箕面の教育 昨年4月から「箕面スクールサポーター」の取り組みを進めています! 問い合わせ 学校教育室 電話番号724・6761ファクス724・6010 「箕面スクールサポーター」とは、保護者や地域のみなさんに、授業や行事などをサポートしていただく取り組みです。 子どもへの指導を教員が行う中で、教員1人で1クラス約35人を見るのには限界がある「算数の問題の添削」「図工の制作補助」「音楽の楽器演奏の聞き取り」「校外活動の見守り」などを、保護者や地域のみなさんにサポートしていただいています。 現在、2つのモデル校(箕面小・彩都の丘学園)で先行実施しています。 保護者や地域のみなさんが、こんなサポートをしてくれています! 算数の問題プリントの添削(写真) 小学5年生の体積を求める算数の授業では、問題プリントの添削をサポート。 教員1人で約35人の添削を行っていた以前とは違い、子どもたちが添削の順番を待つことがほとんどなくなりました。 「今まで2枚しかできなかったのに、今日は5枚できた」という子どももいました。 図工の制作補助(写真) 小学4年生の切り絵の制作を補助。 カッターナイフを使う初めての授業で、以前は怖がる子どもが多くいましたが、作業を見守る目が増えたことで、より安全にスムーズに授業を進めることができました。 子どもたちからは「少し怖かったけど、近くで見ていてくれたので安心して上手に使えた」という声が上がっていました。 習字の基本ができているかの確認(写真) 小学5年生の習字の授業をサポート。 筆の持ち方や、姿勢の正し方など、教員が教えたことができているかを多くの目で確認することができ、以前のように「ひじが落ちたまま書く」「左手を添え忘れている」という子どもが格段に少なくなりました。 子どもたちは「いつもより上手に書けた」と喜んでいました。 教0員1人で1クラス約35人を見るのには限界がある「問題の添削」「安全の見守り」「教わったことができているかの確認」などをサポートしていただくことで、授業の密度が上がり、また授業の幅も広がって、子どもたちはより多くのことを学ぶことができます。 2校合わせて150人のかたがボランティア登録し、日々の授業や行事をサポートしています! 箕面小で77人、彩都の丘学園で73人(令和元年11月末現在)のかたがボランティア登録し、子どもたちをサポートしてくれています。 (イラスト)学校をサポートしている保護者や地域のみなさん 昨年4月から7月の4カ月間で、延べ444人のかたが授業や行事をサポート! 平均すると、毎日約3人のかたが学校でのサポートを行っています サポートを受けた子どもたちの声! (写真)3人の女の子が笑っているようす 先生に1つ質問するのも、順番を待ったり、タイミングを計る必要があったけど、サポーターさんがいると分からないことはすぐに聞くことができるので、今までより早く問題が解けるようになりました。 答えを間違えたときは落ち込むことが多かったけど、「おしい」とか「頑張ったね」と言ってもらえて、うれしくなりました。 たくさんほめてもらえるので、やる気が出ます! 国語の授業でサポーターさんにインタビューしたときは、いろいろな話が聞けて楽しかったです! これまでの友達同士のインタビューとは違って、初対面の人に話を聞くのは新鮮で、質問する内容や順番を考えて、話の聞き方を工夫するようになりました。 ■学校をサポートした保護者と、サポートを受けた教員にインタビュー! 彩都の丘学園の保護者 藤田得見さん(写真) 自分の子どもが通う学校のために、少しでも力になれたらと思い参加しています。 活動中は、なるべく子どもたちのやる気を出させるよう心がけ、例えばリコーダー演奏の授業では、「この音はとても上手に出ていたよ」と声をかけるなど、良いところを見つけてほめてあげるようにしています。 自分の都合や得意分野に合わせて気軽に参加できますし、何より子どもたちと過ごす時間はとても楽しいので、もっと多くのかたに参加してほしいですね。 彩都の丘学園教員 柏木雅人(写真) 小学6年生の比例・反比例の授業で、添削の補助をお願いしました。 見る目が増えたことで添削の時間を約3分の1に短縮でき、子どもたち一人ひとりに向き合う時間が生まれて、答えを間違っても何度もチャレンジできる環境を作ることができました。 保護者や地域のみなさんは、ほめるのがとても上手で、子どもたちは何事に対しても生き生きとして前向きになり、意欲的に取り組んでくれるようになります。 今後さらに、モデル校で教育効果の検証を進め、「箕面スクールサポーター」を拡大していきます。 「箕面スクールサポーター」について、詳しくは学校教育室(電話番号724・6761)へお電話ください