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更新日:2017年10月1日

平成17年度第1回箕面市人権施策審議会議事録

日時:平成17年(2005年)11月29日(火曜日)午後6時15分から午後7時35分

場所:箕面市役所3階委員会室

出席者:埋橋委員、玉井委員、武藤委員、中嶋委員、名淵委員、左委員、松本委員(3名欠席)

 藤沢市長

事務局:人権文化部牧里部長、太田次長

人権政策課 辻課長、印藤課長補佐、中野担当主査、林

【案件1】会長、副会長の選出

【案件2】人権のまち実現に向けて(意見交換)

【案件3】今後のスケジュールについて

【案件4】その他

(1)開会

開会に先立ち、事務局から箕面市人権のまち条例第5条第8項の規定及び同条例附則第2の規定に基づき、会長が決定されるまでの審議会の議長は市長が行う旨説明。

(2)市長(議長)あいさつ

会議に先立ち、議長から事務局に委員の出席状況を求められ、委員10名中、7名が出席しており、会議が成立している旨報告がなされた。

(3)委員の自己紹介

各委員、事務局の自己紹介

(4)案件

【案件1】会長、副会長の選出

議長から各委員に選出方法を諮ったところ、各委員から議長に一任された。

議長から会長に山本委員、副会長に松本委員が指名され、異議無く了承された。

【案件2】人権のまち実現に向けて(意見交換)

各委員からの意見発言に先立ち、副会長から「箕面市人権のまち推進基本方針」の概要説明を求められ、辻課長から概要説明が行われた。

(各委員から出された意見の概要)

〇部落問題との関わりは中学校からあるが、実際に部落のことを考えるようになったのは、結婚して北芝に住み子育てをするようになってからで、そのことを通じて自分が育てられてきた環境とか親の生活のことを真剣に考え、生活のなかでずっと続いている実態、負の遺産といった重たい部分を考えてきた。

〇部落の子育てに関わる活動を始めて約30年経つが、今の地域の顔とかつての自分たちの生活を比べどれくらい変わっているかというと、本当にしんどいと思うことがまだたくさんあり、非常に重たいものを日々感じている。

〇10年位前から在住外国人の生活を考えるようになり、来日5~6年のニューカマーの人たちの生活相談を通じて、その人たちの孤独と子ども連れの場合の子どもの教育への対応の重要性を強く感じた。

〇外国人医療についても言葉の問題があり、92年に箕面でインドネシアの研究員の方が亡くなられたことをきっかけに、外国人の医療をサポートするボランティア団体を何人かで立ち上げ、現在もボランティア団体として活動を続けている。

〇法律もあり、箕面市でも人権宣言や条例でいろいろ書かれているが、実際の生活のなかでいろんな人たちと話してみると、本当にまだまだ問題があることがわかる。制度や条例をつくって整理をしても、市民の人権問題をどうしていくかということが大きな問題で、行政施策と人権ということについて、市民活動という市民レベルの中で考えたり、固めていくことにつながっていけばよいと思っている。

〇一旦就職したが、企業での女性差別をきっかけにもう一度人権のことを考えるために大学に入り直したが、北芝で実施した聞き取り調査を通して、改めて人権ということを考え直す機会を得た。

〇大学で教鞭を執っているが、学生たちは義務教育の時点から人権の教材を使い人権教育を受けているため、人権の概念は非常によく理解し理屈としては分かっているのに、自分の言葉で人権の部分を説明できないという現実を目の当たりにし、この状況を何とか変えていかなければならないと感じている。

〇人権といえば部落差別とか障害者問題、女性差別の問題といった切り口があるが、子どもの人権をどう考えるかというところに非常に高い関心があり、これも市民がまとまっていける一つの提案になるのではないかと思っている。

〇川西市の子どもの人権オンブズマンといった具体的先例もあり、そういったことを研究するなかで、子どもの人権ということをもう一度見直していく必要があると思っている。

〇資料に相談員の役割や人権の視点から見た行政評価ということが示されていたが、人権相談の窓口から入る情報のなかに評価の前提になるデータとなるものがあり、守秘義務はあるが、箕面市では私の知る限りあまり開示されていない。そういったことを市民レベルでともに考えるような機会を持つということも、一つの方策として立てられるのではないかと考えている。

〇箕面市国際交流協会の理事長が辞められたときに、次の理事長候補の方が外国人籍であることに前理事長が問題があるとして、結果的にその方が理事長の席に就くことができなかったということを聞いているが、これは人権問題であり今後の経過については少し注意していようと思っている。

〇国際交流協会という差別を無くしていこうとする立場の人が、このような人権侵害と呼べるようなことをするのは許されることではないので、人権文化部の方にも頑張って欲しいと思う。

〇行政の方と政策の話をすると、出てくるのが財政難ということばかりで免罪符のようになっており、いろいろな施策をしようとしてもできないというように聞こえるが、不必要なところにお金をつぎ込んでいると思う。すでに立てられた計画は全て実施するというのではなく、財政難であるなら考え直すことも必要である。

〇実際やっていることを見れば、財政難を理由に人権問題を後回しにされているように受け取れることもあり、そういうことをこの審議会のなかで論議をしていければと思っている。

〇自分は生きていく中で、出会いということにこだわっている。

〇萱野中央にトレーニングセンターがオープンしたときも、通い始めてから2年で仲良しグループができ、12~3人で月1回か2月に1回井戸端会議をするようになり、集まる人の半分くらい私が解放運動に関わっていることを知っているが、それでも話の中にいろいろな差別語が出てくるので、これが現状だなと思う。

〇メンバーの中には人権という言葉がなかった時代に生まれ育った人がいて、そういう人達は差別語についても小さい時から何気なく、それこそ標準語感覚で使っているため注意してもすぐ元に戻ってしまうが、根気よく実行している。今そういう話が出来るのは4人だが、全員と話しができるようになればという思いがある。

〇話ができる人は、みんな自分は人権侵害にあったことはないと思っている。しかし本当は人権侵害にあっているのだが気がつかないか、人権というものが意識されるまでに成長しきった人ばかりで学習する機会が無かったため、人権侵害とは違うと思っている。また、人権侵害を受けていることを認めるのが怖い、あるいはマイナーだという感覚の人が最近の出会った人でたくさんいると感じるので、このような人たちを納得させるのに、何かいいヒントをこの審議会でもらえればと思っている。

〇人権とは何か自分の中でよく理解できなくて、人権侵害されているのにそれに気づかないという状況や、自分自身が何かの差別にあったとしても、これは差別ではないかということを日々の生活の中でなかなか認識を持てないという現実がある。

〇私は障害者関係団体から来ているが、今回この人権行政というのを見ると、障害者差別という視点ではなしに、普通に暮らせる権利みたいなものを人権と捉えていますといったように書かれており、それは当たり前の生活をしてそれを犯されることを人権侵害という、といった感覚である。

〇行政は義務的なことだけをするのではなく、障害があろうとなかろうと当たり前に生きるという視点を持ち、どういう生き方ができるかという施策を作るべきで、基本的なところで箕面市としての方針を掲げていて当然であるが、きっちりとしたビジョンを持っていない弱さや疑問を感じる。

〇自立支援法も一割負担とかいった部分だけを見て、就労の確保をどうするかが欠けたなかで進行されているためギャップがでる。障害の有無や高齢者ということにかかわらず、支援を受けて普通に生きるというのは特別なことではなく、ある程度の負担は必要であったにしても、働く場所の確保をどう考えるかという部分を行政には見てもらいたいというのが障害者団体からの要望である。

〇地域コニュニティーということがあったが、子どもの年齢が高くなると地域との関連があまり持てなくなり、そういった状況でマンションなどに引っ越した場合、地域性がないためになかなか地域に溶け込めなかったり受け入れてもらえなかったりする。私の場合もそうであったが、箕面にもマンションが増えてきており、今後地域性はどうやって築かれていくのかと思う。

〇隣と挨拶する程度でマンションの上下の人は分からず孤立感を感じる中で、今後どのようにコミュニティーが改善されていくのか考えていかなければならない時と感じている。

〇個人的な話ではあるが、主人も私も在日で通称名を使っておらず、子どもも本名で学校へ行っていることから、約2年前に誹謗中傷の手紙が来た。

〇手紙が来た時に何処に相談すればよいか分からず、地域の交番や箕面の本署へ行ったが結局管轄ではないということで、次に市役所の法律相談に予約して行った。しかし、この手紙は切手も消印も無く相手が特定されないため賠償要求をするにしても無理でどうしようもない、ということで心が収まらなかった。

〇トッキの会の定例会で手紙の話をしたとき、他の家ではそういったことはなく、その時人権推進課のことが出て、初めて市役所にそういう窓口があることを知ったが、人権を侵害されたときに何処へ言えばよいのかといった場合、私のなかでは人権推進課があることは浮かばなかった。

〇こういう窓口が市役所にあり相談できるということが広く市民に周知されていれば、いろいろな窓口を訪れることもなく、そのまま人権相談を受けに行けるのではないか。

〇人権相談の窓口があるのだから、人権110番みたいなことで市役所の広報等を使い、人権を侵害されたらこのような窓口があると周知してくれれば、もっとわかりやすくてよい。

(副会長)

〇戦争の影響で小さい頃本当に惨めな思いをして生きてきたことが、立身出世をしたいという私の生き方につながっているが、役所での仕事で部落差別の問題やいろいろな人との出会いがあり、そのことにつて考えさせられた。

〇最初自分の中には差別意識があったが、多くの人と話すうちに、話の中に自分が受けたのと同じ屈辱感とか悔しさがあることに気づき、また部落差別を受け続けていたり在日であったりする友達が自分の思いを話せるのに、私の場合は生活意識がステータスというものを求めており、そのことが自分のアイデンティティーでありスタイルであると思っていることが邪魔して話せないことに気づいた。

〇いろいろな人の話を聞き水平社宣言に出会ったことが私の出発点で、人間として人間を尊敬する、自分も人間として尊敬しなければならない、他人も人間として尊敬するという抽象的な言葉が、実際に実体をもった言葉としてどのように克服していけるかが自分のテーマになった。

〇蛍池では周辺地域の差別意識が強く、いい事業をしてもなかなか人が集まらないこともあり別の角度から一度まちづくりを考えるという意味で、イタリア生活文化交流協会とタイアップし、イタリアの人たちの生活文化の基礎になる人権とか個人の尊厳、個人の自立というテーマを日常生活のなかで話し合いたいということが一つあった。

〇今年の夏にローマでドメスティックバイオレンスの被害者の救済活動をしている女性が来日し地域で話をしてくれたが、特に指摘されたのは、DVの被害の認知件数がイタリアで年間約30万件であるのに対し、日本は3万6千件であったということで、これは両国の人権状況を表しており、DVの定義づけとして、イタリアの女性は肉体的なことだけでなく相手の人間の尊厳を奪うということ自体がDVであるということを理解しているからである。

〇イタリアの人たちと子どものことで話をすると、日本では子どもの虐待死が起こったとき、周りの大人たちが何故分からなかったのかといわれるが、そうなる前にどうして子ども自身がSOSを出せないのかということを、何故問題にしないのかと言われる。

〇非常に大事な問題で、自分が誰からも、肉体的にも精神的にも、自由であり、親からも束縛されたり支配を受けたりする人間ではないというアイデンティティーを、日本の子どもは小さい時から全然教育されていないということである。

〇イタリアでは小学校5年生くらいから市民権利教育を行っており、その中で併せて人間の尊厳とはどういうことかということも教えている。

〇日本では人権の話を抽象化してしまうので、どうしても生活レベルで人権の話が絡んでこない。だから、小さいときから親も子も一緒になって、学校でも人間の尊厳ということをもっとリアルに教育しなければならない。

〇行政が相談業務や救済業務を行う時のスタンスの問題であるが、行政というのは法律的に一体何をするところなのかという自覚が非常に薄く、そういった時に人権の問題として非常に狭い枠組みの中に放り込み、人権の問題は人権啓発の中でやっていればよいとなってしまっているところがある。人権侵害とか教育権の問題について話をすると、人権啓発課へ行きなさいということになってしまう。

〇役所の企画部門はまちづくりの根幹を支えている中心で、企画を含め役所は何をするところか、つまり役所というのは憲法に基づきすべての人の市民的権利と自由を確立するところであり、それをサポートするところで、役所の仕事の中で市民的権利と自由とに無関係なところは1つもないということを理解しなければならない。

〇できればこの審議会には企画の人も参加してもらいたい。ここで議論されることは、まちづくりの基本方法として考えなければならないし、全ての人の市民的権利と自由が保障されるように、全部局が主体的になって取り組まなければならないと思っている。

〇救済や相談を受けてもらう時に、特別の課でしか受け付けないというのではなく、どの職員どの部局に行っても人権の問題はしっかり受け止めてもらえるという体制がなければならない。役所自体が全ての人権尊重をまちづくりの基本におくのであれば、役所の職員全体が責任をもってそれを受け止めるということが必要になってくるからである。

〇そういう意味で、今度の箕面の人権のまち推進基本方針はその第一歩ではないかと思っている。箕面市は本当に先進都市で、是非人権行政の先端を行って欲しい。

【案件3】今後のスケジュールについて

(副会長)

各委員の意見を踏まえ、今後の審議会の進め方について、次の「案件3今後のスケジュールについて」を議題とする。事務局から説明を。

(事務局から説明)

〇人権のまち基本方針の具体化について、今回各委員に伺ったいろいろな意見や提言を整理し、もう少し具体的にどういった項目を協議すればよいかということをとりまとめ、正副会長と相談をさせて頂きたい。

〇スケジュール的に少し時間を頂き、次回の審議会は年明けの1月ないし2月で日程調整させて頂きたい。

【案件4】その他

(事務局から追加資料について説明)

(事務局からの説明概要)

〇同和問題の解決に向けた実態調査についてということで、まだ(案)ではあるが大阪府の企画調整部長から各市町村長あてに依頼があった。

〇同和対策については平成13年度末に特別措置法の期限が切れるということで、法期限切れ後の同和対策をどう進めていくのかという観点から2000年に大規模な大阪府の部落の実態調査が実施され、箕面市においても調査が行われた。

〇そのなかで、様々な課題や差別の実態が明らかになり、これまでも府同和対策事業を進めてきたが、2000年の実態調査から5ヶ年が経過し改めてこの間の地区の実態を把握するために取り組みをしていこうということで、大阪府を中心に行う予定になっている。

〇実態把握の当面の取り組みとしては大きく3つあり、一つは総合相談の内容の分析、そして人権問題に対する府民意識調査の実施、3番目に行政データを活用した実態把握を行うということである。

〇2000年のときは各地区の方による聞き取り調査などを実施したが、今回は行政データを把握し、それに基づき5ヶ年の成果と残された課題を明らかにしていこうということで、大阪府と市長会でほぼ合意がされ取り組みが進められるということなので、報告させて頂く。

(副会長)

審議日程は全て終了いたしましたので、これをもちまして第1回審議会を閉会致します。

以上

よくあるご質問

お問い合わせ

所属課室:人権文化部人権施策課 

箕面市西小路4‐6‐1

電話番号:072-724-6720

ファックス番号:072-724-6010

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