シリーズ新市立病院 ボリューム.2 新市立病院では救急医療を強化します! (写真)新市立病院の完成予想パース ※イラストはイメージで、実際とは異なります。 問い合わせ 新市立病院整備室 電話番号728・2171、728・2001(代表)ファクス728・8232 市では、令和10年中の新市立病院開院に向けて取り組みを進めています。 新市立病院の整備について、主なポイントをシリーズで紹介していきます。 今回は「救急医療の強化」についてお知らせします。 ここがポイント! 診療体制の充実をはかり“断らない救急”を実現します 令和5年度に市内で発生した救急搬送案件のうち、全体の6割を超える4761人のかたが、市立病院ではなく市外の医療機関へ搬送されました。 市内で発生した救急搬送案件の搬送先(円グラフ) ※令和5年度市消防本部集計データより。 搬送人員(7787人) 市立病院へ搬送 3026人 市外の病院へ搬送 4761人 全体の6割以上が市外に搬送されています その主な原因は… 病床が満床になっている ↓ そこで、新市立病院では ↓ 急性期病床を267床から390床へと約1.5倍に増やし、受け入れ体制を強化! その主な原因は… 患者が女性(男性)なのに男性用(女性用)の4人部屋しか空いていない ↓ そこで、新市立病院では ↓ 全ての病室を個室化し、性別に関係なく受け入れを可能に! その主な原因は… 専門の診療科がなく、処置が困難(呼吸器・腎臓疾患など) ↓ そこで、新市立病院では ↓ 呼吸器・免疫内科、腎臓内科を新設! この他、医師や看護師の確保などにも取り組み、“断らない救急”を実現します! 新市立病院のめざす姿 市直営・急性期267床のままでは、持続可能な病院運営は望めません。 (イラスト)急性期267床のままの市立病院 ×新しい診療科 ×救急車の受け入れ ×医師や看護師などの確保 ×高齢化による患者数増加への対応 ×がん診療強化 ↓そこで 病床数を390床に増やすことで医療提供体制を強化し、持続可能で質の高い医療を提供できる公立病院をめざします。 病床を確保するため、国が推し進める再編統合の制度を活用します。 再編のイメージ (イラスト)市立病院 (イラスト)協和会病院(吹田市) 統合後は廃止 ↓ (イラスト)新市立病院 病床数は約1.5倍に充実 断らない救急の実現 今回のポイント! 患者ニーズにあわせた新しい診療科の設置 がん診療の充実・強化 優秀な医師や看護師の確保 分娩と産後ケアの実施 災害や感染症に強い施設 全室個室で快適な療養環境 新市立病院は、指定管理者制度により医療法人協和会が運営します。 また、新病院を円滑に開院するため、令和7年4月から現市立病院での指定管理を開始します。 指定管理の開始後も、市立病院の診療体制や大阪大学医学部との連携体制は何ら変わることはありません。 市と協和会が一丸となって取り組みを進め、これまで以上に医療の充実・強化をはかっていきます。 新市立病院の整備について、詳しくは市ホームページ(QRコード)をご覧ください。 (イラスト)QRコード