更新日:2018年10月25日

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部門別計画2-1-3

第3節 生涯学習の推進

1.動向と課題

社会状況がめまぐるしく変化する現代社会において、生涯にわたって新しい情報を採り入れ学び続けることの重要性が増しています。深刻化する環境問題や人権問題等、社会全体に関わる問題を解決していくために、一人ひとりが身近な日常生活について考え、地域の人とともに行動していくことが重要になっています。同時に、自然や歴史を貴重な財産として次世代に引き継ごうとする動きや精神的・文化的な豊かさを育む活動も活発で、広がりを見せつつあります。

本市では、これまで各種の生涯学習施設の整備を進め、それらを拠点に市民文化の創造や発展に向けた活動、健康を増進するスポーツ活動等、市民が様々な生涯学習活動に親しめる環境の整備に努めてきました。同時に、民間の施設や機関・メディアからも様々な学習やスポーツ機会が提供されてきました。

今後においても、様々な社会的変化の中で、人と人との交流や次世代を担う子どもたちの育成がより一層求められるとともに、日常生活の中で身体活動をする機会が減少していることから、健康とスポーツに対する市民の関心と重要性が高まることが予想されます。

こうした状況を背景として、多様なメディアを活用し民間事業者や他の機関と役割分担しながら、市民が地域において市民文化やスポーツ等の生涯学習活動に自主的に取り組むことのできる環境を整えていくことや、学びたいときに学ぶことのできる仕組みを確立していくことが重要な課題となっています。

2.基本方針

  • 市民が世代を越えて幅広く交流しながら、地域において継続的に生涯学習活動やスポーツ活動・健康づくりを行える環境を整えます。
  • 社会構造の変化に伴う新たな社会的・生活的課題の解決に向け、市民ニーズの把握に努めながら、生涯学習機会の充実を図ります。

3.施策の体系

  • (1)市民の自主的な生涯学習活動の促進
  • (2)多様な生涯学習機会の充実
  • (3)生涯学習・スポーツ情報システムの構築
  • (4)生涯学習・スポーツ施設の整備

4.施策の内容

(1) 市民の自主的な生涯学習活動の促進

  • 子どもから大人まで幅広い市民が自主的・継続的に生涯学習活動やスポーツ活動を行える環境を整えるため、活動の時間帯や場所を工夫するなど参加しやすい活動プログラムを提案するとともに、指導者の発掘と派遣を行っていきます。
  • 市が実施している様々な文化・生涯学習・スポーツの事業で、市民が主体的に取り組むことにより、その目的が達成できるものについては、事業運営をNPOなど市民活動団体に移行するなど、市民が主体的に楽しみ、工夫できるようにします。

(2)多様な生涯学習機会の充実

世代を越えた生涯学習機会の充実

  • 民間サービスやメディアとの役割分担を図りながら、勤労者・子ども・女性・高齢者など対象者の課題に合わせ、社会的課題を身近な問題として主体的にとらえるような講座を、市民企画方式や参加・体験型等の形態を工夫しながら実施していきます。
  • 地域での学習や活動を通して、子ども同士の仲間づくりや大人のつながりのみならず、世代を越えて交流できる環境を整えます。
  • 市内及び近隣の大学との連携等により、変化する現代社会に対応した知識や技能を修得できる機会を増やします。

市民文化の振興

  • 多様な価値観に根ざした個性豊かな市民文化の振興を図るため、必要とされる環境の整備に努めます。
  • 優れた芸術文化作品の鑑賞機会の提供や芸術活動の支援など、芸術文化の振興を図ります。

生涯スポーツ機会の充実

  • 市民がスポーツを通じて交流し、健康づくりができるよう、地域において継続してスポーツを楽しめる環境づくりを進めます。

図書館サービスの充実

  • 多様な市民ニーズに応えるため、専門的な図書の収集、図書館ごとの特徴を持った体系的な蔵書構成を図るとともに、学校図書館との連携も進めます。

文化財の保護と活用

  • 自然の恵みである天然記念物と人類の文化活動の成果である文化財を保護します。また、箕面を特徴づける自然や歴史としてそれらの活用を図りながら、貴重な財産として次世代に引き継いでいきます。
  • 市民が「わがまち」に愛着と誇りを持てるよう、本市の歴史や文化にふれ、学べる機会を拡充します。まちの中に溶け込んでいる文化財等については、それらを生かしたまちづくりを進めていきます。

子ども・青少年施策の充実

  • 自然体験や地域でのコミュニケーションが不足しがちな子どもや青少年に対して、成長段階に応じた自主的・主体 的活動ができるような施策を展開します。
  • 新しい文化を生み出す子どもの自主的な活動の場の整備や、子どもや青少年の社会参加を積極的に促す機会の提供を図っていきます。

(3) 生涯学習・スポーツ情報システムの

  • 生涯学習施設など公共施設の予約情報や図書館の蔵書情報を、各公共施設や家庭から知ることのできる情報システムの整備を進めます。
  • 多様な講座イベント情報を提供し市民活動を促進するため、インターネットや他の媒体を活用した双方向型の情報システムの整備を進めます。
    持った体系的な蔵書構成を図るとともに、学校図書館との連携も進めます。

(4)生涯学習・スポーツ施設の整備

地域に根ざした活動拠点の整備

  • 生涯学習施設のみならず学校やコミュニティセンターが市民の交流や自主的な活動の拠点として活用され、地域に根ざした活動が促進されるよう、環境の整備に努めます。

広域的利用・共同利用の促進

  • 生涯学習・スポーツ施設の新設については、新市街地の整備をふまえながら検討します。また、市民の利便性を確保するため、近隣市町との公共施設の共同利用の促進や民間施設との連携を強化します。

【関連計画】

  • (仮称)箕面市スポーツ振興指針(策定中)
  • (仮称)箕面市子どもプラン(策定中)

 

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所属課室:総務部財政経営室 

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電話番号:072-724-6708

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