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給食室を中心に給食ができるまでの流れを紹介します。
清潔な、専用の調理服・帽子・エプロン・マスク・靴を着用します。
靴とエプロンは作業によって色の違うものに変え、汚染を広げないようにしています。
野菜を洗うときは緑のエプロン |
野菜を切るときは白のエプロン |
健康状態の確認、器具の消毒と確認、水質検査などを行い、
食中毒を防ぐために細心の注意をはらっています。
数量・産地・鮮度・規格などを業者立ち会いのもとで確認します。
食材が届く様子
食材の温度を測定し、品質・鮮度・賞味期限・産地を確認します。
材料はすべて専用の容器に移し替え、汚れを給食室に持ち込まないようにします。
届いたばかりの新鮮な野菜 |
食材の温度を測る様子 |
万が一、食中毒などが発生したときに原因を調査するため、調理前の材料とできあがりの料理すべてを50gずつマイナス20℃で2週間保管します。
食品を保管しておくための専用冷凍庫
3槽式のシンクで水を3回以上換えて、野菜・果物を一つ一つ丁寧に洗浄します。
葉物の野菜は一枚一枚を丁寧に確認 |
果物は傷みがないかを念入りに確認 |
献立に合わせて材料を切ります。基本は包丁を使い、一つ一つを丁寧に切ります。
里芋も一つ一つ皮をむいてから切ります |
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できあがりの時間を考えて調理を開始。約500人分を作れる釜で煮物、汁物、炒め物などをつくります。
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カレーやシチューは、市販のルゥを使用せず手作りします。
揚げ物は一つ一つ衣をつけて手作りにします。
だしは朝一番に削り節やだし昆布などでとります。
箕面市では全校にオーブンがあります。魚を焼いたり、ハンバーグやグラタンを作ったり、幅広い調理ができます。
ハンバーグを作る様子
グラタンを作る様子
魚のホイル焼き
アレルギーなどで食べられない食品がある場合は、食べられないものを除く対応をしています。
⇒詳しくは食物アレルギーなどに対応した給食をご覧ください。
除去おかずの調理をしている様子
アレルギーを引き起こす食品が混ざることがないように十分注意し調理をしています。
また、個別に食器へ盛り付けし、クラス・名前・除去内容を明記して間違って配られることがないようにしています。
食中毒を防ぐために確実な加熱を行います。
温度計を食材の中心に刺して、
85度以上の温度が90秒以上維持されていることを確認して仕上げます。
加熱ムラがないように3か所測定し、その温度と時間を記録します。
配膳をする前に、調理員や栄養士が味、色、形態、香りなどを試食して確認します。
子どもたちが給食を食べる30分前に校長が試食し、安全かどうかを確認します。
できあがった料理を各クラスの容器に入れ、ワゴンに載せて、教室へ運びます。
各クラスの給食当番が給食を運び、各教室で配膳をします。
配膳は子どもたちが行います。
食事の準備が整ったら、みんなが席について「いただきます。」で食事が始まります。
今日の献立や食べ物についてのひと口メモなどで、食への理解を深めます。
食べ終わったら、感謝の気持ちを込めて「ごちそうさまでした。」のあいさつの後、順番に食器を片づけます。
食缶や食器をワゴンや給食室に戻します。
戻ってきた食缶をみて、残り具合を確認し、今後の献立作成に役立てます。
食器は1人3枚(中学校は4枚)が基本です。
800人の小学校では、2400枚もの食器を一日で洗うことになります。
一枚一枚を丁寧に手洗いしたあと、食器洗浄機で仕上げ洗いをします。
食器洗浄機で洗浄を終えたら、熱風保管庫で消毒、保管します。
消毒保管庫
よくあるご質問
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