箕面市で保育士として働きませんか? (写真)保育士と子どもたちが保育所で一緒に遊んでいるようす (写真)保育所の子どもたちが笑い合っているようす 「箕面で子育てをしたい」 そう思っていただけるよう、市ではさまざまな取り組みを進めています。 その一つが“保育士の確保”です。 今回は、これまでの取り組みを振り返るとともに、市内で働く保育士に向けた支援制度を紹介します。 問い合わせ 保育幼稚園利用室 電話番号724・6791ファクス721・9907 箕面市は、長年にわたり保育環境の整備に取り組んできました。 平成23年には市独自の「子育て応援幼稚園制度」を制定。 保育所並みの長時間預かりを行う幼稚園を「子育て応援幼稚園」と名付け、補助金を出して支援することで、待機児童の解消だけでなく、保護者の預け先の選択肢拡大にも取り組みました。 この「子育て応援幼稚園」は、現在の「認定こども園」に通じるもので、内閣府が視察に訪れるなど、全国に先駆けた制度として注目されました。 そして平成27年、認定こども園化の推進や子育てと就労の両立支援の強化などを掲げた国による「子ども・子育て支援新制度」が施行され、全国的に保育ニーズが高まりました。 これを受け、市では「第三次箕面市子どもプラン」を策定。 現在も続く「生活支援補助金」及び「学生補助金」(左ページ参照)を開始し、保育士の確保に取り組みました。 その結果、令和元年度からの4年間は「年度当初の待機児童ゼロ」を達成していますが、さらなる保育ニーズの増加と深刻さを増す保育士不足などにより、令和5年度当初には1歳児の待機児童が生じました。 今後も保育を必要とする全ての子どもが安心して保育を受けられるよう、ニーズに応じた保育定員の確保に努め、引き続き「待機児童ゼロ」をめざすところです。 また、国では、令和5年度に子ども政策を一元化した「こども家庭庁」を新設。 こども未来戦略方針が示され、少子化対策の観点からも、若い世代が子育てをしたいと思えるような環境づくりが求められるようになりました。 保護者の保育ニーズの多様化などに対応し、今まで以上に子育て支援施策を推進していく上で、保育士の必要性はより高まっています。 市では今後もさまざまな支援を行い、保育士の確保に取り組みます。 保育士資格をお持ちのかたや取得予定のかたは、箕面の子どもたちのために、ぜひ力を貸してください! また、市民のみなさんも、左ページのような支援制度があることを周りの人に広めていただくなど、ぜひご協力をお願いします。 保育士資格をお持ちのかたや取得予定のかたは、ぜひ力を貸してください! 市では、市内の民間保育施設で働く保育士のかたや、保育士課程を学ぶ学生のかたを対象に、さまざまな支援(下記参照)を行っています。 箕面の子どもたちのために、ぜひ力を貸してください! ここがポイント! (イラスト)パペット人形を手にはめた保育士さん 就職支援補助金(最大30万円)を新設! (イラスト)パペット人形を手にはめた保育士さん 最大で198万円支給! ※「就職支援補助金」「学生補助金」「生活支援補助金」を全て満額受給した場合の金額です。 就職支援補助金 令和7年4月1日以降、新たに市内の民間保育施設で保育士として働くかたに一時金として20万円を支給します! また、保育士課程を学ぶ学生のかたで実習やアルバイトとして働いていた民間保育施設に就職した場合、さらに10万円を追加支給(計30万円)します。 対象 市内の民間保育園、民間認定こども園、小規模保育事業所に常勤保育士として令和7年4月1日以降に採用されたかた 学生補助金 将来、市内の保育施設で保育士として働く学生のかたに、最大96万円(月2万円掛ける4年間)を支給します! 対象 次の2つの条件を満たすかた 1.大学や専門学校などで保育士課程を学んでいる 2.卒業後、市内の保育園、認定こども園、小規模保育事業所で保育士として5年間継続して働く意思がある 生活支援補助金 新たに市内の民間保育施設で働く保育士のかたに、最大72万円(月2万円掛ける3年間)を支給します! 対象 市内の民間保育園、民間認定こども園、小規模保育事業所に常勤保育士として採用されたかた または 家賃支援補助金 市内の民間保育施設で働く保育士のかたの家賃負担を、採用から6年間にわたり毎月最大7万円軽減します! 対象 次の3つの条件を全て満たすかた 1.市内の民間保育施設に常勤保育士として採用された 2.法人名義で借り上げた住居(市外を含む)に居住する 3.本人及び同居者が住宅手当などを受給していない ※同制度を導入しているかどうかは、各保育施設に直接ご確認ください。 ●「生活支援補助金」または「家賃支援補助金」のいずれかを利用できます。2つの補助金を同時に受給することはできません。 (イラスト)QRコード 各補助金について、詳しくは市ホームページ(左記QRコード)をご覧ください 箕面市の保育士さんにインタビュー 阪本優結さん(写真) 保育士歴:1年 学生補助金、生活支援補助金を利用! 子どもたちの成長が一番のやりがい! 補助金を利用して念願の保育士になれました 私には9歳差の妹がいて、世話をしながら一緒に過ごすうちに、子どもと関わる仕事がしたいと思うようになりました。 大学に入り保育士課程を学びましたが、3回生のときの実習で分からないことが多くあり、保育士になれるか不安になりました。 そんなとき、「アルバイトをしないか」と声をかけてくださったのが実習先の園長先生です。 実習のときは、私が教室に入るだけで泣いてしまったり、話が弾まなかったりした子どもたちも、アルバイトを通して徐々に心を開いてくれるようになり、私も少しずつ自信が持てるようになりました。 一緒に働く先輩がたも温かくサポートしてくださる中で、この園で働きたいという思いが強くなり、この4月からは正職員として勤務しています。 現在、子どもたちの成長を日々感じながら、やりがいを持って働けているのは、学生補助金の助けも大きいと感じています。 特に実習期間中はアルバイトをする時間がないので、月2万円の補助はとても助かりました。 実際に保育士になってからも、3年間の生活支援補助金があり、いつもありがたく感じています。 箕面は、保育士をめざすかたにとって、充実した環境が整っていると思います。 「子どもが好き」という気持ちがあるかたは、ぜひ箕面で保育士をめざしてほしいです! (写真)阪本さんが絵本の読み聞かせをしているようす