更新日:2015年3月31日

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平成26年第9回箕面市教育委員会定例会会議録

日時:平成26年9月8日(月曜日)午後1時30分
場所:箕面市役所第三別館4階大会議室

出席委員

  • 委員長 山元行博君
  • 委員長職務代理者 丹澤直己君
  • 委員 大橋亜由美君
  • 委員 中享子君
  • 委員 髙野敦子君
  • 委員(教育長) 具田利男君

付議案件説明者

  • 子ども未来創造局長 大橋修二君
  • 子ども未来創造局子育て政策統括監 木村均君
  • 生涯学習部長 浜田徳美君
  • 子ども未来創造局次長(子ども未来創造政策・教育改革・施設管理・教職員担当) 北村清君
  • 子ども未来創造局次長(学校教育・学校生活支援・教育センター担当)兼副理事(人権教育担当) 主原照昌君
  • 子ども未来創造局副理事兼教育センター所長 南山晃生君
  • 子ども未来創造局次長(子ども・子育て施策推進・青少年育成・幼児育成担当) 稲野文雄君
  • 子ども未来創造局次長(子育て支援・早期療育・子ども家庭相談担当)兼子ども未来創造局専任参事(早期療育担当) 細川美智代君
  • 生涯学習部次長 斉藤堅造君
  • 子ども未来創造局次長(人権教育担当) 半沢芳寛君
  • 子ども未来創造政策課長 井口直子君
  • 子ども未来創造局専任参事(教育改革担当) 野津麻衣君
  • 学校生活支援課長兼広域学校生活支援課長 韮澤宣雄君
  • 学校教育課参事 高岡真仁君
  • 教育センター参事 宇都宮智君
  • 子ども・子育て施策推進課長 村田麻子君
  • 幼児育成課長兼広域幼児育成課長 今中美穂君
  • 文化国際課長 前田一成君
  • 生涯学習課長 小林和幸君
  • 天然記念物保護課長 岩永幸博君
  • スポーツ振興課長 大倉三男君
  • 中央図書館長 大迫美恵子君

出席事務局職員

  • 子ども未来創造政策課担当主査 松野真里君
  • 子ども未来創造政策課担当主査 松尾真恵君

議事日程

日程第1:会議録署名委員の指定
日程第2:児童福祉法による費用の徴収に関する規則改正の件
日程第3:箕面市子ども・子育て支援条例制定要請の件
日程第4:箕面市教育委員会所管に係る平成26年度箕面市一般会計補正予算(第4号)の件
日程第5:箕面市教育委員会人事発令の件
日程第6:箕面市教育委員会会議録の承認を求める件
日程第7:教育長報告

 

 

(午後1時30分開会)

 

◯委員長(山元行博君):ただ今から、平成26年第9回箕面市教育委員会定例会を開催します。議事に先立ちまして、事務局に「諸般の報告」を求めます。
(事務局報告)
◯委員長(山元行博君):ただ今の報告のとおり、本日の出席委員は6名で、本委員会は成立しました。
◯委員長(山元行博君):それでは、日程第1、「会議録署名委員の指定」を行います。本日の会議録署名委員は、箕面市教育委員会会議規則第4条第2項の規定に基づき、委員長において具田委員を指定します。
◯委員長(山元行博君):次に、日程第2、議案第58号「児童福祉法による費用の徴収に関する規則改正の件」を議題といたします。議案の朗読を省略し、提案理由を子ども未来創造局幼児育成課長に求めます。
◯子ども未来創造局幼児育成課長:本件は、「児童福祉法による費用の徴収に関する規則」別表第1から別表第3において引用している法律名と同法律の引用条項を改正するため当該規則の改正を提案するものです。
◯委員長(山元行博君):ご質問、ご意見をお受けいたします。
◯委員長(山元行博君):ないようですので、議案第58号を採決いたします。本件を原案どおり可決することにご異議ございませんか。
(“異議なし"の声あり)
◯委員長(山元行博君):異議なしと認めます。よって、本件は原案どおり可決されました。
◯委員長(山元行博君):次に、日程第3、報告第55号「箕面市子ども・子育て支援条例制定要請の件」を議題といたします。議案の朗読を省略し、提案理由を子ども未来創造局子ども・子育て施策推進課長に求めます。
◯子ども未来創造局子ども・子育て施策推進課長:本件は、子ども・子育て支援法を始めとする子ども・子育て関連三法の成立により、平成27年4月から子ども・子育て支援新制度が実施予定であることに伴い当該実施に関し必要な事項を定めるため、本条例の制定を箕面市長に要請する必要が生じましたが、委員長において教育委員会会議を招集する時間的余裕がないことが明らかであるとお認めいただきましたので、地かた教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項及び箕面市教育委員会教育長に対する事務委任規則第3条第1項の規定により教育長が臨時に代理しましたので、同規則第3条第2項の規定により報告するものです。
◯委員長(山元行博君):ご質問、ご意見をお受けいたします。
◯委員長(山元行博君):ないようですので、報告第55号を採決いたします。本件を報告どおり承認することにご異議ございませんか。
(“異議なし"の声あり)
◯委員長(山元行博君):異議なしと認めます。よって、本件は報告どおり承認されました。
◯委員長(山元行博君):次に、日程第4、報告第56号「箕面市教育委員会所管に係る平成26年度箕面市一般会計補正予算(第4号)の件」を議題といたします。議案の朗読を省略し、提案理由を子ども未来創造局子ども未来創造政策課長に求めます。
◯子ども未来創造局子ども未来創造政策課長:本件は、平成26年度当初予算編成以降の事務の変更などに伴い、箕面市教育委員会所管に係る平成26年度箕面市一般会計予算の補正を市長に要請する必要が生じましたが、委員長において教育委員会会議を招集する時間的余裕がないことが明らかであるとお認めいただきましたので、地かた教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項及び箕面市教育委員会教育長に対する事務委任規則第3条第1項の規定により教育長が臨時に代理しましたので、同規則第3条第2項の規定により報告するものです。
◯委員長(山元行博君):ご質問、ご意見をお受けいたします。
◯委員長(山元行博君):学校配置のコンピューターの減額補正は、契約の差金ということでしたが、今の配置状況と2学期からどんな使いかたになっていくのか簡単に報告をしてください。
◯子ども未来創造局教育センター所長:学校教育コンピューターですが、すべての小学校の普通教室につきましてパネル式の電子黒板を付けています。中学校においては、第一中学校のみプロジェクターかた式になっていて、残りの4中学校については同じくパネル式の電子黒板になっています。なお、各学校にはそれ以外に特別教室用として、キャスター式の電子黒板が6台ずつ、移動可能でそのほかの教室でも使える形で設置をしています。工事は夏休み中に完了し、若干の不具合のあるところは現在調整中ですが、2学期から使っていただくことは可能であると思います。さっそくもう使っていただいて、かなり使い勝手が良いという話も聞いています。
◯委員長(山元行博君):ほかにはございませんでしょうか。ないようですので、報告第56号を採決いたします。本件を報告どおり承認することにご異議ございませんか。
(“異議なし"の声あり)
◯委員長(山元行博君):異議なしと認めます。よって、本件は報告どおり承認されました。
◯委員長(山元行博君):次に、日程第5、報告第57号「箕面市教育委員会人事発令の件」を議題といたします。議案の朗読を省略し、提案理由を子ども未来創造局子ども未来創造政策課長に求めます。
◯子ども未来創造局子ども未来創造政策課長:本件は、退職などに伴い、発令する必要が生じましたが、委員長において教育委員会会議を招集する時間的余裕がないことが明らかであるとお認めいただきましたので、地かた教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項及び箕面市教育委員会教育長に対する事務委任規則第3条第1項の規定により教育長が臨時に代理しましたので、同規則第3条第2項の規定により報告するものです。
◯委員長(山元行博君):ご質問、ご意見をお受けいたします。
◯委員長(山元行博君):ないようですので、報告第57号を採決いたします。
本件を報告どおり承認することにご異議ございませんか。
(“異議なし"の声あり)
◯委員長(山元行博君):異議なしと認めます。よって、本件は報告どおり承認されました。
◯委員長(山元行博君):次に、日程第6、報告第58号「箕面市教育委員会会議録の承認を求める件」を議題といたします。議案の朗読を省略し、提案理由を子ども未来創造局子ども未来創造政策課長に求めます。
◯子ども未来創造局子ども未来創造政策課長:本件は、去る8月11日に開催されました平成26年第8回定例会の会議録を作成しましたので、箕面市教育委員会会議規則第4条の規定により、提案するものです。
◯委員長(山元行博君):ご質問、ご意見をお受けいたします。
◯委員長(山元行博君):ないようですので、報告第58号を採決いたします。本件を報告どおり承認することにご異議ございませんか。
(“異議なし"の声あり)
◯委員長(山元行博君):異議なしと認めます。よって、本件は報告どおり承認されました。
◯委員長(山元行博君):次に、日程第7「教育長報告」を議題といたします。教育長に報告を求めます。
◯教育長(具田利男君):まず教育委員としての活動ですが、ジュニアソフトボール大会が8月2日及び3日にありまして、2日の日に委員長も出ていただいて開会式とその後試合が始まりました。また、その後二中のPTAとの意見交換会を第二中学校に移動して開催し、また同日と4日に教科書採択についての学習会をしていただきました。それから7日に教職員の全体研修会がありました。内容は大きくは「箕面の授業の基本」をヘ゛ースとしていまして、由利本荘市との交流の職員からの長期派遣の報告であったり、由利本庄市の教育をヘ゛ースとした箕面でのそれぞれ取組の報告であったり、また幼稚園の報告がありました。後半は英語教育の推進ということで、教育委員会のかた針や指導かた法の例などの説明がありました。11日に、教育委員会の活動評価委員との第2回の懇談会をして、そこでご意見を頂き、第8回の教育委員会定例会で報告いたしております。また、先程PTAとの意見交換の話をしましたが、今度は学校職員と、8日の金曜日には、二中、萱野北小と、また18日から20日にかけて、それぞれそこに記載のとおりの各学校と意見交換をしていただいています。それから私のかたの動きですけれども、大阪府都市教育長協議会の8月の定例会がありまして、研究協議ということで、国または府への要望書の内容の作成をいたしました。それから報告には記載していないのですが、8月24日の夕かたから、ご承知のとおり箕面でも災害が起こりまして、教育委員会は主に避難所開設に関して対応を行いました。特に、その日の19時30分からは如意谷3丁目と5丁目に「避難指示」が出ましたので、それを受けて、萱野北小学校を除く全小学校、それから第二中学校の避難所の開設にあたりました。事務局の職員40名程度、それから学校のかたでは教員、管理職それぞれ2名ほどが出ていただいて開設しました。私の経験では初めてなんですが、350人の避難者がまず二中に集まり、それから西小においても60名程度、ほかの避難所も併せて、合計450名程度の市民が避難されました。幸い、人命に関わることについては、発生しませんでした。短期間に大雨が降る被害がありましたので、避難指示を受けている避難所の開設や、それ以外の避難所の開設が、休日でしたが何とか避難者が来られるまでにできました。大きな被害が無かったという意味では、良い訓練にもなったかなと思います。いろいろと課題も見つけられましたので、改善していきたいと思っています。当日出ていただいた職員の皆さんには、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。このほか、学校教育の関係で28日から中学校と小・中一貫校で始業式がありました。8月の報告にはありませんが、残りの学校は9月1日に始業式を行い、2学期がそれぞれ始まっています。また、子育ての関係、生涯学習の関係、それぞれ報告に記載のとおりです。
◯委員長(山元行博君):ご質問、ご意見をお受けいたします。
◯委員長(山元行博君):ないようですので、以上をもちまして、本日の会議日程は、終了しました。各委員から教育行政に係ることで、何かご意見などありますでしょうか。この夏学校のかたを回らせていただいて、いろいろとお話を伺いましたので、何かないでしょうか。高野委員さん、どうですか。
◯委員(髙野敦子君):私が行ったのは二中とそれから萱野北小学校、箕面小と西小です。そのほか、夏休みの期間中に一中のPTA、それから二中のPTAのかたがたともお話をさせていただきました。学校訪問で先生に頼まれたのは、一つは人が足りない、ということについてです。本当に、先生がたが、もういっぱいいっぱいのぎりぎりの中でやっているな、というのをひしひしと感じました。子どもたちと接する毎日の中で、先生たちが毎日の業務や何やらに追われて精神的に余裕がなく、子どもと向き合っていろいろなことを話したいのに話せない、というのを切に、悔しそうに話されていたのがすごく印象に残りました。きっと人件費というのは、非常に大きなお金が動くのだろうということは承知しいてるのですけれど、その点で限界なのかなと感じています。英語教育、ICT、それから箕面の授業の基本、と、新しいことがいろいろ始まっていて、私も一緒に関わる中で、決して後ろ向きではなく前向きな意味で、良い意味で成功していってほしいなと思いますので、もう少し人的なサポートの面でも支えていかないといけないと思います。取組が始まってから、具体的に何が起こるかというのもすべては分かりませんし、始まってからのサポートについても一緒に考えていかなければいけないなと思いました。もう一つ先生がたに言われていたのが施設面についてで、施設に関しても学校側からいろいろな要望が出ています。これまたお金がかかることなんですが、やはり子どもたちが毎日生活する中で、大切です。例えば棚がない。棚がないから、絵の具道具を、入れる場所がなくて、積み上げている。積み上げているのが、がさがさっと崩れてしまう。整理整頓しようと思っているのに、しまう場所がないから山積みにしか置けない、という状況が、子どもの整理整頓の習慣づけとか心の教育という点で改善をしていかないといけないと感じました。
◯委員(中享子君):髙野委員と同じようなことですが、学校の先生がたとお話しして、人が足りないというのはすごく感じました。英語教育に関しても、どうやっていいか分からない、という意見がすごく多かったです。また、教育委員会で話したことがあまり教員のかたがたには伝わってないというか、気持ちが、あまり伝わってない感じがすごくしました。それでは、新しい取組にもついていけないだろうなと強く思いました。どうして伝わらないのかな、というのもすごく不思議です。何をしたらいいのか分からない、本当に困ってるんです、という教員のかたもいらっしゃいました。小学校の先生にそういうかたが特に多かったです。中学校は、英語の先生がいるのですが、小学校は英語は初めて、という先生が多くて、何をしたらいいのか、どういう教材を使うのかも分からない、という話でした。私は、子どもが楽しく学校で勉強をする、というのが一番だと思っているのですが、先生がすごく大変で時間がない、という話がものすごく多かったので、それではやはり子どもには向き合えないし、そのことによって一番子どもが困ると思うのです。それでは教育ではない思うのです。先生がたから、上から言われてる、という感じがあるみたいなことを聞いたのですが、やはり現場で働いている先生の声をもっと拾って、どういうことで困っているのかというのを考えた上で進めて行かないといけないのではないかなと思いました。それと、施設ですね。ICTとか英語教育をする前にどうして施設環境をきちんとしてくれないのか、という意見が、これまたすごく多くて。保護者のかたとの意見交換のときも多かったです。使っている椅子がもうざりざりってささくれだってるそうです。高野委員も言いましたけれども。また、教室が足りなくて更衣室がない、というのとか。何でそこから先にしてくれないのかと。確かに、私もそう思います。環境から先に整えるというのは当たり前のことだと私は思うので。なぜそこに予算が付かないのかというのはすごく不思議です。そういうところに予算は付けていかないといけないんじゃないかなと思うので、もうちょっと考えていきたいと思います。それから、箕面の学校はすごく落ち着いている、というのは先生も保護者のかたも言っていたのですが、その中でも困っている子がいるのですけれども、落ち着いているが故に、そういう子への配慮がなかなかできない、というか、見つけられないこともあって、不登校で困ってる子とかがちょっと置き去りな感じになっているといことを聞きました。もう少し不登校のことに関してや、その子たちにどのように対処していくかということに関しても、これから教育として考えていかないといけないと思いました。
◯委員(大橋亜由美君):ほとんど重複すると思うんですけれども、今回先生がた、またPTAのかたがたと話して出てきたのは、やはり英語教育とICT教育のことが多かったと思います。そして、人的支援のことです。ICTなどの新しい技術を学校で展開するのは好ましいことですけれども、日常的に使うもの、例えば机・椅子などのメンテナンスの予算は付きにくいとは思いますが、とても重要なことなので、同時に進めていけないのかなという、本当に不思議な気持ちになりました。もう一つ、やはり中委員がおっしゃたように、先生がたへ、どうして教育委員会からの情報、先生たちにとって必要な情報がうまく伝わっていないのかっていうのがとても疑問でした。先生がたは、本当にあれも分からないしこれも分からないし、どうしたらいいのか、と言われていました。どうして教育委員会側の情報が質も量も適切に伝わらないのか、その辺もう少し考える必要があるのだろうと切実に思いましたし、先生がたの声を吸い上げる力もちょっと足りないような気がしました。そのほかに、何箇所かの学校の先生がたの意見で少し気になったのが、英語教育を進めるのはいいけれども、それ以前に、実は子どもたちの学力が二極化していますよ、という話です。英語教育をやる前に、本当に学び直しが必要な子どもたちが実は増えていて、そこをなおざりにしておけない、というような話を伺いました。近年高校や大学で学び直しというのがありますけれども、もしかしたら、小・中学校レベルでそれをやる必要が箕面でも生じているのかもしれないと、先生がたの話を改めてもう1回聞く必要があるのかなと思いました。あと1点は英語教育の推進について、今、事務局が中心になって努力されて進めていますが、どうも先生がたの間の動きと何かこう直結してないような感じがします。また、事務局のかたがたも何年かごとに人事異動があって担当者も替わるかと思いますが、2020年文部科学省が英語教育を始める前まであと数年、この英語教育をきちっと続けていってほしいと思いますし、それにはもう少しアドバイザーとかあるいは国際交流協会とか、国際教育というのは当然人権問題を含んでいますから、そういった組織などが一緒に進んでいけるような、その推進母体のような組織が必要ではないのかなと思っています。多々いろいろ問題をお聞きして来て良かったと思いますので、こういうような意見交換会を、1回ではなく何回も私たちが在任の間続けていけたらなと思いました。
◯委員(丹澤直己君):行かせていただいて、一番多かったのは箕面の授業の基本、それとICT、英語教育、この大きな3本柱がいっぺんに学校の現場に下りてきたので、これらをなかなか解消というか、自分たちの中に取り入れていくのが難しいというような意見です。本来ならば3本柱の一つひとつを完成して次の柱に、といくところを、じゃあ、それをどのようにしていったら良いのかというのをお聞きしていると、ICTのかたはパソコンの数が足りないということを学校側は言われていたし、成績処理のときも非常に順番を待たないといけないので、空いている時間になかなか上手にパソコンがあてがわれていないということでした。英語教育についてもどうすれば良いのかというのをお聞きしているときに、英語の授業というのが前回は無かったので、何をしていいのか分からない、また、英語に対しての授業の授業案やゲームなどの自分自身のアイディアのストックが十分ではないので、行き詰まってしまうという意見がありました。それを回避していくために今回予算でもあげられていたようにDVDやCDの購入によって英語の授業のサポートの1つとして役立てていってもらうかと思うのですが、1つ怖いのが、DVDやCDというのは視覚寄りの授業になってくるので、目で見てすぐに理解してしまうため、なかなか子どもたちが深く物事を考えていかなくなるおそれがあります。自分の考えを深めていくという子どもにとって非常に大事な学習能力の観点からはどうなのかなというのがありますので、その教材を上手に使いつつ、先生がたに定期的に英語の研修を夏だけでなくてこれから先も随時定期的に行っていっていただきたいなと思います。今、大橋委員も言われていたように、このように大きなことを立ち上げていくには、英語のアドバイザー的な存在のかたがいらしてくださるのが一番ありがたいことです。でも、なかなかすぐにというのも無理だと思いますので、今ちょうど私学の被昇天小学校のかたで英語活動が盛んにされているので、そちらのかたからもヒントを貰えたらどうかなと考えています。被昇天小学校も箕面市と同じように、小学校1年生のうちから素晴らしい英語の授業を与えるのではなく、英語に対して抵抗感なく、そして身近なことから英語でしゃべれて英語を楽しんでいくというのをモットーにされているというのをお聞きしました。まさしくそこは私たちとスタートラインが同じではないかと思いました。箕面市の英語教育も、これから長期的に続けていく中で、研修などまた視察などを通してヒントを貰っていければ、英語教育の発展にもつながっていくのではないかと思っています。それから、中学校のかたでは、特に不登校やいじめの問題というのも話がありましたが、先ほど私たち教育委員の中で話し合いいたしました結果、不登校への取組についてさらなる実情把握のため本市の適応指導教室フレンズへの視察を予定しています。またほかにも、池田市のスマイルファクトリーなどほか市への視察などを行い、さらにいろいろなことを勉強していき、役立てて行けるように私たち教育委員も頑張っていきたいと思っています。
◯委員長(山元行博君):同じようにいくつか学校を回ってみまして、学校の要望を聞いてあげるという場面が少ないのかなと感じました。私たちが行って初めて直接本音や要望を聞くことができたので、今後もこのような意見交換を、定期的にやっていきたいなと思っています。いろいろな意見を聞くことができますし、できるできないは別にしても、聞いていくことは大切だなと思っています。3本柱の英語、ICT、授業の基本。このことについては、端から反対だと言うかたはおられなかったので、やらなければいけないということはご理解いただいているのかなと思います。でも、教育委員会から決定事項が下りてくるルートが何かよく分からない、という話でした。どこかで滞っているというか、教育委員会で決めたことがおそらくどこか学校現場に下りるまでの間に屈折していると考えられます。たぶん伝えるかたも命令一下で動くということが嫌なのかもしれないです。結局教員のかたは教育委員会での決定事項は新聞報道でしか分からない、というようなことをたくさんのかたが言われていましたので、我々としてはそんなことはないと思っていても、ちゃんと伝たちされていないようです。それから施設について、傷んだ机・椅子のためにちょっとズボンがすり切れたり、子どもが擦り傷を作ったりするのだということも言っておられたので、その辺り何とかならないかなという気もしました。ICTについては来年度からきちっとパソコンで全部仕事をしていただく形をとられると聞いているので、先進的にパソコンで業務をすべて学校内でされてるところの状況を聞いてみると、箕面みたいにUSBをきちっと管理していないのでUSB使用禁止にされているところが多いので、教員はまったく仕事ができない状況だそうです。家で仕事ができないうえに、しかもUSBを使ったらいけないとなったら、学校にある数台のパソコンが取り合いになります。しかも容量オーバーですぐダウンするため、故障して民間会社へ電話してさらに長くかかると。通知表も全部そのパソコンで作成しないといけないので、壊れたらずっと直るまで待たなければならないそうです。箕面市ではこんなことにはならないようにしてほしいなと思っています。その先進的な学校の現場で言われてたのは、国の緊急雇用対策及び情報教育アドバイザー、民間のかたですけどパソコン直してくださる人ですね、以前は配置されていたのですが、配置が無くなったから困っているということです。配置するのは難しいと思いますけども何らかの工夫が要るのかなと思いました。英語については、小学校での取組の中で毎日15分の生み出しかたに関し、非常に抵抗があるみたいです。なぜ、特例校制度申請をしなかったのかということに疑問を持っておられるようでした。ここはもう一度、少し考えてみる必要があるのかなと思います。ただ単に15分という労働力の強化ということだけにつながってしまっていて、結果子どもたちと向かい合える時間が無い、もしくは減るのではという恐れを感じておられるようです。担任は、小学校ではトイレに行く暇もないという状況です。時間はもう少し余裕を生み出してあげる工夫が要るのかなと思いました。英語については、今回教員全体研修の中でも先進市の事例も取り上げていました。例えば北河内の、枚かた市や寝屋川市は、先進的に英語で特例校制度を持ってやっておられるので、夏の終わりに、今どうなってるのかということをお聞きしましたら、各中学校区単位でやっているので、ちゃんとできているところとできていないところの色分けがはっきりしているということでした。そこは校長のリーダーシップにかかっているということと、どちらの市も英語教育をきっかけとして、校区の整理、小中一貫の推進が求められるようになったとおっしゃっていました。箕面のように施設一体型の学校を持っているところは別なのですがほか市はそうではないので。ただ、そうすると、一つの小学校から同じ中学校へ行くように組み立てないと、たぶん英語教育を小学校から中学校につなげていくのは将来的には難しいのかと思います。だから寝屋川市は2小1中とかね、2つの小学校が1つの同じ中学校に行って、その2つの小学校はどっちの小学校へ行ってもいいよと自由選択にされている。枚かた市は、中学校の校区の柔軟性をすごく認められていて今もそれが残っているのですが、それを整理しながら1小1中、1つの小学校から1つの中学校に行けるようにずーっと変えられてきて住民説明会を何度もされて、あと2中学校ぐらいだけ残っているので、それを整理することによって、小中一貫の英語教育につなげられるという動きです。箕面市の場合も将来的にはこういうことを想定をせざるを得ないと思う。また、英語はやはり発音が難しいと言われますので、そのことは箕面市としては見通しておかないといけないのと、これだけ注目を浴びましたので、ほかのまちは箕面のこれからを非常に関心を持って見ています。大阪の中で、全国の中でも引っ張っていかなくてはならない立場にあると思いますので、そのことを理解しつつ進めていかざるをえないと思います。特筆すべきは、枚かた市の場合は小学校41校ほど、JTE、英語の先生をネイティブじゃなくって日本人を全員雇って入れたということです。なぜかと言うと、ネイティブを入れると担任の先生との意思疎通が難しいので、日本語を話せる英語の先生を全校に入れたということは一つ工夫かなと思います。教員は評価育成システムがありますよね、教育長が校長を評定・評価するのですけれど、寝屋川市の場合は、中学校区で校長を呼んで目標設定面談をしてるとお聞きしました。A中学校の校長の面談時には、A中学校区のB小学校、C小学校の校長3人で一緒に目標設定面談をして、そこで今年の英語はどうするのかということを話していく、ということです。箕面市が進めていく中で何か参考にできるところは参考にできればよいかなと思いました。先生がたみな多く語られていましたので全部をお話しできないですけれど、上手く文章化して、要望・要請のような形に作れるのであればやってみたいなという話をしているところです。
◯教育長(具田利男君):私は学校教員との懇談は全部は出席できず、PTAとの意見交換にしか行けていなくて、学校のかたの話については、大橋局長から簡単には報告を貰っている次第です。一つずつ細かい点、それから来年度予算に向けて整理すべき点についてはこれからかなと思っているのですけれど、一番大きな課題は情報伝たちというか意思の疎通というか、そこのパイプ゜が詰まっているのかなという点です。皆さんおっしゃるように、そこがすっきりしたらもっと学校現場の声も聞けるし、私たちの思いも現場に伝わって、より、子どもたちにとって常に良い成果がもっと出てくるのかなと思います。実際のところ私たちも多くの場合指導主事を通して、校長を通してというルートしかない。ただ一かたで、学校への情報伝たちの手段として、学校用グループウェア「校務シェアボード」もでき、掲示板に載せるだけで全教職員がその情報を見られるという新しいツールもありますので、そういったことも含めて、どう改善していくのか、それぞれの意見を交換しながら、一番良い答えを出していくことになるかと、また、資源は限られていますので、その中でベター、ベストな選択をしていくのかなと思います。まずはこの点を、以前から言われていることだと思うのですが、局長とも内容を整理し、改善したいと考えています。予算編成に向けても、するべきことはやっていきたいと思いますので、意見交換会などで伺った意見の整理ができましたら、これからもまた引き続き、またご相談させていただいたり、ディスカッションさせていただいたりしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◯委員長(山元行博君):ほかにございませんでしょうか。
◯委員長(山元行博君):ないようですので、ほかに、事務局から「そのほか教育行政に係る報告」があれば、申出を受けますが、いかがですか。
◯委員長(山元行博君):ないようですので、本日の会議は、全て終了し付議された案件、議案1件、報告4件は、すべて議了いたしました。これをもちまして、平成26年第9回箕面市教育委員会定例会を閉会いたします。

(午後2時19分閉会)

以上のとおり会議の次第を記し、相違ないことをみとめたので、ここに署名する。

箕面市教育委員会
委員長 山元行博(自署)
委員 具田利男(自署)

よくあるご質問

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所属課室:子ども未来創造局教育政策室 

箕面市西小路4‐6‐1

電話番号:072-724-6762

ファックス番号:072-724-6010

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