障害があるかたの生活をサポートする仕事、始めてみませんか? 問い合わせ 障害福祉室 電話番号727・9506ファクス727・3539 障害があるかたのサポートと聞くと、「大変そう」「難しそう」といったイメージを持つかたも多いのではないでしょうか。 中には、専門知識や技術がなくても、自分の特技や興味があることを生かして気軽にできるものもあります。 今回は、障害があるかたの生活を支える2つの仕事を紹介します。 興味を持たれたかたは、ぜひ始めてみませんか。 (写真)重度訪問介護ヘルパーの山口さんと利用者が交流しているようす 自宅での日常生活を全面サポート 重度訪問介護ヘルパー 重度障害があるかたの自宅を訪問し、入浴や排泄などの身体介護、調理・洗濯などの家事援助、外出時の移動介助、安全確保の見守りなどを行う仕事です。 働くためには「重度訪問介護従業者」などの資格が必要です。 市では、資格取得のための研修費用の助成を行っています(ページ下部参照)。 利用者の「力になれている」と実感! 責任感を持って臨める仕事です 山口知子さん(45歳) 令和5年4月からNPO法人「障害者の生活と労働推進協議会」で活躍中! (写真)利用者の食事の介助をしている山口さん 始めたきっかけは? 以前から障害者の通所施設で働いていましたが、YouTubeで「重度訪問介護ヘルパー」の仕事を知り、興味を持ったことがきっかけです。 「重度訪問介護従業者」の資格は最短3日間という研修期間で取得でき、市の助成も受けられるので助かりました。 仕事内容は? 食事や排泄、掃除・洗濯・買い物など、生活全般のお手伝いをするほか、日常生活を見守ることも大切な仕事です。 短時間勤務のヘルパーとは異なり、1回3時間以上の勤務で、利用者とコミュニケーションを取りながら仕事を進められます。 最初は先輩ヘルパーが同行してくれるので、安心して始められました。 やりがいや楽しさ、また気を付けていることは? 重度障害者の介護というと大変に思われるかもしれませんが、その分、責任を持って仕事に臨めるので、やりがいは大きいです。 「今があるのはヘルパーさんのおかげです」という言葉に、自分でも力になれていると実感できました。 (写真)山口さんが利用者の自宅で掃除をしているようす 通所事業所での活動をサポート 就労支援事業所スタッフ 一般就労が難しい障害者の“働く場”を提供する通所事業所に勤務し、利用者の活動をサポートする仕事です。 就労のために必要な知識や技術を身に付けられるよう支援したり、日常生活の健康管理や相談対応などを行ったりします。 特別な資格や経験は必要なく、どなたでも気軽に始められます。 利用者の成長が感じられる仕事! 自分の得意分野を生かせます 小谷美幸さん(39歳) 令和5年3月から「あっとほーむ」で活躍中! (写真)利用者と一緒に弁当の具材を調理している小谷さん 始めたきっかけは? 前職のスーパーマーケットでの勤務を通して調理の仕事に興味を持ったこと、そして、障害のある家族がいることもあり福祉施設で働きたいと思ったこと、この2つを満たしてくれたのが「あっとほーむ」での仕事でした。 未経験でも働きやすい環境で、現在はフルタイムで勤務しています。 仕事内容は? 利用者と一緒に弁当の調理や盛り付けを行うほか、発注業務やメニュー作成なども担当しています。 コミュニケーションを大切にして、包丁の持ち方から丁寧に伝えています。 勤務する事業所によっては、梱包、清掃、園芸など、調理以外にもさまざまな仕事があるので、自分の得意分野を生かせると思います。 (写真)利用者と一緒に弁当の盛り付けをしている小谷さん やりがいや楽しさ、また気を付けていることは? 包丁や火を扱う仕事なので、誰もが無理なく作業できるよう常に注意をはらっています。 利用者は、一人ひとり個性や特性があるため、得意分野と苦手分野を見極めながら仕事をすることもやりがいになっています。 利用者の成長や変化を感じられることが一番の魅力ですね。 「できる範囲」で、障害があるかたをサポートする仕事を始めてみませんか。 市内に数ある障害者事業所では、サポートスタッフを随時募集しています。 詳しくは、障害福祉室(電話番号727・9506)へお電話ください。 「重度訪問介護従業者」「障害者ガイドヘルパー」の研修費用を助成します! いずれも資格取得のための研修費用を上限1万円まで助成します。 詳しくは市ホームページ(QRコード)をご覧ください。 (イラスト)QRコード