心の樹 みんなで心の中にある小さな人権の芽を、箕面の地で大きな樹に育ててほしい…。 〜地域の一員として、ともに暮らす〜 重度の障害があるかたが、毎日を自分らしく過ごすために 問い合わせ 障害福祉室 電話番号727・9506ファクス727・3539 重度の障害(身体・知的・精神障害など)があるかたが、普段どのように過ごしているかご存じでしょうか。 多くのかたは、ほぼ毎日、生活介護事業所などに通い、地域とのつながりを持ちながらさまざまな活動に取り組んでいます。 今回は、「あかつき園・ワークセンターささゆり」(右記参照)に通う伊藤裕一朗さんの1日を通して、重度の障害があるかたが、地域の一員として自分らしく過ごすようすを紹介します。 「あかつき園・ワークセンターささゆり」とは… 重度の身体障害や知的障害があるかたが通う市立の生活介護事業所です。 一人ひとりの障害に合わせて目標を定め、さまざまな活動や機能訓練に取り組めるようサポートしています。 できる範囲で作業に従事し、工賃を得ているかたもいます。 「あかつき園・ワークセンターささゆり」に通う伊藤さんのある1日 伊藤裕一朗さん(写真) 午前10時 送迎車で通所 午前10時15分 日中活動 この日は折り紙を使った創作活動にチャレンジ! 何枚ものパーツを組み合わせて、父の日にプレゼントする青いバラを完成させました。 他にも…ウォーキング活動、エアーマット活動、プール活動、買い物活動などに取り組んでいます。 (写真)伊藤さんが折り紙を使った創作活動をしているようす PICK UP! 地域のみなさんとも交流しています (写真)せいなん幼稚園の子どもたちと芋掘りに挑戦! 地域のイベント(クリーン・みのお作戦や西南ジャンボリーなど)への参加、せいなん幼稚園、西南小学校の子どもたちとの交流活動を毎年実施しています。 インタビュー! 地域のかたに聞きました 西南小校区青少年を守る会 飯塚聡さん(写真) 「クリーン・みのお作戦」は、梅雨の大雨などに備えて行う市内一斉の清掃活動で、あかつき園のみなさんには毎年参加いただいています。 障害のあるなしに関わらず、一生懸命取り組んでいただき、地域の安全のために大きな役割を果たしてくれています。 みなさん大切な地域の一員です。 (写真)「クリーン・みのお作戦」のようす 正午 昼食(給食) (写真)伊藤さんが給食を食べているようす (写真)伊藤さんがイスに座ってNHKの連続テレビ小説を見ているようす 伊藤さんの楽しみの一つがおいしい給食! 給食を食べた後は、お気に入りのイスに座って、NHKの連続テレビ小説を見るのが日課です。 午後1時 作業・機能訓練 午後はペットボトルのリサイクル作業に従事。 伊藤さんはペットボトルのキャップを色ごとに分ける担当で、仲間と協力して作業に取り組みました。 他にも…空き缶をつぶしたり、ペットボトルのラベルをはがしたりなど、仲間と役割を分担して作業に取り組んでいます。 午後2時30分 終礼 午後3時 送迎車で帰宅 お母さんに聞きました 裕一朗さんの普段のようすは? 毎日元気に、笑顔で通所しています。 事業所では、どんなことにも積極的に挑戦しているようで、「こんなことができたよ」といつも満足そうに話してくれます。 年齢とともに二次障害が進み、できることも限られてきていますが、作業療法士など専門知識を持つかたが親身に相談に乗ってくれて、大変心強く感じています。 本人が望むように、今後もこの事業所に通い、多くのことを経験してほしいと思っています。 重度の障害があるかたにとって、生活介護事業所などの通所施設は、自分らしく毎日を過ごすための大切な居場所です。 現在、市内には障害があるかたが通う通所施設が約30あります(一覧はQRコード)。 どのかたも、住み慣れたまちで、地域のみなさんとつながりを持って暮らしたいと考えています。 この機会に、身近で暮らす障害があるかたのことや、地域とのつながりについて考えてみませんか。 (イラスト)QRコード 障害があるかたと“つながり”を持つために… ●各施設のイベントに参加しよう! 「あかつき園・ワークセンターささゆり」の“あかつきまつり”(写真)を始め、障害があるかたが通う施設では、地域のみなさんとの交流を目的としたイベントを定期的に開催しているところもあります。 ぜひご参加ください。 (写真)あかつきまつりのようす ●各施設でお手伝いをしてみよう! 各施設では、障害があるかたの日常生活をサポートするボランティアのかたを募集しています。 空いた時間に、少しだけでも大歓迎ですので、興味があるかたはぜひご連絡ください。 各施設のイベントや、ボランティア募集について、詳しくは障害福祉室(電話番号727・9506)へお電話ください。