災害からあなたと家族を守る 命のパスポート シリーズ101 災害時 「うちは大丈夫」の目印は黄色いハンカチ作戦! 問い合わせ 市民安全政策室 電話番号724・6750ファクス724・6376 箕面市では、迅速な安否確認をするために「黄色いハンカチ作戦」を進めています! 昨年6月18日(月曜日)、大阪府北部を震源とする震度6弱の地震が発生し、市内では建物が半壊するなどの被害が発生しました。 一方、地震発生直後の混乱の中、「黄色いハンカチ作戦」を行った自治会(自治会にはマンション管理組合を含みます)などでは、迅速な安否確認をしていただきました。 大規模災害時には、隣近所の人たちで素早く安否確認を行い、救助が必要な人を早く見つけることが、命を守るために非常に重要です。 災害時の被害を最小限に抑えるため、今後とも「黄色いハンカチ作戦」にご協力をよろしくお願いします。 自治会長さんにインタビュー 私たちは「黄色いハンカチ作戦」を進めています! ●箕面東コーポラス自治会 会長 鶴ア邦夫さん(写真) 自治会で、「安全」と書かれた黄色いマグネットシートを作成し、黄色いハンカチの代わりとしてマンション全戸に配布しています。 通常は、玄関のドアの内側に貼りつけるなどして保管し、震度4以上の地震が発生した場合は、ご家族の安否を確認した上で、ドアの外側に貼り出すようお願いしています。 昨年6月の大阪北部地震では、全220戸の約9割のお宅でマグネットシートが貼り出され、短時間で全てのお宅の安否確認を行うことができました。 今後も、スムーズに安否確認ができるよう、定期的に防災訓練を行っていきます。 (写真)玄関ドアの外側に「安全」と書かれた黄色いマグネットシートが貼ってあるようす ●彩都粟生南7丁目自治会 会長 村田将樹さん(写真) 災害時、黄色いハンカチ作戦をスムーズに行うことができるよう、全51戸の「安否確認分担表」を作成し、日頃から訓練を実施しています。 今年1月17日の全市一斉総合防災訓練では、8割以上のお宅で黄色いハンカチが掲げられ、迅速に安否確認を行うことができました。 発災時、不在にしている世帯は、自治会長の私に連絡を入れてもらうしくみを作っています。 また、防災担当者が避難情報や安否確認の状況を随時発信することで、自治会内での情報共有ができるよう、スマホアプリを活用した緊急用の連絡グループを設けています。 阪神・淡路大震災では8割近いかたが地域の絆で命を救われました 地震などの災害が発生したとき、公的な機関だけで全ての命を救うことはできません。 阪神・淡路大震災では、消防や警察などに救助されたかたは2割程度しかおらず、約8割のかたは、自治会など地域のかたに救助されました。 (イラスト)阪神・淡路大震災で救助された人の救助要因 近隣の住民らによって救助された 77パーセント 消防・警察・自衛隊に救助された 23パーセント 隣近所の素早い安否確認が、多くの命を救うことになります! 左ページで「黄色いハンカチ作戦」の流れを確認してください! 黄色いハンカチ作戦の流れ 地震発生! 揺れが収まったら… まず 靴をはいて家の中を点検し、二次災害を予防してください! 1.家の中でも靴をはく(イラスト) 2.出口を確保して…(イラスト)  ガスを止める(イラスト)  ブレーカーを落とす(イラスト) 3.家にいる家族の無事を確かめる(イラスト) 4.余震で落ちそうなものを床に下ろす(イラスト) 次に 家にいる家族が全員無事だったら黄色いハンカチ作戦! 大地震の後、家にいる家族が全員無事だったら、黄色いハンカチ(大きく目立つ黄色い布)を玄関先などに掲げてください! 災害時、ご近所さんに「うちは大丈夫!」と知らせる目印です! 大きく目立つ黄色い布なら何でもOK! ハンカチ タオル はぎれ Tシャツ(イラスト) (イラスト)門扉に掛けたり! (イラスト)郵便受けにはさんだり! 黄色いハンカチ作戦を行わないと… 黄色いハンカチがないと、1軒1軒「ピンポン」して安否確認をするので、とても時間がかかります。 応答があるまで無事かどうかも分かりません… (イラスト)玄関のインターフォンを鳴らして安否確認をしているようす ピンポーン ピンポーン 留守かなー… 家の中で倒れているのかも… 中に入って無事を確認しないと… 安否確認に時間がかかり、助かる命を救えません! 黄色いハンカチ作戦を行えば安否確認がスピードアップ! いちいち「ピンポン」しなくても外から一目で無事と分かります! (イラスト)玄関前に掲げられた黄色いハンカチで安否確認をしているようす 黄色いハンカチ! ここは大丈夫だ よし、次へ! 迅速な安否確認が助かる命を救います! 迅速な安否確認のために、大きく目立つ黄色い布を各ご家庭で必ず用意してください!