箕面市の財政公表 問い合わせ 財政経営室 電話番号724・6708ファクス723・2096 令和2(2020)年度決算は、9月3日から10月19日まで開かれた市議会定例会で審議の結果、適正であると認定を受けました。 令和2年度決算では、基金残高の減少・市債残高の増加により、厳しい財政状況が続いています。 新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、令和4年度当初予算では令和3年度に引き続き経常収支比率が100パーセントを超え、2年連続で赤字となる可能性があります。 当面は、厳しい行財政運営が強いられる見通しですが、令和3年2月に策定した「市新改革プラン」をもとに徹底した改革に取り組み、健全な行財政運営を確立していきます。 経常収支のバランス 経常収支比率 家計に例えると、「毎月の給料で、毎月の生活費が賄えているか?」を示しています。 (経常収支比率が100パーセントを超えると、家計では赤字の状態です) 93.3パーセント〈マイナス0.6ポイント〉 医療や介護保険への繰り出しによる社会保障関係費の増加や、公債費(借入金の返済)などの支出が増えた一方、彩都・箕面森町地区への企業進出により固定資産税などの税収が増加したため、前年度から0.6ポイント下がりました。 今後は… 社会保障関係費や公債費(借入金の返済)の増加が見込まれることから、令和4年度の当初予算ベースでは、2年連続で経常収支比率が100パーセントを超えて赤字となる可能性があります。 (グラフ)経常収支比率の折れ線グラフ 決算ベース 平成20年度 100.9パーセント 赤字 平成21年度 96.5パーセント 黒字 平成22年度 95.7パーセント 黒字 平成23年度 94.8パーセント 黒字 平成24年度 93.8パーセント 黒字 平成25年度 92.9パーセント 黒字 平成26年度 91.7パーセント 黒字 平成27年度 88.2パーセント 黒字 平成28年度 91.4パーセント 黒字 平成29年度 94.1パーセント 黒字 平成30年度 93.2パーセント 黒字 令和元年度 93.9パーセント 黒字 令和2年度 93.3パーセント 黒字 予算ベース 平成20年度 103.2パーセント 赤字 平成21年度 99.9パーセント 黒字 平成22年度 99.9パーセント 黒字 平成23年度 99.1パーセント 黒字 平成24年度 98.1パーセント 黒字 平成25年度 97.1パーセント 黒字 平成26年度 94.6パーセント 黒字 平成27年度 94.5パーセント 黒字 平成28年度 94.3パーセント 黒字 平成29年度 97.4パーセント 黒字 平成30年度 98.7パーセント 黒字 令和元年度 97.7パーセント 黒字 令和2年度 98.0パーセント 黒字 令和3年度 100.1 令和4年度 100パーセント以上 予測値 赤字 基金の状況 基金残高(普通会計ベース) 家計に例えると「貯金」です。 221億6200万円〈マイナス21億2700万円、マイナス8.8パーセント〉 北大阪急行線の延伸整備や、新駅「箕面船場阪大前駅」前の文化施設整備のほか、新型コロナウイルス感染症対策として実施した事業に基金を活用した結果、基金残高は約21億円減少しました。 今後は… 引き続き、市債の返済や各種プロジェクトの財源として基金を活用していくことになるため、基金残高は減少する見通しです。 (グラフ)基金残高の棒グラフ 平成20年度 147億円 平成21年度 145億円 平成22年度 159億円 平成23年度 167億円 平成24年度 165億円 平成25年度 236億円 平成26年度 237億円 平成27年度 256億円 平成28年度 265億円 平成29年度 248億円 平成30年度 249億円 令和元年度 243億円 令和2年度 222億円 市債の状況 市債残高(普通会計ベース) 家計に例えると「ローン」です。 566億2200万円〈プラス83億3400万円、プラス17.3パーセント〉 新駅周辺の整備や環境クリーンセンター基幹改良工事など、将来への投資を積極的に行ったことにより、市債残高は約83億円増加しました。 今後は… 引き続き、北大阪急行線の延伸や新駅周辺の整備など、各種プロジェクトにより市債残高は増加する見通しです。 (グラフ)市債残高の棒グラフ 平成20年度 294億円 平成21年度 281億円 平成22年度 292億円 平成23年度 283億円 平成24年度 278億円 平成25年度 285億円 平成26年度 285億円 平成27年度 292億円 平成28年度 307億円 平成29年度 348億円 平成30年度 443億円 令和元年度 483億円 令和2年度 566億円 上記のように、当面は厳しい行財政運営が強いられる見通しですが… 市では、健全な行財政運営と、質の高い市民サービスの提供を維持し続けるため、令和3年2月に策定した「市新改革プラン」を着実に実行していきます。 「市新改革プラン」について、詳しくは市ホームページ(QRコードからアクセス)をご覧ください。 (イラスト)QRコード