箕面の教育 若手教員の育成に全力を注いでいます! 問い合わせ 教育センター 電話番号724・6796ファクス724・6010 今後5年間で経験豊富なベテラン教員の数が減少し、若手教員の割合がより一層高くなります 市立小・中学校の全教員のうち、経験年数が20年を超えるベテラン教員は17パーセントしかおらず、さらに、そのうちの約4割が今後5年以内に定年退職の時期を迎えます。 また、経験年数10年以下の若手教員は全体の54パーセントを占めており、今後、その割合は一層高くなります。 現在の市立小・中学校教員の経験年数構成(棒グラフ) 経験年数31年以上 58人 経験年数26から30年 30人 経験年数21から25年 32人  経験年数16から20年 87人 経験年数11から15年 99人 経験年数6から10年 156人 経験年数5年以下 210人 経験年数が20年を超えるベテラン教員は全体の17パーセントしかいません。 ベテラン教員に対し、経験年数10年以下の若手教員は全体の54パーセントを占めています。 若手教員の育成が求められています 世代交代が急速に進むなか、経験の浅い若手教員の質をいかに高めるか、ベテラン教員が持つ知識や指導技術をどのように伝えていくかが全国的にも大きな課題となっています。 箕面市では、こうした状況を打開するため、特に採用から2年間で「授業の作り方や進め方」を修得できる市独自の取り組みを行い、3年目以降は、公開授業などを通して自分の知識や技術を再確認できる機会を積極的に作っています。 その結果、若手教員の授業力・指導力が早い段階で着実に高まり、例えば、直近5年の「全国・学力学習状況調査」を見ると、ベテラン教員が減少する中でも箕面の子どもたちの平均正答率は常に全国平均を上回っています。 採用から5年間で授業力・指導力を修得できる 市独自の取り組みで教員を育成! 1年目 授業づくりの手引き「箕面の授業の基本」を活用して基礎を学ぶ 市では、子どもたちが主体の課題解決的な授業づくりをめざした手引き「箕面の授業の基本」を作成し、若手教員の教本として活用しています。 課題解決的な授業とは、子どもたちが自分の力で課題解決に取り組む学習をベースにしたもので、教員が一方的に教え込む授業では身に付かない、「自ら学びとる力」を育むことを目的としています。 なかでも1年目の教員に対しては、手引きを活用した授業づくりの研修を徹底して行っています。 また、初任者指導教員が授業を観察し、直接アドバイスを行うなどして、授業力・指導力の向上をはかっています。 (写真)1年目の教員による公開授業のようす 2年目 国で定めた研修に加え2年目にも研修を実施し、授業力を高める 国が定める若手教員の研修は1年目のみですが、市ではこれに加え、2年目にも独自の研修を行っています。 2年目研修では、授業の進め方や指導方法を集中して学ぶほか、「箕面の授業の基本」と実際に行ってきた授業を照らし合わせながら改善点を見つけ、個々の課題に応じて授業づくりの研究を行います。 また、他の教員に授業を公開して成果を確認しています。 3年目以降 後輩教員の公開授業に参加するなどして意見を交わし、知識や技術を再確認する 3年目以降は、1・2年目の後輩教員に授業を公開したり、また後輩教員の公開授業に参加したりするなどして、指導方法や教材解釈のポイントなどについて、積極的に意見を交わしています。 そうした交流の中での気づきや学びが、さらなる授業力・指導力の向上につながるとともに、これまでに身に付けた知識や技術を再確認できます。 4月募集開始! 箕面の小・中学校の先生になりたい学生さん集まれ! 教員養成セミナー「ぴあ・カレッジ」 箕面市独自 受講生を募集します! 将来の箕面の教育を担う優秀な人材を育成するために、教員養成セミナー「ぴあ・カレッジ」を実施しています。 ●主な内容 授業見学、模擬対応の実習 ※模擬対応では、学校生活のさまざまな場面(授業前に泣いている子どもがいるなど)を想定して、対応や指導を疑似体験します。 ICT授業の体験、実践事例紹介 人権教育などの講義やグループワーク (写真)模擬対応の実習のようす (写真)ICT授業の体験のようす (写真)グループワークのようす 箕面出身の若手教員にインタビュー 「ぴあ・カレッジ」修了生 箕面市立西南小学校 足立繁郁 教員歴:1年 子どもたちと一緒に多くのことを学んでいます 中学時代の恩師の指導に感銘を受け、生まれ育った箕面で教員になりたいと考えるようになりました。 もみじだよりで「ぴあ・カレッジ」のことを知り、ICT教育や人権教育などに積極的に取り組む箕面の教育について深く知る絶好の機会だと思い、受講を決めました。 講義では、「箕面の授業の基本」という教員の基礎となる授業方法を学び、模擬授業では、指導主事のかたから直接アドバイスをいただくことができ、採用試験の大きな支えになりました。 念願の箕面の教員になり、日々成長する子どもたちと一緒に過ごす中で、自分自身も多くのことを学び、成長できていると感じています。 また、受講生仲間とは現在も連絡を取り合い、情報を交換するなどして互いを高め合っています。 箕面で教員になりたいかたは、ぜひ受講してください! (写真)足立繁郁さん 直近5年の「ぴあ・カレッジ」受講生のうち、約4割が箕面の先生になっています! 『箕面の小・中学校の先生になりたい!』というかたのご応募をお待ちしています。 詳しくは教職員人事室(電話番号724・6997)ヘお問い合わせいただくか、市ホームページをご覧ください。 ※「ぴあ・カレッジ」の実施は、市議会の議決が前提となります。