箕面市の財政公表 問い合わせ 財政経営室 電話番号724・6708ファクス723・2096 令和元(2019)年度決算は、9月7日から10月27日まで開かれた市議会定例会で審議の結果、適正であると認定を受けました。 令和元年度決算では、経常収支比率が前年度から0.7ポイント増えて93.9パーセントとなったほか、将来負担比率も11.6ポイント増加するなど、厳しい財政状況になりつつあります。 新型コロナウイルス感染症による影響は大きく、今後さらに、市税収入の減少などから財源不足となり、令和3年度当初予算では経常収支比率が100パーセントを超え、赤字となる可能性があります。 当面は、極めて厳しい行財政運営が強いられる見通しとなっており、先行きは不透明ですが、健全な財政運営に向け、これまで以上に徹底した改革に取り組んでいきます。 ※将来負担比率とは、家計に例えると「年収に対するローン残高など将来支払わなければならない額の割合」を示しています。 経常収支のバランス 経常収支比率 93.9パーセント〈プラス0.7ポイント〉 退職手当などの人件費が減少したものの、幼児教育・保育無償化に伴う扶助費の増加などにより、前年度から0.7ポイント増えています。 今後は… 新型コロナウイルス感染症の影響により、市税収入の減少や福祉関係の扶助費の増加などが予想され、令和3年度の予算ベースでは、経常収支比率が100パーセントを超えて赤字となる可能性があります。 家計に例えると、「毎月の給料で、毎月の生活費が賄えているか?」を示しています。 (経常収支比率が100パーセントを超えると、家計では赤字の状態です) (グラフ)経常収支比率の折れ線グラフ 決算ベース 平成20年度 100.9パーセント 赤字 平成21年度 96.5パーセント 黒字 平成22年度 95.7パーセント 黒字 平成23年度 94.8パーセント 黒字 平成24年度 93.8パーセント 黒字 平成25年度 92.9パーセント 黒字 平成26年度 91.7パーセント 黒字 平成27年度 88.2パーセント 黒字 平成28年度 91.4パーセント 黒字 平成29年度 94.1パーセント 黒字 平成30年度 93.2パーセント 黒字 令和元年度 93.9パーセント 黒字 予算ベース 平成20年度 103.2パーセント 赤字 平成21年度 99.9パーセント 黒字 平成22年度 99.9パーセント 黒字 平成23年度 99.1パーセント 黒字 平成24年度 98.1パーセント 黒字 平成25年度 97.1パーセント 黒字 平成26年度 94.6パーセント 黒字 平成27年度 94.5パーセント 黒字 平成28年度 94.3パーセント 黒字 平成29年度 97.4パーセント 黒字 平成30年度 98.7パーセント 黒字 令和元年度 97.7パーセント 黒字 令和2年度 98.0パーセント 黒字 令和3年度 100パーセント以上 予測値 赤字 基金の状況 基金残高(普通会計ベース) 242億8900万円〈マイナス5億9800万円、マイナス2.4パーセント〉 環境クリーンセンター基幹改良工事や、消防通信指令システム改修などに基金を活用した結果、基金残高は約6億円減少しました。 今後は… 市債の返済や各種プロジェクトの財源として基金を活用していくことになり、令和19年度には、基金残高が102億円まで減少する見込みです。 家計に例えると「貯金」です。 (グラフ)基金残高の棒グラフ 平成20年度 147億円 平成21年度 145億円 平成22年度 159億円 平成23年度 167億円 平成24年度 165億円 平成25年度 236億円 平成26年度 237億円 平成27年度 256億円 平成28年度 265億円 平成29年度 248億円 平成30年度 249億円 令和元年度 243億円 令和19年度 102億円 予測値 市債の状況 市債残高(普通会計ベース) 482億8800万円〈プラス39億5400万円、プラス8.9パーセント〉 北大阪急行線延伸整備や、環境クリーンセンター基幹改良工事など将来への投資を積極的に行ったことにより、市債残高は約40億円増加しました。 今後は… 北大阪急行線の延伸や新駅周辺の整備などにより、令和2年度の市債残高が624億円に増加し、市の平均的な予算の500億円を超える見通しです。 家計に例えると「ローン」です。 (グラフ)市債残高の棒グラフ 平成20年度 294億円 平成21年度 281億円 平成22年度 292億円 平成23年度 283億円 平成24年度 278億円 平成25年度 285億円 平成26年度 285億円 平成27年度 292億円 平成28年度 307億円 平成29年度 348億円 平成30年度 443億円 令和元年度 483億円 令和2年度 624億円 予測値 上記のような財政の危機的状況を打開し、より質の高い市民サービスを提供していくためには、これまで以上に徹底した行財政改革に取り組んでいく必要があります。 そこで… 市では、愛すべきまち「箕面」の次世代への継承、及び持続可能な魅力あるまち「箕面」の実現をめざした「(仮称)市新改革プラン」の策定を進めるとともに、その素案を公表してパブリックコメントを実施し、市民のみなさんからのご意見を募集します。 素案の閲覧や、意見の提出方法などについて、詳しくは31ページをご覧ください。