更新日:2010年3月1日

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第四次箕面市総合計画概要版

基本構想

第1章総合計画の趣旨

1.総合計画策定の意義

本市が、21世紀に向かって状況の変化に対応しながら持続可能な発展ができるよう、長期的視点から将来像・基本目標を設定。その実現に向けて、市民・事業者・行政が、それぞれの責任と役割において推進すべき取り組みの基本方向を示す。

2.総合計画の概要

2001年度(平成13年度)~2010年度(平成22年度)

基本構想、基本計画、実施計画で構成

第2章総合計画策定の背景

1.本市のあゆみ

1956年(昭和31年)12月市制施行。1968年(昭和43年)から三次の総合計画によるまちづくり。

2.本市の特性

広域交通の利便性が高い

貴重な動植物・昆虫の棲息する山間山麓部の豊かな自然環境

街道筋の文化と歴史。多様な文化、進取の気風に満ち開放性に富んだ箕面の風土・文化

3.まちづくりの主要な課題

少子化と高齢化

次世代を育てることは地域全体の課題利用者がサービスを選択できる多元的なサービス供給体制を確立すること、長寿の時代を豊かに過ごしていく施策が必要

国際化・情報化への対応と産業振興

国際化や情報化などの大きな動きをふまえながら、多様なまちづくりと産業の振興が課題

豊かな自然環境の保全・活用とライフスタイルの転換

貴重な自然環境の保全・活用のための仕組みづくり、名実ともに「緑のまち箕面」の形成

自然環境・地球環境に配慮した事業活動・ライフスタイルへの転換が必要

変化に対応した持続可能なまちづくり

人口構成の変化に対応した社会資本の整備、省エネで質のいい交通システムの整備、高度情報化による都市のコンパクト化など既成市街地の再編整備とあわせ、社会情勢の変化と本市財政力とのバランスをはかり、新市街地整備の計画的な推進が課題

第3章将来都市構想

1.将来都市像

  • 人のあたたかさとかけがえのない自然を守り育てる都市(まち)“みのお”
  • ときめきと豊かな人生をつくりだす都市(まち)“みのお”
  • 安全で快適に暮らし続けられれ都市(まち)“みのお”

総合計画が描く都市イメージ~持続可能な発展をする21世紀の箕面の姿~

  • 緑の山々は息の長い取り組みにより、変わりない緑豊かな山なみをみせている。資源の循環型活用の都市活動による環境共生都市となっている。
  • 元気で長生きする「健康寿命」の伸長。子どもたちが健やかに成長できる環境が整い、その成長は市の発展を支えている。
  • すべての人にとって暮らしやすいユニバーサルデザインのまちとして、人権尊重を基本とした箕面文化が息吹いている。デジタル通信・放送が一般化し、コミュニケーションが飛躍的に発展。
  • 国道423号バイパスや北大阪急行線延伸、第二名神高速道路などの整備による広域的交通拠点・北大阪の都市核として、箕面新都心はにぎわい、求心性を高め、市民生活の活力源となっている。
  • 地方分権にそった情報公開と協働型のまちづくりは進み、多様なNPOが公共活動を担い、広域的な連携システムが構築されている。

2.将来人口と土地利用

  • 将来人口:新市街地の整備、多様な住宅形態の誘導、子育て環境の整備等を考慮し、2010年(平成22年)13万8千人~14万4千人
  • 山間・山麓部は保全を基調とした秩序ある土地活用
  • 個性ある良好な市街地形成のため、地域特性を生かした土地利用
  • 計画的な市街地形成と均衡のとれた人口配置を図るため、住居系の用途指定を基調に、合理的できめ細かな規制と誘導
  • 大阪府、近隣市町の計画に留意し、広域的な視点にたった土地利用

第4章基本目標

安心な暮らし

(1)保健・医療・福祉の充実:日々の安心

  • 保健・医療・福祉の総合的な提供、健康増進
  • 子育て支援施策の総合化、支え合うネットワーク化
  • 高齢者介護サービスの安定供給、社会活動支援
  • 障害者の自立生活支援、介護サービス整備

(2)生活環境の整備と保全:ずっと続く安心

  • 建設行為の誘導、まちづくり活動支援、多様で居住性の高い住宅整備の促進、
  • 規制と緩和のバランスをとった建築指導
  • 身近な公園・緑地の整備
  • 環境に余分な負荷を与えない循環型社会づくり

(3)安全の確保:もしもの時に備えて

  • 普段からの災害発生防止と、地域コミュニティとの協働
  • 広域的な連携により、危機管理体制を強化
  • 交通安全施設の整備など

いきいきとした暮らし

(1)文化の振興と教育・学習環境の充実:豊かなひとづくり

  • 多文化共生の地域社会の形成、男女協働参画社会づくり
  • 子どもたちの生きる力や豊かな人間性を育む教育の推進
  • 学びたいときに学ぶことのできる生涯学習機会の充実とスポーツの振興

(2)自然環境の保全:環境にやさしいまちづくり

  • 地球環境保全の行動
  • 協働による山麓保全、自然と共生するまちづくり

(3)産業の振興:にぎわいのあるまちづくり

  • 環境にやさしいライフスタイル(消費生活)の普及促進
  • 広域観光ルートの開発、市民生活の利便性を高める魅力ある産業振興
  • 就労促進につながる産業誘致、箕面新都心におけるにぎわいのある交流拠点の形成
  • 都市近郊における農業振興、農地の保全

暮らしを支える

(1)秩序ある市街地の形成:まちを整える

  • 各地域課題の解決と魅力ある都市形成を図る新市街地形成、既成市街地の再整備
  • バス路線網の効果的整備、北大阪急行線延伸のための取り組みと、道路の整備
  • 上下水道、河川・ため池整備、山なみを生かした美しいまちなみ景観の創出

(2)多様な市民活動の推進:市民がつくるまち

  • 行政と市民の情報の共有化、情報の活用
  • コミュニティの維持・再編
  • 市民参加の充実、NPO活動との連携など協働のまちづくり

基本計画総論

第1章基本計画の性格と構成

  • 基本構想で示した基本目標に即した部門毎に、動向と課題、基本方針、施策の体系、施策の内容を示す(部門別計画)とともに、地域の特性を生かした5つの地域別まちづくりの目標を明らかにした(地域別計画)、基本的・長期的な計画。実施計画の基礎となる。
  • 2001年度(平成13年度)~2010年度(平成22年度)
  • 総論、部門別計画、地域別計画で構成
  • 計画を具体化するに当たって、新たな課題への対応や必要な見直しに際しては、各分野の個別計画との整合性をとって進める。

第2章人口と土地利用

目標年次の2010年度の計画人口

13万8千人から14万4千人

土地利用

地域の自然的歴史的な条件や、地域の発展方向をふまえるとともに、個人の財産権と公共の福祉とのバランスをとりながら適切な規制と誘導を図る。

都市の骨格の整備

(1)都市軸(「広域都市軸」「生活都市軸」)
この軸を中心に、積極的な土地利用、施設立地あるいは景観形成を図るなどして、一定の方向性をもったまちづくりを展開することにより、良好な市街地を形成しようとするもの。

(2)拠点(「都市拠点」「地域生活拠点」)

都市軸の結節点を中心として都市機能が集積されている地域、また、大規模な市街地形成が計画されているなど拠点化の可能性がある地域を、「拠点」と位置づけ。

(3)環境形成帯

市街地からの良好な景観を形成し、無秩序な市街地拡大を抑制することで、本市の都市イメージである緑豊かなまちづくりを確かなものにしていく。

第3章基本計画の推進

1.計画の推進手法

  • 地域の特性を生かしたまちづくり
  • 公共サービス提供の多様化
  • 計画的効率的な行財政運営

2.計画の実現方策

  • 実施計画の策定
  • 柔軟で機能的な行政組織の確立
  • 行政評価制度の導入
  • 推進体制の整備

第4章リーディングプラン

1.山間山麓の保全と活用~本市の特徴個性を伸ばす緑の保全

  • 山間山麓部の豊かな自然は、本市を特徴づけるとともに、本市の個性を豊かにする。
  • 自然緑地等保全基金や山なみ景観保全地区の指定等を進めるとともに、環境保全に取り組む市民団体等との協働による活動。
  • 市民土地所有者行政等が合意形成を図りながら、保全活用するための役割分担や事業を検討し、実施可能なものから協働で取り組んでいく。
  • 身近にできるところから行動し、活動を成熟化させていく。
  • 世代をつないだ息の長い取り組みを想定。ゴールを固定化せず、常に進行形の取り組み。

2.箕面新都心の整備~21世紀の箕面を先導する魅力あるまちづくり

  • 箕面新都心は、活気と魅力ある新たな都市拠点として、21世紀の箕面のまちづくりを先導する重要なプロジェクト。
  • まちづくりは一気に進むものではない。箕面新都心のまちづくりは、特定土地区画整理事業による基盤整備後、まちづくりルールをふまえ、時代の変化に対応しながら段階的に進めていく。
【段階的なまちづくりのイメージ】

初動期

  • 呼び水となる多機能型の商業集積の誘導
  • 生活利便の向上、まちの魅力づくりに寄与する施設誘導

発展期

  • 中心街区の集客施設を中心にしたまちの形成
  • コムアートヒルと連携した商業空間形成
  • 交通網や情報網の整備による広域交流の活発化

成熟期

  • 北大阪急行線の延伸実現によるまちのリニューアル
  • 第二名神高速道路との連結による広域交通網の拡大
【関連プロジェクトの推進】
  • 北大阪急行線の延伸構想
  • 第二名神自動車道国道423号バイパス

3.子育て環境の整備と教育の充実~次世代が輝くために

子育てに夢と希望を感じる地域社会づくりのため、少子化への対応は、これまでの社会システムや大人社会のあり方を見直すチャンスと捉え、長期的、総合的な取り組みが必要。

箕面の未来につながり、次代を担っていく子どもたちがたくましく育っていく環境づくりと、子育て世代への社会的支援など、行政市民地域家庭の協働による取り組みを進める。

  • 家庭における子育ての見直しと地域における子育て環境の整備
  • 保育サービスの量的・質的充実
  • 子育て世代に対する労働環境の整備
  • 子どもの遊び場づくり
  • 子どもの文化的・社会的活動の支援
  • 教育内容の充実と開かれた学校づくり
  • 健全育成と再学習機会の創出
  • 世代をつなぐ生涯学習・交流の促進

基本計画部門別計画

第1部安心な暮らし

第1章保健・医療・福祉の充実[日々の安心]

第1節健康づくりと地域医療

  • (1)健康づくり・健康増進事業の充実
  • (2)保健事業の推進
  • (3)地域医療・救急医療体制等の確立
  • (4)市立病院の充実

第2節子どもや子育てへの支援

  • (1)子育て支援制度の充実
  • (2)豊富な情報提供と相談体制の確立
  • (3)子どもの活動場所の整備

第3節高齢福祉の充実

  • (1)地域に根ざした福祉サービスの展開
  • (2)要援護高齢者への介護サービスの充実と確保
  • (3)高齢者の自立生活への支援
  • (4)高齢者のいきいき生活の支援

第4節障害福祉の充実

  • (1)障害者の地域生活における自立支援
  • (2)障害者の生活環境の整備
  • (3)推進体制の整備

第2章生活環境の整備と保全[ずっと続く安心]

第1節住環境と住宅

  • (1)公害の防止
  • (2)良好な住環境の整備と保全
  • (3)公的住宅の整備・運営
  • (4)民間住宅の誘導・支援

第2節身近なみどりと遊びの空間

  • (1)特徴を生かした都市緑化の推進
  • (2)公園・緑地の整備と管理運営
  • (3)農地の保全と活用

第3節廃棄物とリサイクル

  • (1)ごみにしない・ごみを減らす
  • (2)リサイクル・再資源化を進める
  • (3)ごみを適正に処理する

第3章安全の確保[もしもの時に備えて]

第1節防災と危機管理

  • (1)災害に強いまちづくり
  • (2)災害に備えた危機管理体制の強化(3)地域防災力の向上
  • (4)広域連携の推進

第2節消防・救急体制の充実

  • (1)適切な施設配置と消防力の拡充
  • (2)火災予防体制の充実
  • (3)情報収集・通信指令体制の充実
  • (4)救急・救助体制の充実
  • (5)消防団組織・施設・装備の充実

第3節交通安全の確保

  • (1)交通安全施策の推進
  • (2)交通安全教育の推進
  • (3)救急・救助体制の整備

第2部いきいきとした暮らし

第1章文化の振興と教育・学習環境の充実[豊かな人づくり]

第1節人権文化の振興

  • (1)人権尊重のまちづくり
  • (2)多文化共生社会の推進
  • (3)男女協働参画社会の推進

第2節学校教育の充実

  • (1)一人ひとりの豊かな人間形成に向けた教育内容の充実
  • (2)開かれた学校づくり
  • (3)教育環境の整備充実

第3節生涯学習の推進

  • (1)市民の自主的な生涯学習活動の促進
  • (2)多様な生涯学習機会の充実
  • (3)生涯学習・スポーツ情報システムの構築
  • (4)生涯学習・スポーツ施設の整備

第2章自然環境の保全[環境にやさしいまちづくり]

第1節地球環境の保全

  • (1)地球環境保全意識の向上と行動の推進
  • (2)地球環境保全行動の支援

第2節自然環境の保全

  • (1)山間・山麓部の豊かな自然の保全・活用
  • (2)身近な自然の保全・活用と創出

第3章産業の振興[にぎわいのあるまちづくり]

第1節健全な消費生活

  • (1)消費者支援と消費者被害の防止
  • (2)地球環境にやさしいライフスタイルの推進

第2節雇用創出と勤労者福祉

  • (1)就労対策と勤労者福祉
  • (2)高齢者の就労支援
  • (3)障害者の就労支援
  • (4)女性の就労支援

第3節産業の活性化

  • (1)商工業の活性化
  • (2)観光環境の整備
  • (3)農林業の保全・育成
  • (4)新産業の振興

第3部暮らしを支える

第1章秩序ある市街地の形成[まちを整える]

第1節計画的な土地利用

  • (1)既成市街地の整備
  • (2)新市街地の整備
  • (3)山間・山麓部・市街化調整区域等の保全・活用

第2節公共交通機関の整備

  • (1)鉄軌道の整備
  • (2)バス路線網の整備
  • (3)公共交通機関への乗り継ぎの促進
  • (4)自動車交通の適正化

第3節道路の整備

  • (1)道路ネットワークの充実
  • (2)安全で快適な都市環境の整備・保全
  • (3)都市防災の強化

第4節上・下水道、河川(ため池)の整備・運営

  • (1)上水道
  • (2)下水道
  • (3)河川(ため池)P

第5節美しい景観形成

  • (1)山なみ景観の保全
  • (2)良好なまちなみ景観の形成

第2章多様な市民活動の推進[市民がつくるまち]

第1節情報の活用

  • (1)行政情報の提供
  • (2)地域情報化の推進

第2節コミュニティの維持・再編

  • (1)コミュニティ活動の推進(2)地域活動の拠点づくり
  • (3)地域密着型の行政運営

第3節市民参加の充実

  • (1)市民参加による自治体運営
  • (2)市民活動促進機能の充実

基本計画地域別計画

第1章地域別計画の意義

1.地域別計画の目的

市全体と整合を図り、地域の歴史や特性を生かしたまちづくりを推進することにより魅力的で個性的なまちづくりをめざす。

2.地域別計画の視点

身近なまちの特性・魅力・課題を、市民参加により生活実感に即して整理。各地域を同質化するのではなく、多元性・選択制を大切にし、個性を伸ばす。

→関心→愛着→活動参加→市民交流活発化

3.地域別計画の構成

西部、中部、東部、北部、中央山間地域

4.地域別計画の推進手法

生活に身近な小学校区単位で主体的なまちづくりを推進するため、地域と行政職員・専門家等が協働して体制や機能を整備西部地域

西部地域

景観形成の活動の支援など、良好な住環境保全、各種福祉サービスの充実、自然環境保全と観光魅力づくり、にぎわいのある地域生活拠点の形成

中部地域

景観形成の活動の支援など、良好な住環境保全、各種福祉サービスの充実、自然環境保全と観光魅力づくり、にぎわいのある地域生活拠点の形成萱野中央地区に多機能型の商業集積

の誘導等新都心の形成、段階的・持続的な発展、農地等の田園風景と調和した市街地整備、ライプラ中心に情報交流発信

東部地域

国際性を生かしたまちづくり、近隣市との協力など広域的まちづくり、彩都と連携したまちづくり

北部地域

新市街地整備とあわせ生活基盤整備、第二名神等に対応した地域整備、自然を生かしたまちづくり、職住近接

中央山間地域

所有者・市民・行政協働型の自然環境保全、観光と自然環境のバランス保持

 

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よくあるご質問

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所属課室:総務部財政経営室 

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電話番号:072-724-6708

ファックス番号:072-723-2096

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