更新日:2018年10月25日

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基本構想第3章第1節 総合計画が描く都市イメージ

この基本構想の計画期間である10年間は、21世紀の箕面のまちづくりを方向づける大切な時期です。

20世紀末の社会は、様々な社会変化要因を内包し、先行き不透明で混迷した時代でしたが、社会経済構造の変化に対応した新しい社会資本の整備が進行し、分権時代にふさわしいシステムの見直しも進み始めました。

私たちのまち箕面市には、過去から受け継いできた豊かな自然とこれまで積み上げてきたまちづくりの成果があります。まちづくりにおける主要な課題をふまえながら、限りない未来に向かって、一つひとつの取り組みを大切につなぎ、めざすべき将来都市像を実現させ、持続可能な発展をする21世紀の箕面の姿を、以下のように描きます。

  • 本市のシンボルである緑の山々は、市民・事業者・行政の協働による保全への息の長い様々な取り組みと山麓部の活用等により、変わりない緑豊かな山なみをみせ、訪れる人々のやすらぎと楽しみの場として親しまれています。
    一方、市街地においては山々から連なる緑の帯が、河川や街路を通り、都市空間として計画的に整備された公園や市民・事業者・行政の協働で保全された緑地・樹林を結び、自然環境と人工環境が調和しています。さらに地球環境保全の取り組みが進み、資源を浪費型から再使用、再生利用する循環型の環境共生都市となっています。
  • 人口の高齢化は進みますが、安心して暮らせる福祉サービスが整い、保健・医療の進歩と市民の自主的な健康づくりへの取り組みにより、元気で長生きという市民の健康寿命は伸びています。
    さらに、市民同士の相互支援や保育サービスの充実など少子化に対応した子育て環境や、家庭・地域・学校の相互連携のもと、子どもたちを社会全体で育んでいく環境が整い、子どもたちの健やかな成長は本市の安定的な発展を支えています。
  • 国際化と情報化はさらに進展し、市内には多くの外国人が住み、働き、世界に開かれた箕面として、全ての人にとって暮らしやすいユニバーサルデザインのまちとなりつつあり、人権尊重を基本に歴史的な伝統文化と新しい文化を調和させた箕面文化が息吹いています。
    また、情報通信技術の進歩はデジタル通信・放送を一般化し、各家庭のテレビ等で行政情報をはじめとする各種情報の受発信が可能になるなど、市民のコミュニケーション手段は多様化し、市民生活の利便性を高めています。
  • 箕面新都心は、国道423号バイパスや第二名神高速道路、北大阪急行線の延伸やモノレールの整備による広域交通拠点となっています。さらに、千里中央や近隣地域と連携した北大阪地域の新たな都市核として、商業や情報サービス等の集積等によるにぎわいと市内の求心性を高め、市民生活の活力源のひとつとなっています。
    また、既成市街地の個性的な再編と都市計画道路等の幹線道路や歩道・自転車道の整備が進み、箕面新都心を基点としたきめ細かなバス交通網が整備され、安全で利便性の高いまちとなっています。
  • 地方分権にそった行政情報の公開と協働型のまちづくりは進み、公共サービスの分野では主体的で多様なNPOが活動しています。さらに行政界を越えた連携システムが構築され、市民は行政サービスを広域的に利用できるようになっています。
    また、自主的で責任ある市民活動が活発になり、地域では住民の自己決定による市民が支え合うまちづくりが定着しています。

 

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