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更新日:2017年7月10日
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第2回箕面市交通バリアフリー基本構想策定委員会開催状況
開催日時:平成15年1月20日(月曜日)10時00分~12時00分
開催場所:市役所別館5階 会議室
出席者:委員14名(欠席者4名)、オブザーバー1名
8両編成の電車では、乗車位置によって視覚障害者警告用ブロックが敷設されていない場所に降車することがある。視覚障害者にとって、警告用ブロックのないホームはとても怖い。
視覚障害者警告用ブロックの整備を始めた時期には、箕面線で運行している車両が全て4両編成であったため、現在でもそのままの状態になっている。
新型のタッチパネル式券売機では、視覚障害者が右下の点キーで切符を購入できるよう音声案内を行う仕組みとなっているが、新型券売機で視覚障害者が切符を購入できることを駅員が理解していないことがある。
月に1回程度、身体障害者のグループで電車に乗車することがあるが、身体障害者用割引ボタンの付いている券売機が1機しかないため利用しづらい。
阪急電車では、身体障害者割引切符で改札機を通過すると、ランプが点滅する仕組みとなっている。なお、割引ボタンのある券売機は、健常者の不正利用対策として各駅1台のみの設置としているが、このことを公表すると、券売機におてい割引サービスが容易に利用可能ということが広まり、逆に不正利用が増加することが懸念される。
切符購入時に健常者の不正購入を阻止できないのであれば、IDカードにより身体障害者を識別する方法が考えられるが、この場合、全国で統一したサービスとすることが求められる。
身体障害者割引制度については、プライバシーの問題も含めて、そのあり方を検討する必要がある。
阪急バスでは、基本的にドアが開いた際に行き先をアナウンスするようにしているが、停留所近くの住民から苦情のある地区ではアナウンスを中止している。なお、運転手に対して、車内及び車外へのアナウンスを指導している。
桜井停車乗線には、一部で歩道未設置区間があるため、早急に歩道の整備を行って欲しい。また、学生の通学路でもあるが、横一列になって車道を通行するなど、マナーの問題がある。
桜井石橋線の桜井駅より西側の区間では、現況の幅員のままで歩道を整備することが困難であるため、都市計画道路の整備に取り組んでほしい。
都市計画道路桜井石橋線については、用地買収がともなうため、今後検討を進めていかなければならない。
基本構想の目標年次である2010年までに道路の拡幅が可能であれば、道路の拡幅を位置づけすることができるが、不可能な場合は歩車共存道路として整備にすることも検討すべきである。
箕面駅周辺では音響付き信号機を増設する方針であり、今年度も設置することを予定している。
青信号が点灯しているにもかかわらず、音響式信号機の音が止んでしまうことがあるため、音の鳴る時間を長くしてほしい。
音声の流れる時間については、障害の程度によって横断時間が異なるため信号機の切り替わりよりも時間を短縮して設定している。音声の流れる時間の短い信号機の具体的な場所を指摘してもらえば、時間を計測のうえ報告させてもらう。
踏切には非常停止装置が設置されているが、車いす使用者が転倒した場合に作動せず、電車と接触するという事故も発生している。
非常停止装置は、自動車の立ち往生を対象とした安全装置であり、車いすや人を対象にするように感度をあげると、小さな動物でも安全装置が作動してしまうという問題がある。
阪急箕面線には小規模な踏切が多いため、小規模で危険な踏切は統廃合を行い、安全な踏切を整備したい。なお、踏切の廃止については迂回路の設定や沿道住民の理解が必要であるため、住民の協力を得たうえで、安全な踏切を整備したい。
グレーチングの隙間が大きいと、車いすの前輪がはまり転倒してしまうことがあるため、車いすでスムーズに通行できるようにグレーチングの隙間は細くしてほしい。
現在、隙間が細く、滑り止めのついたグレーチングに改修を進めている。
牧落駅前から線路沿いの道路を北上して中央線を右折することができないため、箕面小学校の南側の道路には一方通行ではあるものの多くの自動車の通行がみられる。沿道には、箕面小学校のほかに箕面小会館も立地しているため、対策が必要ではないか。
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