箕面の教育 全国学力・学習状況調査の結果をお知らせします 問い合わせ 学校教育室 電話番号724・6761ファクス724・6010 国では年に1回、全国の小学6年生と中学3年生を対象に全国学力・学習状況調査を実施しています。 今回は、今年行われた全国学力・学習状況調査の結果をもとに、箕面の子どもたちの「強み」と「課題」についてお知らせします。 全国学力・学習状況調査とは 学力調査は、国語と算数・数学の2科目で行われ、3年に1度程度の周期で理科、英語(中学校のみ)が追加されます。 また、学習状況調査は、学習意欲、学校環境、生活習慣などについて、アンケート形式で児童・生徒から回答を求めるものです。 箕面の子どもたちの強み ■小・中学校ともに、全ての教科で全国及び府内平均を上回りました 小・中学校ともに、全ての教科で全国及び府内平均を10年連続で上回り、特に、中学校の数学が得意なことが分かりました。 全国の平均正答率を1とした箕面市と大阪府の平均正答率(棒グラフ) 小学生 国語 箕面市1.07 大阪府0.98 小学生 算数 箕面市1.04 大阪府1.00 小学生 理科 箕面市1.03 大阪府0.95 中学生 国語 箕面市1.03 大阪府0.97 中学生 数学 箕面市1.09 大阪府0.99 中学生 理科 箕面市1.01 大阪府0.95 ■課題を解決するために、自分自身で考えて行動する習慣が身に付いています 「課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組んでいる」と回答した子どもの割合が、小・中学生ともに全国を上回りました。 課題解決のために、どのような方法や順序で取り組むかを自分自身で考え、行動に移すことが、小学生の頃から積極的にできていることが分かりました。 「授業では、課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組んでいたと思いますか」という問いに、「思う」と答えた子ども(棒グラフ) 箕面の小学生 29.8パーセント 全国の小学生 29パーセント 箕面の中学生 33.5パーセント 全国の中学生 30.6パーセント 学校ではタブレット端末を活用して、子どもの学習への興味を高め、思考力・判断力を育んでいます 全小・中学校の児童・生徒に1人1台タブレット端末を配備し、資料の配付・回収の時間などを短縮することで、子どもたち一人ひとりの考える時間を多く確保しています。 また、小・中学校の全学年の問題が入ったタブレットドリルや、画面に書き込んだ解答などをリアルタイムで共有できる学習支援ソフト「tomoLinks」を導入し、学校や自宅で、子どもたちが主体的に学習に取り組めるようにしています。 箕面の子どもたちの課題 〜国語の正答率が全国トップの秋田県と比べた場合〜 ■小学生の「表現する力」に課題があります 小学校の「立場や意図を明確にしながら自分の考えをまとめる」問題の正答率が、秋田県と比べると10ポイント以上下回り、「表現する力」に課題があることが分かりました。 「互いの立場や意図を明確にしながら計画的に話し合い、自分の考えをまとめる」問題の正答率(棒グラフ) 箕面の小学生 45.8パーセント 全国の小学生 44.4パーセント 秋田県の小学生 56.2パーセント 学校では構成メモやタブレット端末を活用し、「表現する力」を高めていきます 学習課題についての話し合いや発表の場面で、自分の考えを順序立てて伝えるための「構成メモ」や、考えたことを動画や音楽を交えて表現できる「タブレット端末」を積極的に活用していきます。 また、表現した内容について意見を交わす機会を増やし、友達の意見を取り入れながら自分の考えを深められるようにしていきます。 ■中学生の「文章で伝える力」に課題があります 中学生の「自分の考えが伝わるように根拠を明確にして書く」問題の正答率が、秋田県と比べると7ポイント以上下回り、「文章で伝える力」に課題があることが分かりました。 「自分の考えが伝わる文章になるように根拠を明確にして書く」問題の正答率(棒グラフ) 箕面の小学生 45.7パーセント 全国の小学生 43.6パーセント 秋田県の小学生 52.8パーセント 学校では自分の考えを書いて発表する機会を増やし、「文章で伝える力」を育みます。 グループワークや振り返りの場面など、子どもたちが自分の考えを文章にまとめて発表する機会を増やします。 また、新聞記事などからテーマを設定し、感じたことや考えたことを作文する活動を積極的に取り入れ、根拠を明確にして自分の考えを書く力を育んでいきます。 箕面の子どもたちの課題を解決するためにご家庭でのご協力もよろしくお願いします! 親子で一緒に話をする時間を作り、子どもの考えを聞いてあげてください 親子で同じ本を読んで感想を話し合ったり、その日に授業で習った内容をタブレット端末を使って一緒に確認したりするなど、さまざまな話題についてお子さんと話をする機会を作ってください。 また、お子さんが興味を持った話題について、気になることを書き出して一緒に調べたり、研究ノートを作成したりすることで、子どもの関心が増して理解が高まり、自分の考えがより明確になっていきます。