部門別計画2-2-1

第1節地球環境の保全

1.動向と課題

近年、地球温暖化・オゾン層の破壊・酸性雨・熱帯雨林の減少など、地球全体に影響を及ぼす環境問題が深刻化しており、年間平均気温の上昇や豪雨、台風の多発などは地球温暖化による異常気象の兆候であるともいわれています。

これらは地球規模での問題であり、日常生活から事業活動まで全ての人間活動が大きな原因となっています。この問題に対して、国際的な対策が急がれるのはもちろんですが、その影響は遠い未来、遠い国に現れるものではなく、本市でも地球環境問題は既に顕在化し、徐々にそして確実に進行しています。地球環境の保全は、国としての問題であるだけでなく、地球に生きる私たち一人ひとりの身近な問題となっています。

本市では、箕面市環境保全条例や箕面市快適環境づくり計画に基づき、箕面市地球環境保全行動計画（箕面市ローカルアジェンダ）を策定し、市民・事業者・行政がそれぞれの立場で地球環境保全にかかる具体的な行動に取り組むための指針・目標を設定しています。これらの目標を達成するためには、市民・事業者・行政が、いかに生活や仕事のスタイルを変え、具体的な行動につないでいくかが重要な課題となっています。

2.基本方針

地球環境を保全するための目標と具体施策を明らかにし、市民・事業者・行政が協働しながら、それぞれの分野で地球環境保全への取り組みを進めます。
温室効果ガス排出削減目標を箕面市の範囲内で達成することをめざします。

3. 施策の体系

(1) 地球環境保全意識の向上と行動の推進
(2) 地球環境保全行動の支援

4. 施策の内容

(1)地球環境保全意識の向上と行動の推進

地球環境保全の意識を高めるため、学校などにおける環境学習を推進し、講座や研修会を開催します。
パンフレットなど、印刷物の配布による情報提供やインターネットなど、様々なメディアを利用した双方向システムによる情報の交流を行います。
市が行う全ての事業について、常に地球環境を含めた環境への配慮を行います。

(2)地球環境保全行動の支援

市民・事業者が環境に配慮した活動を進められるよう、必要な支援制度を創設します。
国際標準化機構が取り決めている環境管理・監査システムである ISO14000シリーズ＊の事業者による認証取得や、事業活動を環境の視点から推進するいわゆるエコ・オフィス＊の取り組みなど、新しい動きについての情報提供を進めていきます。

【関連計画】