心の樹 みんなで心の中にある小さな人権の芽を、箕面の地で大きな樹に育ててほしい…。 英語じゃなくてもOK! 「やさしい日本語」で、外国人のかたに話しかけてください 問い合わせ 文化国際室 電話番号724・6769ファクス724・6010 まちで困っているようすの外国人のかたを見かけたとき、「英語が苦手だから」などの理由で声をかけずに終わることはありませんか? そんなときはぜひ、「やさしい日本語」(簡単な日本語)で話しかけてみてください。 現在、箕面市では93カ国2800人の外国人市民が暮らしています。 母語はさまざまで、実は、英語よりも日本語のほうが通じるということが多くあります。 国の調査では、定住外国人が理解できる言語として、「日本語」62.6パーセント、「英語」44パーセントという結果が出ています。 そして今、注目を集めているのが、外国人にも分かりやすい「やさしい日本語」です。 外国人のかたとコミュニケーションをとるとき、「やさしい日本語」は、自分の考えを分かりやすく伝えるための有効な手段になります。 以下では、「やさしい日本語」を使うためのポイントを紹介します。 ぜひ参考にしてください! 「やさしい日本語」とは… 外国人にも分かりやすい、簡単な日本語のことです。 阪神・淡路大震災では、日本にいた外国人の多くが、難易度の高い日本語を十分に理解できず、必要な情報や支援を受け取ることができませんでした。 そこで、外国人に災害情報を迅速かつ正確に伝えるため、考え出されたのが「やさしい日本語」の始まりです。 やさしい日本語3つのポイント! 難しい言葉を避けて、簡単な言葉に置き換える 一つの文を短くして、簡潔にする あいまいな表現や、外来語は使わない 例えば、駅前で… 自転車を止める場所を探している外国人のかたを発見! (イラスト)駅前で、自転車を押しながら置き場所を探している外国人の男性 (イラスト)「やさしい日本語」を使わない場合 駐輪場ならあのビルに1日100円で止められるところがありますよ。 チュウリンジョウ? ビル? (イラスト)「やさしい日本語」を使った場合 自転車は、あの建物の中に止めることができます。 1日100円、お金がかかります。 なるほど! 例えば、レストランの前で… 閉店していて、困っている外国人のかたを発見! (イラスト)準備中の札がかかったレストランの前で、困っている外国人の女性 (イラスト)「やさしい日本語」を使わない場合 ここは11時過ぎにオープンするけど、正午過ぎはおそらく混み合うよ。 オープンスル? ショーゴ? (イラスト)「やさしい日本語」を使った場合 このお店は、午前11時15分に開きます。 12時からは、たくさんの人が来ます。 ありがとうございます。 箕面市では 外国人市民向けの『みのお生活ガイド』を、「やさしい日本語」を使い作成しています。 上記の3つのポイントのほか、全ての漢字にふりがなをふるなどして、市の情報をできるだけ分かりやすく伝えています。 また、昨年6月の大阪北部地震では、避難所に「やさしい日本語」を使った張り紙をするなどして、外国人市民のかたに情報を伝えました。 (写真)避難所に掲示された「優しい日本語」を使った張り紙 1人1個(ひとりいっこ)1袋(ひとふくろ) 多くの外国人市民が理解できる「やさしい日本語」は、日常的な場面はもちろん、情報が生死を分ける災害発生時に、とても大きな役割を果たします。 府では、「やさしい日本語」を活用するための手引きを作り、ホームページ上で公開しています。 この機会にぜひ、「やさしい日本語」について考えてみてください。 そして、困っていたり、迷っているようすの外国人のかたを見かけたら、「やさしい日本語」で話しかけてみてください。 大阪府「やさしい日本語活用冊子」 スマホはこちらのQRコードから(イラスト)QRコード (イラスト)検索バー やさしい日本語活用冊子 検索 「やさしい日本語」について、詳しくは文化国際室(電話番号724・6769)へお電話ください