箕面市・統一キャンペーン 災害からあなたと家族を守る 命のパスポート シリーズ特別号 阪神・淡路大震災から30年 今、私たちができること (写真)阪神・淡路大震災の被災地航空写真 写真提供:神戸市 問い合わせ 市民安全政策室 電話番号724・6750ファクス724・6376 来年1月17日、阪神・淡路大震災の発生から30年を迎えます。 最大震度7(マグニチュード7.3)を記録した地震は、兵庫県南部を中心に甚大な被害をもたらし、木造住宅を始めとする約24万棟が全半壊。 6400人以上のかたが亡くなり、4万人を超えるかたが負傷しました。 また、電気、ガス、水道などのライフラインが広範囲で停止した上に、高速道路や鉄道の崩壊により交通網が寸断されたことで、救援物資の到着にも遅れが生じ、多くのかたが不自由な生活を強いられました。 大きな被害と深い悲しみをもたらした同震災は、これまでの災害対策を見直す契機ともなりました。 この機会に、同震災を改めて見つめ直し、大切な家族や自分を災害から守るため、何ができるかを考え、実行に移してください。 (写真)高速道路が崩壊しているようす 写真提供:神戸市 阪神・淡路大震災では死亡原因の約9割が圧死・窒息でした 同震災では、6400人以上のかたが亡くなり、その死亡原因の88パーセントが、家屋の倒壊や家具の転倒などによる圧死・窒息でした。 また4万人を超える負傷者のうち、約7割のかたが、家具や電化製品の下敷きになったり、ガラスの破片が刺さったりするなどして、けがを負っています。 (写真)家屋が全壊しているようす (写真)家具が倒れ込んだ屋内の写真 写真提供:神戸市 一方で8割近いかたが地域の絆で命を救われました (円グラフ)阪神・淡路大震災で救助された人の救助要因 近隣の住民らによって救助された 77パーセント 消防・警察・自衛隊に救助された 23パーセント 地震などの災害が発生したとき、公的な機関だけで全ての命を救うことはできません。 同震災では、消防や警察などに救助されたかたは2割程度しかおらず、約8割のかたは、自治会など地域のかたに救助されました。 阪神・淡路大震災 箕面市では… 箕面市の被害 ・死者1人(災害関連死) ・負傷者63人 ・全壊家屋8棟 ・避難者数467世帯886人 阪神・淡路大震災が発生した平成7年1月17日午前5時46分、箕面市は震度4の揺れに襲われ、8棟の家屋が全壊し、ブロック塀が倒壊するなどの被害が発生しました。 さらに、ライフラインの一部が停止し、467世帯886人のかたが避難所に避難しました。 (写真)ブロック塀が倒壊しているようす 大切な家族や自分を災害から守るため今できることを始めてください 阪神・淡路大震災から30年経った今、大切な家族や自分を災害から守るため、私たちができることは数多くあります。 明日来るかもしれない巨大地震。 次の備えを、今すぐ始めてください。 (イラスト)統一キャンペーンロゴ 阪神・淡路大震災から30年 今、できることを始めよう! ・家具を固定する ・家庭の備えを始める ・自治会に加入する 緊急地震速報が鳴ったら! 机の下に隠れるでござる! 1.緊急地震速報が鳴った直後の行動を覚えておく (イラスト)QRコード 詳しくはコチラ 緊急地震速報が鳴ったら「丈夫な机の下(物が落ちてこない・倒れてこない場所)に隠れる」。 机が近くにない場合は「その場にあるもので頭を守る」。 屋外では、ブロック塀など「危険な場所から離れる」といった行動を必ず覚えておいてください。 (イラスト)地震で家具などが転倒・落下し、危険にさらされている男性 “揺れてから隠れる”は遅い! 2.家具の配置を見直し倒れないよう固定する (イラスト)QRコード 詳しくはコチラ 大地震が起こると、棚の食器類や電化製品が落下し、背の高い家具などが倒れます。 家にいるとき一番長く居る寝室や、たくさんの食器類や電化製品に囲まれた台所では、家具の配置を見直し、配置換えが難しいものには必ず転倒防止の金具などを取り付けてください。 (イラスト)キッチン 良い例 落下防止チェーン ガラス飛散防止フィルム 粘着マット 落下ストッパー L字型固定金具 家具連結金具 転倒ストッパー L字型金具などと組み合わせると効果的! 1人で家具の固定をするのが難しいときはシルバー人材センター(電話番号723・8077)へご連絡ください。 「家具の固定」(有料)とお伝えください! 3.「家庭の備え」を始める (イラスト)QRコード 詳しくはコチラ 大地震が起こった直後、3日間は外部からの支援が届きません。 ガス・電気・水道が止まり、物流が途絶えても持ちこたえられるよう、3日分の水・食糧を備蓄してください。 また、突然の避難に備えて非常用持ち出し袋を用意し、玄関周りに置いておきましょう。 水 9リットル掛ける家族の人数 ひとり1日3リットルの飲料水が必要です 4人家族なら9リットル掛ける4人 (イラスト)ペットボトルに入った水 食糧 普段食べているものでOK! 調理しなくても食べられるものをそろえてください ・レトルト食品(おかゆ・雑炊・シチューなど) ・缶詰・びん詰め食品 (イラスト)食糧のストック 4.自治会に加入する (イラスト)QRコード 詳しくはコチラ いざというとき、隣近所の素早い安否確認が、多くの命を救うことになります。 市では、大規模災害時の安否確認を自治会単位で行います(下記参照)。 また、ライフライン・物流復帰までの物資配布なども、優先的に自治会を通じて行います。 (イラスト)安否確認をしているようす 今すぐお電話ください! 箕面市役所自治会係専用ダイヤル 電話番号724・6179 大地震! 「うちは大丈夫」の目印は黄色いハンカチ作戦 発災時、自治会であらかじめ作成する「安否確認分担表」をもとに、安否確認とりまとめ責任者などが、黄色いハンカチを目印に安否確認を行います。 黄色いハンカチがないと、1軒1軒「ピンポン」して安否確認をするので時間がかかります。 黄色いハンカチがあれば、迅速な安否確認が可能になり、助かる命が救えます。 (イラスト)QRコード 詳しくはコチラ 黄色いハンカチ作戦を行えば安否確認がスピードアップ! (イラスト)黄色いハンカチ作戦で安否確認をしているようす 黄色いハンカチ! ここは大丈夫だ よし、次へ! 毎年1月17日に全市一斉総合防災訓練を行います! 箕面市では、阪神・淡路大震災が起きた1月17日に毎年、曜日に関わらず全市一斉総合防災訓練を実施しています。 来年の訓練は金曜日です! それぞれの場所で、それぞれの立場で、訓練に参加してください!