令和2年度 施政方針と予算案についてご紹介します 問い合わせ 政策推進室 電話番号724・6718ファクス724・6971       財政経営室 電話番号724・6708ファクス723・2096 4月から市役所の新年度がスタートします。 箕面市では、新年度の取り組みを施政方針と予算案に取りまとめ、2月の箕面市議会定例会に提案しました。 新年度当初予算は、未来への投資と高レベルの財政規律の堅持を両立する、積極的かつ堅実な予算となっています。 今回は、その内容の一部をみなさんにお知らせします。 なお、市議会議決後の予算の詳細については、もみじだより5月号でお知らせします。 1 安心・支えあい最優先 市民の安全・安心の確保と、地域の支えあいを醸成していく取り組みを進めます 1.防災体制のさらなる充実 予算額:5億1288万1000円 ●大規模化する風水害に備え、「市水防整備指針」により進めている全市の水路機能の増強を一気に加速し、未着手の32カ所全ての対策を実施します。「レッドゾーン内人口ゼロ」をめざす市の急傾斜対策においては、残り5カ所中、準避難路や通学路に被害が及ぶ3カ所の対策を実施します。 ●市内にある駅の地下通路や道路アンダーパス4カ所と、市街地とは異なる気象現象が起きやすい止々呂美地域などの要監視ポイント4カ所、計8カ所にネットワークカメラを増設し、局地的な降雨状況をピンポイントかつリアルタイムに把握します。 ●災害に不慣れな外国人市民に対して、災害時に正確でタイムリーな情報が提供できるよう、外国語版市民安全メールの配信を開始するとともに、SNSなど外国人コミュニティの中で正確な情報を発信できる「外国人防災リーダー」を養成します。 2.オリンピック・パラリンピックへの機運醸成とスポーツ人口の増加 予算額:862万5000円 ●ニュージーランド柔道チームのホストタウンとして、パブリックビューイングやオリンピック出場後の代表選手来訪などにより、国際交流とスポーツの機運を盛り上げます。 ●オリンピック・パラリンピックの機運を市民一人ひとりのスポーツの実践行動につなげることをめざして、30代から50代をターゲットに、オリンピックで人気の4競技(卓球、バドミントン、バレーボール、バスケットボール)の教室と競技大会を開催します。 (写真)市民卓球大会のようす 3.健康長寿をめざす多角的な取り組み 予算額:5億5957万5000円 ●高齢者に人気のシニア塾のコースや、体力測定・アンチエイジングセミナーなど、健康への“きっかけづくり”の場を充実させます。 (写真)第一総合運動場(スカイアリーナ)のトレーニングルーム ●30代から50代の忙しい世代でも参加しやすいスポーツプログラムを探る「大人のスポーツ・トライアル事業」を継続します。 ●健康維持に効果が期待される温水プールを備えた総合水泳・水遊場の整備において、PFI事業者の選定を進めます。 4.将来の消防需要に基づく消防力の保全 予算額:3億3346万1000円 ●新たな消防拠点「(仮称)豊川分署」の令和3年春の開署をめざし、整備工事を加速します。 ●5トン級車両の運転に準中型免許が必要となったことから、消防団の車両更新に当たり普通免許で運転ができる3.5トン級車両の導入を開始し、準中型免許取得費用の助成と併せて、消防団への新規入団者への負担軽減をはかります。 5.きめ細かな安心と暮らしやすさへの取り組み 予算額:4億9741万8000円 ●特殊詐欺被害の防止対策として、高齢者世帯を中心に自動通話録音装置を1万個配布します。 ●市の指定ごみ袋(燃えるごみ専用袋)について、現在の20リットル・30リットルに加えて、要望の多い40リットル袋を新設します。 ●厚生労働省令の改正により平成31年4月から障害者手帳のカード化が可能になったことを受け、全国で初めてカード化を実施します。 2 緑・住みやすさ最先端 豊かな緑を守り、便利で住みやすく、元気で活力ある箕面をめざして、まちづくりを進めます 1.進むまちづくり 予算額:143億6122万1000円 ●北大阪急行線の延伸工事において、国道171号をまたぐ橋桁の架橋や、地下区間におけるシールドマシンの掘削など、着実に工事を進展します。 (写真)橋桁架橋工事のようす ●箕面船場阪大前駅の駅前地区において、令和3年春のオープンに向けて市立文化芸能劇場、市立船場図書館、市立船場生涯学習センターの建設工事を進めます。 ●北大阪急行線の新駅へのアクセス道路の整備を加速するとともに、桜井駅前ロータリーの令和3年度オープンに向けて整備工事を進めます。 2.安全な道路環境の整備と保全 予算額:2億8056万7000円 ●通学路などの歩道改良や安全対策、青い路面標示の自転車レーンの整備などにより着実に通行の安全を守るとともに、道路施設の老朽化対策に万全を期すため、全175本の市管理の橋梁の計画的な点検を実施します。 3.山麓保全の取り組み 予算額:1700万円 ●これまで公益信託で運用してきた「みのお山麓保全ファンド」を、NPO法人みのお山麓保全委員会を通じた直接助成に切り替え、国から交付されている森林環境譲与税を財源に、持続可能なしくみで着実な山麓保全をはかります。 (写真)山麓に広がる箕面の街並み 3 子育てしやすさ日本一 子育てがしやすく、子どもたちが健やかにのびのびと育つ環境を整えます 1.一歩先を行く箕面市の教育 予算額:5億1272万5000円、令和元年度補正予算額:10億4326万円 ●全小・中学校の全児童生徒(約1万2300人)に1人1台のタブレットPCを配置します(現在導入済みの小学4年から6年生全員〈約4300人〉に加え、新たに約8000台を追加導入し、1人1台体制を実現します)。 ●外国人英語指導助手(ALT)を2人増員し、全76人の体制を完成させます。中学校は各学年1人、小学校は2学年に1から2人の体制とし、全小・中学校、全学年で毎日英語に触れる取り組みを進めます。 (写真)外国人英語助手(ALT)による授業のようす 2.教育分野における各種トライアル事業の継続 予算額:1億218万3000円 ●放課後学習における6種類のタブレット学習、塾講師による学習指導や、塾・習い事の費用を助成するなど、さまざまな手法の比較検証を継続し、確実に効果が出せる学習支援策を確立します。 ●生徒指導部長や教務部長などの専任教員を加配して学校の組織体制を改変する「パイロット校」「ミニパイロット校」、教員の定型的な事務を他の職種が担うことで教員の負担を軽減する「事務支援員配置校」の取り組みを継続し、効果検証と効果を生み出す要因の分析を深化します。 3.きめ細かな教育・子育て環境の整備 予算額:6億8541万3000円 ●学童保育における長期休業中のランチ提供、市立保育所の1・2歳児トイレへのエアコン整備、東図書館の親子交流スペース整備など、きめ細かな教育・子育て環境の整備を進めます。 ●大津市の園児交通事故を受け、幼稚園・保育園周辺の危険箇所対策を進めるとともに、キッズゾーンを設定し、通行車両に減速と注意を促す路面標示を行います。 ●民間保育園等のお散歩など、園外活動時に保育士とともに園児を見守るスタッフの雇用を支援します。 ●保護者や地域の住民が学校活動を支援する「学校ボランティアコーディネーター制度」のモデル校を拡大し、計3校で実施します。 (写真)学校ボランティアが子どもをサポートしているようす