第10回箕面市新文化ホール整備審議会結果報告
日時、場所、参加者など
- 日時:平成31年(2019年)3月1日(金曜日)午前9時30分から
- 場所:箕面市立中央生涯学習センター3階講座室
- 出席者:委員8名、事務局9名、PFI事業者6名
- 傍聴者:1名
内容
開会、事業スケジュールの確認
参考資料により、全体の事業スケジュールの確認と、今回の審議会の位置づけの説明を行った。
- 今回の審議会の位置づけ…これまでの審議会での意見などが、基本設計の中でどのように反映されているかを確認した上で、実際に使う立場から、より良い管理運営の助けとなるような意見を出していただき、それを踏まえて次回以降に、運営についての意見交換を行っていく。
前回の審議会のふりかえり
資料1により説明を行った。
新文化ホール基本設計のご報告
資料2により報告を行った。
質疑応答・意見
基本設計の報告に対し、次のような質問があり、事務局もしくはPFI事業者より回答した。
- リハーサル室がガラス張りで外から中の様子が見える計画になっているとのことで、前回意見が出ていたが、結局どうなっているのか。
(回答)1階のホワイエから2階のリハーサル室が見えるという話だったが、実際はリハーサル室ではなく、リハーサル室前のロビーが見える設計になっている。
- 2階大ホールのマルチルームの窓は開閉できるのか。開閉できればマルチルームでも生の音を聴くことができるので、はめ殺しではもったいないと思う。
(回答)マルチルームの窓は開閉不可(はめ殺し)となっている。開閉できるようにすると、どうしても見切りができてしまう。また、かなりの防音性能を持つ二重ガラス窓を採用しており、開閉することで防音性能が落ちてしまうため現実的ではない。適したスピーカーを設置することで、マルチルームでも舞台の音を遜色なく聴けるように対応する。
- 小ホールの照明バトンについて、舞台上だけでなく客席の上方にもあるか。照明がどの位置にあるか知りたい。
(回答)客席上部にシーリングライトのキャットウォークがあり、そこから光を当てられる投光スペースを設けている。また、舞台ぎりぎりの客席側にはプロセニアムサスペンションライトを設けている。
より良い管理運営につなげてもらうために、次のような意見が出された。
運営の立場から
- 楽屋エリアの主催者控室について、広めに取られているので分割して、床山さんや衣装さんが使うスペースなど、多目的な使いかたができれば便利だと思う。
- 出演者がトイレに行く時に、主催者控室の前や楽屋ロビー前を横切っていくのを嫌がる出演者もおり、あまり好ましくないので、そうならないような工夫が必要だと思う。
- 大ホールの小楽屋は、ダブルキャストなど主演級が二人いる場合に、一部屋を二人で交代で使うときもある。それぞれの私物などを、テーブルを分けて置いたまま出入りしたりするので、そのスペースが必要になると思う。
- もぎりラインは入口や当日券ボックスに近いほうがいいと思う。離れていると、一度もぎりラインまで行って、やはり当日券ボックスに行く必要があった場合に、もめる可能性がある。
- 楽屋口からの関係者動線では、ダブルチェックなど、セキュリティチェックがしっかりできるようにしたほうが良い。また、関係者と一般の仕切りラインをきちんとしておく必要がある。
- 小ホールの音響操作室について、音響操作と調光操作はタイミングを合わせて行うので、双方が連絡を取りやすいように工夫が必要である。
- 2階大ホールのフロアにある主催者控室について、マルチルームと同様に舞台が見える構造にしたほうが有効に使えるのではないか。
演者の立場から
- 小ホールロビーでロビーコンサートをする場合、ピアノは調律や運搬が容易なアップライトや電子ピアノで十分である。
- リハーサル室や大ホールの大楽屋にアップライトピアノを設置できれば、合唱の声出しや本番前のちょっとした確認に使えるのでとても便利である。設置が無理ならば、簡単に運び込めると良いと思う。
観客、その他の一般市民の立場から
- 施設内の店舗は、高級なレストランよりも、気軽に立ち寄れるカジュアルなお店のほうが良いと思う。
- 店舗も含めたオープンスペースの使いかたについて、箕面市の子育てしやすさナンバーワンの方針に沿った、お子さん連れにも優しいコミュニティの場になるような工夫をしていただけたら、非常に意味があると思う。
- ステップ広場などをうまく活用して、ホールの周囲でも音楽が聴ける、直接ホールに来ない人にも感動してもらえるような環境が必要だと思う。
その他、閉会
次回の審議会について
- 次回以降の意見交換のテーマについて、各委員の意見を事務局で調整した上で、4~5月の開催を予定している。改めて日程調整をお願いする。
資料