箕面の教育 若手教員の育成に全力を注いでいます! 問い合わせ 教育センター 電話番号727・5112ファクス727・4089 今後5年間で経験豊富なベテラン教員の数が激減し、若手教員の割合がより一層高くなります 市立小・中学校の全教員のうち、経験年数が20年を超えるベテラン教員は18パーセントしかおらず、さらに、そのうちの6割以上が今後5年間で退職します。 また、経験年数10年以下の若手教員は全体の56パーセントを占めており、今後、その割合は一層高くなります。 現在の市立小・中学校教員の経験年数構成(棒グラフ) 経験年数31年以上 60人 経験年数26から30年 29人 経験年数21から25年 22人 経験年数が20年を超えるベテラン教員は全体の18パーセントしかおらず、そのうちの6割以上が、今後5年間で退職する予定です。 経験年数16から20年 49人 経験年数11から15年 104人 経験年数6から10年 124人 非常に多い 経験年数5年以下 216人 非常に多い 若手教員の育成が求められています 世代交代が急速に進むなか、経験の浅い若手教員の質をいかに高めるか、ベテラン教員が持つ知識や指導技術をどのように伝えていくかが全国的にも大きな課題となっています。 箕面市では、こうした状況を打開するため、特に、採用から5年間で集中して「授業の進め方や指導方法」を修得できる市独自の取り組みを行っています。 その結果、若手教員の授業力・指導力が早い段階で着実に高まり、例えば、直近3年の「全国学力・学習状況調査」を見ると、ベテラン教員が減少する中でも箕面の子どもたちの平均正答率は常に全国平均を上回っています。 採用から5年間で授業力・指導力の土台を修得できる市独自の取り組みで教員を育成! 1年目 授業づくりの手引き「箕面の授業の基本」を活用して基礎を学ぶ 箕面市独自 国では、子どもたちが主体的に課題を解決する力が身に付けられるよう、学習指導要領を10年ぶりに改定し、今年度から小学校で実施しています。 市ではこれに先駆け、子どもが主体の課題解決的な授業づくりをめざした手引き「箕面の授業の基本」を平成26年に作成し、以降、若手教員の教本として活用しています。 なかでも1年目は、手引きの活用方法についての講習や研修、授業研究などを徹底して行っています。 また、教員指導の専門家である指導主事が授業を観察し、直接アドバイスを行うなどして、授業力・指導力の向上をはかっています。 (写真)1年目の教員による公開授業のようす 2年目 国で定めた研修に加え2年目にも研修を実施し、授業力を高める 箕面市独自 国が定める若手教員の研修は1年目のみですが、市ではこれに加え、2年目にも独自の研修を行っています。 2年目研修では、授業の進め方や指導方法を集中して学ぶほか、「箕面の授業の基本」と実際に行ってきた授業を照らし合わせながら改善点を見つけ、個々の課題に応じて授業づくりの研究を行います。 また、他の教員に授業を公開して成果を確認しています。 3から5年目 後輩教員の公開授業に参加して意見を交わし、知識や技術を再確認する 箕面市独自 今後、ミドルリーダーとしての立場を担う3から5年目の教員は、公開授業に参加するなどして、1・2年目の教員と積極的に意見を交わしています。 後輩教員の課題を見つけてアドバイスを行うことで、これまでに身に付けた知識や技術を再確認できます。 また、そうした交流の中での気づきや学びが、さらなる授業力・指導力の向上につながります。 4月募集開始! 箕面の小・中学校の先生になりたい学生さん集まれ! 教員養成セミナー「ぴあ・カレッジ」 箕面市独自 受講生を募集します! 将来の箕面の教育を担う優秀な人材を育成するために、教員養成セミナー「ぴあ・カレッジ」を実施しています。 ●主な内容 授業見学、模擬授業の実習 ICT授業の体験 支援教育などの講義 (写真)模擬授業の実習のようす (写真)ICT授業の体験のようす (写真)グループワークのようす 箕面出身の若手教員にインタビュー 平成26年度「ぴあ・カレッジ」修了生 箕面市立豊川北小学校 椎屋翔太 教員歴:5年 やりがいは箕面の子どもたちの笑顔です! 恩師への憧れから教員をめざすようになり、生まれ育った大好きな箕面で働きたいと考えていました。 ICT教育などに先進的に取り組んできた箕面の教育にも興味があり、深く知りたいと思っていたので、「ぴあ・カレッジ」は絶好の機会でした。 講義では、「箕面の授業の基本」という教員の基礎となる授業方法などを学び、模擬授業では、指導主事のかたに直接アドバイスをいただき、採用試験の大きな支えになりました。 念願の箕面の教員になれたときは本当にうれしく、今も交流のある受講生仲間と、喜びを分かち合うことができました。 教員としての毎日はとても充実していて、子どもたちの笑顔や成長に大きなやりがいを感じています。 教員になりたいかたは、ぜひ受講してください! (写真)椎屋翔太さん 直近5年の「ぴあ・カレッジ」受講生のうち、約半数が箕面の先生になっています! 『箕面の小・中学校の先生になりたい!』というかたのご応募をお待ちしています。 詳しくは教職員人事室(電話番号724・6997)ヘお問い合わせいただくか、市ホームページをご覧ください。 ※「ぴあ・カレッジ」の実施は、市議会の議決が前提となります。