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更新日:2017年10月1日

平成27年度第3回箕面市人権施策審議会議事録

日時:平成27年3月17日(木曜日)午後6時半から午後8時半

場所:箕面市役所本館3階委員会室

出席者:山本会長、松本副会長、西條委員、松木委員、谷垣委員、池谷委員、

加藤委員、若松委員(計8名、欠席2名)

事務局:人権文化部:半沢副理事

人権施策課:柴田課長、寺島グループ長、雫川、小口

傍聴者:なし

  

議事:(凡例…◎会長、〇委員、◇事務局)

 

 案件1.人権行政研究会との意見交換会について

◇資料説明…略

〇市民と行政が意見交換をする場であるこのような機会は、とても重要である。

〇人権行政研究会について、1年間で2つのテーマを扱うのはボリューム的にきびしいのではないか。一つのテーマに対して、行政としてどう対応していくか、という深いところの意見が聞きたかった。

〇もう少し、若手職員から活発な意見を聞きたかった。

〇LGBTについて、「アンケート用紙の男女欄は不要であればなくすべき」という意見など、とても勉強になった。

〇障害者差別解消法について、障害者市民施策推進協議会に参加しているが、行政内の体制整備等、まだ箕面市として結論が出ていない状況である。例えば、第三者が中間支援に入ると、当事者の個人情報が漏れてしまう可能性があるなど、実際に事例が発生してから多くの課題が見えてくることが考えられる。明石市の「障害を理由とした差別をなくす条例」は先進的である、とよく取り上げられているが、条例の制定はあくまで手段である。箕面市では、障害福祉課・人権施策課・市民相談室のほか、基幹相談事業所4カ所にも相談窓口を広げたり、ヘルパー等の同行を認めるなど、フレキシブルな対応を可能にしている。学校関係では、特に医療的ケアを要する人の合理的配慮などの問題があるが、それを扱う教育の部門と、障害福祉の部門の2本立ての体制であることは良いと思う。

〇障害者差別解消法について、職員への周知や、市では解決が難しい案件に対してどう対応するのか、第三者機関の設置を含めた状況が、もう少し詳しく分かれば良かった。

◎相談窓口と繋がることが難しい市民に対する体制づくりが必要であり、府に設置される協議会と市の職員がどう関わっていくかも重要である。

〇直接「人権」という名前がつかない部署でも、人権施策に関わっていることを知った。現在、市民活動に関する仕事に携わっており、「地域のために何かしたい」という市民が多くいるが、実際にどんな人がどんな事で困っているのかを知る機会は少ない。個人情報の問題もあるが、役所内での課題とマッチングさせることができれば良いと感じた。

◎プライバシー等の問題があるが、市民と行政がどう協働して課題を解決していくかは、ひとつ大きなポイントである。

〇本日の議案に繋がる内容であったと思う。日頃より感じていることであるが、人権課題全般の受け皿として、誰もが気軽に利用できる「市民相談窓口」の充実が求められている。役所内の相談窓口についてのノウハウを把握していなくても、誰でも、どんな課題でも「とりあえずここに行けばなんとかなる」という相談窓口の存在が必要である。

◎あるキャリアアドバイザーの話では、短期間で異動する自治体職員は、仕事に関するアイデンティティの形成が難しいという。行政の役割とは、職員自身の尊厳にも関わることであるという認識が大切ではないかと思う。

 

案件2.子ども・子育て施策、人権教育に関する提言について

◇資料説明…略

〇「子ども・子育て施策、人権教育」というテーマはどういう経緯で決まったのか。また、いつまでに提言をまとめるのか。

諮問ではないため、テーマが定まっておらず、意見を出し合った。「高齢者」や「障害者」という意見もあったが、「子どもが育つ課程でどういう課題があるのか」を考えることは、様々な課題を考えることに繋がるであろうということで決定した。今回の新任委員の任期中に結論を出したいと考えている。

〇人権施策の肝になるのが人権教育であると考えている。人権教育推進会議の委員とも議論し、整合性をとっていくべきである。ただ、教育だけでなく、視点を広げて議論していきたい。

〇箕面市では、学校協議会で聞いたことだが、いじめ実態把握アンケートがかなりきめ細かく行われているらしいので、事務局から情報提供があればよいと思う。学校協議会というのはコミュニティ・スクール的な考え方でつくられた組織だが、年2~3回開かれており、社協(地区福祉会)・PTA・民生委員などで構成されている。

◎コミュニティ・スクールとは、文部科学省が実施している「学校運営協議会制度」のことで、保護者や地域住民が、学校の運営や教育の方針等に承認を与えたり、意見を述べることができる仕組みである。各市町村の教育委員会が指定し、意見交換の場として運営される。

〇萱野小学校では、コミュニティ・スクールの制度を利用しなくても、同和教育などを通して、地域住民との協議の場がすでにあり、定着している。

◎今まで、学校では、教師が一方的に教えてきた、という反省がある。OECD(経済協力開発機構)では、将来子どもが生活のなかでさまざまな問題に直面したとき、問題の解決にどれだけ積極的に取組む態度があるか、などが重視されていて、子どもが社会的に学べる環境や制度が求められている。

〇個別の事象を積み上げれば、現状が把握でき、議論しやすい環境が生まれる。その例として、ある事例を契機に、箕面市内の中学校で、男子用・女子用に次いで3つ目の制服を選択できる制度についての議論が始まったという話を聞いた。

〇萱野小学校にヒアリングで訪れた際、教室と廊下の間に壁がないことに衝撃を受けた。イタリアでは70~80年代から廊下を広くし、車いすが何台も通行できるようになっている。車いす利用の児童を他の児童が介助する仕組みも自然と成立している。このように、萱野小学校でもある一定の目標を掲げ、ハード面・形態を改善していると思うが、子どもの自己主張や社会性に変化は表れているのか。他校との比較などがあれば知りたい。

〇箕面市で実施している「箕面子どもステップアップ調査」では、各小学校での特徴が表れていると思う。

〇一度「箕面こどもの森学園」にヒアリングに行き、自己主張についてや社会性など、生徒がどういう自己認識を持っているのかを確認してみたい。

〇差別・いじめがどうして起こるのか。欧米でも差別はあるが、「多様性を認める」という風潮があり、個人の尊重が重視されている。親が、自立年齢に達した子どもの部屋へ勝手に入ることはなく、親が子どもに一番望むことは「自分の考えを持つ」ことであるという。日本国憲法の第13条では、「すべての国民は、個人として尊重される」とあり、「個人」の前に「無条件の」という意味が含まれている。相手の意見を聞き、個の領域を尊重することが重要である。

〇日本の社会では個性を発揮しにくいので、海外で教育を受けるために移住するものが増えていると聞く。

〇ドロシー・ロー・ノルトの「子ども」という詩は、差別された子どもは差別するようになる、という子どものカテゴリー化の話で、子どもをひとりの人間として見るべきである、ということが書かれている。

◎この詩はとても有名で、スウェーデンの社会科の教科書に掲載されており、翻訳された。「あなたが社会をつくっていくんだよ」という意味が込められている。親子や友人間での個人の尊厳は相互承認、信頼関係に繋がるが、それが崩れてしまうといじめや差別が起こってしまう。

〇相手を人間として認めていないから、いじめや差別が起こる場合がある。

◎他市の子育て支援の民間グループの定例会に年に一度会長として参加していた。その中で、親自身の社会でのあり方を考えずに、子育てをするのは難しいのではないか、という話が出た。つまり、社会での自分のあり方を理解することで、子どもにどう育ってほしいかが見えてくるということである。

◎文部科学省が作成した「家庭教育手帳」には、親が「自分を大切にできないならば子どもを大切にできない」と記載されていて、親自身の自分の尊重と子ども個々人の尊重が対応していることが述べられている。「国が教育に対して意見を述べるべきではない」という意見もあるが、まず、子どもの主張を聞き、なぜそう思うのか、そしてそれがなぜいけないのかをきちんと説明する必要がある。説明の仕方には工夫が必要な場合もある。

〇音楽に関して、日本人は、テンポがずれないように楽譜通りに演奏しようとする傾向がある。日本で技術が認められた音楽家であっても、世界では「オリジナリティがない」という評価を受けてしまう。「社会に合わせる」という日本人の特徴があらわれた話である。

〇近年、体罰や、組み体操について賛否両論がある。保護者や教員を含む大人の中で、「してはいけないこと」や人権に対する意見が分かれていては、子どもの人権意識もぶれてしまうのではないかと懸念している。

〇個性や趣味を活かすという点で、校則は必要ないと思う。

〇スウェーデンでは18歳になると、障害のある人はヘルパーを雇うなど、個人で契約することができるようになる。これは、幼少期から自己決定する教育を受けてきたからできることである。

〇日本でも、精神面を個人主義に変えないといけないと思う。

〇福祉施設は人権文化の拠点であると考えている。障害者と幼稚園児が一緒に行うもちつき大会を年に一度実施しているが、そのイベントはあくまで点であり、それが継続され線・面となる必要がある。

 

案件3.その他

◇子育てについて、これまでの議論の積み上げを元に、内容を絞り込む作業を引き続きお願いしたい。

◇ここ数年で、近年なかった差別落書きなどが、箕面市内で続けて起こっている。これには、審議会でも議論されてきたように、人権に対する無理解や格差社会、社会的弱者へのバッシングなど、様々な社会背景が関わっている。そこで、子育てというテーマと並行して、こうした差別事象に対する施策の基盤について、例えば啓発する際の指針など、併せて議論いただけないか。

◎来年度の進め方と事務局からの提案について、会長・副会長と事務局と協議していく。

◇次回の日程は、後日調整させていただく。

 以上

よくあるご質問

お問い合わせ

所属課室:人権文化部人権施策課 

箕面市西小路4‐6‐1

電話番号:072-724-6720

ファックス番号:072-724-6010

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