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更新日:2016年2月22日

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平成28年度(2016年度)施政及び予算編成方針

平成28年(2016年)2月

 箕面市長 倉田 哲郎

 本日、ここに、平成28年度(2016年度)における予算案及び関連諸議案を提案し、ご審議いただくにあたり、新年度における市政の運営方針と予算の概要を申し上げ、市議会議員並びに市民の皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

 早いもので、箕面市長2期目の重責を担わせていただいてから3年半。この間、「変えるべきは断固として変え、伸ばすべきは思い切って伸ばす」の姿勢を貫き、全力で取り組んでまいりました。
 初就任した約8年前と比べますと、箕面市の人口は顕著な増加傾向となりました。長年の懸案事項だった鉄道延伸の決定をはじめとする各地域のまちづくりも進展しています。当時は危機的な状況に陥っていた財政運営も回復し、安定に至ることができました。
 元来、箕面市民のなかには、箕面のことが大好きな方が大変多いと感じますが、より一層、愛される地域へと、少しずつではありますが着実に前進しているものと思います。

 これら近年の変化は、決して“今”だけで実現できたものではなく、長きにわたって積み重ねられた先達のご努力による箕面市の体力・底力があってこそです。そして、正面から変革に臨み、熱論を交わし、実現に導いてくださった市議会議員の皆さま、困難を乗り越え現実を形作ってきた市役所職員、そして、ご理解いただきご協力くださってきた、たくさんの市民の皆さまに、改めて心からの感謝を申し上げます。
 本年8月、市議会議員の皆さまとともに、私も今任期の満了を迎えますが、箕面市政が停滞することのないよう、骨格予算ではなく通年予算案を編成いたしました。これから先も箕面がさらに安全・安心で、住みよいまちへと発展し続けるよう、皆さまのお力添えをいただき、“知恵と工夫”“スピードと実行力”を意識しながら、新年度、そしてさらにその先の市政運営に邁進していく所存です。

 

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予算編成概要

 ここで、平成28年度(2016年度)の予算編成概要についてご説明申し上げます。

 一般会計の予算規模は、470億3千万円で、前年度から51億1千万円の増(対前年度比12.2%増)となりました。

 歳入の根幹である市税収入は、前年度から3億5千万円増(対前年度比1.6%増)の229億6千万円となる見込みです。
 歳出では、北大阪急行線延伸整備など普通建設事業費において、42億1千万円の増(対前年度比99.5%増)の84億3千万円となる見込みです。
 これに伴い、市債につきましては、北大阪急行線延伸整備や周辺まちづくりに伴う事業用地の先行取得などにより、市債残高は、前年度から約39億円増(対前年度比12.8%増)の約343億円となりました。

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 一方、基金については山なみ景観の保全のための中央公園整備など必要最小限度の取り崩しにとどめ、北大阪急行線延伸整備工事の本格化に備えて積み立てを行い、基金残高は約249億円と、前年度から約1億円の増(対前年度比0.5%増)となっております。市長就任時と比較すると、基金残高は約102億円の増となり、基金に頼ることのない予算編成に加え、将来に備えた財政余力をアップさせています。

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 市の財政が健全かどうかを示す4つの指標、「実質赤字比率」、「連結実質赤字比率」、「実質公債費比率」、「将来負担比率」は、全てにおいて、良好な状態を示しています。

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 なお、当初予算における経常収支比率は94.3%となり、昨年度からさらに0.2ポイント改善し、健全な財政状況を示す予算となっています。

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 病院事業会計につきましては、地域医療における中核病院としての役割を果たすべく、内視鏡手術支援ロボット「ダビンチ」手術など最先端の医療や医療スタッフの増員、リハビリ機能の充実など、“攻め”の経営改革に取り組んできました。
 昨年度の一般会計からの経常繰出金ゼロに続き、新年度は、医療機器購入等に対する臨時繰出金についてもゼロとします。収支差についても、消費税率の見直しや公営企業会計制度、年金制度の見直しなどの社会的要因に伴う影響を除けば、改革プランの計画値を全て上回る形で達成しており、順調に経営改革を進めてまいりました。今後は、「新市立病院改革プラン」を策定し、社会的要因によるマイナス分を取り戻し、さらなる経営改革を進めます。

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 競艇事業会計につきましては、これまでの一般会計への繰出し累計が約1,471億円に上り、箕面の未来への投資や市民の暮らしを支える貴重な財源として大切に活用されてきました。
 新年度は、GI第44回高松宮記念特別競走の開催や通年ナイターレースの実施、ボートパーク住之江における場外発売を1日最大8場にするなど、売上の向上や安定的な収益の確保に努めます。引き続き一般会計へ6億円の繰出しをめざすとともに、「箕面市財政運営基本条例」に基づき、「北大阪急行線の延伸事業」の財源として活用してまいります。

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 水道事業会計及び公共下水道事業会計につきましては、「上下水道事業経営改革プラン」に基づく財政の健全化を進め、プランの目標である経費回収率100%以上を維持しており、水道事業会計では約3億1千8百万円、公共下水道事業会計では約1億4千8百万円の黒字を見込んでいます。
 今後の中心的な事業としては、上下水道ともに、昨年3月策定の「箕面市上下水道施設整備基本・実施計画」に基づき、将来にわたって安全な水を安定的に供給し続けていくため、老朽管路の計画的な更新を進めてまいります。これらの老朽管更新を実施してもなお、下水道については、今後20年間、黒字が継続する見込みのため、本年4月より、1戸当たり年間平均912円の使用料引き下げを実施します。

 以上、新年度の一般会計に特別会計・企業会計を加えた全会計の予算総額は1,339億1千万円で、前年度から47億6千万円の減(対前年度比3.4%減)となっています。これは、主に競艇事業会計において、SG競走(グランプリ)の非開催年にあたるため、予算規模が縮小しているものです。
 新年度も、財政規律を高いレベルで堅持しながら、決して緊縮一辺倒でなく、箕面の魅力をさらにアップし、活気あるまちにするための未来への積極投資など、メリハリのある行財政運営を行ってまいります。

 市政の重点運営方針

 昨年10月に、「まち・ひと・しごと創生法」に基づいて策定した「箕面市人口ビジョン」において、改めて人口推計を行いました。全国的に人口減少が叫ばれている中、大変ありがたいことに、本市の人口は上昇を続けています。鉄道延伸などの新たな政策要素による人口増加を一切加味せずに、最も手堅く推計した“素の人口推計”(人口推計I)においても、本市は2040年までの今後25年間、現在の人口を上回り続ける結果となりました。

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 本市の高齢化率(65歳以上)については、平成27年(2015年)の7月末現在で23.8%と全国平均(26.6%)を約3ポイント下回っています。しかしながら、高齢化は確実に進行しており、全国に約10年遅れるものの、平成37年(2025年)には本市も4人に1人が65歳以上という超高齢社会を迎えることになります。ご高齢のかたがたに、積極的に外出して人や社会とつながり、いつまでも健康で生きがいを持って暮らしていただくことは、個人にとっても地域にとっても極めて切実かつ大切なこと。「本当に健康で長寿の方が多い」と驚かれるようなまちをつくっていくため、新年度は、稲ふれあいセンターにおいて、大阪大学医学部と共同でご高齢のかたがたの筋力や柔軟性、バランス能力などの向上に向けた実証研究を実施します。また、シニアグループなどの活動を強力にサポートするため、シニア活動応援交付金を交付するとともに、受講希望者の多いシニア塾の拡大を実施します。

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 また、日常生活を安心して暮らすためにも、「もしも」に備えることが重要です。持病などの医療情報や緊急連絡先を冷蔵庫などに掲示する「(仮称)救急安心カード」を75歳以上の高齢者など約2万2千名に配布し、緊急時には救急隊が迅速に措置できるよう備えを強化していきます。

 本市の人口増加のカーブを支えている大きな原動力は、未来を担う子どもたちの存在です。市長就任以降の直近7年間の大阪府内の年少人口(15歳未満)の伸び率を比較すると、2位以下の各市が2%にも満たないなか、箕面市は「14%増」と圧倒的な伸び率を示しており、「子育てしやすさ日本一」を掲げ、子育て支援策を強力に推進してきたことが功を奏してきたものと感じています。

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 昨年6月に策定した「第三次箕面市子どもプラン」では、年度当初だけではなく“通年の待機児童ゼロ”を方針化しました。平成31年度(2019年度)までに485名分の保育所定員を拡大するため、すでに運営法人の公募を順次実施しています。また、北大阪急行線の2つの新駅にも、それぞれ保育所を整備する予定です。

 一方、在宅で子育てをしていると、ときに、家に閉じこもりがちになってしまうことがあります。こうした子育ての孤立化・閉塞化を防ぎ、外出を促進するため、“遊んだり交流できる場”づくりの全市展開を進めています。新年度は、豊川支所など公共施設5箇所においてキッズコーナーを整備するとともに、ライフプラザの芝生広場に0歳・1歳・2歳の乳児に特化した“キッズパーク”を設営するほか、こうした場を活用して相談やアドバイスを展開する出張子育てひろばなど、ソフト面の支援も充実していきます。また、「おひさまネット」や「おひさまメール」を刷新し、潤沢で魅力的な情報提供により、外出のきっかけづくりを進めていきます。

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 学校教育分野では、昨年増員した市立小・中学校の外国人英語指導助手を、さらに1.5倍の33名に拡大します。これにより各校の全クラスで最低週1回以上、ネイティブによる英語の授業が可能となります。将来、臆することなく外国人とのコミュニケーションに臨めるよう、子どもの頃から英語に触れる環境を充実させていきます。
 施設面においては、小中一貫校「彩都の丘学園」で大幅な校舎の増築や敷地拡張を進めていきます。また、中小学校でも校舎増築工事に着手するとともに、小中一貫校「とどろみの森学園」の第2期増築に向けた詳細設計を開始します。さらに、平成27年度に増設した5校に加え、待機児童が発生しないよう、児童数の増加が見込まれている萱野東、彩都、中、止々呂美の4つの小学校で学童保育室を増設します。

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 さて、平成26年(2014年)に公表された国の推計では、貧困状態にある子どもの割合が6人に1人と、過去最悪を更新しました。これらのなかには、例えば、突発的な失業のように、個人の事情や不景気など時代背景によりその時々で発生してしまう貧困だけでなく、貧困が世代を超えて連鎖する、いわゆる「貧困の連鎖」によるものが一定割合で確実に存在し続けています。
 子どもたちには限りない未来と無限の可能性があるはずです。生まれ育った環境で、それが左右されてはなりません。そして、もし諸環境に恵まれた箕面市においてですら、この「貧困の連鎖」を解消できないとするならば、全国でこれを解消することなどできるわけがありません。
 「貧困の連鎖」を根絶できるか否かは、教育にかかっており、かつ、ある子どもが生まれてから社会に出るまで、ずっと見守り、見届ける息の長い取り組みが必要です。新年度には、乳幼児期から小中学校、高校まで切れ目なくサポートする専任組織を発足させ、箕面市における「貧困の連鎖」の根絶に着手します。

 本市は、東西に横たわる山なみや田園風景など、豊かなみどりに囲まれた住宅地として発展してきました。自然環境の良さに魅力を感じる市民のかたも多くおられ、この環境は将来に亘って維持・保全すべき本市の貴重な財産です。
 この財産を育んできたのは、多くのボランティア市民と山麓部の地権者の方々、そして、その活動を強力に支えてきたのが「山麓保全ファンド」です。近年、ファンド資金の枯渇が課題となっていましたが、新年度には「開発事業等緑化負担税」を導入し、ファンド創設以来、市として13年ぶりに出資を行います。今後も安定財源としてファンドを支えるとともに、森林整備や市街地緑化、里山保全活動を推進し、貴重な財産を次代へ引き継いでまいります。

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 本市が、この大阪の地で、これからも住みよいまちであり続けるためには、なによりも“安全・安心”を欠かすことはできません。
 箕面市の街頭犯罪発生率(平成26年(2014年))は、府内33市中、少ない方から3番目、すなわち府内で3番目に安全なまちといえますが、これに安住すべきではありません。新年度は、箕面警察署と協力し、特に市内で多いオートバイ盗や自転車盗の対策を進め、「大阪で1番安全なまち」をめざします。
 その一助として、市内の全ての公園(203園)に防犯カメラを設置します。既に設置した通学路の750台や、自治会で進めていただいている360台とともに、犯罪の未然防止と早期解決を強力に推進していきます。

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 また、一昨年の大型台風や集中豪雨を教訓として、自然災害の被害防止にも取り組んできました。昨年8月に「水防政策推進室」を「水防・土砂災害対策推進室」と改め、水害に加えて土砂災害の対策を強化する体制を整えました。新年度には、箕面8丁目の平和台住宅の北西部など、土砂災害の人的な危険度が高い地域から順次、調査・測量を進めるほか、大阪府の土砂災害対策の新制度を活用し、最終的には「箕面市のレッドゾーン*人口ゼロ」をめざしていきます。
(*レッドゾーン:土砂災害特別警戒区域)

 
 
みどり豊かな住宅都市として発展してきた本市は、もともと大阪都心部まで近いという立地特性を備えています。ここに、「北大阪急行線の延伸」が実現することで、大阪市内へのアクセスが格段に強化されます。昨年12月末、国土交通省から鉄道事業者に対し、「鉄道事業の許可」「軌道事業の特許」が正式におりました。いよいよ新年度からは、鉄道開業に向けて、実際の工事に着手していきます。

 まず、(仮称)新箕面駅周辺では、この夏頃から、かやの中央駐車場の解体がはじまります。秋には、鉄軌道を整備する新御堂筋沿い全般にわたって、水道管・ガス管の移設など、準備工事が順次スタートしていきます。
 平成29年度(2017年度)からは、地下駅となる(仮称)箕面船場駅の掘削工事が開始され、地下鉄が地上に姿を現すCOM1号館付近から北側は、線路を支える高架橋の建設がはじまります。また、その翌年には、(仮称)箕面船場駅から南方向にシールドマシンが発進し、千里中央駅までのトンネルを掘り進めていくこととなります。
平成31年度(2019年度)には、新御堂筋を横断して船場の東西地域を結ぶ幅6メートルの歩行者デッキの設置工事がはじまり、ついに平成32年度(2020年度)に(仮称)箕面船場駅や(仮称)新箕面駅の駅舎が完成、鉄道のレールが敷設されると、いよいよ「鉄道開業」の瞬間が訪れることとなります。

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 鉄道開業後の本市を俯瞰すると、北大阪急行線がいわば背骨となり、2つの新駅が結節点となって東部・北部・西部の市の全域をつないでいく姿となります。東部地域は国文都市4号線や小野原豊中線で結ばれ、北部地域は箕面グリーンロードで接続され、それぞれのアクセスが強化されます。西部地域は、延伸に伴うバス路線網の再編により、これまで以上に中部地域とのアクセス性を増します。こうした都市骨格の完成図に向けて、鉄道の工事と並行して、各地域のまちづくりはそれぞれに進展していきます。

 まず、東部地域では、小野原や彩都などの新市街地が牽引力となり、子育て世帯の人口流入・定着が急速に進展しています。
 彩都地区では、昨年3月に竣工したコミュニティーセンター彩都の丘会館「天空の家」で、地域活動や子育てサークルの活動実績が重ねられており、昨年12月には、地元の皆さまによる管理運営委員会が発足しました。現在、4月の正式オープンに向けて準備が進められています。
 この彩都地区と粟生間谷地区との間にまたがり、鉄道延伸の頃に移転予定の大阪大学箕面キャンパスの跡地14ヘクタールは、本市に残された最後の貴重な活用空間です。粟生間谷・彩都地域の活性化に資するよう、本市が一旦保有し、幅広く活用の検討を進めてまいります。
 東部地域からは、今後、新駅へのアクセス強化がさらに進んでいくこととなります。その一つが、(仮称)新箕面駅の東ルートの入口となる萱野東西線であり、すでに箕面今宮線からの一部区間で工事が完了し、まもなく供用を開始します。

 このほか、これまで茨木市側に迂回しなければならなかった彩都からは、国文都市4号線のうち、府道茨木能勢線までの第一区間が本年1月に開通。さらに、鉄道延伸にあわせて山麓線までの第二区間を拓くべく測量・設計作業を進めてまいります。

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 すでに小野原豊中線が開通済みの小野原地区は、(仮称)箕面船場駅の新設により、北千里駅とあわせて鉄道2路線が利用可能なエリアへと変貌し、さらなる優位性を高めることとなっていきます。

 次に、北部地域では、来春、新名神高速道路が開通するほか、箕面グリーンロードの南端に新駅が立地することから、大阪都心部へのアクセス性が大きく向上します。豊能町・能勢町はもとより京都南部を含む広範な地域から大阪都心部へ向かう人の流れは、箕面グリーンロードと新駅でのパークアンドライドを利用すべく、漏斗状に止々呂美・箕面森町に集まってくることになります。
 また、新名神高速道路は、これまでの箕面になかった、府県を超える東西広域からのレジャー集客をも実現します。すでに、キャンプフィールド、バーベキューなどのレジャー施設と、朝市の農産品など豊かな資源を有する止々呂美地区において、さらにレジャー客の滞在と消費を促し、かつ、子育て世代のニーズにも応えるため、フィールドアスレチックや民間運営による温浴施設などの整備について調査・検討を進めてまいります。
 箕面森町第3区域は、新たに設置される「(仮称)箕面とどろみIC」からわずか3分という圧倒的な交通アクセスの優位性があり、大阪府による企業誘致が昨年7月から順調に進んでいます。現時点で敷地面積の83%が契約済みとなっており、来年以降、順次、企業へ土地が引き渡され、営業開始に向けた建設工事が開始される予定です。地元雇用の拡大への働きかけを進めてまいります。

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 このように発展していく北部地域ではありますが、北部地域と南部市街地を直結し、箕面市にとって生活道路となっている箕面グリーンロードの「料金の壁」が高いかぎり、この先も、箕面市域の南北分裂は解消されません。南北の壁を破り、真に箕面市の生活域が一体となるために、従来の社会実験に加え、より低廉な価格の定期券導入をめざします。

 そして、古くから阪急箕面線を中心に発展してきた西部地域は、市長就任以降の直近7年間で、18歳までの子どもの人口が約1,600人増加しています。これはニュータウンと並ぶ増加数であり、古い市街地が、古いまま停滞することなく着実に更新され、新たな住民が流入するという、全国でも大変珍しく、そして誇らしいケースとなっています。
 阪急箕面駅前では、駅前第一駐車場と駐輪場がまもなくリニューアルオープンします。年中無休の24時間営業となり、駐車場の2階からはみのおサンプラザ1号館へ直結し、雨にぬれずに箕面駅までアクセスできるようになります。1階にはおしゃれなブックカフェもオープンし、駅前の商業振興への貢献に期待しています。なお、引き続き、新年度には、箕面駅前第二駐車場の大規模修繕工事を予定しており、約6ヶ月間で仕上げてまいります。
 また、箕面駅から牧落踏切まで、阪急箕面線の西側沿いの市道など全3路線(全3.85キロメートル)において、道路に青い自転車走行レーンを整備し、自転車の安全対策を推進します。今後は、市内の主要な施設・店舗までスムーズに自転車で走行できるよう、順次、自転車走行レーンを増やし、全市展開していきます。

 桜井地区では、“歩いて暮らせるまちづくり”をコンセプトに、官民協働による駅前地域の再生を進めています。新年度には、コミュニティ広場とプロムナードの工事に着手し、平成29年度(2017年度)からはロータリーなどの駅前広場の整備に着手していきます。阪急箕面線の最初の駅、箕面の西の玄関口にふさわしい、にぎわいと活気にあふれた魅力ある桜井駅前をめざします。

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 これら東部・北部・西部からのアクセスの結節点となる中部地域。2つの新駅について、それぞれ周辺まちづくりが進展していきます。
 (仮称)新箕面駅周辺は、みどりを擁する住宅都市・箕面を象徴するまちとして、周辺の田畑を活かしつつ、コンパクトな商業核と住宅が調和したまちづくりをめざします。

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 (仮称)新箕面駅は新たなターミナル駅となることから、バスやタクシー、送迎の自家用車の流入を見越して、引き続き、萱野東西線などアクセス道路の整備や、駅周辺のレーン構成の検討を進めてまいります。また、新年度からは、関係事業者とともにバス路線網の再編について調査・検討に着手します。

 一方、(仮称)箕面船場駅周辺は、住宅都市の箕面において唯一、高層ビルの建築が認められてきたビジネス地区です。
 この特徴を活かし、新しく整備される大阪大学箕面キャンパスは、従来の城壁型キャンパスではなく、境界を設けない“都市型キャンパス”となり、街と融合していきます。また、昇降口や広場、ホールなどの駅周辺は、世界的建築家・安藤忠雄氏のコーディネートにより、空間デザインを統一し、市民も、大学職員も、学生も、ビジネスマンも、誰もが自由に行き交う活気あふれる拠点の形成をめざします。
 新たに整備する市民文化ホールには、会議室や音楽スタジオなどの生涯学習機能を併設するとともに、大阪大学の図書館と市立図書館が融合した新たな図書館を整備し、市民に開かれた「知の拠点」を創出してまいります。

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  鉄道開業まで、あと5年。大阪の大動脈・地下鉄御堂筋線へのダイレクトアクセスのインパクトは、新駅周辺にとどまらず、箕面全域の価値と利便性を向上させていきます。
 明治43年(1910年)に箕面有馬電気軌道として開業した阪急箕面線が、100年の時を超えて、今もなお箕面を支え続ける存在であるように、北大阪急行線も、未来の箕面市民を支え続ける不可欠の存在として、100年先も愛され続けるよう、心を引き締めてまちづくりに取り組んでまいります。

 

 以上、この場で申し上げました市政の重点運営方針のほか、「安心・支えあい最優先」「子育てしやすさ日本一」「緑・住みやすさ最先端」の3本柱にかかる主要施策の詳細につきましては、議会提出資料の「予算概要」にてお示しさせていただいております。

 本年12月、本市は60周年を迎えます。おそらく様々な議論があったであろう町村合併を決断し、着々と準備に尽力し、ついに60年前、成立に至った市制施行を、盛大なパレードで祝福した人々は、産声をあげたばかりの新しい「市」が、いつの日か、大阪で最も住みよいまちとなることを、きっと夢に描いていてくれたと思います。
 先達から受け継いだこのまちが、100年後の市民にとっても誇れるまちであり続けられるよう、今の時代を担う者の責務として、市議会議員の皆さまとともに、新年度も市政運営に全力を尽くしてまいります。
 これからも、たゆまぬ努力と改善を繰り返し、全力で走り抜けることをここにお約束し、新年度の施政及び予算編成方針とさせていただきます。

 なお、ご提案申し上げました予算案及び関連諸議案につきましては、それぞれご上程の都度、関係職員から説明をさせますので、よろしくご審議のうえ、ご議決くださいますようお願い申し上げます。

 

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