シリーズ新市立病院 ボリューム.4 新市立病院ではがん診療を充実・強化します! (写真)新市立病院の完成予想パース ※イラストはイメージで、実際とは異なります。 問い合わせ 新市立病院整備室 電話番号728・2171、728・2001(代表)ファクス728・8232 市では、令和10年中の新市立病院開院に向けて取り組みを進めています。 新市立病院の整備について、主なポイントをシリーズで紹介しています。 今回は、がん診療の充実・強化についてお知らせします。 ここがポイント! 放射線治療科と緩和ケア内科を新設します 高齢化の進行などにより、箕面市では今後、新たにがんと診断されるかたが毎年1000人以上になると考えられます。 令和32年の新規がん患者数の推計値は1129人にのぼり、令和2年から20パーセント以上増加する見込みです。 また、がんの主な治療法である「手術」「放射線治療」「化学療法(抗がん剤治療)」のうち、放射線治療が適用される割合は全体の25パーセント程度といわれていますが、現市立病院及び市内の医療機関には専門の診療科がありません。 そのため、放射線治療が必要な場合は市外の病院を受診せざるを得ない状況です。 (棒グラフ)箕面市で新たにがんと診断される年間患者数の推計値 令和2(2020)年 931人 ↓20パーセント以上増加 令和32(2050)年 1129人(ピーク時) そこで 新市立病院では、「放射線治療科」を新設します! これにより、放射線治療が市立病院で行えるようになります。 また「緩和ケア内科」を新設し、痛みの緩和や精神的な不安の解消、在宅生活や就労への復帰を専門チームがサポートします。 新市立病院のめざす姿 市直営・急性期267床のままでは、持続可能な病院運営は望めません。 (イラスト)急性期267床のままの市立病院 ×新しい診療科 ×救急車の受け入れ ×医師や看護師などの確保 ×高齢化による患者数増加への対応 ×がん診療強化 ↓そこで 病床数を390床に増やすことで医療提供体制を強化し、持続可能で質の高い医療を提供できる公立病院をめざします。 病床を確保するため、国が推し進める再編統合の制度を活用します。 再編のイメージ (イラスト)市立病院 (イラスト)協和会病院(吹田市) 統合後は廃止 ↓ (イラスト)新市立病院 病床数は約1.5倍に充実 断らない救急の実現 患者ニーズにあわせた新しい診療科の設置 がん診療の充実・強化 今回のポイント! 優秀な医師や看護師の確保 分娩と産後ケアの実施 災害や感染症に強い施設 全室個室で快適な療養環境 新市立病院は、指定管理者制度により医療法人協和会が運営します。 また、新病院を円滑に開院するため、令和7年4月から現市立病院での指定管理を開始します。 指定管理の開始後も、市立病院の診療体制や大阪大学医学部との連携体制は何ら変わることはありません。 市と協和会が一丸となって取り組みを進め、これまで以上に医療の充実・強化をはかっていきます。 新市立病院の整備について、詳しくは市ホームページ(QRコード)をご覧ください。 (イラスト)QRコード