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箕面市では、想定外の甚大な被害を出した東日本大震災を契機として、防災体制の見直しを進めている中、8月24日(水曜日)、静岡県富士宮市との間で「災害時における相互応援に関する協定」を締結しました。
今回の締結は、「地震、土砂災害対策に力を入れていること」、「人口、財政規模、立地などの特性が本市と類似していること」、「同一の災害で被災しないと想定される遠隔にあること」など、双方の意向が合致したものです。
協定書には、友愛精神をもって相互に応援することを明記し、具体的な内容としては、応援の内容や災害発生時における連絡窓口、応援要請の手続きなどを定めています。
この締結により、災害発生時には被災市に対して、必要な物資の提供、職員の派遣などを実施し、迅速な応急復旧の対応を行うとともに、平時には防災対策のノウハウを相互に共有することで、防災体制のさらなる強化をはかります。
箕面市では、災害時に備えて、近隣自治体の豊能地区3市2町の間において「災害時相互応援協定」を締結するなど、防災体制の強化に努めてきました。
しかし、東日本大震災の広範にわたる被害を目の当たりにしたことを契機に、近隣府県に壊滅的な被害が出た場合を想定し、同一の災害では被災しない程度の遠隔にある個別の自治体と相互に応援する体制づくりを整えられないか模索していました。
このような中、防災体制の強化をはかっている静岡県富士宮市との間で、8月24日(水曜日)、「災害時における相互応援に関する協定」を締結しました。
富士宮市役所にて協定書を交わす箕面市の倉田哲郎市長(左)と富士宮市の須藤秀忠市長(右)
静岡県富士宮市との間で協定を締結した理由は、次の4点が挙げられます。
(1)地震・土砂災害対策などに力を入れていること
(2)人口、財政規模、立地等の特性が本市と類似していること
(3)東海地震や東南海地震など、同一の災害で被災しないと想定される遠隔にあること
(4)甚大な被害が発生した時に都道府県単位で編成される「緊急消防援助隊(大阪隊)」の活動範囲(東は石川・岐阜・静岡まで、西は広島・島根まで)であること
締結した協定には、応援の内容や災害発生時における連絡窓口、応援要請の手続きなどを定めています。
なお、応援の内容は下記のとおりです。
(1)食糧・生活必需物資の提供
(2)救出、医療及び防疫並び応急復旧活動に必要な物資の提供
(3)災害時に必要な職員の派遣や車両の提供
(4)被災者を一時収容するための施設の提供
(5)ボランティアのあっせん
(6)その他特に要請があった事項等
緊急の場合には、被災市の応援要請がない場合であっても、応援市独自の判断で迅速な応援活動が行うことができます。
今回の締結により、今後は、災害発生時の迅速な応急復旧を行うことはもとより、平時にあっても定期的な連絡会の開催や各種防災訓練への参加など、連絡を密に行うことで、防災対策のノウハウを共有し、防災体制のさらなる強化をはかります。
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