災害からあなたと家族を守る 命のパスポート シリーズ137 災害時「うちは大丈夫」の目印は黄色いハンカチ作戦! 問い合わせ 市民安全政策室 電話番号724・6750ファクス724・6376 箕面市では、迅速な安否確認をするために「黄色いハンカチ作戦」を進めています! 平成30年6月18日(月曜日)、大阪府北部を震源とする震度6弱の地震が発生し、市内では建物が半壊するなどの被害が発生しました。 一方、地震発生直後の混乱の中、「黄色いハンカチ作戦」を行った自治会(自治会にはマンション管理組合を含みます)では、迅速な安否確認をしていただきました。 大規模災害時には、隣近所の人たちで素早く安否確認を行い、救助が必要な人を早く見つけることが、命を守るために非常に重要です。 災害時の被害を最小限に抑えるため、今後とも「黄色いハンカチ作戦」にご協力をよろしくお願いします。 私たちは「黄色いハンカチ作戦」を進めています! 牧落第三自治会にインタビュー 会長 後藤智康さん(写真) 牧落第三自治会は、一戸建てを中心に約260世帯が加入しています。 いざというときに迅速に安否確認ができるよう、黄色い「安否確認タオル」を全戸配布して、震度5弱以上の地震が発生した場合は門扉などに掲げるようにしています。 また、近隣の自治会と連携して「牧落自治会連合会」を結成し、安否確認の方法を共有したり、定期的に合同イベントを開催したりするなどして、顔の見える関係を築いています。 (写真)ミニ消防フェアのようす 牧落自治会連合会では、消防団牧落分団と協力して、毎年9月に「ミニ消防フェア」を開催しています。 副会長 伏田 寛治さん(写真) 災害時に、黄色いハンカチ作戦をスムーズに行うことができるよう、全世帯を27班に分けて「安否確認分担表」を作成し、日頃から訓練に取り組んでいます。 安否確認を行う担当者は、その役割が一目で分かるよう黄色いベストを着用し、また、黄色いタオルが掲示されていなかった場合を考えて、声かけ用のメガホンを携帯するようにしています。 安否確認訓練だけでなく、地域防災ステーションを活用した防災訓練などにも取り組み、自治会全体で防災意識を高めていきます。 (写真)黄色いタオル、黄色いベスト、黄色いメガホン 阪神・淡路大震災では8割近いかたが地域の絆で命を救われました 地震などの災害が発生したとき、公的な機関だけで全ての命を救うことはできません。 阪神・淡路大震災では、消防や警察などに救助されたかたは2割程度しかおらず、約8割のかたは、自治会など地域のかたに救助されました。 (イラスト)阪神・淡路大震災で救助された人の救助要因 近隣の住民らによって救助された 77パーセント 消防・警察・自衛隊に救助された 23パーセント 隣近所の素早い安否確認が、多くの命を救うことになります! 左ページで「黄色いハンカチ作戦」の流れを確認してください! 黄色いハンカチ作戦の流れ 地震発生! 揺れが収まったら… まず 靴をはいて家の中を点検し、二次災害を予防してください! 1.家の中でも靴をはく(イラスト) 2.出口を確保して…(イラスト)  ガスを止める(イラスト)  ブレーカーを落とす(イラスト) 3.家にいる家族の無事を確かめる(イラスト) 4.余震で落ちそうなものを床に下ろす(イラスト) 次に 家にいる家族が全員無事だったら黄色いハンカチ作戦! 大地震の後、家にいる家族が全員無事だったら、黄色いハンカチ(大きく目立つ黄色い布)を玄関先などに掲げてください! 災害時、ご近所さんに「うちは大丈夫!」と知らせる目印です! 大きく目立つ黄色い布なら何でもOK! ハンカチ タオル はぎれ Tシャツ(イラスト) (イラスト)門扉に掛けたり! (イラスト)郵便受けにはさんだり! 黄色いハンカチ作戦を行わないと… 黄色いハンカチがないと、1軒1軒「ピンポン」して安否確認をするので、とても時間がかかります。 応答があるまで無事かどうかも分かりません… (イラスト)玄関のインターフォンを鳴らして安否確認をしているようす ピンポーン ピンポーン 留守かなー… 家の中で倒れているのかも… 中に入って無事を確認しないと… 安否確認に時間がかかり、助かる命を救えません! 黄色いハンカチ作戦を行えば安否確認がスピードアップ! いちいち「ピンポン」しなくても外から一目で無事と分かります! (イラスト)玄関前に掲げられた黄色いハンカチで安否確認をしているようす 黄色いハンカチ!ここは大丈夫だ よし、次へ! 迅速な安否確認が助かる命を救います! 迅速な安否確認のために、大きく目立つ黄色い布を各ご家庭で必ず用意してください! 毎年1月17日に全市一斉総合防災訓練を行います! 箕面市では、阪神・淡路大震災が起きた1月17日に毎年、曜日に関わらず全市一斉総合防災訓練を実施しています。 来年の訓練は火曜日です! それぞれの場所で、それぞれの立場で、訓練に参加してください!