箕面の教育 全小・中学校の児童生徒への1人1台タブレット端末の配備を完了! 学校やご家庭で、ICT教育を進めていきます 問い合わせ 学校教育室 電話番号724・6761ファクス724・6010 市では、平成30年9月から市立小学校の4年から6年生全員に1人1台タブレット端末を配備し、さらに昨年度は、小学1年から3年生、中学1年から3年生にも対象を広げ、全小・中学校の児童生徒への1人1台タブレット端末の配備を完了しました。 今後は、通常の授業だけでなく、オンライン授業などにも積極的に活用し、コロナ禍による臨時休校などで子どもたちの学びを止めることがないよう、教育環境を整えていきます。 (写真)タブレット端末を持って教材が映った画面を見せている女の子 現在はこんな場面でタブレット端末を活用しています! 算数の授業では… タブレット端末を活用して、その日の課題を一斉配信。 教員は、子どもたち一人ひとりが画面に書き込んだ解答を、一斉に電子黒板に表示しながら、クラス全体で考え方などを共有しました。 (写真)子どもがタブレット端末に算数の答えを書き込んでいるようす (写真)教員が電子黒板に子どもたちの解答を一斉に表示しているようす 休み時間では… 興味を持ったことや、疑問に感じたことを、友達と一緒に調べるなど、授業以外の時間でも、子どもたちが主体的にタブレット端末を活用しています。 (写真)休み時間に教室でタブレット端末を使っている子どもたち タブレット端末を先行配備している小学4年から6年生について、教育効果を検証 直近3カ年の「箕面子どもステップアップ調査」の結果をもとに、各調査時点の子どもたちを比べてみると… ■自分の考えや意見を積極的に発表しています! 小学5年生で見ると、タブレット端末を使用して2年以上になる子どもは、使用したばかり(約3カ月)の子どもに比べて、授業で自分の考えや意見を積極的に発表していることが分かりました。 ●「授業で、自分の意見を発表したり、先生の質問に答えたりしていますか」という問いに、「している」と答えた子ども(小学5年生)(棒グラフ) 平成30年12月時点 44.8パーセント ↑タブレット端末を使用したばかり(約3カ月) 令和2年12月時点 61.4パーセント ↑タブレット端末を2年以上使用 ■理科と社会の正答率が上昇しました! 小学6年生では、タブレット端末を使用して2年以上になる子どもは、使用したばかり(約3カ月)の子どもに比べて、理科と社会の正答率が高いことが分かりました。 ●理科と社会の正答率(小学6年生)(棒グラフ) 理科 平成30年12月時点 67.0パーセント ↑タブレット端末を使用したばかり(約3カ月) 令和2年12月時点 71.8パーセント ↑タブレット端末を2年以上使用 社会 平成30年12月時点 66.5パーセント ↑タブレット端末を使用したばかり(約3カ月) 令和2年12月時点 71.9パーセント ↑タブレット端末を2年以上使用 (写真)タブレット端末を持って「tomoLinks」の画面を見せている男の子 9月から学習支援ソフト「tomoLinks」を導入! 「登校不安」「臨時休校」などで家にいる子どもたちに向けて、オンライン授業を実施しています。 市では、コロナ禍で登校に不安を感じたり、臨時休校になるなどして家にいる子どもたちに向けて、タブレット端末を活用したオンライン授業を実施しています。 そして、9月から新たに導入したのが、学習支援ソフト「tomoLinks」です。 このソフトにより、家にいる子どもたちにもプリントの配布や回収ができるようになり、画面に書き込んだ解答に教員がリアルタイムで添削するなど、教室の授業と変わらない指導が可能になりました。 テレビ会議のツールが入っているのも特徴で、別のアプリを起動することなく、子どもたちの家と学校をシンプルな操作でつなぐことができます。 また、授業を録画したデータなどを、クラスの子どもたちに限定して安全に公開することもでき、テスト前の復習時など、必要に応じていつでも気軽に視聴できます。 (写真)家にいる子どもが、タブレット端末の「tomoLinks」を使ってオンライン授業を受けているようす さらに! 「tomoLinks」にはこんな機能もあります ■デジタル連絡帳 教員がデジタル連絡帳に連絡事項を書き込むと、子どもたちの端末や、関連付けした保護者のスマートフォンなどに、内容が一斉配信されます。 これまで手渡ししていたプリントもデータで送信でき、学校からのお知らせ、宿題の内容、翌日の持ち物などを正確かつ迅速に伝えることができます。 また、保護者のスマホから、欠席や遅刻などの連絡を簡単に行うこともできます。 (写真)デジタル連絡帳の欠席連絡の画面を表示したスマホ ■タブレットドリル 小・中学校の全学年を対象としたドリル(小学校4教科、中学校5教科)が入っていて、例えば小学6年生の子どもが小学5年生の問題を復習したり、中学生の問題を予習するなど、どの学年の問題も自由に取り組むことができます。 また、教員は、子どもたちが取り組んだ学習の時間や内容をオンライン上で把握することができ、子ども一人ひとりの習熟度に応じた学習指導を行うことができます。 (写真)タブレットドリルの画面を表示したタブレット端末 今後も引き続きタブレット端末を効果的に活用し、学校やご家庭で、ICT教育を進めていきます。 タブレット端末の配備や、オンライン授業について、詳しくは学校教育室(電話番号724・6761)へお電話ください!