箕面市・統一キャンペーン

障害の有無に関わらず、誰もが暮らしやすいまちへ
多様な手段で、心をつなぐコミュニケーション
〜少しの工夫でできること〜

問い合わせ　障害福祉室　電話番号727・9506ファクス727・3539

（イラスト）統一キャンペーンロゴ
視覚障害
誘導するときな自分のひじを持ってもらうなど
聴覚障害
スマホに打ち込んだ文字を見せて伝えるなど
少しの工夫を！
多様な手段で、心をつなぐコミュニケーション

日本人の約11人に1人が何らかの障害を持っており、日常生活の中で、さまざまな困難に直面しています。
そんなときに支えになるのは、周囲の配慮や手助けであり、その第一歩となるのがコミュニケーションです。
私たちの少しの工夫が、障害のあるかたとのスムーズなコミュニケーションにつながります。
この機会に“心をつなぐコミュニケーション”について考えてみてください。
また、障害のあるかたとのコミュニケーションに役立つ要約筆記、音訳、手話などのサークル活動やボランティア活動が、地域で盛んに行われています。
どの活動も初心者大歓迎です。
興味があるかたはぜひご参加ください。


障害に合わせた“少しの工夫”が、スムーズなコミュニケーションにつながります

聴覚障害があるかた
（イラスト）白杖をついた女性が、女性のひじを持ち、点字ブロックまで案内されているようす
点字ブロックまで案内しますね！
●相手に触れずに、正面から声をかける
●方向や距離を具体的に説明する
●誘導するときは、相手に自分のひじや肩を持ってもらう

視覚障害があるかた
（イラスト）男性が、聴覚障害がある補聴器をした女性に、スマホに打ち込んだ文字を見せながら、大きく口を開けて話しかけているようす
バスが出ますっ！
●紙に書いたり、スマホに打ち込んだ文字を見せて伝える
●口の動きや表情を見せながら、ゆっくり話す
●身振り手振りを交えて話す

理解力・記憶力に障害があるかた
（イラスト）女性が、理解力・記憶力に障害があるかたにイラストを描いた紙を見せ、状況を確認しているようす
どうしましたか？
●具体的な言葉で、簡潔に話す
●イラストや写真を交えて要望を聞く、説明する
●相手のペースに合わせてゆっくり話す

上記で紹介しているのは一例で、他にもさまざまな障害に合わせた工夫があります。
困っている人を見かけたら、まず声をかけ、相手の話をよく聞いて、「何が必要なのか」を確認しましょう。


障害のあるかたとのコミュニケーションに役立つ！
地域のサークルやボランティアグループの活動にぜひご参加を！

箕面要約筆記サークル「もみじ」
代表　占部のぞみさん（写真左）、鈴木七瀬さん（写真右）
会議や講演会などの場で、音声を文字にして伝えています。
リアルタイムで分かりやすい文章にすることは難しいですが、難聴のかたのお役に立てる喜びがあります。
話に遅れずに伝えられたときは、爽快感や楽しさも味わえます。
お気軽に見学にお越しください。

音訳ボランティアグループ「ささゆり声の会」
会長　佐茂栄子さん（写真）
市の情報など、活字情報を正確に分かりやすく音声にして、視覚障害者の「読むこと」をお手伝いしています。
障害者福祉センターささゆり園で毎年開催される音訳講習会などを通して、初めてのかたも気軽に音訳を学べます。
やりがいや喜びも多いので、みなさんもぜひご参加ください。

手話サークル「にじ」「あお」「たき」
「にじ」代表　内海美穂さん（写真）
手話言語を通じて聞こえない、聞こえにくいかたたちと楽しく交流ができると、とてもやりがいを感じます。
市内には「にじ」「あお」「たき」の3つの手話サークルがあります。
手話言語の魅力に触れてみませんか。
ぜひお気軽にご見学ください。

障害のあるかたの声
箕面難聴者サークル木かげ
代表　谷口学さん（写真）
要約筆記を知り、仲間と笑い合えたことで、自分の障害を受け入れることができました

私は元々音が聞こえていましたが、徐々に“言葉として理解できない難聴”になっていきました。
その変化で友人や同僚との会話が辛くなり、自分を「透明人間」のように感じるようになりました。
そんな中、SNSで同じ悩みを持つ仲間と出会い、要約筆記を知って会話の輪に入れたことが、自分の障害を受け入れるきっかけになりました。
仲間と笑い合える経験は、障害を持つかたの大きな励みになると思います。

各サークルやボランティアグループの活動について、詳しくは障害福祉室（電話番号727・9506ファクス727・3539）へご連絡ください。