心の樹 みんなで心の中にある小さな人権の芽を、箕面の地で大きな樹に育ててほしい…。 〜誰もが自分らしく暮らせる社会のために〜 性の多様性について理解を深めましょう 問い合わせ 人権施策室 電話番号724・6720ファクス725・8360 「世の中には男と女しかいない」「異性を好きになるのが当たり前」と考えるかたは現在も多くいます。 しかし、実際には、戸籍上の性と自認している性が異なるかたや、女性を好きになる女性、男性を好きになる男性もいます。 このようなかたがた(性的マイノリティ)は、私たちが当たり前に受け入れている日常でも『苦しい』と感じる場面が多くあります(右記参照)。 性のあり方は、人それぞれに異なります。 あなたの隣にも、性のあり方で悩んでいるかたがいるかもしれません。 この機会に性の多様性について知り、何ができるかを考えてみてください。 (イラスト)マネキン人形 『メイクしたら女の子らしくてかわいい』って言われても… 『彼女はいないの?』って、女性を好きになると決めつけないでほしい… スカートの制服を着るのは抵抗がある… 同性パートナーを家族として認めてほしい… 性別欄に○を付けるのがつらい… ピンクの服を着たいけど、『男なのに』って笑われそう… 性の多様性を理解するために… 性の4つの要素を知ろう! 性には下記4つの要素があり、その組み合わせは人それぞれです。 各要素は“男性寄り”“女性寄り”というような振り幅があるため、「性のあり方はグラデーション」とも言われています。 1.からだの性(生物学的性) 生まれつきの体のつくり 2.こころの性(性自認) 自分で認識している自らの性別 3.好きになる性(性的指向) 恋愛感情や性的な関心が向く性別 4.表現する性(性表現) 服装や言動、振る舞いなどの自分らしさ 「LGBTQプラス」の意味を知ろう! 「LGBTQプラス」とは性的マイノリティの総称の一つで、代表的な5つのマイノリティ(下記参照)の頭文字に、“プラスアルファ”の意味を示す「プラス」が付けられたものです。 L Lesbian(レズビアン) 同性を好きになる女性 G Gay(ゲイ) 同性を好きになる男性 B Bisexual(バイセクシュアル) 異性を好きになることもあれば、同性を好きになることもある人 T Transgender(トランスジェンダー) 生まれつきの性別とは異なる性を自認する人 Q Questioning(クエスチョニング) 特定の性別の枠に属さない人、自分の性別が分からない人 ※「Q」は、LGBT以外を含む性的マイノリティの広範的な総称“Queer(クィア)”を指すこともあります。 プラス プラスアルファ 他にも、さまざまな性のあり方があることを表すマーク 知っておこう! 全国20歳から59歳の計57500人を対象とした国内調査(電通ダイバーシティ・ラボ「LGBTQプラス調査2023」より)では、約10パーセントの人が性的マイノリティの当事者であるという結果が出ています。 私たちが今日からできること… 性的マイノリティの理解者や支援者を指す「アライ(ALLY)」という言葉があります。 身近にアライがいることは、性的マイノリティのかたにとって大きな励みになります。 アライには、寄り添う気持ちがあれば誰でもなれます。 大切なのは、性のあり方を決めつけないこと、そして、相手が何に困っているかを一緒に考える意識を持つことです。 誰もが自分らしく暮らせる社会のために、今日からぜひ、アライへの一歩を踏み出してください。 実際に悩んでいるかたは、下記へご相談ください ▼市人権相談窓口(人権施策室) 電話番号724・6720(月から金曜日午前8時45分から午後5時15分〈祝日を除く〉) ▼府人権相談窓口 電話番号06・6581・8634(月から金曜日、第4日曜日午前10時から午後4時〈祝日を除く〉) ▼法務省人権相談窓口 電話番号0570・003・110(月から金曜日午前8時30分から午後5時15分〈祝日を除く〉) ▼LGBTQプラス弁護士相談(無料) 電話番号06・6364・6251(第4月曜日午後4時から午後6時) 市の取り組み ・啓発講座の開催 市民のみなさんを対象に、性の多様性をテーマにした啓発講座を定期的に開催しています。 ・公的文書の見直し 性別の記載欄に男性・女性以外の選択肢や自由記載欄を設けるなど、性の多様性に配慮した公的文書などの見直しを進めています。 ・「府パートナーシップ宣誓証明制度」の活用 性的マイノリティの当事者同士が、互いを人生のパートナーと宣誓した事実を公に証明する制度です。 市内在住のかたも同制度による宣誓証明を利用できます。 同制度の詳細は府ホームページへ! (イラスト)QRコード