこともあると思います。よりよく成長するための経験にしてほしいと願っています。子どもは憧れを持つことがとても大切なことです。その憧れに向かって頑張ってほしいと思います。そして、大谷さんの言う「今日一日」の勝負と思える瞬間をめざしてほしいと思います。二中の先生たちはみなさんの成長をしっかりと応援していきたいと思っています。

最後に、保護者のみなさま、地域のみなさま、1年間本校の教育活動にご理解とご協力を賜り心より感謝申し上げます。コロナ禍で何をするにおいても難しい状況下ではありましたが、子どもたちは健やかに成長してくれています。ひとえにご家庭や地域のみなさまの心温まるお力添えがあってこそだと思っています。今後ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。ありがとうございました。

校長 俵積田武志

令和4年度(2022年度)卒業式 式辞

 桜のつぼみも膨らみ始めた今日の良き日、第67回箕面市立第二中学校卒業式を挙行できますことを、心から喜ばしく思います。お忙しい中ご臨席賜りましたご来賓代表のPTA会長横田様、そして保護者のみなさま、子どもたちの旅立ちの日をともに見守ってくださり本当にありがとうございます。高壇からではありますが厚く御礼申し上げます。
 さて、136名の卒業生のみなさん、ご卒業おめでとう。中学校三年間そして義務教育の九年間を修了し新しい道に進もうとするみなさんの輝かしい前途を、心から祝福したいと思います。今、みなさん一人ひとりに卒業証書を手渡しました。本当にこの3年間で心も体も成長しましたね。
六年生の三月に新型コロナウィルス感染拡大の影響による緊急事態宣言が発令されてから今日のこの日まで、一斉休校、分散登校、6月の入学式、授業や学校行事の制限、部活動停止、無観客試合、まん延防止等重点措置法など、これまでの当たり前がそうでなくなってしまいました。「よくわからない」「これからどうなるの?」本当に不安な毎日が続きました。また校長として行事の中止、部活動の停止などストップをかけることばかりでみなさんにはしんどい思いばかりをさせてしまったような気がしてなりません。
しかし、そのような状況下でもみなさんは二中の仲間と学校生活を楽しめるように努力してくれました。私はみなさんとは二年間のお付き合いでした。みなさんは実現した行事をとても嬉しそうに楽しみ一生懸命に頑張っていました。オキナワ修学旅行が実現したときのみなさんの姿、文化祭でのクラス劇、体育祭の姿を忘れることができません。そこには必ず友だちが参加できなかったことの気持ちも忘れてはいませんでした。
授業もオンライン授業が導入され、教室と友だちの家からのハイブリッド型の授業も定着し「心はいつもつながっている」雰囲気を作ってくれていました。授業や部活動がおもしろくない、友だちとうまくいかない、お家の人とうまくいかないなど、楽しくない、辛い、どうしたらいいのと迷い悩む日が続くこともあったことでしょう。でもみなさんは子どもらしくそして新しい未来をつくっていく人らしく本当に頑張りました。中学生という難しい時期。そしてコロナ禍。何事にも努力したみなさんです。「生きる力」が着いているはずです。自信を持ってください。

卒業証書には二中で学んだことすべてが、ご家族、先生方、後輩たち、そして地域の方々の深い愛情とともに、ぎゅっと詰め込まれているのです。みなさんと一緒に過ごしたこの二年間は、私自身にとっても一生の宝物となりました。本当にありがとう。
二月に漫画家の松本零士さんが85歳でほか界され宇宙に旅立っていかれました。壮大な宇宙を舞台に数々のSF漫画を生み出してきた人物で、56歳の私世代の人たちには心に残る漫画家なのです。二つの作品を紹介させてください。
一つ目は「銀河鉄道999」という漫画です。銀河系の各惑星が銀河鉄道と呼ばれる宇宙空間を走る列車で結ばれた世界。宇宙の多くの裕福な人々は機械の身体に魂を移し替えて機会化人となって永遠の生を謳歌していた。しかし、貧しい人々は機械の身体を手に入れることができず、機会化人から迫害の対象になっていました。機械化人に母親の命を奪われた主人公の少年が無料で機械の身体をくれる星をめざして銀河鉄道999に乗り込みます。停車駅である各惑星に滞在している間にさまざまな出来事と遭遇します。異星人との出会い、ノスタルジックな経験から少年の心に変化が起こり「機械化人になることが本当に幸せなのか?」と人生観を考えていくストーリーなのです。(「スマホに魂を…」ってなっていませんか?)
二つ目は「宇宙戦艦ヤマト」という漫画です。地球は謎の異星人国家からの侵略を受けていました。地球に対して無差別攻撃を加え続け、放射能汚染が広がり地下都市で暮らす人類、あと一年で滅亡する危機となりました。火星で地球から遠く離れた大マゼラン星雲のある星から地球に宛てた「放射能除去装置を受け取りに来るように」とのメッセージと宇宙航海に必要となるエンジンの設計図が回収されました。地球はそのメッセージを頼りに宇宙戦艦ヤマトを完成させ人類最後の希望を託されてその星へと旅立ちます。いくつもの苦難を乗り越えて地球に帰還し、地球は蘇り、元の青さを取り戻すというストーリーです。
この二つは西暦2200年前後の宇宙を思い描いた漫画ストーリーです。しかし、どうでしょう。お月さまにはウサギが餅つきを、かぐや姫は月にという世界から、人々は飛行機で世界中をわたり、50年前にはアポロ計画の下で有人ロケットが月面着陸をしました。その後、月の探査は進み、現在アルテミス計画を立ち上げて再び月面着陸をめざしています。それは、月には鉄やアルミニウム、月の南極には多くの氷があること考えられ、燃料や飲み水などに使える可能性が出てきたというのです。月を拠点にすれば、無重力空間であることから地球よりもロケットを発射したほうが効率的だという理由があるそうです。この50年間で、人類は急速な機械化の技術進化を遂げ、宇宙に進出できる力が備わってきたというとなのです。月という駅を中継し、火星という駅に到着するのです。銀河鉄道999の世界に近づいていますよね。凄いことだと思うのです。これからのみなさんの英知を結集して宇宙への旅が実現してほしいものです。

ところが、私たち人類は機械化・技術進化してきた結果、二酸化炭素の排出量を増加させ地球温暖化を進めているのです。過去50年で経験したことのない大雨や大雪、猛烈な台風、北極の氷が溶け出すなど、気象変動のニュースを見て感じているところはありませんか。機械化・技術進化を遂げてきた人類が急激な気象変動を生み、生物が地球で暮らせなくなるかもしれない、宇宙への旅ではなく地球脱出という説もあるのです。
ウクライナの戦争においては、人類が軍事用に作った機械である兵器が罪のない人々の命を奪っている現実を私たちは見ています。異星人の侵略で地球が放射能汚染されたのではなく、私たち人類が自分たちで地球を放射能で汚染してしまう怖さがあるのです。私たちは機械の身体を手に入れるために、地球から脱出するために機械化・技術進化を遂げてきたのでしょうか。きっと違うはずです。私たち人類が現実を立ち止まって考え、機械化・技術進化をしないといけないと思うのです。2つの漫画のストーリーは私たちに「現実を立ち止まって考えて行動に移すべきだ」と語ってくれているように感じてなりません。最初に挙げた人類の宇宙への夢とロマンに向けて機械化・技術進化を進めていくべきだと心から願うばかりです。
 二中67期生と言えば、サスティナブル・ディベロップメント・ゴールズSDGs(持続可能な開発目標)にこだわって33年間人権学習をはじめとする学習活動を積み重ねてきました。「その計画や活動は持続可能なの?」「誰もが過ごしやすくなるの?」「発した言葉、相手にはどうだったんだろう。一度立ち止まって考えて、もう一度考えて行動に移してみよう」と自然に考えて行動に移せる人たちになってくれているはずです。67期生のみなさんなら大丈夫です。これから未来に向けて自信をもってSDGs社会を担い、気象変動がストップでき、希望に満ちた宇宙への旅となるような機械化・技術革新を進め、心にゆとりのある平和な世界を築いていってほしいと願っています。オキナワ修学旅行で学んだ言葉「命どぅ宝」が一番大切なことだと思います。 
 さて、保護者のみなさま、コロナ禍の3年間、本当に大変でしたね。お子さまが義務教育の九年間を無事に終えられ、今日のこの日を迎えられましたこと、誠におめでとうございます。二中における三年間には、小学校六年間の成長とはまた一味違うお子さまの成長が見られたことと思います。心も体も大人へと成長する大切な時期であったと思います。楽しいことだけではなく、苦しいこと、辛いこともあったことでしょう。ご家庭でお子さまをしっかりと愛情を注ぎ、しっかりと支えてくださいました。また、どんな時にも変わることなく、二中に対しまして深いご理解とご協力をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
 結びに、ご臨席いただくことができませんでしたが、地域のみなさまの、卒業生に対するご厚情と二中教育へのご支援に対して、今一度深く感謝申し上げ、お祝いの言葉といたします。

令和5年(2023年)3月14日 
箕面市立第二中学校 校長 俵積田武志

『夢の実現』に向けて

 2月26日、「国産ロケットH3の打ち上げをとりやめ」のニュースがありました。私自身、H3ロケットの打ち上げを楽しみにしてたので、とりやめのニュースを見て残念な気持ちになりました。「何が原因なんだろう。極めて専門性のある人たちの英知が結集したロケット、難しいレベルの話なんだろうな。」と考えていました。記者会見では、最後に記者が「それは一般には『失敗』と言います。ありがとうございました。」と発言して終わっていました。その会見を見て私は、「ほかに言い方ないのかな!」「世間に『失敗』を認めさせ、謝罪させたいの?」などと苛立ちの感情が先に湧きました。次に、「ほんとうに悔しいだろうな」「どれくらいの経費がかかったのだろう?」「原因は究明できるのかな?」「責任のとりかたって?」と考えるようになりました。翌日になり、「あのニュースの流し方でいいのかな?」との思いがあったのでネットで調べてみました。人の感じ方はさまざまでした。その中で、『失敗』とは「目的を果たせないこと。予期した効果をあげられないこと」とあり、私は「言葉としては間違っていなぁ」と思いました。また、日本社会には『失敗』の2文字に対する強烈なネガティブイメージがありすぎるとありました。「私もその一人か」と思ってしまいました。私の苛立ちの感情は落ち着きました。つまり、2月26日の打ち上げに『失敗』したというだけで、すべてを失ったわけではない。3月には再び打ち上げるチャンスがある。H3ロケットの打ち上げ『成功』を心から応援したい気持ちになりました。人の言葉に左右されず、『夢の実現』に向けて何をしていくべきかが大切なんだと再確認できました。

さて、生徒のみなさんは「将来の夢」はありますか?
将来の夢の実現に向けて努力を重ねている人もいるかもしれませんが、多くの人はこれから将来の夢を見つけて頑張っていく人たちだと思います。夢を実現させるためにはいくつもの苦難を乗り越えていかなくてはなりません。みなさんはわかっていますよね。『成功』だけの人生はありません。『失敗』から学び『成功』にたどり着くことがほとんどなのです。一人では成し遂げられないことばかりです。志をともにできる仲間をつくってください。『失敗』という2文字にネガティブにならず「必ず成し遂げるぞ!」という信念をもって日々の生活を大切に過ごしてくださいね。

3年生のみなさん ご卒業おめでとうございます。
『夢の実現』に向けて大航海の始まりです。
世界を視野に!日本社会のネガティブイメージを吹き飛ばそう!
たくさんの出会いを大切にいてくださいね。
お互いを高め合える声かけを。時には心に休憩を!

1,2年生のみなさん この1年はどうでしたか?
 「しんどいな」「つらいな」と思う時期があったと思います。しっかりと成長していますよ。
みなさんは授業をはじめいろいろなことに前向きに頑張っていましたね。
『失敗』を恐れず、チャレンジする勇気を!
2,3年生に進級しますね。更なる飛躍を期待します!

保護者のみなさま、地域のみなさま
 この1年、本校の教育活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。別れと出会いの季節となりました。子どもたちが新しいステージでいろいろなことに逞しくチャレンジできるよう支えていきたいと考えております。今後ともご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
校長 俵積田武志

2学期はお世話になりありがとうございました。
よいお年をお迎えください。

 8月26日から始まった2学期。本当に長い期間でありました。その中でも、子どもたちは日々の授業・学校および学年行事、部活動などよく頑張ってくれたと思います。本当に頼もしい限りであります。
二中では授業研究テーマ「子どもたちが熱中する教室~モチベーションを上げるしかけづくり~」を掲げて教職員全体で日々の授業に取り組んでいます。子どもたちがモチベーションを上げるためるためには、先生や友だちとの関係性が良好であってこそ教室の安心感が維持されて子どもたちの「知りたい学びたい」という意欲の向上につながっていきます。モチベーションを上げるしかけとして、授業への入り方や発問の仕方、教材(ICTを含む)の活用、授業のまとめ・振り返りの仕方、教室環境の整備などを地道に工夫してきました。学期の終わりに生徒にアンケートを取っています。そのなかの「学ぶことは楽しいか」「授業中に1回でも時間を忘れて授業に熱中できたと思えた場面があるか」という問いに「ある」と多くの子どもたちが肯定的に回答してくれています。これからも日々の授業研究に前向きに頑張っていきたいと思っています。また、1月26日(木曜日)には、大阪府内の先生方が来校され参観される公開授業研究会を予定しています。二中全体でつくってきた日々の取組みを精一杯発表していきたいと思います。

次に、学校行事として9月17日(土曜日)は文化祭、10月15日(土曜日)は体育祭と保護者のみなさまにご来校いただく機会をつくることができました。全学年ともにとにかく前向きに友だちと協力しながら楽しく充実感のある行事を作り上げてくれました。コロナ禍の行事ではありますが、子どもたちは和やかにかつ切磋琢磨しながら「アットホームな二中」を表現してくれたと思います。これからも子どもたちはいろいろなことに挑戦して成長してくれるはずです。ご支援のほどよろしくお願いいたします。

しかし、2学期は子どもたちそれぞれが友だち関係、先生との関係、家族との関係など悩みが出てくる時期でもあります。身近にいる友だち、先生、家族に悩みを相談してよりよい明日になってくくれたでしょうか。先生たちも良き支援者となれるよう努めたいと思っています。しっかりとこの時期を乗り越えていってほしいと願っています。

保護者のみなさま、何かと至らないところもあったかと思います。お詫び申し上げます。
まもなく冬休みを迎えます。2学期は二中の教育活動にご支援とご協力ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

地域のみなさま、地域行事をはじめ、文化祭での出展、あいさつ運動、パトロール活動など校区の子どもたちの健やかな成長のために支えていただき心より感謝申し上げます。これからも何卒よろしくお願い申し上げます。   
校長 俵積田武志

2学期始業式にて

 今日から2学期がスタートしましたね。今年の夏休みはみなさんにとってどうでしたか?私は家族内でコロナ感染があり終業式をオンラインでお話をさせてもらいました。自宅待機がとても長く感じました。部活動の夏の大会に出場や応援に行けない子どもの姿をお家でみることになりました。誰も悪くないのに気持ちが下がっていく様子は何とも言えないものでした。お盆前に、再び家族内でコロナ感染があり外出ができなくなってしまいました。重症化しなかったこと、待機期間が7日が5日になっただけでも日常の生活が再開できたのは嬉しく感じました。外出ができなかったこともあり高校野球中継を見ていました。知らない高校生なのに、頑張る姿に何回も泣かされました。まず高校生や中学生が好きなことに打ち込めること。とても素晴らしいことなんだな。そのためには平和でないといけないと心から思っていました。
ウクライナ侵攻のニュースを見るたびに「なんで?」「早くやめて」「これからどうなっていくのだろう」「子どもたちに希望を与えてほしい」と思ってしまいます。子どもたち、人が好きなことに打ち込めるためには戦争なんていらない、差別なんていらない、いじめなんていらないと思いませんか!

2学期には文化祭や体育祭と学校全体で盛り上げていける行事が予定されています。コロナの影響があるかもしれません。でも、昨年もみんなでできることを精一杯頑張りました。今年もみんなで互いを尊重しながら力を合わせてやり遂げましょう!
私は二中でみんなが一生懸命に頑張っている姿をみたいです。自分で頑張っっているなと感じてほしいです。そうすると点数で測れない力が育っていき新しい学びが生まれてきます。そんな二中にしていくためには差別なんていらない、いじめなんていらないと思いませんか!自慢できる2学期にしてくださいね。
校長 俵積田武志

二中全体がホッとする空間となりますように!

保護者のみなさま、地域のみなさまへ

令和4年度(2022年度)が始まりました。お子さまのご入学・ご進級おめでとうございます。校長を務めさせていただきます俵積田武志(たわらつみだたけし)と申します。2年目となります。

今年度は385名(1年生115名・2年生134名・3年生136名)の子どもたちが二中での生活を送ることになります。本校はあらゆる教育活動において「学力」「生活」「仲間」の言葉を基本の柱として進めています。子どもたちの健やかな成長を支えていくために教職員一同で教育活動に取り組んでまいります。何卒ご理解とご協力をお願いいたします。

地域のみなさま、平素より本校の教育活動にご支援を賜り心から感謝申し上げます。新型コロナウィルス感染拡大の収束を願うばかりであります。日頃からの子どもたちへのあいさつなどの声かけや防犯パトロールなど子どもたちへの心温まるご厚情は二中生にも十分に感じています。今後と変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

 

1学期が始まりました!~一緒に頑張りましょう~

始業式において

令和4年度(2022年度)がスタートしました。1年生のみなさん、二中への入学おめでとう。2,3年生のみなさん進級おめでとう。今年もオンラインでの始業式となりました。今は、まん延防止も解除されてはいます。しかし、再び新型コロナウィルス感染拡大の傾向にあるとテレビ等では伝えらえています。本当にいつになればマスク着用・ソーシャルディスタンスなどを気にせずに生活を送ることができるのだろうかを考えると、正直、私自身がいら立ってしまいます。まさに見えない敵ですね。先生たちと生徒みんながチームになって見えない敵コロナと立ち向かわなければなりません。勝ち負けではないですが、打ち勝ちたいですよね。

今年は桜の花が入学・始業の時期まで持ちました。心も桜色。なんだかうれしくなります。新しい学年・クラスになりました。自分の位置を自分の立ち居振る舞いで築いていかなくてはなりません。後ろ向きな気持ちにならずに、この1年何ができるのかを考えながら行動して成長してほしいと思っています。一人ひとりが前を向いて良い成長をしていけば、みんなの道がどんどん広がっていきます。そして、二中全体があったかい色の花を満開に咲かすことでしょう。友だちづくり、勉強、スポーツ、いろいろなことにチャレンジして、「この1年が良かった」と言えるよう毎日を過ごしていってください。

二中の先生たちは生徒のみなさんを支え励まし、より成長ができるようがんばっていきます。だから一緒に前を向いて何事にもチャレンジしていきましょう。

これで始業式のあいさつとします。

令和4年度(2022年度)入学式式辞

箕面市立第二中学校新入生115名のみなさんご入学おめでとう。私は、二中校長の俵積田武志と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

本日は穏やかな光が降り注ぐ春の良き日に、保護者のみなさまにご臨席いただき令和4年度(2022年度)本校第67回入学式を盛大に挙行できますことを心からお喜び申し上げます。

さて、新入生のみなさん、私をはじめ第二中学校の先生たちそして先輩たちはみなさんが入学してくるのをとても楽しみにしていました。みなさんは今日から第二中学校の大切な仲間です。第二中学校で過ごす毎日を充実したものにさせていってください。わからないことや困ったことがあれば、先生たちや先輩たちに聞いてくださいね。

 第二中学校は北小と萱野小学校と萱野北小学校を卒業した人たちと転入してきた人たちで学校生活を送ります。はじめは「友だちができるかな」「今まで過ごしてきたペースと何か違うな」などと慣れるまで心配することがあるかと思います。小学校で学んできた「友だちを大切にすること」「○○したい、だから勉強したい」「みんなの考えを参考にして考えたい」と自ら進んで学ぶ姿勢を継続してもらえれば、大丈夫です。 小6の人から「二中にはいじめはありますか?」と質問をされることがあります。私は「二中にではなく、あなたたちにいじめはありますか?」と問い返します。だから「いじめや差別を許さない人としてチーム二中として日々生活を送り互いに成長していきましょう。」よろしくお願いします。

第二中学校では、「学力」「生活」「仲間」とういう3つの言葉を大切にして教育活動を進めています。みなさんは3年後に義務教育を終え進路選択という大きな分岐点を迎えます。「自分が将来何になるのかな」を考え「どういう勉強の仕方をするべきなのか」を考えて9教科の授業に取り組んでください。先生たちはみなさん一人ひとりの個性や能力を伸ばし、自ら学び、よりよく問題解決をはかろうとする姿を育て、自ら生き方を考え、どのように仲間と生活を送るべきなのかをしっかり考えられる人を育てていきたいと思っています。。そして、「ともに学び、ともに育つ」を教育の基本として、互いを認め合い、かつ自らの選択した進路先で頑張れる人を育てていくことをめざしていきます。小学校で学んできたことをさらにステップアップさせ、社会の担い手として確かな学力を身に着けて、心豊かにたくましく生きる人を育てていきたいと思っています。しっかりついてきてくださいね。先生たちと一緒に頑張っていきましょう。

現在も、新型コロナウィルス感染拡大の影響で学校生活にも制限が加えられ、密を避ける、マスクの着用やソーシャルディスタンスを保つなど、給食の食べ方や運動の在り方など新しい生活様式を守っていかないといけない状況にあります。みなさんは大阪北部地震、猛暑による運動制限、新型コロナウイルス感染など幼いころから経験をしてきています。「今何ができるのか、できることをいかに深めていくのか」をみんなで努力してきた人たちです。だから二中でも大丈夫です。SDGs持続可能、多様性そして何を言っても「平和」「平和」を念頭にさまざまなことにチャレンジしていってください。

保護者のみなさま、あらためてお子さまのご入学、心よりお祝い申し上げます。これまで大切の育ててこられたお子さまの成長の姿をご覧になり、感慨もひとしおのことでしょう。これからの3年間、みなさまの大切なお子さまをお預かりすることになります。この3年間で身体も心も大きく成長します。また、急激に成長する過程で、友だちとの関係、先生との関係や親と子の関係で悩み心が揺れる時期でもあります。お子さまの心の揺れを受け止めてよりよい成長をサポートしていくために、学校とご家庭で連携していくことが最も大切だと考えています。何卒、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

最後になりますが、本日は地域の方々にご臨席いただくことができませんでした。みなさんの入学を心から喜んでいただいております。心より感謝したいと思います。

では、新入生のみなさん、これからの3年間、一日一日を大切に、いろいろなことを学びながら、力を合わせてすばらしい二中を作っていきましょう。これで私の話を終わります。

令和4年(2022年)4月8日 箕面市立第二中学校 校長 俵積田武志

令和3年度(2021年度)卒業式式辞

桜のつぼみも膨らみ始めた今日の良き日、第六十六回箕面市立第二中学校卒業式を挙行できますことを、心から喜ばしく思います。お忙しい中ご臨席賜りましたご来賓代表のPTA会長様、そして保護者のみなさま、子どもたちの旅立ちの日をともに見守ってくださり本当にありがとうございます。高壇からではありますが厚く御礼申し上げます。

 さて、136名の卒業生のみなさん、ご卒業おめでとう。中学校三年間そして義務教育の九年間を修了し新しい道に進もうとするみなさんの輝かしい前途を、心から祝福したいと思います。今、みなさん一人ひとりに卒業証書を手渡しました。その卒業証書の中には、みなさんが二中で学んだことすべてが、詰め込まれています。

二中の制服に身を包んだ時、「こんなに大きくなるのかな?」と思いながらドキドキ入学したことを覚えていることでしょう。3年間で心も体も成長しましたね。1年生の3月に新型コロナウィルス感染拡大の影響による緊急事態宣言が発令されてから3年生の3月まで、休校、分散登校、授業や学校行事の制限、部活動停止、無観客試合、まん延防止等重点措置の適用など、とにかくこれまで当たり前にできてきたことができなくなってしまいました。そのような状況下でもみなさんは二中の仲間と学校生活を楽しめるように努力してくれました。私はみなさんとは1年間のお付き合いでした。みなさんが体育祭や修学旅行など実現した行事をとても嬉しそうに楽しみ一生懸命に頑張っている姿を忘れることができません。そこには必ず友だちが参加できなかったことの気持ちも忘れてはいませんでした。授業もオンライン授業が導入され、教室と友だちの家からのハイブリッド型の授業も定着し「心はいつもつながっている」雰囲気を作ってくれていました。授業や部活動がおもしろくない、友だちとうまくいかない、お家の人とうまくいかないなど、楽しくない、辛い、どうしたらいいのと迷い悩む日が続くこともあったことでしょう。でもみなさんは子どもらしくそして新しい未来をつくっていく人らしく本当に頑張りました。中学生という難しい時期。そしてコロナ禍。何事にも努力したみなさんです。いろいろな力つまり「生きる力」着いているはずです。自信を持ってください。卒業証書にはその3年間の思い出が、ご家族、先生方、後輩たち、そして地域の方々の深い愛情とともに、ぎゅっと詰め込まれているのです。みなさんと一緒に過ごしたこの一年間は、私自身にとっても一生の宝物となりました。本当にありがとう。

 さて、これからみなさんそれぞれが自分で選択した進路で主体的に自分の位置を築いていかなければなりません。Society5.0という言葉を聞いたことがあると思います。みなさんは生まれたときからスマートフォンが普及していた世代になります。Society4.0とは情報社会を意味し、その社会が着実に進化しサイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)の融合する社会がSociety5.0といわれています。インターネット、AIを活用した自動車の自動運転やロボットの遠隔治療、食料の増産やロスの削減をめざして最先端のデータを利用した「スマート農業」など、Society4.0情報社会がより進化してSDGs持続可能な社会をつくっていこうとしています。みなさんそれぞれが将来の夢としてなりたい職業を書いてくれていました。その職業を合わせると今の社会は大丈夫だと思いました。しかし、Society5.0にはその職業の働き方に変化や進化があるはずです。また、新たな職業がたくさん生まれていることだと思います。将来どのような世界がやってきても対応できる、順応できる柔軟性、適応性を身に着けるためにこれからも好奇心と熱意をもってしっかり勉強していってほしいと思います。

また、二中で学んだこととして「二中の3年間で人と人とのコミュニケーション力を学んだ。人の気持ちについて考えられるようになった。」と多くの人が書いてくれていました。Society5.0の社会になっても「人を思いやる心」が一番大切だと思います。悩みをうちあげた友だち「カミングアウト」は自分に関わってほしいということ。自分が相手に嫌な思いをさせたかもしれない、自分はどうすればいいのだろうかを自分で立ち止まって考えること、そして行動に移すことをいろいろな授業で学んでくれたと思います。失敗には熱意が必要です。「失敗が悪いこと」ではなく、「よりよい方法や関係をインプットするためには初めの段階で試行錯誤する失敗はいいことだと思ってください。」その心をもって新しい世界に羽ばたいてください。

東日本大震災から11年が経ちました。復興とは、一度衰えたものが再び勢いを取り戻すこと言う意味です。Society5.0の社会で私たちみんなの英知を集めて復興させる力になっていきましょう。そして、「平和」。「平和な世界」をつくっていきましょう。

 さて、保護者のみなさまには、お子さまが義務教育の九年間を無事に終えられ、今日のこの日を迎えられましたこと、誠におめでとうございます。二中における3年間には、小学校六年間の成長とはまた一味違うお子さまの成長が見られたことと思います。心も体も大人へと成長する大切な時期であったと思います。楽しいことだけではなく、苦しいこと、辛いこともあったことでしょう。ご家庭でお子さまをしっかりと愛情を注ぎ、しっかりと支えてくださいました。また、どんな時にも変わることなく、二中に対しまして深いご理解とご協力をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 結びに、ご臨席いただくことができませんでしたが、地域のみなさまの、卒業生に対するご厚情と二中教育へのご支援に対して、今一度深く感謝申し上げ、お祝いの言葉といたします。

 

令和4年(2022年)3月11日 

箕面市立第二中学校 校長 俵積田武志

1年間を振り返って~エールと感謝~

 この1年間を振り返ってみますと、「今年も新型コロナウィルス感染拡大の影響」に尽きると思います。子どもたちの学校生活において、学期ごとに「まん延防止等重点措置」「緊急事態宣言」が発令され、授業や部活動に制限が加わる現実がありました。「できることをやりましょう!」という言葉が相応しいかどうかはわかりません。二中としても子どもたちそして保護者のみなさまと協力しながら学校行事の成功に向けて頑張って取り組むことができたと実感しています。10月から11月の2か月間で、全学年の体育祭、学年文化祭、1年生の福祉体験授業、2年生の校外学習、3年生の修学旅行を結果的に実施することになりました。誰が見ても厳しすぎる日程ではありましたが、成功に向けて一生懸命に取り組むことができました。日程や形式に変更があっても子どもたちは「自分たちで頑張った」という達成感を持ってくれたように感じています。

 3月11日(金曜日)に、3年生は二中を卒業します。1月に進路学習の一つとして面接練習がありました。その中で「体育祭でみんなと一致団結して応援し合ったこと」「修学旅行が実現して、みんなで行けたこと」を楽しかった思い出として答えた人たちが多くいました。自分から仲間と心を通わせて思い出に残るように行動していたのだと思います。中学校生活の3分の2以上をコロナ禍で過ごしてきた3年生。今何をするべきかを自分として仲間とともに沈着冷静にベストを尽くしてくれました。本当に頼もしく思います。(よく頑張ったね!)2年生や1年生もみなさんは3年生のそのような姿をみて「信頼できる素晴らしい先輩」と感じていると思います。「変化があるのがあたりまえ」に対応できる能力が相当身についたのではないでしょうか。

3年生のみなさん

「心と体を大切にしてくださいね。応援してますよ!」

2年生、1年生のみなさん

「『二中っていい学校!』って実感できる学校にバージョンアップしていきましょう!」

 最後に、保護者のみなさま、地域のみなさま、1年間本校の教育活動にご理解とご協力を賜り心より感謝申し上げます。新型コロナウィル感染症の感染拡大が収束する見通しが立たない状況であります。その状況下でも子どもたちは健やかに成長してくれています。ひとえにご家庭や地域にみなさまの心温まるお力添えがあってこそだと思っています。今後ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。

校長 俵積田武志

3学期が始まりました。~本年もよろしくお願いいたします。~

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

                          本年もよろしくお願い申し上げます。 

                                                     箕面市立第二中学校 教職員一同 

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

                          本年もよろしくお願い申し上げます。 

                                                     箕面市立第二中学校 教職員一同 

年始のあいさつといえば、みなさんは「年賀状」でしょうか?お世話になった方やお付き合いのある方に年賀状を出すも出さないも決まりはありません。また、よくお会いする方や知り合いになった方とのコミュニケーションツールも大きく様変わりをしています。時の流れで「年賀状の文化」も変わってきたように感じているのは私だけでしょうか?

自宅で年賀状を見ていると、送ってくださった方々のことを思い出します。つまり、随分前にお世話になった方やお付き合いのある方がほとんどだったのです。これは嘆いているのでありません。私は27年前から10年間二中で勤務をしました。当時の生徒だけでなくお世話になった地域の方々(保護者のみなさまを含む)との年賀状のやりとりが少なからず続いているのです。二中に戻ってきた私としては感慨深いものがあります。インターネットを介したコミュニケーションツールはとても便利です。これからもどんどん変わっていくはずです。はがき1枚がその人との良き記憶を蘇らせてくれるのです。とても嬉しい時間でしたし、改めて二中で頑張ろうという気持ちになりました。

保護者のみなさま、地域のみなさま、今年度もあと3か月となりました。新年度に子どもたちが希望をもって次のステージに歩み出していけるよう教職員一同教育活動に頑張ってまいります。何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 

校長 俵積田武志

 

2学期が終わりました。~ありがとうございました。~

わが子の心がわかりますか?~身近な大人として~

 私は高1、中3、中1の子を持つ親です。当然一人ひとりの性格などはまったく違います。共通していることは子の年齢の分だけ同じ家で親子として暮らしてきたことです。親として子に「やさしい子、できれば勉強やスポーツに頑張れる子に育ってほしい。」「もしさらに頑張りたいと思うことがあれば、それを応援してあげたい。」と思って育てています。朝「おはよう」夜「ただいま」の言葉を交わすくらいの毎日ですが…。正直、子どもの心を完璧に見抜けないです。みなさんはどうでしょうか?

小学生くらいまでは、子は親の考えかたや、親が子を守る姿を見て育っていきます。そして、子は中学生の世界に入ってきます。早い子は5,6年生くらいから親や先生の立ち居振る舞いに疑問を感じ大人に対して斜に構えるようになってきます。そのころからほか者と比べてみたり、自分に自信が持てなくなってみたりなど、心が揺さぶられる時期に突入していきます。中学生の子どもにとっては自分の心の揺れにどのように対処していくべきなのかわからない時期でもあります。

学校では、必要なタイミングでの相談、定期的な生徒相談、トラブルが起きたときの話し合いなどを通して子の気持ちを聴きながら教育活動を行っています。子の悩みごとやトラブルについては「何とか解決してあげたい」と思っているのは本当です。しかし、子の心の闇に潜んでいるものはわからないことが多いと思います。

「友だちのことなら言えるかも。言えないかも。」

「先生のことなら言えるかも。言えないかも。」

「親のことお家のことなら言えるかも。言えないかも。」

中学生は「親には、友だちには、先生には言わないで」とよく言います。聴く側は心配もするし、追求もします。聴く側がその子に良かれと思って行動しても子に悩みを増やしてしまうこともあります。正直、本人にもわからない心もあるはずなのです。先生も子どもの良き理解者であり適切な言葉をかけてサポートしていきたいと思っています。しかし、先生も子どもの心がわからないこともあります。先にあげましたが、私も中学生を持つ親です。親も子の心がわからないことがあったり、アドバイスをしても届かなかったり、悩むこともあります。

子の心の本音がわからなくても、心の揺れをともに受け止めてサポートできるような先生と親の協力関係であることが子の心のお薬の一つだと思っています。

保護者みなさま、地域のみなさま

この今年も大変お世話になり、本当にありがとうございました。もうすぐ2021年が終わります。心せわしい年の暮れ、何かとご多用とは存じますが、何卒お気をつけて年末をお過ごしください。           校長 俵積田武志

 

  

2学期を迎えるに会って

 「さあ2学期が始まりましたね!勉強に学校行事にそして地域行事に頑張っていきましょう!」と私を含め先生たちが生徒のみなさんに声をかけることが当たり前だったと思います。しかし、現在も、新型コロナウイルス感染拡大の影響から学校の教育活動に大きな制限が加わり、予定を変更せざるを得ない状況が続いています。校長として生徒のみなさんには「今ある環境のなかで、『自分をいかに成長させるのか。』『いかにみんなと支えあって生活を送っていくのか。』を落ち着いて考えてほしい。」という内容を伝えました。
二中では「SDGs」をテーマに各学年でとりくみを進めています。世界中のさまざまな国で環境問題、紛争、人権問題、新型コロナなどの感染症の問題など多くの問題に直面しています。そのため「安定して暮らし続けることが困難になっていくのではないか。」という心配がもたれています。これから未来を生きていく子どもたちは学校でさまざまな問題を学習し、それを改善していく力をつけていく必要があると考えています。「環境を大切にしよう。」「差別やいじめのない社会をつくっていこう。」さまざまな教育活動の中にテーマとして組み込んで進めていきたいと思いますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
今年の夏休み期間には、東京オリンピック・パラリンピックや全国高校野球選手権大会などが開催され、テレビ放送などがありました。出場された選手のみなさんの頑張る姿を見て感動し「自分ももっと頑張ろう」と思った人も多くいたのではないでしょうか。選手一人ひとりに出場するための個人の努力そして周囲の人たちの支えがあったことだと思います。二中の生徒一人ひとりには『自分をいかに成長させるのか。』『いかにみんなと支えあって生活を送っていくのか。』をしっかりと自分で落ち着いて考えて行動してほしいものです。そして身近にいる大人(保護者、教職員、地域のかた々など)がしっかり支えていくことができれば、よりよい成長につながっていくはずです。大雨など自然災害の猛威や新型コロナウイルス感染拡大の不安に心が折れないよう一緒に子どもたちを支えていきましょう。2学期も何卒ご理解とご協力をお願いいたします。 ※残念ではありますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、予定していた行事の日時及び内容となることがあります。 
                                     
                            校長 俵積田武志

チーム二中でがんばります!よろしくお願いいたします。

  令和3年(2021年)4月1日付けで箕面市立第二中学校の校長として赴任いたしました俵積田武志(たわらつみだたけし)です。萱野東小学校で2年間校長を務めた後、こちらに赴任しました。私は平成6年(1994年)の4月から平成16年(2004年)3月の10年間この第二中学校の教諭として勤務しておりました。当時のことを懐かしく思うとともに、伝統ある第二中学校の校長としての務めさせていただくことでき、大変光栄に思うと同時に、その重責をひしひしと感じています。新年度の学校運営におきましては、これまで築かれてきた昨年度までの流れを受け継ぎ、そのうえで、さらに発展させることを考えていきます。校長として、子どもたちにとって何が一番大切かを常に念頭に置きながら、保護者のみなさま及び地域のかた々の願いや想いを反映できる柔軟な学校づくりをめざしていきます。

 さて、新型コロナウィルス感染拡大の影響から今年度も生活様式に制限がかかる日常となっています。この状況が一気に好転することは考えづらい状況下であります。子どもたちの健やかな成長を支えていくために、教職員一同、あらゆる教育活動において「学力・生活・仲間」の言葉を基本に据えて全力で取り組みたいと考えております。この先、至らない点も多々あるかと思います。保護者のみなさま及び地域のかた々の温かいご支援とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 今後ともよろしくお願いいたします。

                           校長 俵積田武志

入学式式辞 令和3年(2021年)4月8日(木曜日)

 箕面市立第二中学校新入生131名のみなさんご入学おめでとう。私は、本校校長の俵積田武志と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

 本日は穏やかな光が降り注ぐ春の良き日に、保護者のみなさまにご臨席いただき令和3年度(2021年度)本校第66回入学式を盛大に挙行できますことを心からお喜び申し上げます。 

 さて、新入生のみなさん、私をはじめ第二中学校の先生たちそして先輩たちはみなさんが入学してくるのをとても楽しみにしていました。みなさんは今日から第二中学校の大切な仲間です。第二中学校で過ごす毎日を充実したものにさせていってください。わからないことや困ったことがあれば、先生たちや先輩たちに聞いてくださいね。

 第二中学校は北小と萱野小学校と萱野北小学校を卒業した人たちと転入してきた人たちで学校生活を送ります。はじめは「友だちができるかな」「今まで過ごしてきたペースと何か違うな」などと慣れるまで心配することがあるかと思います。小学校で学んできた「友だちを大切にすること」「○○したい、だから勉強したい」「みんなの考えを参考にして考えたい」と自ら進んで学ぶ姿勢を継続してもらえれば、大丈夫です。 

 第二中学校では、「学力」「生活」「仲間」とういう3つの言葉を大切にして教育活動を進めています。みなさん一人ひとりの個性や能力を伸ばし、自ら学び、よりよく問題解決をはかろうとする姿を育て、自ら生きかたを考え、どのように仲間と生活を送るべきなのかをしっかり考えられる人を育てていきます。そして、「ともに学び、ともに育つ」を教育の基本として、互いを認め合い、かつ自らの選択した進路先で頑張れる人を育てていくことをめざしていきます。小学校で学んできたことをさらにステップアップさせ、社会の担い手として確かな学力を身に着けて、心豊かにたくましく生きる人を育てていきたいと思っています。しっかりついてきてくださいね。先生たちと一緒に頑張っていきましょう。 

 現在も、新型コロナウィルス感染拡大の影響で学校生活にも制限が加えられ、密を避ける、マスクの着用やソーシャルディスタンスを保つなど、給食の食べかたや運動の在りかたなど新しい生活様式を守っていかないといけない状況にあります。大切なことは、新型コロナウィルス感染拡大の影響から友だち関係をはじめとする人と人との関係がおかしくならないように生活を送ることなのです。「また治ったら一緒に遊ぼう、一緒に頑張ろう」と態度を示すことができる人であってほしいと思います。その姿は、「いじめはいけない」「暴力はいけない」「SNSはマナーが大切」のすべてに通じることですね。よろしくお願いします。 

 保護者のみなさま、あらためてお子さまのご入学、心よりお祝い申し上げます。これまで大切の育ててこられたお子さまの成長の姿をご覧になり、感慨もひとしおのことでしょう。これからの3年間、みなさまの大切なお子さまをお預かりすることになります。この3年間で身体も心も大きく成長します。また、急激に成長する過程で、友だちとの関係、先生との関係や親と子の関係で悩み心が揺れる時期でもあります。お子さまの心の揺れを受け止めてよりよい成長をサポートしていくために、学校とご家庭で連携していくことが最も大切だと考えています。何卒、ご理解とご協力をお願い申し上げます。 

 最後になりますが、本日は地域のかた々にご臨席いただくことができませんでした。みなさんの入学を心から喜んでいただいております。心より感謝したいと思います。

では、新入生のみなさん、これからの3年間、一日一日を大切に、いろいろなことを学びながら、力を合わせてすばらしい二中を作っていきましょう。これで私の話を終わります。 

令和3年(2021年)4月8日

箕面市立第二中学校 校長 俵積田武志