箕面の教育 不登校にならないために 一人ひとりが安心して通える学校づくりをしています。 問い合わせ 教育センター 電話番号727・5112ファクス727・4089       学校教育室  電話番号724・6761ファクス724・6010 現在、不登校の小・中学生は、全国で14万4031人と過去最多で、特に中学生は31人に1人が不登校になっています。 箕面市では、不登校を未然に防ぐための取り組みを進めるとともに、不登校または学校を休みがちな子どもに対して、さまざまな支援を行っています。 ご家庭でも、親子で話し合う時間を作り、普段と違うようすがないかを見守るなど、お子さんが不登校にならないために、ご協力をお願いします。 ■不登校の子どもたちの現状 全国では、小・中学校ともに、不登校になる子どもの割合が年々増加しています。 箕面の小・中学校は、全国に比べて不登校になる子どもの割合は少ないですが、平成26年度から小学校は3年連続で増加し、中学校はほぼ横ばいとなっています。 (折れ線グラフ)不登校の子どもたちの割合 小学校 平成23年 全国0.33パーセント      箕面0.29パーセント 平成24年 全国0.31パーセント      箕面0.24パーセント 平成25年 全国0.36パーセント      箕面0.20パーセント 平成26年 全国0.39パーセント      箕面0.16パーセント 平成27年 全国0.42パーセント      箕面0.25パーセント 平成28年 全国0.48パーセント      箕面0.27パーセント 平成29年 全国0.54パーセント      箕面0.28パーセント 中学校 平成23年 全国2.64パーセント      箕面1.71パーセント 平成24年 全国2.56パーセント      箕面1.57パーセント 平成25年 全国2.69パーセント      箕面1.54パーセント 平成26年 全国2.76パーセント      箕面2.23パーセント 平成27年 全国2.83パーセント      箕面2.22パーセント 平成28年 全国3.01パーセント      箕面2.23パーセント 平成29年 全国3.25パーセント      箕面2.12パーセント ■箕面の子どもたちの不登校の要因 箕面の子どもたちの不登校の要因は「友人関係をめぐる問題(いじめを除く)」が最も多く、次いで「家庭に係る状況(親子関係をめぐる問題など)」となっており、人間関係を築くことの難しさがうかがえました。 (棒グラフ)箕面の子どもたちの不登校の要因 入学、転校、進級時の不適応 2人 学校のきまり等をめぐる問題 2人 いじめ 3人 教職員との関係をめぐる問題 3人 学業の不振 20人 家庭に係る状況(親子げんかなど) 23人 友人関係をめぐる問題(友達をつくれないなど) 39人 ※平成30年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」から。 箕面市では次のような取り組みを行っています。 不登校を未然に防ぐために… ●スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーを配置 臨床心理士の資格を持つスクールカウンセラーを、全市立小・中学校に配置し、子どもたちや保護者からの相談を受け付けています。 またスクールカウンセラーは、子どもたちの情報を教員と共有するとともに、休み時間を一緒に過ごすなどして子どもたちとコミュニケーションをとり、不自然なようすがないか確認しています。 また、スクールソーシャルワーカーは、社会福祉士などの資格を持つ福祉の専門家として教員や保護者にアドバイスを行い、必要に応じて各専門機関とつなぐ役割を担っています。 不登校または学校を休みがちな子どもに向けて… ●学校復帰を支援する教室を設置 学校への復帰を支援するため、不登校の子どもが気軽に通える教室を、らいとぴあ21に設置しています。 さまざまな学習や体験活動、スポーツなどを通して、子どもの自主性や社会性を育みます。 ●学生サポーターによる学習支援 不登校や、家庭の経済的な困窮などで支援が必要な子どもを対象に、NPO法人あっとすくーる、株式会社トライグループに委託して学校や家庭に学生サポーターを派遣し、学習を中心としたサポートを行っています。 ●専門スタッフによる教育相談 臨床心理士などの専門スタッフが、不登校の子どもや、保護者からの相談を受け付け、学校との連携のもと、問題解決に向けて支援を行っています。 不登校を未然に防ぐために、ご家庭でもご協力をよろしくお願いします! 親子で話し合う時間を作り、子どもの良いところをほめてあげてください 子どもたちは、親に相談したくても、なかなか言い出せないことがあります。 日頃からどんなことでも話せる関係を築くため、できるだけ小さい頃から、1日の出来事などを親子で話し合う習慣を作ってください。 また、その中で、お子さんの良いところを見つけてほめてあげることで、子どもは自分に自信が持てるようになります。 それでも、普段と違うようす(起床時間が遅くなる、登校前に腹痛や頭痛を訴える、笑顔が少なくなるなど)が見られたら、右記の相談窓口や学校に、いつでも気軽に相談してください! 普段と違うようすが見られるなど、少しでも心配ごとがあれば… いつでも気軽に相談してください! ご家庭でどんなに気を付けていても、子どもたちは一人で不安や悩みを抱え込んでしまうことがあります。 普段と違う子どものようすは、不安や悩みを抱えているサインです。 そんなサインが見られたら、すぐに「教育センター相談室」「24時間子供SOSダイヤル」「学校」に相談してください。 教育センター相談室 電話番号727・5113 月から土曜日/午前9時から午後5時 臨床心理士などの専門スタッフが電話やメールで相談に応じます。 個別面談(要予約)も受け付けています。 メールizimesoudan@mail1.koumusb.net メールはこちらのQRコードから (イラスト)QRコード 24時間子供SOSダイヤル 電話番号0120・0・78310 24時間365日受付 子どもたちや保護者からの相談を24時間無料で受付。 どんな相談にも応じられるよう、さまざまな分野の専門スタッフが連携して対応します。 決してご家庭だけで抱え込まないでください。 お子さんと一緒に地域の行事に参加してください 子どもたちは、学校や家庭だけでなく、地域でのさまざまな交流や実体験を通して、自主性や社会性を育んでいきます。 また、地域のかたと顔見知りになることで、例えば、学校の登下校中にあいさつを交わしたときに、「今日は元気がないな」と気づいてもらえることもあります。 ぜひお子さんと一緒に地域の行事に参加して、地域での体験の機会を増やし、たくさんのかたと顔見知りになってください。 (写真)地域運動会のようす