令和3年度 施政方針と予算案についてご紹介します 問い合わせ 政策推進室 電話番号724・6718ファクス724・6971、財政経営室 電話番号724・6708ファクス723・2096 4月から市役所の新年度がスタートします。 箕面市では、新年度の取り組みを施政方針と予算案に取りまとめ、2月の箕面市議会定例会に提案しました。 新年度当初予算は、「市新改革プラン」のもと、大胆かつ着実に改革を進め、健全な財政を取り戻すべく、効率的な行財政運営を行うものとなっています。 今回は、その内容の一部をみなさんにお知らせします。 なお、市議会議決後の予算の詳細については、もみじだより5月号でお知らせします。 身を切る改革の実行 予算額:1億3000万円(歳入) ●新アウトソーシング計画の策定 「民間でできることは民間で担う」発想のもと、職員の定員管理などを含めた「市新アウトソーシング計画」を策定します。 ●施設の再配置構想 業務の効率化を始め、サービスレベルや利便性の向上をはかるため、公共施設の再配置を含めたあり方を検討します。 (写真)グリーンホール ●市有財産の有効活用 市有財産について、有効活用できるものは積極的に貸付などを行い、地域の活性化やにぎわいの創出をはかります。 また、有効活用が難しい財産については、計画的に売却を進めます。 ●全事業の見直し 全事業について、社会経済情勢や市民ニーズの変化などを考慮しながら、公益性、必要性、費用対効果などの幅広い観点で検証し見直しを行います。 ●各種団体の見直し 各種団体が安定的に持続可能な事業展開を行えるよう、より健全な経営基盤を構築するため、組織のスリム化や効率化に向けた支援を行います。 住民目線に寄り添ってすぐ動き、日本一親切な市役所 予算額:9億8616万5000円 ●新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種 16歳以上の市民を対象に、新型コロナウイルス感染症に係るワクチンの予防接種を実施します。 (写真)女性が予防接種を受けているようす ●新型コロナウイルス感染症対策 赤ちゃん訪問や市立小・中学校などで使用する手指消毒用アルコールなどの消耗品を購入します。 ●外国人による防災コミュニティの形成支援 外国人防災アドバイザーを養成するとともに、外国人防災アドバイザーによる外国人市民の目線に立ったセミナーや体験会の開催、多言語防災ガイドブックの作成を行います。 ●戸籍証明のコンビニ交付開始 箕面市に本籍のあるかたは、全国どこのコンビニからでも戸籍証明を取得できるようにします。 詳しくは3ページをご覧ください。 ●地域包括支援センターの体制強化 市内5カ所にある地域包括支援センターに配置する専門職を各3人から各4人に増員し、高齢者世帯を始めとする市民のみなさまのより身近な相談窓口となるよう体制を強化します。 ●ささえあいステーション相談体制の強化 現在、6小学校区で実施しているモデル事業を8小学校区に拡大するとともに、利用者の利便性などの効果を検証し、相談体制の強化をはかります。 ●箕面新稲の森の整備・野外活動センターの活用方法の検討 箕面新稲の森の整備について、貴重な山林を保全しつつ、市民ニーズに合った魅力的な施設にするため、青少年教学の森野外活動センターの活用と併せ、民間事業者の力を最大限生かした方策について検討を進めます。 (写真)箕面新稲の森 ●公園のリニューアル 公園の魅力アップを進めるため、令和3年度から公園のリニューアルに着手します。 国費を活用し優先順位の高い公園に集中投資することとし、新年度は唐池公園を3世代が楽しめる公園にリニューアルします。 ●府域水道の一元化 効率的な水道事業の運営による市民サービスの向上をめざし、水道事業の府域一元化に向け、大阪広域水道企業団との統合について、協議、検討を進めます。 ●5市2町消防通信指令の共同運用 豊中市(能勢町受託)、吹田市、池田市、摂津市と箕面市(豊能町受託)の5市2町で、令和6年4月から消防通信指令事務を共同運用するため、通信指令システムの構築など準備を進めます。 みどり豊かで住み続けたい、子育て・教育日本一のまちづくり 予算額:60億2000万円 ●保育士確保策における家賃支援補助 民間保育園が新規採用から9年目までの保育士のために市内に住居を借り上げた場合、保育士1人当たり月額7万円を上限として民間保育園に賃貸費用を補助します。 ●医師が常駐する病児保育室の整備 医師が常駐する医療機関併設型病児保育室について、令和4年4月の開設をめざし、国費などを活用して整備費を民間事業者へ支援します。 ●少人数学級を小学校3年生まで拡大 国の動きに先駆けて、小学校3年生を35人学級とし、きめ細かな指導体制、環境を整備します。 ●オンライン学習の推進 全小・中学校の児童生徒に対する1人1台のタブレット端末配備が完了したことに伴い、デジタルドリルを活用した個別学習や持ち帰り学習の実施に向けた検討を進め、今後のICT教育のさらなる推進をはかります。 (写真)教室で子どもたちがタブレット端末を使っているようす ●放課後スタディルームの拡大・強化 自学自習の場として小学校8校で実施している放課後スタディルームを、放課後学習室「すたさぽ」として、全14校に拡大するとともに、各校に専任の放課後学習支援員を配置し、来室児童への学習支援を強化します。 ●熱中症予防対策の強化 熱中症予防対策マニュアルを作成するとともに、熱中症に関する知識を正しく習得できるよう、教職員向けの研修を実施します。 中学校には、グラウンドにミストシャワー、プールに遮光シートを設置し、部活動中の熱中症予防対策を強化します。 (写真)遮光シートを張ったプール ●市街化調整区域における開発許可などの事務移譲 4月1日に大阪府から市街化調整区域における開発許可などの事務移譲を受け、市街化調整区域の良好な環境を保つとともに、違反物件の是正を行います。 ●大阪大学箕面キャンパスの跡地活用 本市の市街地に残された最後の貴重な広大空間である、大阪大学箕面キャンパス跡地の活用について、今後選定する優先交渉事業者と協議の上、契約の締結を行います。 ●川合・山之口地区のまちづくり 土地区画整理準備組合の設立が予定されており、新年度は、土地区画整理事業の事業化に向け、支援を行います。 ●北大阪急行線の延伸整備 令和5年度の鉄道開業に向けて、トンネル本体の工事や軌道の敷設などを行います。 ●新駅周辺のまちづくり 箕面船場阪大前駅前の周辺整備事業において、市立船場図書館、市立船場生涯学習センター、メインデッキ、市立箕面船場第一駐輪場が5月に、市立文化芸能劇場が8月にオープンします。 新年度は、エントランス、駅前広場、市立箕面船場第二駐輪場の整備を進め、令和5年度の新駅開業時のオープンをめざします。 (写真)外装の工事をほぼ終えた複合公共施設(船場東3丁目) ●オレンジゆずるバスの更新 新型コロナウイルス感染症などへの対策として、オレンジゆずるバスをより安心してご利用いただける新車両に更新します。 また、更新の際には、市民のみなさまにより親しみやすい車両となるようデザインの公募も行います。 詳しくは36ページをご覧ください。 ●新病院運営手法の検討 全国の先進的な取り組みや新市立病院整備審議会での検討内容などを参考に、新病院が担うべき役割や機能をより効果的、効率的に実現できる運営主体や運営手法について、あらゆる可能性を視野に入れながら検討を進めます。 ●箕面船場地区ヘルスケア拠点施設の創出 箕面船場地区に整備が予定されている「関西スポーツ科学・ヘルスケア総合センター(仮称)」について、整備費を支援します。 また、令和6年度のオープンをめざし関係団体などと連携し、センターを活用したスポーツと健康のまちづくりに役立つ各種施策の検討を進めます。 ●大日橋園地駐車場の整備 滝道観光の活性化のため、観光バスが大日橋園地で観光客を降ろし、箕面駅前ロータリーでピックアップすることができるよう、大日橋園地駐車場に観光バスの駐車スペースを整備します。