災害からあなたと家族を守る 命のパスポート シリーズ141 1月17日 全市一斉総合防災訓練の結果をお知らせします! 問い合わせ 市民安全政策室 電話番号724・6750ファクス724・6376 今年の全市一斉総合防災訓練で約7割の自治会にご参加いただきました! ※自治会にはマンション管理組合を含みます。 1月17日(火曜日)、箕面市では11回目の全市一斉総合防災訓練を実施しました。 今回は平日開催でしたが、240の自治会(全体の約7割)が参加し、多くのかたに黄色いハンカチや声かけによる安否確認の訓練をしていただくことができました。 これは、これまでの防災訓練への参加や、地域での防災活動に取り組んでいただいたこと、さらに、平成30年の大阪北部地震や、立て続けに発生した大型台風などを受けて、みなさんが高い防災意識を持ってくださった結果です。 ご協力ありがとうございました。 防災訓練への参加が、災害時の被害を最小限に抑えます! 今後さらに、一人でも多くのかたが防災訓練に参加し、安否確認の訓練などを行うことが、災害時の被害を最小限に抑えることにつながります。 例えば、箕面市と防災協定を結んでいる静岡県富士宮市では、近い将来の発生が予想される南海トラフ巨大地震に備え、ほぼ全ての自治会が年2回の防災訓練に参加し、黄色いハンカチによる安否確認などを行っています。 (イラスト)日本地図 箕面市 阪神・淡路大震災(平成7年1月) 静岡県富士宮市 静岡県東部地震(平成23年3月) 箕面市と防災協定を結んでいる静岡県富士宮市は、自治会の防災訓練参加率が毎年ほぼ100パーセント! その結果、富士宮市では 平成23年3月の静岡県東部地震(震度6強)で死者・重傷者ゼロでした! 平成23年3月15日の静岡県東部地震(震度6強)では、新潟県中越沖地震(死者15人・負傷者2346人)と同等規模の大地震であったにも関わらず、黄色いハンカチ作戦による素早い安否確認などが功を奏し、死者0人、負傷者は軽傷の33人にとどまりました。 また、阪神・淡路大震災では 8割近いかたが地域の絆で命を救われました 地震などの災害が発生したとき、公的な機関だけで全ての命を救うことはできません。 阪神・淡路大震災では、消防や警察などに救助されたかたは2割程度しかおらず、約8割のかたは、自治会など地域のかたに救助されました。 阪神・淡路大震災で救助された人の救助要因(円グラフ) 近隣の住民らによって救助された 77パーセント 消防・警察・自衛隊に救助された 23パーセント 隣近所の素早い安否確認が、多くの命を救うことになります! 災害に備えて 防災訓練には必ず参加し、地域のかたと協力しながら防災活動に取り組んでください! 大地震! 「うちは大丈夫」の目印は黄色いハンカチ作戦 箕面市では、迅速な安否確認をするために、黄色いハンカチ作戦を進めています。 大地震の後、家にいる家族が全員無事だったら、黄色いハンカチ(大きく目立つ黄色い布)を玄関先などに掲げてください。 災害時、ご近所さんに「うちは大丈夫!」と知らせる目印です。 黄色いハンカチがないと、1軒1軒「ピンポン」して安否確認をするので、とても時間がかかります。 黄色いハンカチがあれば、迅速な安否確認が可能になり、助かる命が救えます。 「黄色いハンカチ作戦」を行えば安否確認がスピードアップ! いちいち「ピンポン」しなくても外から一目で無事と分かります! (イラスト)玄関前に掲げられた黄色いハンカチを目印に、安否確認をしているようす 黄色いハンカチ!ここは大丈夫だ よし、次へ! 迅速な安否確認が助かる命を救います! 各ご家庭で 黄色いハンカチで家族の無事を知らせる 家にいる家族が全員無事だったら、黄色いハンカチ(大きく目立つ黄色い布)を玄関先に掲げてください。 黄色いハンカチは、ご近所さんに「うちは大丈夫」と知らせる目印です。 (イラスト)門扉に掛けたり (イラスト)郵便受けに挟んだり (イラスト)ベランダに掲げたり 自治会で 黄色いハンカチを目印に安否確認を行う 「安否確認分担表」をもとに、安否確認とりまとめ責任者などが、黄色いハンカチを目印に安否確認を行い、代表者が結果を避難所に報告に行きます。 (イラスト)安否確認の結果をとりまとめるようす 各小学校区の避難所で 自治会から届く安否確認の報告を集める 各小学校区の地区防災委員会の役員が、自治会から届く安否確認の報告を集めます。 ※避難所はお住まいの校区の小学校です(北小校区はメイプルホール、萱野北小校区は第二中学校)。 (イラスト)自治会から届く安否確認の報告を集めているようす 今回1月17日(火曜日) 地区防災委員会が各小学校区の避難所でさまざまな訓練を実施しました! 豊川南小校区では… コロナ禍を想定した「避難所開設訓練」を行い、避難所入口と体育館内の2カ所に受付を設置して、最初に発熱などの体調確認を行ってから、次の安否確認受付に進んでもらうという流れを確認しました。 また、避難所が密にならないよう、感染防止のためのテント型間仕切りや、段ボール製のパーティションの設置訓練を行いました。 (写真)豊川南小学校での「避難所開設訓練」のようす 地区防災委員会とは 災害時に、地域の中心となって防災活動や避難所の運営を行う組織です。 市内14の小学校区ごとに設けられ、地区福祉会、青少年を守る会、自治会などのほか、各校区の住民によって運営されています。 委員会は、いくつかの班に分かれて作業を分担します。 地区防災委員会 災害時の役割 ●避難所を開設し、運営します ●自治会などから避難所へ届く安否情報を集約し、被害の状況を把握します ●市災害対策本部と連絡を取り合い、災害などの情報を交換します ●支援が必要な地域に行き、支援活動を行います ●一人暮らしの高齢者、体が不自由なかたなどの安否を確認します など (写真)地区防災委員会による訓練のようす 来年1月17日の全市一斉総合防災訓練は平日水曜日です! 必ずご参加ください!