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箕面市 > ビジネス > 都市景観 > 都市景観基本計画に寄せられた意見と意見に対する市の考え方

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更新日:2010年2月25日

都市景観基本計画に寄せられた意見と意見に対する市の考え方

  1. 計画を定め、景観形成を図ること全般について
  2. 都市景観基本計画と景観計画の関係性などについて
  3. 景観の定義について
  4. 都市景観基本計画 Ⅲ章「景観形成の基本方針」について
  5. 都市景観基本計画 Ⅳ章「地区タイプ別の景観形成の方向」について
  6. 広告物について
  7. 推進方策について

1.計画を定め、景観形成を図ること全般について

No.

意見など(要約)

市の考え方(骨子)

対応

1

  • 効果的な計画・条例としてほしい。
    • 箕面市は、都市景観条例など多くの良好な条例を策定しているが、一方で市民が望まない高層建築や遊戯施設などが誕生している。せっかく策定した条例が機能しないせいではないか?美しい文言の羅列ばかりでなく、納税者に分かりやすい言葉でこれを表現し、それを市民サイドで実行しなければならない。「質の高さ」とはどういうものを指すのか、明示しなければならない。市民と行政との間に大きな距離があってはならない。ただし、「高さ制限」など一部が市民サイドに機能しだしたのは評価したい。 
  • 住居環境を守る基本姿勢に賛成する。 
    • 都市環境は個々の所有権をこえて、都市の全体が醸し出す環境を守る必要性がある。建物の色を始め、高さ、付帯設備への配慮などは、重要なことである。すでに古くからよい環境が育成されてきた地域ではあるが、崩れるのは簡単である。法によって守らなければならない環境であり、市の基本姿勢に賛同する。電柱の撤去、車の通行制限、生け垣の奨励、土地の細分化の防止などにも積極的に取り組んでいただきたい。 
  • 緑の山なみはぜひ守ってほしいと思う。 
  • 市民間で景観形成を考えていきたい。 
    • 美術館内にある美術品はそこへ行かなければ鑑賞できないが、建築物は「不特定多数」に強制的に見せるものである。建築物は自己の資産であっても所有者の身勝手は許されない。まちに1箇所だけショッキングな色彩やデザインの建築物があると不愉快になる。逆にそれが感動を与えると、そのまちの人ばかりでなく外国からも鑑賞に訪れる。
    • 箕面市は府下では珍しく山・水・緑に恵まれた都市である。行政に依存したまちづくりではなく、市民自身が自立した学習と活動が必要なのは言うまでもない。既存の建築物問題とともに市民間の議論もしたい。 
  • 現在、箕面市ではライフスタイルや価値観の多様化に伴って、さまざまな景観が生まれています。その結果、地域性が失われたり、どんな景観を目指したらいいのか共有することが難しくなってきています。
  • 箕面市都市景観基本計画(以下、都市景観基本計画と略します)の改訂にあたっては、地域の課題を明らかにし、地域に見られる良好な特性を活かすことによって、まちの魅力を高めることを念頭に置き、地域での景観形成の方向性を示しています。 
  • いただいたご意見にある通り、建物の外壁や屋根、あるいは前庭などといった、いわゆる「敷き際」の部分は、私的な空間であっても半公共的な空間として、景観を形成する上で重要な役割を担っています。こうした敷き際の部分の大半は民有地であることから、良好な景観形成を行うためには、市民のみなさんの協力が欠かせません。
  • 中でも、地域に暮らす市民のみなさん自身が、行政とともに知恵を出し合い、行動していくことは、暮らしやすいまちづくりに向けて今後ますます重要となります。 
  • そこで、計画の中では景観形成の主体である市民・事業者・行政のそれぞれが役割分担のもと、まちの魅力を高めるためのさまざまな取り組みの方向性を明らかにしています。
  • 今後は、これまでの仕組みを活かしながら、景観法を活用するために必要となる規定を盛り込んで、都市景観条例を改訂することとなります。改訂にあたっては、十分な協議の手続きや、市民のみなさんによる景観計画の変更の提案など、景観法の仕組みを効果的に活用し、みなさんの取り組みが活発となるような規定を盛り込んでいきたいと考えています。
  • 既に都市景観基本計画に示されています。

2

  • 制限をかけることにより、建築の際に企業に費用負担をかけることになり、活性化を阻むことになるため、不必要である。 
    • 海外等の景観条例には文化と歴史に基づいた根拠がある。一方、箕面市は歴史・文化遺産的建物が少なく、経済の活性化が急務と考える。建築に制約をすることで、費用がかかる。企業のカラーがあり、市の決められた器の中で建築、営業を強いられることは行政の自己満足ではないか。
    • 府道豊中亀岡線につながる豊中市のロマンチック街道はテナントの誘致が多く、その顧客も増え、活性化されてきている。豊中では建築条例や景観条例があるのだろうか。建築費用の負担及びその制約からテナント誘致に二の足を踏みかねない心理を考えてほしい。経済は生き物で、公務員がコントロールできるはずはない。制約、制限することは自由に経済に貢献するための行為に対して邪魔になる。
  • 都市景観基本計画では、良好な景観形成とは、まちを単に美しく飾るだけではなく、まちの個性や文化、そこで事業や生活を営む人々そのものをより良くしていくまちづくりの中での取り組みであると捉え、「景観まちづくり」という表現を用いています。この景観まちづくりを市民、事業者、行政が協働で、進めることにより、まちに活力やにぎわいが生まれたり、暮らしやすさが高まり、まちの魅力の創出や経済の活性化へと繋がっていくと考えられます。
  • そこで、事業者のみなさんに規制や制限として押しつけるのではなく、周辺との調和を考えて頂きながら、企業の特性を効果的に活かして頂くことで、事業の魅力やまちのそのものの価値を高める景観まちづくりに参画していただいています。 
  • 近隣の豊中市でも同様に、平成12年に豊中市景観条例を公布し、市内全域を対象として、景観協議を行っております。豊中市では、敷地面積1000平方メートルを超える場合や、高さ10mを超える建築物の新築や改築、大規模な修繕、開発行為について協議対象とされております。また、都市景観形成地区を別途指定され、地区毎の基準を設け細やかに運用されています。
    また、箕面市に隣接する府道豊中亀岡線沿線(ロマンチック街道)では、豊中市の景観基本計画において、街路景観軸としての位置づけを行い、緑豊かで賑わいのあるまちづくりを創出するために様々な取り組みが行われております。一例としては、沿道の事業者、商店会で自主的に組織された「ロマンチック街道21世紀の会」が、「緑豊かなトレンディスポットの形成」をめざした「ロマンチック街道及び沿道まちづくり計画」を作成され、地域住民に参加を呼びかけてガレージセールやイルミネーションの点灯を行うなど、景観基本計画に合わせた沿道のまちなみづくりを進め、活性化を推進されています。 
  • 箕面市でも、府道豊中亀岡線では沿道事業者を中心に「シンボルロードまちづくり協議会」が組織され、道路の清掃・美化活動、プランターへの水まきなどのアドプト活動を中心に取り組んでおられます。観光客や市民の回遊性を高めるために、まちのにぎわいづくりを進めておられ、市民、事業者自らがさまざまな工夫を行いながら、魅力のあるまちづくりを実践されています。都市景観基本計画でも、山なみを抱き、中心市街地に続く景観上重要な箇所として、景観配慮地区として位置づけを予定しており、地域での取り組みや個性を活かした景観形成を行って頂くよう協議をしていきたいと考えています。 
  • このように、市民や事業者のみなさんの取り組みを推進、支援するためにも、行政の役割として条例や計画の策定は必要不可欠と考えており、景観法の全面施行や、都市景観基本計画の経年変化への対応を検討する時期でもあったため、今回市民、事業者のみなさんとともに計画の検討を進めてきたものです。 

 

 2.都市景観基本計画と景観計画の関係性などについて

No.

意見など(要約)

市の考え方(骨子)

対応

1

  • 「都市景観基本計画」と「景観計画」の名称が似ており、混同する。
    • 「都市景観基本計画」と「景観計画」の計画の名称が似ており、分かりにくい。市民にとって分かりにくいだけでなく、行政の実務上も混乱しないか。景観法の中に「景観計画」とあるからといってそのままの名称を用いる必要はないはずである。
  • 都市景観基本計画は、平成3年に策定した内容を受け継ぎながら、発展させたものであることから、名称についてもそのまま受け継ぎ「改訂版」としました。
    また、景観計画は景観法に用いられている計画名をそのまま用いています。
  • ご意見の通り、法に用いられている名称をそのまま用いる必要はありませんが、これまでの公表内容や策定の経過を踏まえ、名称を改めることはかえって混乱を招くものと考えます。 

 

2

  • 「都市景観基本計画」と「景観計画」の2つの計画の関係性が分かりにくい。現状ではパラレルとの印象を受ける。 
    • 今後の都市景観に関する一つの計画体系の中で両計画を位置づけ、その関係性を「都市景観基本計画」の冒頭部分などで示してはどうか。
  • 都市景観基本計画では、今後目指すべき景観形成の目標と、その実現に向けた取り組みのありかたを明らかにしています。
  • そして、この都市景観基本計画を推進するための仕組みの一つとして、景観計画があります。景観計画は、届出制度を中心とした景観法に基づく仕組みを活用するために定めるものです。これまで都市景観条例に基づいていた仕組みのうち、法を活用することが望ましい一部の内容について法へ移行することにより、実効性を高めるものと考えています。
  • 景観計画は、これまで通り都市景観条例に基づいて活用していく仕組みと合わせて運用することとなります。また、良好な景観の形成のためには、まちづくり推進条例や地区計画を始めとする他の仕組みや、NPO助成やアドプト活動といった活動支援など、さまざまな施策との連携も欠かせません。
  • そこで、冒頭部分に景観計画のみを取り上げて位置づけることは適切ではないと考え、他の関連施策などと並んで都市景観基本計画を推進するための手法の一つとして都市景観基本計画のⅤ章(24頁)に位置づけています。

 

3

  • 資料3、4、5にも大切なことが書かれている。計画書の仕上げの際にこれらの成果を活かしてほしい。 
    • 本文そのものに入れることが難しければ、コラムの形でもいいし、末尾に付けてもいいのではないか。 

 

  • 資料3「箕面市都市景観基本計画〔改訂版〕(素案)及び箕面市景観計画(素案)の概要と検討の経過について」
  • 資料4「景観形成推進のための基本的な考え方」
  • 資料5「市民・事業所アンケート結果」
  • 資料3、4、5はいずれも現時点で計画の中に十分活かされていると考えています。また、今後もさまざまな場面で活かしていきたいと考えています。 
  • 資料3は、都市景観基本計画や景観計画の要点に、検討の経過などを加えてまとめたことから、その内容は都市景観基本計画や景観計画に書かれていると考えます。 
  • 資料4については、都市景観基本計画のⅤ章において書ききれなかった行政の役割などについて、まとめています。
    景観まちづくりを進めていく上で、景観施策以外のさまざまな施策が持つ役割や意味合いを整理することにより、今後の景観施策に広がりを持たせることができると考えています。
    また、合わせて都市景観条例に基づき行ってきた取り組みの継承についての考え方を整理しています。これは、これまでの取り組みに対する現時点での評価と今後の課題を整理するとともに、景観法の活用に至る道筋について記載しておくもので、今後、計画の進捗を確認したり、さまざまな仕組みを見直すときの手がかりとして活かせるものと考えています。 
  • 資料5は市民・事業者意向を把握する基礎資料として、計画の随所に活かしています。現状の課題の把握に加え、市民・事業者それぞれが役割分担もと、どのように景観形成を進めていけばいいか、考える際の大きな手がかりとなりました。特に、市民アンケートからは、取り組みにあたっての考え方がさまざまであることから、十分な合意形成が大切となること、事業所アンケートからは景観形成が企業の社会的責任として認識されているが、積極的な取り組みはまだまだ実践されていない現状があり、今後の啓発が重要と考えられます。
  • 既に都市景観基本計画に活かされています。

3.景観の定義について

No.

意見など(要約)

市の考え方(骨子)

対応

1

  • 景観の定義は、読み手に具体的イメージを与える内容にしてほしい。 

 

(素案)

  • 景観は、普段私たちが目にしている見える環境のことで、山なみや河川などの自然を始め、建築物や道路など、人々の生活が積み重なったまちの姿です。

(変更案)

  • 景観は、普段私たちが目にしている見える環境のことで、山なみや川・池などの自然を始め、住宅地・農山村集落・田畑、公園、緑地など、人々の生活が積み重なったまちの姿です」
  • 景観は、ご指摘のとおり、さまざまな要素から成り立っています。しかし、定義において、その全てを記載することは困難であると考えており、自然要素の代表として山なみや河川、人工的な要素の代表として建築物や道路を挙げています。 
    都市景観基本計画においては、特にイメージを喚起する必要がある箇所において、その箇所にふさわしい景観要素を例示的にあげています。

 

2

  • 景観を作るという項目を採用してほしい。
    • 箕面市には市民が守るべき既存の景観と、今こそ創っていくべき景観がある。あるべき景観を先取りして創っていく時期にある。
    • 今こそ創っていくべき景観としては、新たに延伸される「小野原豊中線沿線地区」や新規開発される「小野原西地区」がある。 
  • 景観だけを創るのではなく、まちづくりの中で地域の合意形成の元に景観形成を図っていくという観点が必要であると考えています。景観形成は保全・育成・創造から構成されており、まちづくりの中のさまざまな局面で使い分けが必要です。
    都市景観基本計画のⅣ章の地区タイプ別の景観形成の方向の中では、そうした観点から使い分けを行っており、特に新規開発地区においては、ご指摘の「創る」という考え方を反映させています。 
  • 既に都市景観基本計画に示されています。

4.都市景観基本計画 Ⅲ章「景観形成の基本方針」について

No.

意見など(要約)

市の考え方(骨子)

対応

1

  • 基本方針2及び方針2の説明文の文言を修正してほしい。住宅地のみに特化せず、農地・緑地等を含む、「住宅と周辺環境が一体となった住環境」といった視点を入れてほしい。
    この視点は、「文化的景観」など景観法が備えている視点である。 

 

【基本方針2】

(素案)

  • 「自然・文化・歴史のあふれる良好な住宅地を育成する」
    住宅地や道路沿いの緑豊かなまちなみや、培われてきた文化、歴史などを今に伝えるまちなみは、山なみと並んで箕面市を代表する大切な景観として今後とも継承していきます。

(変更案)

  • 「みどりと自然・歴史と文化あふれる美しいまちの醸成
    近代・現代の計画住宅地、また街道沿いなど農山村とその周辺の緑豊かな景観や、培われてきた文化、歴史などを今に伝えるまちなみは、山なみと一体の箕面市を代表する大切な景観として今後とも継承していきます。
  • 都市景観基本計画のⅢ章の基本方針については、1において山なみを中心とした自然を活かした景観づくり、2においては良好な住宅地の育成、3においては店舗なども含めた活気のある景観づくり、4においては市民・事業者・行政のそれぞれの主体的な行動による景観まちづくりを挙げています。
    これらは、個々の方針が単独で存在するわけではなく、それぞれが関連性をもっています。ご指摘の視点については、基本方針において、そうした関わりの説明を加えるよりも、Ⅳ章の地区タイプ別の景観形成の方向の中で、説明を行うほうがより分かりやすいと考えています。

 

5.都市景観基本計画 Ⅳ章「地区タイプ別の景観形成の方向」について

(1)山なみ景観保全地区

No.

意見など(要約)

市の考え方(骨子)

対応

1

  • 分かりやすくするために、具体的な表現を入れてほしい。

 

(素案)

  • 山麓部や山麓周縁部における建設行為においては山なみ景観に最大限に配慮する

(変更案)

  • 山麓部や山麓周縁部における建設行為においては山なみ景観に最大限に配慮し、市内各所からの良好な眺望を確保する
  • 山なみ景観を活かしたまちづくりを実現するために、山なみ景観に対し、市内各所からの良好な眺望を確保することは、大変重要な観点であると考えます。このため、都市景観基本計画の3章の基本方針1の説明文中にその旨を追記します。 
  • なお、変更案については、まずは良好な眺望点の確保が重要であり、都市景観基本計画では、交差点や農地などを挙げていますが、一方で、眺望規制については、眺望したい対象の前面地域に高さを始めとする形態規制が必要となります。そのため、適切な眺望点を探し、そこからの山なみの見え方について十分な合意形成を図ることが必要となります。
  • 形態規制が過度の規制とならないよう、まずは市民意向を反映した適切な眺望点探しを実施することが望ましいと考えます。また、これらの取り組みは、市の景観のシンボルの保全につながることから、市民全体の気運を盛り上げながら、時間をかけて実施していくことが必要であると考えます。
  • 都市景観基本計画(案)に反映します。
    都市景観基本計画Ⅲ章基本方針1へ指摘の観点を補足します。

2

  • 止々呂美地域(箕面森町の周辺地域)について、山林所有者など関係者の理解を得ながら「山なみ景観保全地区」もしくは「山なみ景観配慮地区」などの指定を検討してほしい。
    • この区域は、市街化調整区域のみが指定されており、一定規模以上の開発を抑制することはできず、緑地の保全について十分な担保がはかれていない。
    • また、この辺りの山林を保全する趣旨で市民による里山整備活動や山林所有者による山の幸づくりなどの動きがある。これらの取り組みへの支援として、「山なみ景観保全地区」に指定することにより、「みのお山麓保全ファンド」の助成が可能となる。 
  • 平成10年、現行の山なみ景観保全地区(約380ヘクタール)を指定する際に、箕面森町や止々呂美集落地から眺望の出来る山麓部(約1100ヘクタール)(国定公園区域を除く)を合わせて指定するかの検討を行いました。当時、箕面森町の計画が区域を含めて再検討されていたこと、また止々呂美集落地でのまちづくりの方向性が明確でなかったことから、この地区の指定が見送られた経緯があります。
  • 現在も箕面森町については計画が進行中ですので、止々呂美集落地でのまちづくりの方向性が明確化・共有される段階に合わせて、景観形成の方向性についても、地域の人々を交えて検討を重ねていきたいと考えます。

 

(2)桜ヶ丘二丁目大正住宅博覧会地区、桜ヶ丘住宅改造博覧会跡地周辺地区について

No.

意見など(要約)

市の考え方(骨子)

対応

1

  • 「桜ヶ丘二丁目大正住宅博覧会地区」、「桜ヶ丘住宅改造博覧会跡地周辺地区」の名称を整理してほしい。
    • 「博覧会」
      「桜ヶ丘二丁目大正住宅博覧会地区」、「桜ヶ丘住宅改造博覧会跡地周辺地区」の2つが登場し、同じ博覧会名が「大正住宅博覧会」と「住宅改造博覧会」との異なる名称となっている。前者はニックネームで、後者は開催時の正式名ですが、後者がやや堅い感じなので、ソフトな印象の前者が以前から使われてきている。博覧会名をわざわざ2種類使うのは、住民などには分かりにくい。
    • 「跡地」
      今回の両地区は一つの博覧会会場の住宅展示エリアとパビリオン&公園エリアだが、いずれも概ね連続した「跡地」である。にもかかわらず、「跡地」をことさら後者にだけつけるのも分かりにくい。しかも後者には「周辺地区」がつくので、さらに分かりにくい。 
      この際、あいまいさがあるとしても、住宅展示エリアを「桜ヶ丘(二丁目)大正住宅博覧会地区」とし、それを受けて後者を「桜ヶ丘大正住宅博覧会周辺地区」などと整理してはどうか?
      なお、一般的に博覧会のニックネームとして、「桜ヶ丘大正住宅博覧会」と称されることも多いようである。これはほぼ同時期の大正期に関東でも住宅博覧会が開かれているので、それと区別するためなどではと思われる。
      その意味からも、前者の「二丁目」は、後者と同様に無くてもよいだろう。
  • 現在、都市景観形成地区に指定・告示している地区の名称は、「桜ヶ丘二丁目大正住宅博覧会地区」としていることから、この名称は変更しません。
    ただし、その周辺の配慮地区の名称につきましては、ご指摘の通り、異なる名称では分かりにくいため、「桜ヶ丘二丁目大正住宅博覧会周辺地区」に修正します。 
  • なお、地区の名称以外で、文章中に登場する本博覧会については、素案のとおり正式名称である「桜ヶ丘住宅改造博覧会」を使用します。
  • 都市景観基本計画(案)に反映します。
    本文中にある「桜ヶ丘住宅改造博覧会跡地周辺地区」を「桜ヶ丘二丁目大正住宅博覧会周辺地区」に修正します。

2

  • 桜ヶ丘二丁目大正住宅博覧会地区の具体的な方策を追加してほしい。

  

  • 具体的な方策

道路の美装化(カラー舗装)及び側溝の修復(追加)

  • ご指摘の内容については、「ゆとりあるまちなみの重要な要素である、道路・街区の形状、敷地規模、まちなみに潤いをもたらす豊かな緑、石積み・側溝などをできる限り保全する。」として、「桜ヶ丘二丁目大正住宅博覧会地区」の具体的な方策の箇所に記載しています。
  • 既に都市景観基本計画に示されています。

3

  • 「桜ヶ丘二丁目大正住宅博覧会地区」と「桜ヶ丘住宅改造博覧会跡地周辺地区」とは異なる特色があるため、その要点を述べておくのが望ましい。
  • 「桜ヶ丘二丁目大正住宅博覧会地区」…洋風住宅がほとんどを占める。
  • 「桜ヶ丘住宅改造博覧会跡地周辺地区」…和洋混在型住宅地

    (周辺地区以外の「古くからの計画的住宅地区」も同様。)

    今では高度成長期以降のモルタル住宅などが大半ですが、建築学的にも評価されている若干の戦前からの洋風住宅とともに、趣のある“戦前タイプの木造和風住宅(※)”がかなり残っている。

    (※)戦前タイプの木造和風住宅:和風住宅は明治以降の近代化の中で発達をとげ、戦前の大都市郊外型住宅においてあるレベルにまで到達した。しかしその後の戦争による混乱期及び高度成長期のモルタル塗りなどの新住宅様式の登場によって、和風住宅の自然な発達は戦前までで中断してしまった。瓦葺き・白壁・杉皮壁などの自然素材の使用を特色とし、数寄屋風の影響なども感じられる繊細な造りの住宅タイプである。

    また、生け垣・石積み(セットバック)が多用され、そこには概ねつつじ(サツキ)の玉作り(球形)植栽がなされ、開花期には華やかさが連続している。この風景は、平成6年の「箕面市の花と緑の街角表彰」において入賞している。
     
  • ご指摘の内容については、「桜ヶ丘住宅改造博覧会跡地周辺地区」の地区の景観特性と景観形成の課題に、下記の通り、追記します。

    (歴史的な街路と洋館通り)項の2段落目に追記。
  • 今では高度成長期以降のモルタル住宅などが大半ですが、建築学的にも評価されている戦前からの洋風住宅とともに、瓦葺き・白壁・杉皮壁などの自然素材の使用を特色とした、数寄屋風の影響なども感じられる繊細な造りの趣のある戦前タイプの木造和風住宅がかなり残っています。

    (歴史的な街路と洋館通り)項の最後に追記。
  • セットバックされた生け垣・石積みには、つつじやサツキの玉作りの植栽がなされ、開花期には華やかさが連続しています。
  • 都市景観基本計画(案)に反映します。
    ご意見の通り修正します。

4

  • 大正住宅博覧会の開催経緯を確認してほしい。
    「日本で初めての」住宅博覧会とあるが、半年ほど前に関東で開催されていないか。ただし、関東の博覧会では、出品住宅は残されなかったそうで、そうした意味合いを含め、同地区のまちなみを評価してはどうか。
  • ご指摘の通り、桜ヶ丘大正住宅博覧会は1922年(大正11年)9月に開催され、それ以前の同年3月から7月にかけて、東京上野で開催された「平和記念東京博覧会」に、14軒の文化住宅を建てた「文化村」が日本で初めての住宅博覧会です。
  • 都市景観基本計画(案)に反映します。
    日本で二番目の」に修正します。

5

  • 大正住宅博覧会地区に現存する洋風住宅について確認してほしい。
    「出品された洋風住宅25棟が建築されました。現在そのうち8棟がほぼ当時のまま残され…」となっているが、正しくは「博覧会出品住宅7棟と博覧会の直後に建てられた洋風住宅1棟、合わせて8棟が残っており」である。 
  • 当時の経過としては、日本建築協会出品住宅8棟が先に完了し、その後一般出品住宅19棟の建築を予定していたところ、博覧会開催までの建築工期が4カ月と短い期間であったため、2社が辞退され、最終的には25棟が出品作品となりました。また、博覧会終了後には、事務所として使用していた施設が住居に改装され、現在も使用されており、ご指摘のとおり、出品住宅は7棟が残存しております。ただし、住民の方のご理解により、修繕を重ね、保全に努めておりますが、経年劣化が著しいこともあり、計画中の表現として、残存住宅数は記載しないこととします。
  • 都市景観基本計画(案)に反映します。
    「出品された洋風住宅25棟が建築されました。現在そのうち8棟がほぼ当時のまま残され」を「出品された洋風住宅25棟が建築されました。現在も数件が当時のまま残され…」に修正します 。

6

  • 「洋館通り」の由来について。
    「またこの周辺一帯の通りはいつからか、地区のかたから「洋館通り」と呼ばれ…」とあるが、10年近く前に市民団体「みのお市民まちなみ会議」が桜ヶ丘地域で大正住宅博に関する展覧会を開催した際に、会長の発案で「桜ヶ丘二丁目大正住宅博覧会地区」が洋風住宅主体であるとの特色から「洋館通り」とのニックネームをつけ、その後、広まったものである。 
  • ご指摘の内容は、市民団体の取り組みを通じて、地域の皆さんがまちの価値や魅力を再発見し、愛称として広まり親しまれているという大切な事例として、都市景観基本計画のⅤ章の「市民が取り組むこと」にコラムで追加掲載します。
  • 都市景観基本計画(案)に反映します。
    「いつからか」という表現は削除します。V章にコラムとして追加します。

7

  • 景観配慮地区「桜ヶ丘住宅改造博覧会跡地周辺地区(田村橋通り沿道、紅葉橋通り沿道)」周辺の地区タイプ図を適切に修正すべきである。 
    • 景観配慮地区「桜ヶ丘住宅改造博覧会跡地周辺地区(田村橋通り沿道、紅葉橋通り沿道)」については、博覧会の跡地であることを伝えるものは特にない。地区の現状を見ると、田村橋通り沿道及び紅葉橋通り沿道については当時からまちの顔として作られた経緯から、良好なまちなみである。両通りに挟まれた区域は良好ではあるが、桜ヶ丘地区のほかの「古くからの計画的住宅地区」に比べ、際だった様子ではない。
    • 桜ヶ丘地区の「古くからの計画的住宅地区」の範囲は、「古くから」をおおむね戦前からとすれば、阿比太神社から南へ伸びる宮前筋沿道や同神社の付近などの桜ヶ丘一丁目にも及び、全体としてほぼ同質の良質な戸建て低層住宅としてのたたずまいを残している。本来、連続した住宅街であったが、中央線拡幅により分断された。地区タイプ図の“古くからの計画的住宅地区」の区域を、桜ヶ丘一丁目にも及ぼしておくのが正しい。
  • 古くからの計画的住宅地区の範囲につきましては、ご指摘の通り、桜ヶ丘一丁目まで広げ、地区タイプ図の見直しを行います。
  • 都市景観基本計画(案)に反映します。
    地区タイプ図の古くからの計画的住宅地区の範囲について、桜ヶ丘一丁目まで広げます。

(3)沿道景観について

No.

意見など(要約)

市の考え方(骨子)

対応

1

  • 府道箕面池田線(山麓線等)沿道
    新稲地区では街路樹はなく、沿道の緑地が貴重であるため、表現を修正してほしい。 

 

(素案)

  • 「四季の移り変わりを感じられる街路樹と一体となった緑豊かな沿道景観を保全する」

(変更案)

  • 「四季の移り変わりを感じられる街路樹や緑地と一体となった緑豊かな沿道景観を育成保全する」
  • ご指摘の通り、表現を修正します。
  • 都市景観基本計画(案)に反映します。
    ご意見の通り修正します。

  2

 

  • 国道171号沿道は、箕面らしからぬ景観である。望ましい方向をしっかりと記載してほしい。
    • Ⅳ章「地区タイプ別の景観形成の方向」に「ゆとりのある道路整備」、「セットバック」、「高木を植える」などと書かれているが、現状の問題点をもっと書いてもいいのではないか。例えば、「街路樹を植える場所がないので、スポット的に民有地を買い上げたり、借り上げて場所を作る」など。また、自動車から見やすいように広告物が大きく作られ、自動車中心の景観になっているといった課題など。
    • 国土交通省では「風景街道」を提唱し、道路行政の柱にしようとしている。今後、道路景観はさらに重要になる。出来るかどうかはわからないが、望ましい方向はしっかりと示すべきではないか。
  • 都市景観基本計画ではⅣ章「5幹線道路及び沿道」の項で、それぞれの道路の特性に応じて、望ましい方向を示しています。
    ご指摘の国道171号沿道においては、歩道の幅員が狭いことから、今後の景観形成の方向は、安全面も考慮した内容としています。具体的には、建物をセットバックし、ツリーサークル状の高木を植栽することで、圧迫感を軽減するとともに、歩道と一体となった、ゆとりある景観を創り出すことが求められています。
  • さらに、幹線道路及び沿道において特に課題となっている色彩について、景観計画の検討に際し、これまでの誘導内容などをもとに、色彩の用い方について、数値を始めとする基準を設けることで、適切な誘導を図っていきたいと考えています。
  • Ⅳ章の検討の過程において、「5 幹線道路及び沿道」がその他の地区タイプに比べ、詳細であることから、記述のバランスについて議論になりましたが、ご意見のような危機意識があり、「5 幹線道路及び沿道」については特に詳細に記載していると考えています。
  • また、ご指摘の「自動車中心の景観」の問題点については、幹線道路及び沿道全般に関する課題であると考え、Ⅳ-17頁に記載しています。
  • 既に都市景観基本計画に示されています。

3

 

  • 国道171号沿道 

 

(素案)

  • 「さまざまな用途地域にまたがる道路であることから、地域ごとの個性や特徴を活かしつつ連続性に配慮した景観を創る」

(変更案)

  • 「さまざまな用途地域にまたがる道路であることから、地域ごとの個性や特徴を活かしつつ山なみと並行する主要幹線として、眺望・連続性に配慮した景観を創る」

 

  • 山なみ景観を活かしたまちづくりを実現するために、山なみ景観に対し、市内各所からの良好な眺望を確保することは、大変重要な観点であると考えます。このため、都市景観基本計画のⅢ章の基本方針1の説明文中にその旨を追記します。 
  • また、都市景観基本計画のⅣ章では、地区の課題を解決し、良好な特性を伸ばすことで地区の魅力を伸ばすことを大切にしています。ご指摘の意見については、現状や機能を確認し、国道171号沿道において山なみへの眺望を連続的に確保することは難しいとの判断から、特性であるとまでは言い難く、検討の中で削除した内容です。
  • 視点場という表現はご指摘の通り、眺望点へと表現を修正します。また、全ての道路に共通する方針にも影響するため、該当する箇所を修正します。
  • 都市景観基本計画(案)に反映します。
    都市景観基本計画Ⅲ章基本方針1へ指摘の観点を補足します。
    また、視点場という表現を修正します。

4

 

  • 国道171号沿道 

 

(素案)

  • 主要な交差点は山なみの風景への視点場となることから、付近の施設の敷き際に空地を確保したり、良好なデザイン、植栽を施す。

(変更案)

  • 主要な交差点は山なみの風景への眺望点となることから、付近の施設の敷き際に空地を確保したり、良好なデザイン、植栽を施す。
  • できるだけ沿道から山なみの眺望確保に配慮する。(追加)
     

5

  • 市道中央線沿道
    現状として、街路樹の剪定が過度であり、改善が必要であるため、表現を修正してほしい。 

 

(素案)

  • 街路樹の樹種の変化を活かす

(変更案)

  • 街路樹の樹種の変化を活かし、その保全・育成を図る
  • 街路樹の保全・育成を図る観点については、異論のないところですので、都市景観基本計画に反映します。
  • なお、街路樹剪定が過度であるというご意見ですが、街路樹に対する市民の声は、年に100件以上があり、「交通安全上見通しが悪い」「落ち葉で自転車や車いすが滑る」「毛虫に困っている」 などさまざまで、これに対して、管理者である市や府は、剪定、薬剤散布、落ち葉撤去などの対応を取っています。
    剪定一つをとっても、年に数回、きめ細やかに行い、四季の感じられる景観を醸し出したいという思いの一方で、台風の季節の前には、倒木を警戒し、強剪定を行う必要があるなど、取るべき対応に齟齬が生じることもあります。効果的にかつ良好なまちなみ景観を維持する手法を検討しています。
    街路樹に関しては、色々な意見が生じるのは当然ですが、市民の緑として捉えていただいて、自分たちのものとして関わっていただければと考えています。既に府道豊中亀岡線では大阪府のアドプトロードとして道路の維持管理に関わる取り組みが始まっています。
  • 都市景観基本計画(案)に反映します。
    ご意見の通り修正します。

(4)農地・ため池について

No.

意見など(要約)

市の考え方(骨子)

対応

1

  • “農”の景観保全システムについて、農家の利益に十分配慮しつつ、市民の責務も明確にし、農家・市民・行政などが協働で検討していくとの方向付けをしてほしい。 
    • 「緑の箕面」という都市イメージの形成には、北摂山系の“山なみ景観”に加えて、“農の景観”が貢献している。基本計画では、“山なみ景観”と“農の景観”との相互関係について、「農地やため池は…山なみを望む眺望点として機能しています」として的確に捉えているが、具体的な方策は弱いのではないか。
    • 小野原西地区の土地区画整理事業では、事業者である箕面市や農家側と、のどかな田園風景を既得の景観利益と思ってきた周辺住民との間で大きな摩擦が生じている。これは、農家側と周辺住民との間で相互理解が不足しており、そのことを十分に認識していなかった箕面市を含め、ボタンの掛け違いが起こってしまったからである。
    • これに似た事例である“山麓保全”に対し、箕面市の景観行政は山林所有者の立場に配慮しつつ対応してきた貴重な景観を持っている。この経験を農地の景観保全に生かしてほしい。
  • 農地については、平成16年3月に策定された「箕面市新農業基本指針」において、農地保全・農業振興の基本方向の一つとして、「都市内農地の多面的機能の発揮、公益的空間としての保全の推進」が挙げられています。この中で「市民、土地所有者、行政 などの協力・連携のもと、身近な農地の保全を図るものとする。」とされています。
    ご指摘の農の景観については、農業施策全般としてとらえるべき観点であり、景観については、上記の基本方向と連携して進めていくことが、望ましいと考えています。
  • 施策の中で検討していきます。

(5)旧集落地区について

No.

意見など(要約)

市の考え方(骨子)

対応

1

  • 名称について
    現に住民が住んでいる地区に「旧」をつけるのはふさわしくないのではないか。農地を守り、農業を継続されている農家の多い地区もあり、「村」である「うちの村は…」といった言葉を聞く。「農村集落地区」、「農業集落地区」、「村落地区」などかりやすくするために、具体的な表現を入れてほしい。箕面市という都市の中に、長い歴史を持つ「村」があることはすばらしいことで、新しい視点からとらえ直してほしい。
  • 旧集落地区については、農村集落でない箇所もあることから、下記の通り、見直しします。

 

(素案)

  • 旧集落地区

(変更案)

  • 昔からの集落地区
  • 都市景観基本計画(案)に反映します。
    ご意見を取り入れながら、修正します。

2

  • 旧集落地区
    この地区は、近代住宅地ではなく、歴史文化的集落景観としてとらえる必要があるため、表現を修正してほしい。 

 

(素案)

  • 「緑豊かなゆとりある住宅地景観を創る」

(変更案)

  • 「緑豊かなゆとりと伝統の集落・住宅景観を守り育てる
  • この地区については、伝統的な景観を保全し、そして今後も育てていくことが大切というご指摘の観点については、異論のないところです。合わせて、この地区では、道路が狭あいであったり、新しく建てられる建物と既存のまちなみとの調和に難しさがあります。その趣旨が分かるよう、2つの基本目標の表現を分かりやすく修正します。

 

(素案)

  • 「地域でよく取り入れられている自然の素材を活用しながら、落ち着きのある景観を創る」
  • 「緑豊かなゆとりある住宅地景観を創る」

(変更案)

  • 「地域でよく取り入れられている自然の素材を活用しながら、落ち着きのあるまちなみの良さを守り育てる」
  • 「豊かな緑と伝統ある集落を守り育てるとともに、ゆとりを感じる住宅地景観を創る」
  • 都市景観基本計画(案)に反映します。
    ご意見を取り入れながら、修正します。

6.広告物について

No.

意見など(要約)

市の考え方(骨子)

対応

1

  • 窓に貼られた広告物を規制してほしい。
    • 景観計画には色彩の基準や屋外広告物の基準が提案されていて大変良い。しかし、屋外の広告以外にも規制をしてほしい。
    • 箕面駅前などでは、一番目につくビルなどの窓に広告物が沢山貼られている。商業者にとって広告は必要不可欠であるが、自分の店や企業が目立って宣伝になる時代は終わった。統一感のある洗練されたデザインのまちになってこその広告で、まち全体で人を呼ぶ時代である。商業者の方も一緒に景観を考えていく時代である。 
  • 屋外広告物については、大阪府屋外広告物条例で規制される他、本市においても、景観上重要な観点であるとの判断により、都市景観条例に基づく大規模建築物等誘導基準の中で、広告物の誘導基準を設けています。また、この誘導基準の指導内容を明確にするため、「箕面市屋外広告物景観形成ガイドライン」という広告物のガイドラインを定め行政指導を行っています。本市のガイドラインについては、その位置づけも含め、都市景観条例・規則 などの見直しの中で、併せて見直しを行っていきたいと考えております。
  • また、窓の内側から貼られた広告については、大阪府屋外広告物条例においても、屋外広告物には該当していません。このため、本市としては、可能性のある店舗などについては、新築・改築時の景観協議において、そうした広告を可能な限り避けていただくようにお願いをしているところです。
  • 事業者への働きかけとしては、行政によるきめ細やかな指導もさることながら、本当に力を持つのは市民自体の行動、例えば消費行動などが大きな力になるのではないでしょうか。市民と行政との協働、そして事業者の理解があって初めて、美しいまちに向かって一歩前進するものと考えています。 
  • 施策の中で景観への配慮を求めていきます。

7.推進方策について 

No.

意見など(要約)

市の考え方(骨子)

対応

1

  • 景観保全すべき箇所のピックアップはされているが、これから景観保全を進めていきたい箇所についての提案はあるのか?また、そういう保全のための活動を支援していく制度を計画の中に盛り込む必要があったのではないか。
  • 都市景観基本計画には、今後につながる話を盛り込むべきだ。
     法や条例で「こうしなさい」と言うのは、最低限のルールの話である。建築基準法や都市計画なども最低限の基準でしかない。そうではなく、前向きにこれからどうしようということを考えなければならない。世田谷区でも、住民の提案を行政がどう受け止めるかということを計画に盛り込んでいる。
  • 規制だけではなく、ルールを守らせるインセンティブを検討してほしい。
  • 計画では、地区の住民の方が、地区の課題を解決し、まちの魅力を高めるために、まちの将来像を共有し、その将来像を実現するためのルールづくりや景観づくりの取り組みを行うなど、住民主体で景観形成を進めていくことが望ましい形だと考えています。その際、行政は側面的な支援が重要となることから、その内容については、都市景観基本計画のⅤ章の中で整理を行いました。
  •  具体的には、地区の会合への参加やルールづくりへの助言などといった技術的支援、助成などの活動支援、また「都市景観形成地区」の指定など法規制の適切な運用などによって、市民の方の主体的な取り組みを支援することが望ましいと考えています。また、支援の手法は景観の枠だけにとどまらないことから、まちづくり支援や市民活動支援、アドプト活動支援などさまざまな仕組みとの連携が必要だと考え、Ⅴ章の中に位置づけています。なお、こうした連携を分かりやすく説明するため、Ⅴ章の2の(3)にコラムを追加します。 
  • また、こうした主体的な取り組みを引き出すためには、ご指摘の意見のようなインセンティブも必要となると考えます。例えば、まちづくり推進条例では、狭小宅地において景観上配慮された植栽であれば植栽面積を減じるなどといった制度があります。また、他市では、良好な建築物や広告物の表彰なども行われており、こうした取り組みを市民と協働で行うなど、今後とも、効果的な手法について検討する必要があります。
  • 都市景観基本計画(案)に反映します。
    都市景観基本計画のⅤ章にコラム【景観づくりのプロセスと支援制度】として、追加します。

2

  • 箕面の負の景観について議論し、対策を講じてほしい。 
    • 最近10年間に規制緩和の中で起こった環境、景観の悪化は、後世に悔いを残している。「済んだものは仕方がない」ではなく、何としても良くするため、今後あってはならない教訓のために対処する姿勢が必要。
  • ご指摘の意見については、このたびの検討の中でも、課題として挙げられました。例えば農地の宅地化や、相続による敷地の細分化、車社会の進展による駐車場の増加などによる緑の喪失など、私たちに身近なところで景観が変化しています。こうした目に見える変化の裏には、多彩な住宅需要であったり、ライフスタイルの多様化など、私たちの暮らし方が密接に関わっています。また、価値観も多様化する中、景観の将来像を共有することも難しくなっています。
  • このたび、計画を見直すとともに、景観法を活用することで実効性は高まるものと考えますが、この計画を実現していくために、景観形成の主体である市民や事業者のみなさん自身の取り組みや、行政との連携が今後より一層欠かせないものと考えます。
  • 既に都市景観基本計画の中で示しています。

3

  • “山なみ景観ビューポイント”の保全システムを検討してほしい。
    • 市民病院付近から望む山なみ景観のすばらしさは、多くの人が賞賛している。こうした場所を“山なみ景観ビューポイント(視点場)”として指定するとともに、できればその眺望の保全を図りたい。
    • まずは、良好な眺望を有する“山なみ景観ビューポイント”を適切に設定し、その“山なみ景観保全ビューポイント”と山麓部との間の今後の土地利用の見通しや高さ規制の状況を検討し、必要な場合は眺望保全のため適切な誘導・規制策を検討し実施してほしい。
    • 例えば、山麓部との間が主に農地地域であり、将来は宅地化も見通される場合は、標高(地盤高)を考慮しつつ、眺望を妨げない高さの住宅などの建設へとあらかじめ措置を講じることをシステムとして確立するなど。 
  • 山なみ景観を活かしたまちづくりを実現するために、山なみ景観に対し、市内各所からの良好な眺望を確保することは、大変重要な観点であると考えます。このため、都市景観基本計画のⅢ章の基本方針1の説明文中にその旨を追記します。
  •  一方で、眺望規制については、眺望したい対象の前面地域に高さを始めとする形態規制が必要となります。そのため、適切な眺望点を探し、そこからの山なみの見え方について十分な合意形成を図ることが必要となります。
  • 形態規制が過度の規制とならないよう、まずは市民意向を反映した適切な眺望点探しを実施することが望ましいと考えます。また、これらの取り組みは、市の景観のシンボルの保全につながることから、市民全体の気運を盛り上げながら、時間をかけて実施していくことが必要であると考えます。
  • 都市景観基本計画(案)に反映します。
    都市景観基本計画のⅢ章の基本方針1の説明文中に眺望の観点を追記します。

4

  • “都市景観重要不動産”保全への経済的システムを検討してほしい。
    • 過去に、歴史的価値のある建物が建つ土地が売り出され、ある不動産事業者に渡ったことがある。その際、建物を含めた買い手を探す努力をしたが、結局、建物を取り壊し、更地にしたいという買い手が現れた。金利の負担という問題があり、建物を含めた買い手を探す時間的余裕がなかった。
    • こうしたケースは今後も起こりうることで、景観面で貴重な不動産(建物・土地)が売り出された場合の適切な保全対策を検討してほしい。適切な基金などを設け、一定期間を限って望ましい買い手が見つかるまでの金利負担を助成するシステムが考えられる。(なお、この助成は不動産の販売価格によって、返却を求めることも考えられる) 
  • 貴重な不動産が売り出された場合の保全策については、ご指摘の利子補給なども考えられますが、どの程度の頻度でそうした事例があるのか、どれくらいの期間の負担が必要なのか、結果的に更地になった場合にきちんと資金回収ができるのかなど、問題も多いと考えられます。
  • 今後、歴史的価値のある建物などの保全については、躯体構造の劣化など、他にも問題も多く、今後の大きな検討課題と考えており、その中でご指摘の問題についても、検討したいと考えています。
  • なお、都市景観形成建築物として指定された建物については、現在、外観の保存修景に要すると認める経費については、250万円を限度として、予算の範囲内で2分の1以内での補助制度があります。 
  • 施策の中で検討していきます。

5

  • 電線の地中化を進めるとの方向付けを検討してほしい。 
    市内の景観阻害要因を取り除くことが大切である。国も、今後の重要課題として取り組みを推奨し、市民も強く望んでいる基本的な課題のはずであるが、基本計画には方向性が示されていない。(実施例として、府道豊中亀岡線沿道の項など記載されているのみ。) 
  • 現在電線が出ている地域はどうなるのか?山なみもいいがそれだけなのか?
     府道豊中亀岡線は、電線地中化や歩道の拡幅、植栽など、まちなみがよくなった。観光という視点から考えるといいことだ。他に電線が出ている地域はどうなるのか。山なみもいいがそれだけなのか。 
  • 美しいまちなみ景観を創り出すために、電線地中化を行うことが望ましいことは、言うまでもありません。しかし、電線地中化については、一般的に1キロメートルあたり約5億円から10億円の整備費用がかかるといわれており、現状の地方自治体の厳しい財政状況の中では、この電線地中化を推進していくことは、極めて困難な状況にあると言わざるを得ません。
  • また、電線管理者にとっても、今日の電力・通信の自由化に伴う厳しい経営環境下において、管路の整備費用の一部を負担する負担金の軽減や、ケーブル引き込みなどの民間工事部分のコスト縮減などが課題となっているところです。
    電線地中化については、今回の都市景観基本計画の方向性として、盛り込む事はできませんが、今後も重要な検討課題としてとらえてまいりたいと考えています。
  •  山なみもいいが、それだけなのかとのご意見につきましては、都市景観基本計画の改訂にあたり、新たに商業施設・観光地や変化する景観についての基本方針を追加しています。
    そして、生活する上で身近な店舗を始めとした商業施設や、観光地などのおもてなしの空間、開発などによって変化していく景観についても、良好な景観形成に配慮することが、にぎわいや活力、潤いを創り出し、魅力を高めていくことにつながると考えています。
  • 今後の検討課題として考えています。

 

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