「レアアース」「金」の購入に関する「買え買え詐欺」が箕面市内で発生！
ご注意ください！

平成24年12月上旬、箕面市内の高齢者を狙って、「レアアース」の購入権と称し、実際は「金」の投資をさせる詐欺事件（買え買え詐欺）が発生しました。このようなケースで、投資したお金が戻ってくることは極めて困難です。

業者の言動や行動から箕面市内の状況を詳細に把握している可能性があり、さらなる被害の拡大が予想されます。なお、今回の被害者は同時に別の投資詐欺にも遭っています。

「レアアース」って何？
現代の産業を支える重要で希少な金属のこと。自動車部品、家電製品、医療機器などに使用されている。つまり、世界的に数が少なく貴重な金属のこと。

「買え買え詐欺」って何？
立場の違う複数の人が入れ代わり立ち代わり勧誘する「劇場型勧誘」のこと。つまり、役者がたくさん出てきて、だますこと。  

消費生活センターからのお願い！

1．金融商品や権利について、買い取るから利益になるなどと、他社と契約させようとする話には絶対に耳を貸さないこと。

2．絶対にお金を渡さずに、すぐに消費生活センターに相談すること。

3．周りの人も高齢者がトラブルに遭っていないか気を配ること。

今回の被害の概要

今回被害に遭ったのは箕面市内に住む高齢者。

A社から電話があり、「中国からレアアースの輸入が止まり、MRI（病院で使用される検査機器のこと）の製造にレアアースが必要で、B社のC氏が必死に集めている。箕面市で200人が選ばれており、あなたはその1人だから、是非協力してほしい。書類が届いたらその権利を譲ってほしい。」と言われた。（実際は金の投資をさせるものであった。）

何度もしつこく電話があり、断ることもできず、また、選ばれたと言われて、うれしかったこともあり、相手の言いなりになってしまった。

結局、担当者の言われるままに、高額の現金を口座から引き出して、言われた通りに郵便局のレターパックに現金を入れて、指示のあった書類と一緒に送付した。（※レターパックで現金を郵送することはできないことになっています。）

高額の配当がもらえるとのことであったが、儲かりすぎることが逆に怖くなった。誰かに相談したかったが、「親兄弟など含めて、誰にも秘密にしてください。ばれてしまうと権利がダメになり、違約金が必要になる。」などと業者から言われていたので誰にも相談できなかった。

また、業者は、翌日がごみの回収日であることを知っており、関係書類をごみとして捨てるよう指示してきた。

参考資料
注意のお知らせチラシ（箕面市立消費生活センター作成）（PDF：384KB）
買え買え詐欺に関するリーフレット（国民生活センター作成）（PDF：225KB）