令和4年度施政方針と予算案についてご紹介します 問い合わせ 政策推進室 電話番号724・6718ファクス724・6971、財政経営室 電話番号724・6708ファクス723・2096 4月から市役所の新年度がスタートします。 箕面市では、新年度の取り組みを施政方針と予算案に取りまとめ、2月の箕面市議会定例会に提案しました。 新年度当初予算は引き続き、新改革プランを着実に実行しながら、未来への投資と財政規律の堅持を両立し、堅実な行財政運営を行うものとなっています。 今回は、その内容の一部をみなさんにお知らせします。 なお、市議会議決後の予算の詳細については、もみじだより5月号でお知らせします。 PICK UP 全市立小・中学校への太陽光発電パネルの設置 予算額:17億8397万円 ※令和3年度補正予算 (写真)小・中学校の屋上に設置された太陽光発電パネル 全市立小・中学校に太陽光発電パネルを設置し、全国に先駆けて学校の脱炭素化に取り組みます。 なお、この取り組みにより、学校での二酸化炭素排出量が年間で約6割削減できる見込みです。 ・屋上防水の修復工事 屋上防水の修復工事も併せて実施し、校舎の長寿命化をはかります。 市立病院の経営改革と一般会計からの繰り出しの見直し 予算額:3億2725万6000円 市立病院では、赤字体質からの脱却をめざし経営改革に取り組むとともに、一般会計からの繰り出しの考え方を抜本的に見直し、救急医療、小児医療及び高度医療の提供体制を確保・堅持するため、市からの繰り出しを増額します。 (写真)市立病院の外観 身を切る改革を始めとした市役所改革・運営形態の見直しの実行 予算額:16億2203万4000円 ●自治体デジタル・トランスフォーメーション(DX)の推進 行政手続きのオンライン化など、より充実した行政サービスを提供するとともに、電子決裁システムの導入などによる業務の効率化を進めます。 ●ごみ受入・処理業務の委託化 令和5年度に全面委託化をめざす環境クリーンセンターの処理業務について、新年度は、ごみ収集業務を完全委託化するとともに、ごみの持ち込みを予約制にすることにより待ち時間の軽減をはかるなど、市民サービスの向上に努めます。 ●学校事務センター業務の委託化 学校徴収金の徴収業務や学校運営にかかる支払い業務などを行う学校事務センターの業務を外部委託化することにより、職員が、専門的な相談業務などのコア業務により注力できる体制を構築します。 ●稲保育所の民営化に向けた準備 稲保育所の令和5年4月の民営化に向け、運営法人に移行支援の補助金を交付するとともに引き継ぎを行います。 ●公立幼稚園・公立保育所の再編 かやの幼稚園、なか幼稚園、萱野保育所の再編による「(仮称)ちゅうぶ認定こども園」の令和6年4月のオープンに向け、かやの幼稚園及び萱野保育所の施設改修のための実施設計を行います。 ※詳しくは35ページをご覧ください。 (写真)認定こども園の外観 住民目線に寄り添ってすぐ動き、日本一親切な市役所 予算額:9億1836万7000円 ●新型コロナウイルス感染症に係るワクチンの3回目接種 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止及び重症化予防のため、昨年12月から引き続き、ワクチンの3回目接種を進めます。 ※詳しくは2ページをご覧ください。 (写真)女性が予防接種を受けているようす ●プレミアム付商品券の発行 プレミアム付商品券「小さなお店応援チケット」第3弾、第4弾を実施し、市内の中小企業者・小規模事業者、市民を応援します。 ●(仮称)地域福祉推進会議の設置 第2期箕面市地域福祉計画を着実に推進するため、「(仮称)地域福祉推進会議」を設置します。 ●ささえあいステーションの強化 地域共生社会の実現に向けて、「ささえあいステーション」を現在の8小学校区から全14小学校区に拡大します。 ※詳しくは23ページをご覧ください。 ●骨髄などの移植に係るドナー及び事業所への助成 働く世代の骨髄または末梢血幹細胞提供者(ドナー)の負担軽減をはかり、ドナーになりやすい環境を整備するため、ドナーとドナーが勤務する事業所に対し助成します。 ※詳しくは23ページをご覧ください。 ●産婦健診及び新生児聴覚検査への助成 産後2週間及び産後1カ月の出産後間もない産婦のこころとからだの健康を保持し、産後うつ病や新生児への虐待の予防をはかるため、新たに産婦健診への助成を行います。 また、聴覚の障害を早期に発見し、適切な支援につなげるために、新生児の聴覚検査への助成も行います。 ※詳しくは32ページをご覧ください。 ●公民連携による観光戦略の策定 観光客の減少など観光における諸課題の解決や、さらなる観光振興に向けた指針を「(仮称)公民連携観光戦略会議」において、事業者などと意見交換を行いながら、箕面市観光協会とともに策定します。 (写真)観光客で賑わう紅葉シーズンの箕面大滝 ●遺跡の保護・復旧や遺跡を巡るイベントの開催 経年劣化や荒廃から遺跡を保護・復旧するとともに、観光客やハイカーなどを対象とした遺跡巡りのイベントを実施することにより、地域活性化や観光振興、健康増進などを推進します。 (写真)女性2人が箕面の山をハイキングしているようす ●包括連携協定の締結 企業や大学などと包括連携協定を締結し、さまざまな分野にわたりパブリックマインドのある企業などと緊密にコラボレーションした取り組みを進め、市民サービスの向上をはかるとともに、地域の活性化を推進します。 ●ふるさと納税制度を活用した市の魅力発信 ふるさと寄附金業務を民間事業者に委託し業務の効率化をはかるとともに、ポータルサイトの魅力向上や返礼品の充実などにより市の魅力発信や寄附金の増加に取り組みます。 ●企業版ふるさと納税制度の活用 市外に本社を置く企業からの寄附金制度についてさらなる周知をはかるとともに、寄附金を活用して、先進的、先駆的な地方創生プロジェクトに取り組みます。 ●新消防拠点の開署に向けた用地確保 「箕面市・豊能町の今後の消防需要に基づく消防力保全計画」に従い、「(仮称)箕面中部拠点」の整備に向けて、用地確保のための土地鑑定及び補償調査を行います。 ●常備・非常備消防車両の更新 常備・非常備ともに、車両の更新を計画的に進め、新年度は、常備消防車両として、小型水槽付消防ポンプ自動車1台と高規格救急自動車1台を更新します。 また、非常備消防車両として、普通免許で運転が可能な3.5トン級車両の消防ポンプ自動車1台を更新します。 なお、準中型免許の取得に係る消防団員への補助も引き続き実施します。 (写真)小型水槽付消防ポンプ車 みどり豊かで住み続けたい、子育て・教育日本一のまちづくり 予算額:99億7324万1000円 【みどり豊かで住み続けたいまちづくり】 ●公園施設長寿命化計画による公園のリニューアル 小さな子どもから高齢者まで楽しめる公園をめざし、老朽化した遊具の更新や公園トイレのリニューアルを行います。 ●「市強靭化地域計画」に基づく安全で安心なまちづくり 令和3年度に策定した「市強靭化地域計画」に基づき、事前防災や減災その他迅速な復旧復興など、地域の強靭化を進めるため、国や府と連携協力しながら、ソフト・ハードの両面から安全で安心なまちづくりを進めます。 ●消防・水道事業の府域一元化 大規模災害に備え、府域26消防本部の一元化による大阪消防庁の創設と府域水道の一元化をめざし、国や府への要望、各市町への働きかけを継続します。 ●北大阪急行線延伸整備 令和5年度の開業に向け、高架上の軌道の敷設や駅部の建築工事などに着手します。 また、第三者による評価制度を活用し、設計積算の妥当性の評価を受けながら、事業費の執行管理についても厳正に進めます。 ●北大阪急行線新駅周辺の整備 新駅への交通アクセスを確保するための都市計画道路萱野東西線東部地区の全線供用を開始します。 また、箕面萱野駅北側の交通広場の整備や、箕面船場阪大前駅周辺における歩行者デッキやエントランスの整備などを行います。 (写真)箕面船場阪大前駅周辺の歩行者デッキやエントランスのイメージ図 ●箕面船場地区における産官学民連携によるまちづくり 2025大阪・関西万博の共創パートナーとして、実証フィールドの提供など、各種取り組みへの支援や、多文化共生の推進による文化芸能・国際交流の取り組み、「健康寿命の延伸、ヘルスケア拠点」の創出など、企業や関係機関などと連携しながら、箕面船場地区の発展をめざします。 ●地域公共交通利便増進実施計画の策定 北大阪急行線延伸後のオレンジゆずるバスの運行計画の策定及び路線バスを含めたバス路線の運行ダイヤや運賃などを検討するため、地域公共交通利便増進実施計画の策定に着手します。 【子育て・教育日本一のまちづくり】 ●「市支援教育充実検討委員会」による方針の策定 支援教育の充実に向けて、学識経験者も入った「市支援教育充実検討委員会」を立ち上げ、支援教育のあるべき姿について方針を策定します。 ●いじめ防止対策に係る取り組みの強化 いじめの未然防止や早期発見のため、子どもの気持ちをキャッチできるシステム「まいにち天気」を導入します。 また、「いじめ等調整委員会」のさらなる活用により、いじめ事案の対応強化をはかります。 ●学校給食の充実 近年の物価上昇に対応するため、令和3年度に実施した給食費改定の検討に係る保護者アンケートの結果を考慮し、1食当たりの給食費を24円から30円増額し、魅力ある給食の提供を行います。 ●保育・幼児教育センターの設置 保育・幼児教育の質をさらに高めるための拠点として、国の交付金などを活用し、「保育・幼児教育センター」を整備します。 同センターでは、研修会の実施や幼児教育サポーターの派遣、カリキュラムの策定など、保育・幼児教育の充実をはかります。 (写真)保育園児たちが園庭で遊んでいるようす ●病児保育施設への運営費補助 安心して子育てできる環境の充実をはかるため、4月1日(金曜日)にオープンする小児科医師が常駐する医療機関併設型病児保育施設に対し、運営費用を補助します。 ※詳しくは7ページをご覧ください。 ●府池田子ども家庭センター移転予定建物の維持管理 令和6年に府池田子ども家庭センターが旧教育センターに移転されることに伴い、当該建物について、良好な状態で稼働できるよう適切な維持管理を行います。 ●青少年教学の森野外活動センターのリニューアル 民間事業者のノウハウを活用し、より魅力あふれる施設にリニューアルするため、今夏の先行リニューアルオープンに向けた整備を進めます。 ●箕面新稲の森の利活用 令和6年春までのオープンに向け、事業者による整備に先立ち、市がアクセス道路などを整備します。