令和3(2021)年度 新年度の箕面市の台所事情と予算の使いみち 令和3(2021)年度予算は、2月19日から3月30日まで開かれた市議会定例会で審議の上、可決されました。 (写真)市議会定例会 問い合わせ 政策推進室 電話番号724・6718ファクス724・6971、財政経営室 電話番号724・6708ファクス723・2096 予算全体の規模 〈 〉の数値は、前年度との比較を表しています。 一般会計の予算額 596億〈マイナス43億7000万円、マイナス6.8パーセント〉 箕面船場阪大前駅の周辺整備の進展により事業費のピークが過ぎたことなどから、予算額は減少しました。 全会計の予算額(特別会計・企業会計を含む) 1780億400万円〈プラス185億800万円、プラス11.6パーセント〉 競艇事業会計において、SG競走(グランプリ)の開催年に当たるため、予算規模が拡大しました。 予算編成概要 令和3年度当初予算は、箕面船場阪大前駅周辺整備の進展により事業費のピークが過ぎたことなどから、前年度と比べて6.8パーセントの減となりました。 一方、財政の健全性を示す経常収支比率は100.1パーセントで、歳入の根幹である市税収入の大幅な減少や、社会保障関係費の増加などにより、前年度と比べて2.1ポイント悪化しています。 今後は、愛すべきまち「箕面」の次世代への継承、持続可能な魅力あるまち「箕面」の実現を目標に、令和3年2月に策定した市新改革プランに基づいて大胆かつ着実に改革を進め、効率的で健全な財政運営を行っていきます。 一般会計予算の市民1人当たりの主な使いみち 教育 4万8502円 ●小・中学校、幼稚園の管理運営 ●児童・生徒の放課後活動支援 など 保育所・認定こども園 3万9875円 ●民間保育園・認定こども園への運営補助 ●保育所施設の管理運営 など 高齢者福祉・生涯学習 3万2005円 ●高齢者医療、介護保険制度への助成 ●生涯学習施設の管理運営 など 健康 3万271円 ●各種がん検診 ●インフルエンザ、肺炎球菌など予防接種 ●子どもの医療費助成 など 公園や道路などの維持管理 1万7350円 ●公園施設の管理や修繕 ●道路の維持補修 など ごみ処理・リサイクル 1万4215円 ●ごみ収集、清掃工場の管理運営 など 市の重点施策 身を切る改革の実行 予算額:1億3000万円(歳入) ●新アウトソーシング計画の策定 「民間でできることは民間で担う」発想のもと、職員の定員管理などを含めた「市新アウトソーシング計画」を策定します。 ●施設の再配置構想 業務の効率化を始め、サービスレベルや利便性の向上をはかるため、公共施設の再配置を含めたあり方を検討します。 (写真)グリーンホール ●市有財産の有効活用 市有財産について、有効活用できるものは積極的に貸付などを行い、地域の活性化やにぎわいの創出をはかります。 また、有効活用が難しい財産については、計画的に売却を進めます。 ●全事業の見直し 全事業について、社会経済情勢や市民ニーズの変化などを考慮しながら、公益性、必要性、費用対効果などの幅広い観点で検証し見直しを行います。 ●各種団体の見直し 各種団体が安定的に持続可能な事業展開を行えるよう、より健全な経営基盤を構築するため、組織のスリム化や効率化に向けた支援を行います。 住民目線に寄り添ってすぐ動き、日本一親切な市役所 予算額:9億8616万5000円 ●新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種 16歳以上の市民を対象に、新型コロナウイルス感染症に係るワクチンの予防接種を実施します。 (写真)女性が予防接種を受けているようす ●公園のリニューアル 公園の魅力アップを進めるため、令和3年度から公園のリニューアルに着手します。 国費を活用し優先順位の高い公園に集中投資することとし、新年度は唐池公園を3世代が楽しめる公園にリニューアルします。 他に… ●地域包括支援センターの体制強化 ●府域水道の一元化 ●5市2町消防通信指令の共同運用 ●箕面新稲の森の整備・青少年教学の森野外活動センターの活用方法の検討 など みどり豊かで住み続けたい、子育て・教育日本一のまちづくり 予算額:60億2000万円 ●医師が常駐する病児保育室の整備 医師が常駐する医療機関併設型病児保育室について、令和4年4月の開設をめざし、国費などを活用して整備費を民間事業者へ支援します。 ●オンライン学習の推進 全小・中学校の児童生徒に対する1人1台のタブレット端末配備が完了したことに伴い、デジタルドリルを活用した個別学習や持ち帰り学習の実施に向けた検討を進め、今後のICT教育のさらなる推進をはかります。 ●北大阪急行線の延伸整備 令和5年度の鉄道開業に向けて、トンネル本体の工事や軌道の敷設などを行います。 ●新病院運営手法の検討 全国の先進的な取り組みや新市立病院整備審議会での検討内容などを参考に、新病院が担うべき役割や機能をより効果的、効率的に実現できる運営主体や運営手法について、あらゆる可能性を視野に入れながら検討を進めます。 ●新駅周辺のまちづくり 箕面船場阪大前駅前の周辺整備事業において、市立船場図書館、市立船場生涯学習センター、メインデッキ、市立箕面船場第一駐輪場が5月に、市立文化芸能劇場が8月にオープンします。 新年度は、エントランス、駅前広場、市立箕面船場第二駐輪場の整備を進め、令和5年度の新駅開業時のオープンをめざします。 (写真)外装の工事をほぼ終えた複合公共施設(船場東3丁目) ●箕面船場地区ヘルスケア拠点施設の創出 箕面船場地区に整備が予定されている「関西スポーツ科学・ヘルスケア総合センター(仮称)」について、整備費を支援します。 また、令和6年度のオープンをめざし関係団体などと連携し、センターを活用したスポーツと健康のまちづくりに役立つ各種施策の検討を進めます。 他に… ●少人数学級を小学校3年生まで拡大 ●熱中症予防対策の強化 ●大阪大学箕面キャンパスの跡地活用 ●大日橋園地駐車場の整備 など