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更新日:2018年11月8日

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【参考資料】A.箕面市における生涯学習の状況

箕面市における生涯学習の状況について2つの観点から整理する。まず、平成4年(1992年)3月に策定した「箕面市生涯学習推進構想」(以下、「推進構想」という。)に則して到達点及び課題を整理し、次に、教育委員会のみならず市長部局を含めて箕面市で行われている生涯学習の現状について整理を行う。

1.箕面市生涯学習推進構想の到達点及び課題

(1)箕面市生涯学習推進構想のねらい

箕面市では、推進構想に基づき、教育委員会のみならず市長部局などの各種講座などの事業を含めて生涯学習の推進を図ってきた。

改めて推進構想策定における問題意識を整理してみると、市民の生涯学習に対する要望の高まりをふまえ、すべての市民が、健康で豊かな人生を送り自己実現をはたすため、「いつでも」「どこでも」「誰でも」学習活動が可能な環境醸成が必要であり、市民一人ひとりが生き生きと主体的に学習に取り組む生涯学習社会の構築をめざすことにあった。そのため、社会的な課題やそれぞれの「ライフステージ」に対応した学習機会の保障を行うべく、市の機関全体の総合調整機能の拡充整備や学習機会の体系化をはかっていくことを主たるねらいとしていた。

(2)到達点と課題

これまでの取り組みの到達点を概括する。まず、前進した点をみてみると、推進体制の整備としては、庁内を全体調整し具体化する組織として、平成8年度(1996年度)に「箕面市文化・生涯学習施策推進本部会議」を設置したことなど、生涯学習の支援体制としては、平成4年度(1994年度)から生涯学習施設など6館でのネットワークシステムを稼働させ、平成19年度(2007年度)にシステム更新にあわせて公共施設12館に拡充したことなど、施設などの整備としては、平成9年度(1997年度)に四中開放教室を開設したことなど、生涯学習の体系的な提供については、「ライフステージ別」「分野別」の体系化を行ってさまざまな学習機会を提供していることなどがあげられる。

これらによって、市民の自主的自発的な生涯学習活動や、教育委員会、市長部局を問わず幅広く多様な学習機会の提供などが促進され、生涯学習社会の実現が着実に前進しており、生活や生きかたの幅、人と人とのつながりが一層広がってきている。また、市民と職員が地域の課題を話し合い、ともに企画し地域のまちづくりの一翼を担う取り組みも広がりつつある。

一方で、残された課題の中でなお引き継いで課題解決をはかっていくべきものとしては、庁内の生涯学習関連情報の把握分析の徹底と相互調整機能の充実、市民への講座など生涯学習情報のわかりやすい提供の充実、生涯学習に関わる人材育成や学んだことを地域環流できる仕組みの充実、社会的課題・地域課題についての学習機会保障の充実などがあげられる。また、利用施設に関しては、小野原地域や止々呂美地域・箕面森町において、より身近なところで生涯学習活動が行える状況の整備をはかる必要がある。

情報提供、人材育成、学習成果をいかす仕組みなどにおける取り組みを充実し、自主的自発的に仲間とともに学び、社会的課題や地域課題の発見と学習、その解決に向けてみんなが知恵を絞る市民社会づくりをめざして取り組むことが必要である。

〔参考〕

なお、推進構想の4つの視点に基づく到達点と課題の詳細は次のとおり。

1.全庁的な生涯学習の総合的推進体制整備

平成8年度(1996年度)に、助役を本部長とする市長部局、教育委員会横断的組織である「文化・生涯学習施策推進本部会議」を設置し、総合調整をはかってきた。

2.学習意欲を引き出すための、学習活動を支援する情報提供及び相談業務の充実

広報紙や独自のちらしなどを活用して生涯学習の情報提供に努めるとともに、平成19年度(2007年度)には、市ホームページでの講座・イベント情報をリニューアルし、分野や場所、開催月別にわかりやすく一覧できるように整備した。生涯学習支援のための相談業務については、施設受付窓口を通じた丁寧な相談対応は行ってきたものの、特設的な相談期間の設定開設や手引き書の整備などの点では課題が残されている。

3.身近な地域での活動場所や機会を保障する学習施設設備の整備

公民館、生涯学習センターにおいて学習機会を提供するとともに、平成9年(1997年)には、学校の余裕教室を活用して、四中開放教室を開設した。平成5年(1993年)2月、萱野南図書館開設、平成6年(1994年)3月、萱野三平記念館開設、平成8年(1996年)6月、スカイアリーナ開設、平成13年(2001年)1月には、西南図書館開設など、生涯学習施設の整備を図ってきた。さらに、平成18年(2006年)には、箕面駅前に、郷土資料館を移転するとともに、箕面文化・交流センターをリニューアルオープンし、乳幼児から高齢者まで世代を超えた交流の促進を図っている。また、平成4年(1992年)に生涯学習施設など6館の利用ネットワークを整備稼働し、平成19年(2007年)には、12館に対象を広げて更新を行った。平成14年(2002年)に、府内の広域的なスポーツ施設の利用申し込みを含めたインターネット予約システム(オーパス)を整備稼働、平成15年(2003年)2月には、インターネットを通じた図書館資料の検索、予約システムを整備稼働するなど利用者の利便の向上をはかってきた。

また、いわゆる生涯学習施設ではないが、平成15年(2003年)に、市民活動センターが、かやの中央にオープンし、広く学習活動ができる施設が拡大した。

4.地域の実情、参加しやすい時間帯設定など学習講座の充実

変化の激しい社会状況をつかみ、市民に必要な学習課題を含めて各種講座を開講するとともに、対象者に応じて参加しやすい開講時間を設定したり、一時保育を行ったりして参加者の拡大に努めてきた。また、市民企画講座の開設や、まちづくりを担う人材をめざして体系的に学習する「市民セミナー」の開講、また、箕面市の行政活動も学びながら取り組む「まちづくり塾」の開講、各種行政施策の説明の場として「出前説明会」の創設など、学習講座の充実を図ってきた。

平成20年度(2008年度)には、地域課題解決のため活躍する人材の輩出をねらいとした「みのお市民大学」を3つの学部(防災まちづくり学部、箕面学部、緑化ボランティア学部)で開校している。

2.さまざまに提供されている生涯学習機会

次に、推進構想などによって進んできた箕面市における生涯学習の現状について、教育委員会、市長部局それぞれの所管している施策について概観する。

(1)広がる生涯学習機会・協働したまちづくり

主な生涯学習や市民活動の状況をみると、教育委員会、市長部局を問わず各種の学習機会が提供され、また、市民の活動も行われている。教育委員会においては、公民館、生涯学習センター、図書館、スポーツ、芸術文化、文化財などに関わっての生涯学習活動が展開されているとともに、就学前児童を含め子どもの居場所づくりをはじめとした各種の子ども施策を展開されている。

市長部局においても、生涯学習の観点からみると、文化振興、人権文化、国際化、健康増進、市民活動、コミュニティ振興、地域福祉、環境保全、景観、まちづくり、就労支援など、幅広い政策分野にわたって学習機会が提供され、市民の活動が活発に展開されている状況にある。

また、市の外郭団体での活発な取り組みはもちろんのこと、平成17年度(2005年度)以降、大学と市とで連携・協力を行っていく包括協定を締結してきており、大阪青山大学・大阪青山短期大学、千里金蘭大学、大阪大学(平成19年10月に大阪外国語大学が統合)と連携をはかり、市民公開講座の実施なども広がってきている。

学習機会としては、講座形式で学ぶだけではなく、ワークショップ形式で具体的な合意形成を図ったり、実際に公益活動を担ったりすることを通して学ぶなど、多様な形態で実施されており、「学習」と「実践活動」が一体となって行われるなど、従来の講座中心ではない状況も生まれている。また、市民が学びたいことを行政とともに企画、実施するなどして、市民と行政とが協働して取り組むことによって、まちづくりの原動力ともなっている。

「生涯学習施設そのほかの利用状況」平成19年度実績(図書館は個人貸出冊数)

(注:これらの数値は取り組みの一部分を表したもので全体像ではない。)

施設名

利用者数

利用件数

主催事業・市民活動状況など

中央生涯学習センター

91,813

5,409

講座26講座延べ1,788人参加

(ラジオ講座、市民企画講座)

東生涯学習センター

90,811

4,784

利用者協議会加入グループ数

西南公民館

64,453

3,956

中央61、東50、西南29

四中開放教室

13,503

1,510

 

文化・交流センター

123,757

5,274

みのたん情報発信企画

郷土資料館

16,584

 

企画展示16,193人、公開講座など292人

文化財愛好会などとの協働

萱野三平記念館

3,871

 

 

中央図書館

376,326

 

主催・協働

おはなし会・映画会・講座など70回1,543人

紙芝居まつり、手づくり紙芝居コンクール

(250点)1,500人

東図書館

254,721

おはなし会・映画会・まつりなど115回2,698人

桜ヶ丘図書館

87,796

おはなし会・まつりなど49回1,748人

萱野南図書館

180,186

おはなし会・映画会・展示・講座48回757人

西南図書館

285,497

おはなし会・映画会・展示・講座・コンサートなど89回1,808人

らいとぴあ図書コーナー

84,246

おはなし会・パネルシアターなど16回488人

移動図書館・配本所

22,701

 

西南図書館会議室

23,571

1,307

 

第一総合運動場

190,205

7,288

教室カーニバルなど13種2,687人(組)

つどい7種目27,067人

第二総合運動場

146,772

11,268

市民体育大会12種目3,176人+765チーム

メイプルホール

141,913

1,697

(文化振興事業団自主事業28事業10,604人)

(高齢者教養大学106人)

グリーンホール

139,866

3,369

 

萱野中央人権文化センター

85,369

5,041

講座など、43講座など5,854人

人権まつり1,500人

桜ヶ丘人権文化センター

33,172

1,857

講座など、12講座など1,424人

子どもカーニバル約1,000人

萱野老人いこいの家

6,781

 

講座、つどい、まつりなど18講座など1,202人

桜ヶ丘老人いこいの家

11,267

 

講座、つどい、交流会など9講座など828人

青少年野外活動センター

18,660

493

主催教室キャンプなど603人

市民活動センター

31,262

 

NPO講座など11講座195人

NPOほっとテーブル12回159人ほか

コミュニティセンター

309,609

19,382

12カ所、趣味文化学習関係が8割

老人福祉センター

66,461

 

同好会数(15)、松寿荘まつり、健康体操ほか

地域福祉活動拠点

12,389

1,759

8カ所(地区福祉会など運営)

(2)生涯学習の観点から観た施策の状況1(教育委員会所管)

教育委員会所管の生涯学習の観点から観た取り組み状況について概括する。

公民館活動・生涯学習活動<公民館・生涯学習センター>

中央生涯学習センター、東生涯学習センター、西南公民館の3館の生涯学習施設があり、昭和50年(1975年)開設の西南公民館における公民館活動の精神を尊重しながら、市民の生涯学習活動、文化活動を保障する事業を行っている。

趣味・教養や文化・芸術をはじめとしたさまざまな生涯学習活動が活発に行われ、さらには、施設を利用するグループの集まりであるグループ協議会が、生涯学習センター、公民館それぞれに設置されており、「まなびつどいふれあいまつり」などを通じて、相互交流や取り組みの成果を広く市民へ発表することにより、市民の生涯学習活動へのきっかけづくりを行っている。グループ協議会にはさまざまなグループがあり、生涯学習センターなどでは、自主的に学び活動したいという市民ニーズに対してグループの紹介を行っており、市民の生涯学習活動や文化活動の大きな受け皿としてグループ協議会は機能している。

箕面市民として生活するうえで知っておくべき事柄や、時代変化に対応した市民の学習権を保障するため、市民の暮らしや教育・子育て、福祉、人権、国際、環境などの社会的、地域的課題について講座を開催するなど学習機会の提供を行い、本市における生涯学習の中核的役割をはたしている。また、ラジオ講座を開講したり、有料講座として、基礎的な講座ではなく、より高度な内容の講座を提供するなど、多様なかたちで生涯学習を展開している。

各施設の地域性をふまえ、西南公民館では、子どもの居場所、保護者の情報交換の場として「ほっとスペース西南」を市民との協働により運営し、東生涯学習センターでは、実行委員会方式により市民とともに、「ピラミッド国際交流フェスタ」「国際交流サロン」なども行っている。市民との連携だけでなく、地域の大学との連携により大学の人的資源を活用した講座を行うなど、連携を重視した運営を行っている。

また、生涯学習センターでは、より市民への活動場所提供の利便性を向上するため、生涯学習センター、公民館だけではなく、市民会館や文化・交流センターなどをネットワークシステムで結ぶことにより、身近な施設から使用する施設の利用申し込みができるよう条件を整備し、市民が活動しやすい運営を行っている。

図書館サービス<図書館>

中央図書館をはじめとする6館と移動図書館などにより図書館サービスを実施している。図書館はすべての人の学習権を保障するという視点から生涯学習の基盤であり、市民の誰もが図書、資料を身近に利用できるよう図書館の運営を行っている。移動図書館においては、ステーションに加えて高齢者施設や幼稚園などにも配本を行い、サービスの充実をはかるとともに、点字資料や音訳資料の整備などを行い、誰もが利用できる図書館運営を実施している。また、インターネットでの蔵書検索や予約システムを導入し、さらなる図書館利用の促進をはかっている。全国に先がけて配置されている学校図書館司書とも連携しながら、学校図書館と協力して子どもの読書や学習の支援を行ってきている。平成16年(2004年)10月には、子ども読書活動推進計画をまとめ、乳幼児期から本に親しめる環境づくりを進めるとともに、「子どもの居場所」づくりなどの施策展開を行っている。

おはなし会、映画会、講座、展示、まつりなど、多彩な事業を、市主催だけではなく市民と協働して取り組むことによって図書館施策の充実がはかられており、多くの人たちが参加している。紙芝居まつりや手づくり紙芝居コンクールなどは全国的にも極めて高い評価を受けている。近隣市や協定大学の図書館と広域連携をはかり、相互利用などを行うとともに、学校図書館とも連携を密にした事業展開を行っている。図書館は、身近な情報の窓口として、市民のまちづくりや生涯学習を支える図書館の役割をはたしている。

スポーツ施策<総合運動場>

平成14年(2002年)6月に策定したスポーツ振興計画に基づき、すべての市民が気軽にスポーツに楽しめる環境整備に取り組んでいる。平成16年(2004年)4月からはスポーツ施設情報システムを導入し、自宅から施設利用申請ができるなど利便性の向上をはかっている。また、平成18年度(2006年度)からは民間のノウハウを活かした事業展開をはかるべく総合運動場に指定管理者制度を導入している。

各種スポーツ教室や、スポーツの集い、イベント、体育大会などを開催するとともに、ジュニアスポーツ教室やバリアフリー親子体操教室、中高年者向け講習会など、年齢、障害の有無にかかわらず、すべての市民がスポーツに親しみ、健康を増進する機会を提供している。また、総合型地域スポーツクラブの具体化に向けた取り組みも着実に進められている。

郷土・歴史などの学習<郷土資料館・萱野三平記念館>

市内に現存する習俗、行事、郷土資料などを活用した、郷土資料館での展示、講座などを通して、文化財の保護と市民が箕面の郷土、歴史にふれる機会の提供を行っている。

大阪府の指定史跡である萱野三平旧邸長屋門をふくめ萱野三平記念館を開設し、毎年度、4千人を超える人が来場し、歴史にふれる機会をもっている。

郷土資料館は、平成18年度(2006年度)に、みのおサンプラザ1号館に移転したこともあり、年間の来館者数が大幅に増加し1万6千人を超えている。

文化・交流・地域の振興<箕面文化・交流センター>

平成18年(2006年)6月に、箕面文化・交流センターがリニューアルオープンした。従前の機能に加え音楽スタジオを設置し利用者層の拡大をはかるとともに、地域子育て支援センター、地域福祉拠点などとの連携を行い、多世代の交流と地域の振興に資する運営を行っている。

芸術文化の振興

芸術文化に関わる市民の各種の活動は、生涯学習センターなどのさまざまな施設を利用して行われている。特に、美術分野においては、市民展を開催し創作活動の発表機会及び芸術作品の鑑賞機会を提供するとともに、加えて平成14年度(2002年度)からは選抜美術展を開催し芸術文化の質的向上をはかるなど、芸術文化の振興、芸術活動の支援を行っている。なお、文化・交流センターでは、地階にギャラリーと多目的室を配置することによってワンフロアーで市民展が開催できるように回遊性が高まっている。

子ども施策

平成11年(1999年)に子ども条例を制定し、その理念の具体化をはかるべく、教育や福祉の枠を超えた総合的な子ども施策を展開してきている。平成16年度(2004年度)には、新子どもプラン(次世代育成支援対策行動計画)を策定し、平成17年度(2005年度)からは機構改革によって、市長部局と教育委員会とに分かれていた子ども施策を一元的に担当する組織として教育委員会に子ども部を設置し、さらに総合的に子ども施策を推進する体制を整えた。

就学前児童と保護者への支援

保育所や幼稚園、各種手当などの施策とあわせて、乳幼児と保護者が安心してすごせる「居場所」であり、相互交流、情報交換、相談などの機能を持つ子育て支援センターなどによる各種の子育て支援を実施している。ほかの保護者との交流、会話、つながりも含めて、子どもの遊びや子育ての学びの機会となっている。

子どもの居場所

小学校施設を活用した、子どもたちの自由な遊び場開放事業をはじめとして、子どもが安心して遊び、学べるための居場所づくりを推進している。西南図書館、東図書館においても、子どもの居場所事業を展開している。また、こども会やリーダークラブをはじめとした子どもたちの主体的な活動を支援し、青少年教学の森野外活動センターでの自然教室やキャンプ、青少年海外体験交流などを通した学習機会や、青少年文化祭、青少年弁論大会などの発表機会を提供している。

(3)生涯学習の観点から観た施策の状況2(市長部局所管)

市長部局所管の各種施策について、生涯学習の観点から観た評価について概括する。

文化振興施策<グリーンホール・メイプルホール>

市の外郭団体である文化振興事業団と協働して、市民文化の振興に向けた各種の取り組みを実施している。落語、演劇、音楽などの良質な舞台芸術を提供するとともに、青少年向けの舞台演劇講座や、著名な歌手による小学生の合唱指導、音楽バンドのコンテスト、みのお発のオリジナル喜劇など、箕面市からの芸術文化の育成をはかり、また、かやの中央でのダンスステージ開催といった、舞台施設の枠を超えた事業展開も積極的に行っており、201ステージ8,325人の参加がみられるなど、芸術文化に関わる多様な学習機会の提供を行っているといえる。

人権文化施策<人権文化センター>

平成17年度(2005年度)からの人権のまち推進基本方針に基づき各種人権文化施策を展開している。とりわけ、中核施設としては、平成7年(1995年)に人権文化センターがリニューアルオープンし、人権文化の拠点施設として各種事業を展開している。

萱野中央人権文化センターでは、人権文化の創造に向けた取り組みや人権啓発推進協議会などの関係団体と連携をはかるとともに、人権文化に係る市民団体が自由に利用できるフリースペースを備え、活発な市民の取り組みが行われている。桜ヶ丘人権文化センターでは、老人いこいの家や桜ヶ丘図書館との複合施設であることをいかし、幅広い年齢層が活動しており、住民自治の確立に向けた取り組みが行われている。

また、平成17年(2005年)に策定の第4期男女協働参画推進計画に基づき、労働、地域社会、生活環境における条件整備の推進とともに、子育て中の男女や地域活動を担う男女への多様な学習機会の提供に努めている。

市民企画や市民の活動も含めて、人権文化に関わる多様な学習機会が提供されている。

国際化施策

平成18年(2006年)に策定の第2期国際化推進計画に基づき、外国人市民の人権尊重と多文化共生社会の実現などに向け各種の取り組みを展開している。多言語対応や相談事業の充実をはかるとともに、外国人市民の地域社会への参加に向け、日本語教室や外国人向けのセミナーなどを開催している。また、地域の学校へ日本語指導者や通訳者を派遣し、外国にルーツを持つ児童生徒の学習支援を実施している。あわせて、国際理解の促進や多文化共生社会の実現に向けて、各種のセミナー、地域の外国人市民を講師に迎えた講座などの開催やニュースレターの発行などを行い、多文化共生社会の実現に向けた学習機会の提供がはかられている(講座参加者372人)。なお、事業の展開にあたっては、語学を含めて多彩な力をもった多くの市民ボランティア(278人)が中心的役割をはたしている。

健康増進施策

平成15年(2003年)10月に「健康みのお21」を策定し、「乳幼児から高齢者まで生涯を通じた健康づくりなどを推進」と、「健康づくりを支える基盤の整備」に関して取り組みを進めている。

ライフプラザなどにおいて、各種検診や相談事業、子育てサロンなどの実施とともに、健康づくり教室や転倒予防講座、歯科予防講座、パパママ教室や乳幼児教室なども開催し、母子保健の推進や生活習慣病の予防などに取り組んでいる。また、ボランティアの育成としてウォークメイト養成講座なども行い、健康に関わる多様な学習機会を提供するとともに、ボランティアの育成も行い、市民と協働した健康づくりを進めている。

市民活動促進施策<みのお市民活動センター>

市民活動支援のあり方の検討などをふまえ、平成11年(1999年)10月に市非営利公益市民活動促進条例(箕面版NPO条例)を施行し、市独自のNPO登録制度を含む市民活動の促進方策を推進してきている。

条例に基づく市民活動促進委員会の中間報告や答申「みのお市民社会ビジョン21」を受けて、平成12年度(2000年度)に、NPO補助金制度を創設するとともに、市民活動センターの設立準備会を設置し、平成13年(2001年)1月には、箕面文化センター(当時)に、みのお市民活動センターを開設、平成15年(2003年)10月には、かやの中央ヴィソラ内に移設オープンし、市民活動の中核施設として事業展開をはかっている。

市民活動のインキュベーション(孵卵)機能として、相談事業、貸事務所貸与を行うとともに、NPO基礎講座やスキルアップ講座、起業講座、NPO同士の交流促進事業などを実施している。平成20年(2008年)9月現在で、111団体が市NPOとして登録し活動を展開している。約四割を福祉分野が占めており、環境保全分野、まちづくり分野がそれぞれ、一割強を占めている。学習機会の提供とともに、自立的な市民活動の促進がはかられている。

コミュニティ振興施策<コミュニティセンター>

地域コミュニティの中核拠点として、12小学校区に整備しており、地域の自治会などで構成するコミュニティセンター管理運営委員会が指定管理者として管理運営にあたっている。年間、延べ30万人が利用している。自治会や福祉団体なども利用しているが、趣味・文化学習関係の利用が八割を占めており、地域住民の学習、自己実現と交流の機能をはたしているといえる。

地域福祉施策<地域福祉活動拠点など>

社会福祉協議会・民生委員児童委員協議会・老人クラブ連合会の三者が協働で推進している「小地域ネットワーク活動」を中心とした地域活動の推進をはかるとともに、小学校区ごとの福祉活動をより効果的に展開していくため、平成14年度(2002年度)から小学校の余裕教室などを活用して、地域の福祉活動拠点を整備してきている。青少年を守る会も交え、地域の福祉活動をより効果的に展開していくための事務所機能と、誰もが、いつでも立ち寄れるサロン機能を兼ね備えた地域福祉活動拠点づくりを行っている。年間、延べ1万人が利用しており、地域に根ざした身近な学習場所が提供されている。

また、老人福祉センターや老人いこいの家などでの高齢者大学、各種講座、また、障がい者事業団による連続講座の開催などが行われていることとあわせて、社会福祉協議会・ボランティアセンターを通じた取り組みや、高齢福祉や障害福祉に関わる市民団体などによる取り組みなどが活発に行われている。

環境・みどり・景観・ごみ減量・リサイクル

平成12年度(2000年度)策定の箕面市地球環境保全行動計画に基づく活動として、NPOと協働し、市内の小学校5年生を対象に地球環境問題に関する学習を実施するとともに、子どもたちが日常生活のなかで環境問題に取り組むことを目的に「みのお・かんきょう探偵団」を地域で結成している。探偵団のメンバーなどを対象に、子どもたちに親しまれるテーマで環境に関する記事を掲載したエコニュースの発行も行っている。

そのほか、広く市民に環境問題を学習してもらう機会として、平成16年度(2004年度)から、NPOのメンバーなどを講師に招き、地球環境問題などに関する講座を開催している。

また、景観まちづくりを考える契機として、写真、絵画コンクールや景観フォーラムを市民や関係団体と協働で開催している。

平成18年度(2006年度)には、従来、環境担当部局で行ってきた「リサイクル手作りフェア」、廃棄物担当部局で行ってきた「ごみ減量フェア」、公園の担当部局で行ってきた「緑化フェア」を一体化して「みどり環境フェア」として実施することにより、広範囲な、みどり・環境問題を取り上げ、庁内はもとより市民同士の連携や情報共有をはかり、市民の環境への興味、学習の機会を広げた。現在、市ではこれらの各イベントを通じて生まれる市民、各種団体とのネットワークを有効に活用し、市民と協働しながら環境問題の解決に向け取り組んでいる。

就労支援

母子家庭や障がい者など就労困難者向けのパソコン講座を開催したり、府などとの協力を得て、職業体験講座や1日ハローワークを開催するなど就労支援を行っている。あわせて、商工会議所などにおいても、起業講座などの取り組みが行われている。

出前説明会

市では、平成18年度(2006年度)から各種施策について市民が知ることができる機会として、49のテーマを設定して出前説明会の制度化をはかっている。

(4)体系別の生涯学習機会の分析

推進構想では、ライフステージ別と分野別との2つの体系化を図って、生涯学習機会を提供していくことをうたっている。ここでは、それらの状況について分析を行う。

1ライフステージ別体系

推進構想では、乳幼児、少年期、青年期、成人期(女性)、高齢期の5段階に分類し、ライフステージに対応した発達課題や生活課題について提供する基本方向を示している。近年の別表のとおり、現行の講座など学習機会をライフステージ別に分類したところ、成人期の学習機会が比較して多い一方で、青年期にターゲットを絞った学習機会の不足が見受けられる。

2分野別体系

推進構想では、人権意識の高揚、個人学習活動の推進、スポーツ・レクリエーション活動の推進、芸術文化活動の振興、歴史・文化遺産の保護、活用の5分野に分類し、分野に対応した基本方向を示している。

近年の講座など学習機会を分野別に分類したところ、子育てや健康課題、環境問題など当時の分類以外に取り組みが拡大している分野がある。

部局ごとの開催状況をみてみると、手話講座のように、初級を生涯学習部、中級を健康福祉部、上級を社会福祉協議会ボランティアセンターといったように、役割分担をうまく行っているものがある一方、男の料理教室のように、生涯学習部でも人権文化部でも開講している講座もある。ねらいの違いは何かなど相互調整が必要と考えられる。また、縦割りの「分野」だけでなく、今後、「地域課題」の発見や解決に向けた学習機会の設定が求められる。

「ライフステージ別生涯学習提供状況」

「分野別生涯学習提供状況」

 

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よくあるご質問

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