更新日:2022年4月25日

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令和2年度第2回箕面市人権施策審議会議事録

日時:令和2年11月20日(金曜日)午後6時30分から午後7時50分
場所:箕面市役所 第三別館2階 会議室
出席者:山本会長、細見副会長、池谷委員、樫原委員、谷垣委員、若松委員、藤井委員、鄭委員(2名欠席)
事務局:人権文化部:尾川部長、岡担当副部長、人権施策室:濵口室長、寺島、村田、東
傍聴者:なし

1.案件

議事:(凡例…◎会長、○委員、◇事務局)

案件1.男女協働参画推進プランについて

◇10年経過しており、その間に改正された法律や、引用の統計等は加筆修正するが、このプランの骨格は大きく変える必要はないと考えており、中心部分である第3章において補足すべき点を挙げてみた(資料1説明・略)。なお、国・府の基本計画も、同時進行で改定作業中で、その動向を見る必要もある。また、府内の自治体にはコロナ禍で改訂作業が遅れ、現行計画の期間を延長する動きもある。

◎この資料をもって審議会から部会に対して検討をお願いするイメージ。もちろん、必要な事項は部会でさらに追加してもらってもよい。なお、会長・副会長と事務局で事前協議した際は、国際条約、入管法改正、コロナ禍、男性側の受け止め方についても考えたいという話が出た。

○健康みのお21、ひとり親家庭等自立促進計画の後継計画があるのか確認してほしい。

◇担当課室に確認する。

○担当課室との連携や、このプランをチェックする庁内体制はどのように保障されるのか。

◇人権行政推進本部会議が庁内の横断的な調整機関になっており、部長級の本部会議、室長級の男女協働参画部会とも、年2回ずつ開催する体制になっている。

○現行のプラン策定時、男女共同参画の「共同」を「協働」に変えることで議論になったが、これはどうするのか。また、現行分は、教育に関しては「男女平等」、他は「男女協働参画」と使い分けているが、これについてはどうか。

◇現行プランの本文で「一つの目的を達成するために、協力しあい、性別役割分業の克服に向けて女性、男性がともに社会に働きかけることを強調するために、箕面市では、男女協働参画という表現を積極的に使用」する(7ページ)と書かれており、これを踏襲したいと考えている。「男女平等」については、教育委員会にも確認して精査していきたい。

○関連計画として「自殺対策推進計画」も挙げられているが、若年女性の自死が全国的に増えており、しっかり内容を確認してほしい。

◎プランの見直しについては、少人数の部会を設け、専門的にこれを扱っていただくということで、前々回、細見副会長、藤井、森分委員にお願いしたところ。これまでの議論をふまえ、具体的な改訂案を12月以降、この部会に諮り、年度末にその報告をもらい、次回の審議会で全体の意見をとりまとめたい。ただ、コロナ感染の拡大などで、部会等で議論がまとめられなかった場合は、任期をまたがって来年度も続けて本件を扱いたい。

案件2.人権のまち推進基本方針について

 ◇人権のまち推進基本方針はこの審議会でいただいた答申に基づき策定したもので、男女協働参画推進プランと同様、骨格を変える必要はないと考えている。10年経過する間に新たに制定された差別解消3法のほか、ネット上の問題、そしてコロナウイルスに関連する差別などについて加筆したい。こちらも、同時進行で府の人権施策推進基本方針が変更作業中だが、策定は年度をまたぐかもしれない(資料2説明・略)。

◎次々回になるが、らいとぴあ視察を元にして会長から発題させていただき、慎重に進めていきたい。

案件3.施設コンフリクトについて

◇小野原東のグループホームについては、その後も動きがないとのこと。前回、西宿の地区計画について質問いただいた件は、補足の説明資料(資料3-2)をご覧いただきたい。会長から提案された学習会企画だが、2月に障害者事業団による連続講座の第2回でこのテーマが取り上げられるので、この講座にできるだけ参加いただければと考えている(資料3)。

◎学習会について、当面は2月の講座内容をこの審議会でも分かち合うという形でよろしいか。(一同了承)

○自立支援協議会の権利擁護部会でも、この審議会についてきかれたので、障害福祉室からの説明があったことを報告している。

◎学習会は障害者団体のかたに進めていただいてもよい。知っているようで知らないことも多く、少人数で疑問を出し合うことが必要だと思う。

案件4.今後の運営、その他

◇前回、コロナ禍に関する人権課題を話されたので、関係資料を配布している(資料4)。 また、前回、障害者事業所関係の差別落書き等の報告をしたが、今年度、他に3件、主に部落差別に関わる差別事象が発生している。それを追加した別紙をご覧いただきたい。

○このうち解決したのが何件で、継続中は何件か。

◇なかなか解決とまでは言えないが、今回、報告したもののうち、SNS上の書き込みは削除など一定の区切りはついている。残る2件については、教育啓発に取組むとの報告はあるが、継続中でもある。

◎いろいろな書き込みができるSNSについては、表現の自由の話が出されることもあるが、男女協働参画推進プランや人権のまち推進基本方針の見直しの際も、コミュニケーションのあり方が変容していることを念頭に置いて、きっちり打ち出していきたい。

○デジタル社会で女性の人権がどう守られるべきか、女性自身がその技術にどうアプローチするかが問題で、「インスタグラムではこうなるよ」といった教育が大切だ。今回報告された差別事象も、そこで素材や事例として使えばよい。ただ、加害・被害の関係がややこしいので、そこは整理してほしい。

○SNSの話が出たのでふれておくと、相談事業がコロナ禍以降はSNSに移行している。若い世代は行政窓口に行かないので、国も動き始めており、これに乗り遅れないようにしたい。官民どちらでやるかは別として、コロナの関係で、面談・アウトリーチ中心から、話しやすいSNSでの相談に動いている。

◎どちらかに偏らない方がよい。両方必要だと思う。闇雲にはできないので、セキュリティも必要だし、システムを構築する必要がある。

○差別に関わる相談も話しにくいのでSNSなら話せる。インフラとして必要だと思う。

○インスタグラムの公開については自分で設定できるが、海外からもリクエストが来たり、フェイクニュースも多いので怖いと思う。

◇以前、案内を配布した「みのお市民人権フォーラム」は中止となった。延期開催等については未定と聞いている。

以上 

 

お問い合わせ

所属課室:人権文化部人権施策室 

箕面市稲1-14-5

電話番号:072-724-6720

ファックス番号:072-725-8360

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